ダンジョンで鬼殺の英雄を目指すのは間違っているだろうか   作:ミキサ

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本編でもそうだったけど、鬼殺隊は異常者の集まりだよなぁアハハ
なんて軽い気持ちで入団試験を決めたけど

オラリオでもこれは頭おかしいよ(諦観)

軽く流すつもりが、この人登場させたらどう考えても流させてもらえなかった


二幕”異常と覚悟”

 「おい、あれ……」

 

 「あぁ、鬼殺ファミリアの”神楽”だ」

 

 「もう一人は誰だ。あんな白髪の小僧、見たことないぞ」

 

 「新入りか? ってことは」

 

 「ちっ、またあれか。鬼狩りかなんだか知らねぇがお高く留まりやがって、ムカつくぜ。ギルドは何考えてやがる」

 

 「やめろって、”神楽”たちは悪い奴じゃないだろ」

 

 「じゃあお前は、あの入団試験を認めるってぇのか!!」

 

 「そ、そういうわけじゃ……」

 

 「なぁ入団試験ってなんだ?」

 

 「あんお前最近来たやつか? なら知らねぇのも無理はないか」

 

 「鬼殺ファミリアって言えば、ロキファミリアとフレイヤファミリアに並ぶ三大巨頭の一角だろ? なんだやっぱ有名ファミリアでも悪どいことやってるのか?」

 

 「いや、悪どいって言うか何と言うか」

 

 「鬼殺ファミリアの人たちは基本いい人ばっかなんだよ。変な奴も多いけどかわいい女の子多いし。あそこに歩いてる”神楽”だって、基本優しい好青年だぞ……ただ」

 

 「ただ?」

 

 「「あそこのファミリアはまともじゃない」」

 

 「まともじゃないって、そんなのトップファミリアの連中みんなに言えることだろ」

 

 「いや、そうじゃない。確かに他の二つも化け物集団って言われればそうだが、鬼殺ファミリアはなんて言うか。あり方が異質なんだ」

 

 「異質って?」

 

 「他二つのファミリアはダンジョンを開拓する『探索系』のファミリアだろ? だけどあいつらはダンジョンの攻略には興味がない」

 

 「はぁ? 生産系か商売系のファミリアなのか? 結構な武闘派ぞろいだって聞くぞ」

 

 「あぁ、ダンジョンに潜ってモンスターを狩って魔石やドロップアイテムを売ったりもする。だけどあいつらからしてみればそれは資金調達の手段の一つに過ぎない。あいつらの本質は『鬼狩り系』なんだとよ」

 

 「鬼狩りって……ゴブリンやオーガ目当てってことか?」

 

 「ばっかお前! どんだけオラリオから離れた田舎から来たんだよ」

 

 「うっせぇな! 関係ねぇだろ!」

 

 「いやいやオラリオの周辺国家にいて、鬼のことを知らない奴はいねぇぞ多分。まぁ俺も実際に見たことがあるわけじゃないんだが」

 

 「オラリオ特有のモンスターなのか?」

 

 「いやあいつら曰く、人でもモンスターでも喰らっちまう化け物らしいぞ」

 

 「はぁなんだよそれ。ただのモンスターの異常種じゃんか」

 

 「だからモンスターじゃなくて鬼なんだって」

 

 「だから――」

 

 「お前ら落ち着け! 話がどんどんズレていってるぞ」

 

 「はっ、そうだった。それで、入団試験ってのは何なんだ?」

 

 「あぁ悪い、えっとなあいつらのファミリアの入団試験っていうのは」

 

 

 ―神の恩恵(ファルナ)を与えてない奴をダンジョンの中で五日間生き残らせるってやつなんだ―

 

 

 

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 「あの炭治郎さん、僕たち目立ってませんか?」

 

 「はは、ベルを心配するニオイを周りから感じるよ」

 

