神山高校全日制に通う、今川詩織は、
宮益坂女子学園の高等部に通う、海原ゆめと、
出会っていた。
「遥様やみのりちゃんから聞いていたけど…
ゆめちゃん、カワイイな…!」
「えへへっ!ありがとう!詩織ちゃん!」
「じゃあ、どこに行こうかな…?
あっ!あたし!テスト勉強するの、忘れていた…!」
「えっ!?どうするの!?」
「ゆめちゃん!勉強できる?」
「ゆめは…勉強は出来ないけど、あっ!
遥ちゃんにお願いしてもらったら、見てもらえるかも!」
「遥様があたしの家庭教師!?
わかりました!今川詩織!全身全霊をかけて、学年トップを目指します!」
と、詩織とゆめは、遥に無理を言って、
詩織とゆめの勉強の面倒を見てもらう事になった。
海原家にて。ゆめの部屋。
「遥様は成績が優秀とは聞いています!」
「そうだけど…教えられるかな…?」
「あたし、遥様からのご指導!ご鞭撻!
頭に叩き込んで見せます!」
「詩織ちゃん!ゆめもだけど、フレッ!フレッ!フレッ!だよ!」
「それじゃあ…詩織は何が得意?」
「あたしは、五教科とも…」
「苦手って事か。わかった。キツイけど、頑張って、
ついていってね」
「もちろんです!遥様から与えられた、試練!
全て乗り切って見せます!」
「よーし!ゆめも、頑張るぞ!」
とはいえ、詩織は神山高校の全日制。
ゆめと遥は宮益坂女子学園の高等部の為、
学校が違う為、テスト範囲も大きく異なる。
「遥様とゆめちゃんは、お嬢様学校だから、
レベル高いなー…」
「宮女はレベルが高いって、よく言われているけど、
ゆめは、頑張って勉強しているから、何とかついていっているよ!」
と、3人で英語の文の種類の問題をしていた。
詩織は自分のスマートフォンや、
ゆめと一緒に和英辞典、英和辞典を、
見回しながら、単語一つ一つ、解読していった。
(時間はかかるけど、熱心にやっているみたいだし…
声を掛けたら、申し訳ないかな…?)
と、遥が思い込んでいた。
「be動詞や、一人称と二人称と三人称…覚えられない」
詩織自身は、家事は全般的にこなせれるが、
座学は非常に出来ない。
何だったら、赤点で補習なんて、よくある話である。
そして、3時間後。
詩織とゆめが、疲れ切ったのか、寝ていた。
(あっ、寝ちゃった…よし、それじゃあ…)
と、遥が詩織とゆめに対して、耳元で囁いた。
(いい点取ったら、キスしてあげる)
すると、詩織とゆめの目が覚めた。
「遥様からのご褒美!?」
「ゆめ!頑張るよ!」
(意外と効果的だった…)
その後も、英語の勉強が夕方5時まで続いていた。