家出少女の奇妙な日常   作:アッシュクフォルダー

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第五話 文化祭にイベントに

五月に入り、ゴールデンウイークが

明けた後になり、都立神山高校 全日制は、

恒例の学園祭が、開かれようとしていた。

 

学級委員長の野間が、第一声を放った。

 

「みんな! いよいよ、神山祭が、始まる!

クラスの出店は、焼き鳥でいいか?」

 

「それでいいと思います!」

 

「じゃあ、各地、持ち場に着くように!」

 

「はいっ!」

 

 

そして、担任の山下次郎先生が…

 

「えーそれでは、A組の出し物は、

焼き鳥に決定したことを、ここにお伝えします、

もうすぐ、神山祭ですが、

先生的には、これで、いいと思いますので…」

 

「そ、そうですか…」

 

あっさりと、終わった、文化祭の出店、

満場一致で、焼き鳥になったのだった。

 

 

「ねぇねぇ、詩織って、部活とか、入らないの?」

 

そう言ってくれるのは…

同じクラスの、田中奈美。

入学してから、私と仲良くなっている子です。

 

「うーん、特に興味ありそうな、部活は、

なかったからなー」

 

「じゃあ、料理部に入らない?

詩織って、料理上手だって!?」

 

「それもそうだけど…でも、今は、

自由に青春がやりたいから!

だって、全日制高校だもん!

定時制でも、通信制でもない、

普通の高校って、憧れていたんだよね…」

 

「中学や小学校の時は?」

 

「公立の小学校と中学校だったけど、

あまり、いい思い出が無くて…」

 

「そーなんだ」

 

「でも、全日制高校って、

最高に青春が楽しめるから、いいんだ」

 

「へぇ~そう感じるんだね」

 

「うん」

 

「じゃあ、私、もう、帰らないと!」

 

「うんっ!じゃあ、また明日!」

 

「うんっ!」

 

 

何でだろう…全日制高校って、

どうして、こんなにも、楽しんだろう…

 

 

 

帰り道

 

「ふぅ~疲れたなーあれ?ここにいるのは、杏?

話しかけてみよう!やっほー!杏!」

 

「あっ、詩織!今、帰り?」

 

「うん、文化祭の議題が、終わったから、

ひと段落したよね、

あっ、隣にいる、女の子は?」

 

「紹介するね、小豆沢こはね!

アタシの大切な相棒なの!」

 

「は、初めまして…小豆沢こはねです…」

 

「よろしく!私は、今川詩織って言うんだ!

杏の友達!」

 

「ねぇ、詩織、アタシとこはねの歌、聴いてみない?」

 

「うんっ!聴きたい!聴かせて、聴かせて!」

 

「じゃあ!いくね!」

 

 

こはねと杏は、詩織の為に、歌を歌っていた。

 

「すごーい!すごーい!

杏って、歌上手なんだね!」

 

「こはねと、一緒に歌っているからね!

あっ、詩織も、文化祭の後、イベント観に行かない?」

 

「イベント!面白そう!私も観に行きたいなー」

 

「じゃあ、これ!メモ用紙!

ここに、概要が書かれてあるから!」

 

「うんっ!ありがとう!楽しみにしておくね!」

 

楽しみが一つ、二つも、増えていた。

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