 同時に鬼殺ファミリアへの嫌悪も一緒にねと炭治郎は内心つぶやく。

 ベルがオラリオに到着した翌日。泥だらけになっていた羽織も真っ白に元通りに洗濯してもらったベルは、これから試験開始のダンジョンへと行く前にギルドに寄らなければならないという炭治郎とともにギルドへと向かっていた。

 メインストリートを歩きながら周囲から向けられる視線に気まずさを覚えながらベルは炭治郎に話しかける。

 

 「そ、それにしても鬼殺ファミリアってやっぱり有名なんですね!」

 

 「そうだな。柱の皆さんも強いし、一応オラリオ三大巨頭って呼ばれてるね」

 

 「おぉ! すごいです!! 義勇さんも柱なんですよね?」

 

 「そうだよ。”水柱”冨岡義勇、俺たちの兄弟子に当たる人だね」

 

 「あんなすごい人と兄弟弟子になれるなんて……」

 

 「義勇さんは本当にすごいんだ」

 

 「はい! かっこいい人です!! そう言えばさっきから聞こえる”神楽”っていうのは炭治郎さんのことなんですか?」

 

 「うん、流石に俺にはまだ柱の二つ名は重たいからね」

 

 「そうなんですか?」

 

 「まだレベル4だし、まだまだあの人たちには追い付けないよ」

 

 「レベル4って十分すごいんじゃ……」

 

 「ありがとうベル! でも柱の皆さんに追いつけるよう俺も頑張るから!」

 

 「あはは……」

 

 向上心溢れる兄弟子を尊敬を抱きつつベルは目の前に近づいてきた建物を指さした。

 

 「あれがギルドですか?」

 

 「そうだよ。今回の試験はベル一人だからもう中に入るよ」

 

 「わ、わかりました!」

 

 白い巨柱で作り出された荘厳な万神殿。それがここオラリオにてダンジョンの管理を行っているギルドであった。中に入り見渡せば多くの冒険者たちが賑わっている。魔石の売買から冒険者のケアまで多くのことを担っているギルドである。

 炭治郎はあたりをキョロキョロ見渡すベルを引き連れてギルドのカウンターまでやってくる。

 

 「エイナさんお疲れ様です!」

 

 「あれ炭治郎君おはよう。今日はなんのよ」

 

 炭治郎が挨拶したのは眼鏡をかけたハーフエルフの女性職員エイナ・チュールだった。彼女は炭治郎の姿を確認すると笑顔で挨拶を返してくれたのだが、隣に立つベルの姿を認識するとその表情が固まってしまう。

 

 「今日はこっちの彼の、鬼殺ファミリアへの入団試験を行う許可を取りにやってきました」

 

 「ベル・クラネルです! よろしくお願いします!」

 

 そう明言し、主神から預かってある書類を提出したところエイナの固まっていた表情から笑顔が抜け落ちる。机の上でこぶしを固く爪が食い込むほど固く握りしめながら、絞り出す声を上げる。

 

 「まだあの入団試験を行うつもりなんですか」

 

 「エイナさん?」

 

 「いい加減にしてください! ここ数年間大人しくして改心したと思えば、こんな少年を連れてきて!!」

 

 勢いよく椅子から立ち上がり叫ぶエイナの声はギルド中に響き渡り、あたりは静寂に包まれた。

 

 「っ……失礼しました。申し訳ありませんが個室ブースへと移動してもらってもいいですか」

 

 「「は、はい!」」

 

 眼鏡越しに見える瞳は人を殺せるんじゃないかというほどの眼光。睨まれた二人は個室へと案内される。

 

 「炭治郎さんどういうことですかぁ!」

 

 「はは、エイナさんすごい怒ってるニオイしてた……」

 

 「ニオイじゃなくてもわかりますよぉ!!」

 

 予想外の出来事にあたふたするベルを見ながら炭治郎は予想通りの結果に溜息を吐いた。けれど今回の試験官としての仕事はここから始まっているのだと、呼吸を大きく整えてベルにアドバイスを送る。

 

 「大丈夫だよベル。君の思いを、覚悟を、まっすぐとぶつければきっとわかって貰える」

 

