作詞と作曲は、天馬咲希と青柳冬弥、白井仁奈、内田鈴菜の4人で、
やることになっていた。
「仁奈ちゃん!鈴菜ちゃん!手伝ってくれてありがとう!」
「私も作詞と作曲は、やったことがないですが、
内田さんと天馬さんが教えてくれますので、
スムーズに進むことが出来ます」
「作って欲しい曲は7曲か…」
「本当にいろいろなジャンルの曲があるね」
「それぞれの役に合わせた曲を作るんだね」
「そうか。役に合わせた、様々な曲を作って、
それぞれ違った曲を作って、ガラリと変えたいと」
「あれっ?あっ!寧々ちゃん!」
「みんな、曲作りはどうかな?」
「順調です!」
「星乃さんには、バンドテイスト。
桃井さんは、ポップス風。
今川さんと星川さんには、アイドル系。
白石さんには、ストリート系。
で、皆さんには、それぞれの曲を、
作って欲しいって思っているの」
「いろいろなジャンルの曲を作るから、
やりがいがあるから、頑張れる!」
「良い曲が作れるように頑張りましょう」
「おーっ!」
「仁奈ちゃん。それにしても、作詞と作曲。
初めてだけど、大丈夫…ですか?」
「えぇ、私は大丈夫です。咲希さんのためですから。
それに、私もやってみたいって、思っていますから」
「曲数的にも大変だから、助かっている」
「そっか…じゃあ、改めて、皆、よろしくね」
「では、早速担当する曲を決めようか」
「アタシは愛莉ちゃん先輩の曲を作りたいなー!
すぐにイメージが湧いちゃったから、早く作りたいなー!」
「咲希さんらしいですね」
咲希は愛莉の曲を、
仁奈と鈴菜は一歌の曲を、
冬弥は杏の曲を、
真凛と詩織の曲は、4人で考えながら作るようだ。
そして、早速、曲作りを始めた。
寧々は思った。
(作曲も作詞も、やり方がバラバラなんだね…
天馬さんは楽器で、
白井さんと内田さんは紙に書きながら、
しかも、書いている字が綺麗…
青柳くんはパソコンのソフトを使っている。
コードから考えたり、メロディーから考えたりで、
違うんだな…)
すると、冬弥が…
「すみません。試しにフレーズを作ってみました。
聴いてもらっていいでしょうか?」
「えっ?もう出来たの?」
「はい。まだ、ラフですが、イメージに合っているかどうか…」
「わかった。聴いてみるね」
「あ、アタシも聴きたーい!とーやくんの作った曲、
どんな感じになったの?気になる!気になる!」
「私も気になりますね…」
「あっ!私も!」
と、咲希、仁奈、鈴菜も気になるようだ。
「えぇ。それでは再生します」
冬弥の作った曲が、スタジオ中に響き渡った。
「あ…」
「す…すごーいっ!」
「内気な主人公の性格とか、
主人公の退屈している様子が、伝わって来て、
すごく良いと思う」
「そうですか。よかったです」
「わたしも、良いと思った。
上手く言葉には出てこないけど、
少し引っ掛かるかもしれない…」
「引っ掛かる?」
「何だろう、何か足りないって言うか…」
「となると、表現しきれてない部分があるかもしれないな」
「草薙。もっと、主人公のルルについて、
もっと教えてもらえないかな?」
「わかった」
寧々がルルの役柄を冬弥に説明した。
「おーい!」
「あっ、今川さん」
「差し入れ!買ってきちゃった!
向こうで食べてね」
「あ、ありがとう…」
と、詩織が人数分のおにぎりを握ってくれた。
それを、休憩室で食べる事になった。