家庭教師ヒットマンREBORN!in転生者(仮題) 凍結   作:腹黒めがね

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標的2

「今度会うことがあったら一言文句言ってやる」

あの謎の空間から落とされて気がつけば知らない部屋の中にいた。

転生した瞬間に落下死する事はなかったが落下した時の感覚はあったからすごく怖かった。

許すまじ自称神めと、あの人物に対しての不満を思っているときに部屋のテーブルに手紙があることに気付いた。封を開けて中を確認するとしよう。

「どうやら無事に転生できたみたいだね、この手紙を読んだ瞬間から君の選んだ特典は付与されているから読み終わった後にでも確認してくれ。それと君が選んだ特典だけじゃ少ないと思って僕から2つだけ贈り物を送ったから、内容はこの手紙の裏面に書いてあるよ。それでは良い転生ライフを」

ふむ、割と普通の内容の手紙だったな、贈り物云々以外はな。全く要らんお節介をしよって

兎も角、確認だけはしておくとしよう。

「僕からのプレゼントだけど1つ目は異空間収納ボックスだよ。これはものをどこでも自由にしまったり取り出したり出来る便利なバックパックと考えてくれれば良いよ。2つ目は説明するよりも見た方がわかりやすいと思うから鏡で自分の姿を見てね!」と書いてあった。

最初はいらんお節介だと思ったが異空間収納ボックスは私では思いつかなかったものだ。実際に使ってみないことには何とも言えんが、便利であろうことは容易に想像できる。

問題は2つ目だな。こちらは具体的なことは一切書かれていないが鏡を見ればわかるとの事だ、丁度良いところに鏡もあることだし確認してみようか。

「…なん…だと…⁉︎」

鏡に映る自分を見たとき何が起こっているのかを把握することが出来なかった。

実に10分以上は鏡を見たまま唖然としていただろう、何せ鏡に写っていたのが容姿の整った女の子の顔だったのだからな。前世では目立つ特徴もない普通の男だったのにそれが急に性別も変わって容姿も贔屓目なしで綺麗な部類に入るであろう顔ならば驚くのも無理ないだろう。寧ろ10分で復活できたことを誉めてほしいくらいだ。

容姿やら性別変化の事を一旦無視して改めて手紙の入っていた包みを確認していると2枚目の手紙の存在に気がついた。内容を要約すると私の名前は加藤菫(かとうすみれ)で年は12歳、一週間後に並盛中学校に転校生として入学するとの事。親は他界して親戚に世話になっているという設定らしい。その他にもクローゼットに着る物や発火布の手袋がある事やお金の事等色々書いてあった。

正直お金の事まで考え付かなかったからその心配をしなくて良いのは助かる。流石に中学生を雇ってくれるところなど今の時代無いに等しいだろうからな。

「散歩でもするか」

手紙を読み終え一息ついてから私は一週間後に入学することになっている並盛中学校がどこにあるのか知らないことに気が付き、場所の確認も兼ねて街の散策でもしようと出かけることにした。

「ここが並盛中か」

家を出て5分程度で並盛中にたどり着いた。外感は特にこれといった特徴はないが、校庭にある植木や花壇を見るとしっかり管理されていて良い学校だと思った。そのまま外から学校を見ていると不意に声をかけられた。

「何してるの、そこの君」

いつの間に後ろにいたのだろうか、声を掛けてきたのは目つきの鋭い少年だった。ここの生徒だろうか?

「自分が通うことになる学校を見に来たのだ」

「へぇ、じゃあ君が加藤菫かい?」

えっ、コイツなんで私の名前を…

「僕の知らないことなんてないよ」

…最近では心を読むのは当たり前なのだろうか

「来なよ」

そう言うと少年が敷地内へ歩いていった。勝手に入っても大丈夫なのか?ていうかこの少年は何者なんだろうか

「どこへ行くんだ?」

と聞いてみたものの何も答えてくれなかったので仕方なくついて行くことにした。

「ここだよ」

とある教室の前で止まったと思えばそう少年は言った。おそらくこの教室が私のクラスなのだろう。

その後も校舎の中を案内してくれたおかげで、大体どこに何があるのか把握できた。

「案内ありがとう、助かった」

「いいよ」

うむ、目つきは鋭いが優しい奴なのだな

「またね」

そう言うと、少年はその場から立ち去っていった。そう言えば名前を聞くのを忘れてたな、見たところここの生徒らしいからそのうち知る機会もあるか。

そう思い私はその場を離れ街の散策に戻りしばらく歩き回った後、家に戻った。




今後も週末に一話投稿できるようにしたいと思います
活動報告にて今後の展開についてアンケート実施しています。
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