 「……! わかりました!!」

 

 覚悟を決めた二人はエイナの待つ個室へと入っていく。個室はこれ以上ないほど重たい空気をはらんでおり、炭治郎もそのにおいには冷や汗が止まらなかった。エイナの机越しに置かれている二脚の椅子に二人は座るとエイナは話し始める。

 

 「それで炭治郎君、鬼殺ファミリアはもうあの入団試験を行わないんじゃなかったの?」

 

 「え! もしかして御屋形様がギルドにそんな話をしてたんですか!」

 

 もしかして自分が聞いてなかっただけで柱である幹部と団長である御屋形様の間でそういう取り決めになっていたのかと、けれど主神には書類を書いてもらっているしと炭治郎は慌てふためき始める。その様子にエイナは怪訝そうな表情をする。

 

 「いや、そういうわけじゃないけれど……でも、ここ数年試験は行われていなかったじゃない!」

 

 「それは入団希望者とその資格者が居なかっただけであって……」

 

 「当たり前でしょ! あんな試験を行ってると知れば誰も寄り付かないわよ!!」

 

 エイナは一枚の資料を机に叩きつけるようにして二人に見せつける。

 

 「五年前の最後に行った入団試験! 志望者十人中合格者一名、重傷者五名、死亡者四名! 神の恩恵(ファルナ)なしでダンジョンのそれも六階層に潜らせるなんて馬鹿げてる!!」

 

 「禰豆子が入団した時の試験ですね」

 

 「そうよ! あの時もあんな女の子をダンジョンに送るなんて正気を疑ったわ! その結果がこれよ!!」

 

 実際ギルドの規定上、神の恩恵(ファルナ)を刻まれていない一般人が許可なくダンジョンに潜ることは厳罰ものである。神の恩恵(ファルナ)を刻まれていない者がダンジョンに入ればどうなるか火を見るよりも明らかだ。だからこそ、ギルドがこうして取り締まらなければならないのだ。それなのにどういうわけか、鬼殺ファミリアは多額の税金や様々な約定を対価として、ギルドの主神ウラノスとの協定を結んだのだ。すなわち一年に一度、鬼殺ファミリアが希望した神の恩恵(ファルナ)を持たぬ者を五日間ダンジョンに入れる権利を鬼殺ファミリアは手に入れた。エイナがギルドに就任したばかりのころ、まだギルド職員の本当の意味を知らなかったエイナはその試験の結果、事実に愕然とした。何度も上司にこの馬鹿げた協定を破棄させるよう訴えたが、上司は目を逸らすばかりで聞く耳を持たなかった。

 最近になってようやくファミリアは狂ってるが、炭治郎達の根はいい人だと理解しかけたときにこれだと、エイナは怒りで頭が沸騰しそうだった。

 

 「クラネルさん、これがあなたが受けようとしている試験の結果です。それでもまだ試験を受けるつもりですか?」

 

 エイナの視線がベルを穿つ。

 

 「は、はい! だ、大丈夫です! 炭治郎さんや義勇さんのようにちゃんと修行を付けていただきましたから!!」

 

 「修行って……例の呼吸法とやらですか……」

 

 エイナは顔を俯かせ息を細く吐いた。表情の見えないことが一層ベルには恐ろしく感じ、その予感は的中した。

 

 「どうして! どうしてわかってくれないんですか!!」

 

 顔を上げたエイナは目から大粒の涙を零しながら顔を染め上げて叫んだ。

 

 「確かに、以前見させていただいた呼吸法は身体能力を強化し、目を見張るものがありました! けれど、それでも! 結局は人の力(・・・)に過ぎないんです!! ダンジョンでは何が起こるかはわかりません! 例え神の恩恵(ファルナ)を持っていたとしても、神の力を借りていたとしても無事で帰れるなんて保証はどこにもないんです! 昨日まで笑いあっていた冒険者が次の日には帰ってこなかった……そんなこと山ほど見てきました! なのにどうしてあなたたちは人の力(・・・)を過信できるんですか!!」

 

