家出少女の奇妙な日常   作:アッシュクフォルダー

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第二話 居候することに!?

高坂風太郎は、今川詩織に色々と問いかけていた。

 

「どこから来た?」

 

「東京近辺だよ?」

 

「じゃあ、明日、お前を警察に引き渡す、いいな?」

 

「それは、勘弁してほしいなー」

 

「じゃあ、ネットカフェかカラオケに行くしかないな」

 

「お金ないの…気が付いたら、五十円玉一枚しかなかったの」

 

「…」

 

「だから!お願い!しばらく、泊まらせて!この通り!」

 

「…じゃあ、家事やってくれるか?

俺と恵梨香の代わりに」

 

「うん!家事は得意だから!」

 

と、満面の笑顔を、こちらに、向けていた。

 

「でも、知らない人の家に、行こうとするなよ、

碌な目に遭わねーからな!」

 

「でも、風太郎くん、親切だったじゃん!」

 

「…とにかく、寝るから、おやすみ」

 

「おやすみ!」

 

 

 

翌日!

 

「風太郎さん!起きてください!朝ですよ!」

 

「俺は、朝起きるのが苦手なんだ…

大体、夜間定時制だし…」

 

「そんなの、関係ないよ!

だって、今日は日曜日だし!」

 

「そっか、全日制の子の入学式って、火曜日からか…」

 

「そだよ!じゃあ、寝ている間に、

しておいて欲しいことある?」

 

「朝ご飯の支度でもしといて、みそ汁が飲みたい…」

 

「うんっ!とびっきり、美味しい、みそ汁作るから!」

 

「期待してねーけど」

 

 

朝9時半になり、ようやく、起きるのだった。

 

そして、机の上に置かれたのは、

ごく普通の味噌汁である。

 

風太郎が飲んだ。ゴクリと…

 

「美味い!何て言うか、素直に言って、美味しい!」

 

「兄ちゃん、大袈裟すぎ」

 

「えへへっ!一番の自信作なんだ!

腕によりをかけて作ったからね!」

 

「はぁ…どーして、こんなことに…」

 

「ねぇ、襲ったりしないの?」

 

「しねーよ!バカか?

もし、仮に襲っていたら、俺は逮捕されているし!」

 

「だよねー!風太郎くん、優しいんだもん!」

 

「はぁ…どの口が言ったことか…

んで、これから、どうするの?」

 

「うーん、この家に居候する!」

 

「バカ言え!親が心配しているぞ!」

 

「大丈夫、親は私がいなくなって、

清々していると、思うんだ…」

 

「あっ…」

 

俺は過去の記憶を思い出した、

俺がいなくなって、みんなが、清々していた、

悲惨な過去…どうして、脳裏に、浮かんだんだ!?

 

「どうしたの?」

 

「追い出したら、どうする?」

 

「次の家を探すかな?

私、お金、五十円しかないし、

上手いことやって、誰かの家に…」

 

「上手いこと出来るのか?」

 

「えっ?」

 

「言いたくないこと、やるなよ」

 

ざけんなよ、こいつ、一応、恵梨香と同じ、

女子高校生だぞ

 

もっと普通に青春して、

もっと普通に恋をして、

もっとバカみたいに笑うのが、

 

青春なんだ、

 

アオハルさせねーと、

って、何考えているんだ!?

 

俺は思わず叫ぶのだった…

 

「金もない!住む場所もない!

だから、男を誘惑させようなんて、

バカみてーだよ!」

 

「でも、私、家事しか取り柄が無いし…」

 

「じゃあ、住めよ、居候しろよ…」

 

「えっ?」

 

「だから!普通な、そーゆー考えにならないんだ!

バカだ、アホだ!

物の価値の分からない、甘ったれめ!

だから…」

 

落ち着いた口調に戻して…

 

「俺がお前の思考を叩きなおしてやる!

20歳になるまでな!」

 

「私、15歳だよ!」

 

「わかってるよ!親なんて、海外で暮らしているから、

実質、三人暮らしだ」

 

「じゃあ!尚更だね!」

 

「変な事したら、警察に引き渡すからな」

 

「はーい!」

 

「はぁ…」

 

こうして、家出少女と妹との、

奇妙な共同生活が、幕を開けようとしていた!

 

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