火曜日になり、今日は、都立神山高校全日制の入学式。
「今日は、神山高校全日制の入学式だろ?」
「うん、そうだよ?
風太郎くんは、夜間定時制だったよね?」
「そうだけど?」
「じゃあ、入学式に来ない?」
「遠慮しとく」
「ふーん」
そして、詩織は早速
神山高校の門に一歩 足を踏み入れるのだった。
「よーし!今日から、女子高生!
いっぱい、勉強して、
いっぱい、友達作るぞー!
だって、全日制だもん!
定時制でも、通信制でもないからね…
可能性いっぱいあるよね?」
詩織は、クラス表を見るのだった。
「えっと…今川詩織は…あった!
1年A組出席番号2番なんだ!
神山高校 全日制 1年A組 出席番号2番 今川詩織!
うーん!いい響き!」
入学式を終えた後、詩織は、1年A組の教室へと向かうのだった。
担任の山下太朗先生が、26人の生徒たちに挨拶をした。
「えーみなさん、今日から、
このA組の担任になることになりました、山下太朗です。
担当は化学です。よろしくお願いします。
では、出席番号順に、自己紹介をしていくから、
暁山瑞希さんから、お願いします」
「暁山瑞希です。よろしくお願いします」
「え?それだけ?」
「それ以外に、何言う必要ありますか?」
「うーん、そうだな、じゃあ、好きなこととか!」
「うーん、ボクの好きなことは、
ファッションかな?」
「ふーん、ファッションね」
「もう、いいですか?」
「うん、ありがとう。
次、今川詩織さん」
「今川詩織です!
えっと、特技は料理と洗濯と掃除です!」
「家庭的だな」
「えへへ、よく言われるんです」
「そうなんだね、じゃあ…」
次々と、自己紹介は進んでいき…
「じゃあ、次、白石杏さん」
「白石杏です!よろしく!
特技はダンスと歌うことです!
いつか、最高のイベントライブを開くことを、
目標にしています!よろしくお願いします!」
「いい目標だね、じゃあ、次は…」
こうして、26人全員の自己紹介が終わった。
「それじゃ、クラス自己紹介は、これで終わりにしまして…
今日は、解散します」
放課後
「ふぅ~終わったー」
「君が今川詩織さんだね?」
「そうですけど?キミは?」
「僕は野間悟志だ、この学校の学級委員長だから、
困ったことがあったら、相談に乗るよ!」
「うん!ありがとう!あっ、ちょっと、話しない?」
「もうすぐ、夜間定時制の子達の時間だから、
ここは、場所を変えようか、どこがいい?」
「うーん、公園!」
「わかった」
二人は公園に向かうのだった。
「ねぇ、今川さんって、家事全般が出来るんだよね?」
「そうだよ!もう、得意だよ!」
「じゃあさ、俺に家事のやり方、
教えてくれない?ネットで調べても、チンプンカンプンで…」
「いいよ!よーし!張り切っちゃうぞ!」
「ありがとう、お兄ちゃんも助かるよ」
「お兄ちゃん?」
「あっ、俺には兄貴がいてな、
兄貴は、神山高校 夜間定時制の2年C組に在籍しているんだぜ?」
「そーなんだ」
「じゃあ!これから、よろしく!
何かったら、また、学校で!」
友達になった気がする…!