 泣き叫ぶように思いを訴えるエイナを前にしたベルは例え炭治郎のように鼻が利かなくても、善逸のように耳がよくなくても、彼女の気持ちが胸に響く。今まで多くの冒険者たちがダンジョンに行ったまま帰ってこなかったのを見てきたのだろう。そこに込められていたのは怒り、悲しみ、心配、なによりもベルたちを思いやるいたわりであった。

 そんな彼女を前に、どうしてギルドの許可は得ているなどと言って押し通れようか。

 ベルは先ほどから黙っている隣に座っている炭治郎に助けを求めるように様子をうかがって息をのんだ。

 そこには今までベルが見たことのない炭治郎の顔があった。悲しくも優しい笑み。エイナの思いを一身に受け止めている。そんな(やさ)しさがあった。

 

 「ベル、ここで俺がエイナさんを説得して無理やりにでも君に試験を受けさせることは可能だよ」

 

 炭治郎はベルの肩に優しく手を置くと両者の目が合う。炭治郎の真っすぐとした瞳にベルの真紅(ルベライト)の瞳が揺れ動く。

 

 「けどそれじゃきっとダメなんじゃないか。今ここで君の気持ちをまっすぐにエイナさんに伝えなくちゃ、きっとベルは後悔する」

 

 「炭治郎さん……」

 

 「大丈夫、ベルの気持ちは本物だよ」

 

 あまりにも温かな優しさに涙を流したくなる。けれどまだその時じゃない。ベルは真っすぐと今度こそエイナと真正面から向き直る。鋭い視線がベルを貫く中、口を開いた。

 

 「エイナさん聞いてください」

 

 「何をですか?」

 

 「確かにエイナさんの言う通り、神の恩恵(ファルナ)を持っていたとしてもダンジョンを危険な場所で、命を落とすかもしれない」

 

 「それがわかっていてどうし――」

 

 「でも神の恩恵(ファルナ)だけじゃダメなんです!!」

 

 「ッ!!」

 

 「確かに普通の冒険者たちなら神の恩恵(ファルナ)だけで強くなればいい。けど鬼狩りはそれだけじゃダメなんです」

 

 「どうして……?」

 

 「鬼殺ファミリアの皆さんは神の恩恵(ファルナ)を絶対的なものとして見ていないからです」

 

 「なっ」

 

 「確かにモンスターだけが相手なら、神様はダンジョンに潜らない限りほぼ死ぬことはないです……けど鬼は違う。鬼は日の光の届かないところであればどこにだって現れる!」

 

 今も夢に見る。ゴブリンを貪り、自分を襲い、祖父を殺そうとした鬼の恐ろしさを。

 神出鬼没な奴らはもしかしたらファミリアの団員ではなく、その神の恩恵(ファルナ)を与える神様を直接殺しに来るかもしれない。実際にかつて鬼の首魁が本拠地に現れたとき、鬼狩りの当主は自爆してまで倒そうとしたという話を聞いた。

 

 「鬼を倒すために使えるものは何でも使う。だからこそ神の恩恵(ファルナ)を身に刻み、鬼たちを狩る。けど、じゃあもし神様が居なくなって僕たちの神の恩恵(ファルナ)が無くなったらどうするんですか……」

 

 「それは!」

 

 「神の恩恵(ファルナ)が無いから戦えない? それじゃダメなんです! そうなったとき、ただ鬼に蹂躙されるわけにはいかないんです! 神の恩恵(ファルナ)が無くても戦えるだけの力と覚悟が鬼殺ファミリアには必要なんです!!」

 

 だからこその入団試験なのだとベルは胸を張って言い切る。鬼殺ファミリアは悪意を持ってベルたちをダンジョンに送り込んでいるのではないと。

 

 「けど、だからって……死んじゃったらどうしようもないじゃない

 

 力なく顔を俯かせ縮こまるエイナの姿は先ほどからは想像も付かないほどベルたちには小さく見えた。そこに表れていたのは納得ではなく諦め。これ以上自分が何を言っても無駄だと言う、受け入れるのではなく壁を作る姿だった。

 炭治郎がその姿に目を伏せ口を開こうとした時だった。

 

 「と、いうのは僕が師匠から教えられた鬼殺ファミリアの理念と想いです」

 

 「クラネルさん……?」

 

 「この話を聞いた時、僕はこの危険な試験に納得しました。けど何より、鬼殺ファミリアの皆さんが物語の英雄のように感じたんです!」

 

 そう言ってベルは顔を綻ばさせた。そこには先ほどまでの熱はなかった。けれど温かさがあった。

 

 「僕、小さいころから物語の英雄たちが大好きで、沢山祖父に読み聞かせてもらっていたんです。そこに出てくる英雄たちはまだ神様たちが居ない、神の恩恵(ファルナ)が無い状況でも人を守ってお姫様を救って英雄になるんです。けど所詮は物語り、神の恩恵(ファルナ)のないヒューマンがそんなことできるわけがない。そう言う人たちも沢山いました。けど違った! 炭治郎さんが、義勇さんが、鬼殺ファミリアの皆さんが教えてくれた! 人は、人の力で戦うこともできる。物語の英雄は本当にいたんだって、そう思えるようになったんです」

 

 そこには綺麗ごとがあり、偽善が、傲慢が、夢物語があった。

 けれどその姿は確かに――。

 

 「だからこそ、僕も鬼殺ファミリアの皆さんのように人の、英雄たちの力を信じてみたくなったんです」

 

 鬼狩りの冒険者だった。

 

 「あ、でもそんなこと言っておいて、ファミリアに入ったら神の恩恵(ファルナ)を頂いてしまうんですけど。あの、その……」

 

 「ふ、ふふ……」

 

 「エ、エイナさん?」

 

 目の前で笑い始めたエイナにベルの目が見開かれる。驚きに炭治郎の方へと顔を向ければ、頭に軽い重みが乗った。

 

 「すごいぞベル! ちゃんと自分(・・)の気持ちを形にできたな!」

 

 「炭治郎さん……!」

 

 「ははっ、そっかぁ。目の前にいたのは鬼狩りの使命や義務に命を懸ける男の子じゃなくて、英雄を夢見る冒険者だったかぁ」

 

 「エイナさん、これでわかってくれましたか。ベルは俺たちとは違う。けど立派な鬼狩りの冒険者になります」

 

 「……わかったよ炭治郎君。入団試験のためのダンジョンの立ち入りを許可します」

 

 「ありがとうエイナさん」

 

 「ただし! 絶対に無理はしない。生きて帰ってくるんだよベル君(・・・)

 

 「はい! わかりましたエイナさん」

 

 そうして差し出されたエイナさんの手をベルは両手で握り返すのだった。

 

 

 

 

 鬼殺ファミリア入団試験が、今始まる――。




~オラリオコソコソ噂話~

ベル「それにしてもやっぱり鬼殺ファミリアの入団試験って厳しいんですね……」

炭治郎「ちゃんと修行して強くならないと鬼狩りになった後に、苦労するのは自分だからな!」

ベル「そういえば禰豆子さんが入団試験を受けたのって五年前なんですね。炭治郎さんは何年前に受けたんですか?」

炭治郎「俺と善逸は七年前だから、ベルとは修業期間が重なってないな」

ベル「そうだったんですか! ってえええええええ! 炭治郎さんたち何歳で試験を受けたんですか?」

炭治郎「ん、ベルと同じかちょっと下くらいの時だね。呼吸法は体がある程度でき上ってからじゃないと習得できないから時間がかかっちゃったんだ」

ベル「……炭治郎さん、いくつなんですか?」

炭治郎「二十歳は超えてるぞ?」

ベル「…………」


炭治郎『ここでオラリオコソコソ話、神の恩恵(ファルナ)でレベルが上がると老化が遅くなる。ロキファミリアの”勇者”も40代らしいぞ!』


ベル「次回第三幕! ”入団試験”」
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