こんなの書いてたなぁ、懐かしいなぁとさえ思いながら過去の話を読み返していました。自分でも驚きました。違和感ありまくりですね。以前が下手すぎたのか、今が成長したということなのか、はたまたその両方か、神のみぞ知るという奴です。そういえばこれってイントネーション的には神『のみぞ』知る、ですけどどう考えても神『のみ』ぞ知る、じゃないんですかね。それはそれで、じゃあ『ぞ』って何なんだという新たな疑問が生まれますけども。そんな感じの第39話始まります。さんきゅー。
「——————なんつってな」
弓月君也は俺の失言を受け、ナイスパスだと言わんばかりに自身の異常性でしっかり球磨川禊の過負荷をコピー。それを使って今から俺の存在なり何なり二宮◯也を『なかったこと』にしてしまおう。
と。
少なくとも、弓月本人は考えているだろう。先程までの「しめた」という表情が物語っていた。しかし、これは長い間連れ合っている俺たちだからこそ分かることなのかもしれないが——————過負荷という概念は、そう簡単なものじゃない。
『な、なんだこれはあああああああああッ!』
球磨川をコピーした結果、括弧つけた喋り方に変貌した弓月は自身の身体に起こっている『異常』に、思わず思いがけず思いのままに声を漏らした。
『お前……何をした』
身体中の穴という穴からから血が溢れ出る。
血。血。血。血。血。血。血。血。
コンクリートの床がみるみると緋く染まりっていく。
その光景は。
誰がどう見ても明らかな——————異常だった。
「俺は何もしてねぇよ。なぁ、そうだろ?球磨川」
『………………』
いや、まだ死んでるのかよ、お前……。いい加減復活すると思って話しかけちゃったじゃねぇか恥ずかしい。
さっさと生き返れ。じゃないとツッコめねぇじゃねぇか。
ゴホンと咳払いを一度して、解説に戻る。
「アンタは結局のところただの異常性——————まぁ、認めたくはないけどその点は俺とお前は同じだな」
異常でこそあれ、それは誰しもが持ちうる『個性』でしかない。
金髪、男、カッコいい——————そんなものと全く変わらない。
対照的に、過負荷は
「それをテメェがそう簡単に担えると思ってんのか!?はっ、甘ぇんだよ!」
甘露煮くらいに甘々しい。
甘依存。
それが
それが——————
「だけどその甘さ、嫌いじゃねぇよ」
それが、球磨川禊。
目を瞑って。
スゥ、と静かに息を吐いて。
そして。
雷の呼吸 壱ノ型——————霹靂一閃。
斬!
「な——————ッ!」
光の線が弓月を貫く。血さえも溢れずに、彼の身体はばかりと倒れた。
あれだけウザったらしかったその顔も、もう二度と表情を変えられなくなり——————そこで初めて、あれコイツ結構イケメンだな、ということに気がついた。まぁ、そんなことは本当にどうでもいい戯言だけどな。
「あとは、頼んだぜ、胡桃」
天井付近で未だ黒々とした争いを続けている芥川と胡桃を視界の隅に置きながら、俺は睡魔に襲われてバタリと倒れた。
♦︎♦︎♦︎
「やぁやぁやぁ善逸くん、久しぶり」
「うるさ……って、誰かと思ったら、安心院さんじゃないですか」
『やぁ善逸くん!』『さっきぶり!』
「うるさっ!……ってか球磨川じゃねぇか人が死にかけてたのに何やってんのまじで!?」
次に目を開いたのは、安心院さんのテリトリー——————教室?まぁ寺子屋的な雰囲気だと思うが、あまりに近代的すぎる場所だった。
「えっ何何何俺死んだの?」
『そのヘタレな部分は相変わらずみたいだね……』『大丈夫!それも君の個性さ』『胸張って生きなよ』
「お前もそういう気味悪い部分、何も変わってねーな」
『僕は悪くない』
「夫婦漫才はそろそろいいかな?」
痺れを切らした安心院さんが尋ねる。夫婦じゃねーよ。どうぞ、と促したのはなんとびっくり、ほぼほぼ同じタイミングだった。この後に「仲良いね」「『良くねーよ!』」の下りがあれば満点なのだが、面倒だったらしく彼女からその言葉は返ってこなかった。
「勿論のこと、準主人公体質な善逸くんは死んじゃいねーよ。安心しな。寝てるだけだ」
「そ、そうか、なら良かった」
『ちなみに僕ははねぇ』『週刊少年ジャンプを読んでたんだ』『見ろよ!維新大先生の最新作が連載されているじゃないか!』『暗号学園のいろは、だとよ』『暗号マニアの僕からしちゃあ黙ってはおけねぇぜ』『というわけで妹である球磨川雪ちゃんが高熱を出したというのに家には誰もいないんだ。だから僕は帰らせてもらう!』『冗談じゃねぇ!こんな場所にいられるか!!』
「帰らせねぇよ」
安心院さんから正体不明のスキルを発動されて、突如青いアザが生まれた——————そして、バタリと倒れた。
え?
死んだ?
「そんな訳ないだろう。陰で中学時代はゴキブリと言われていたあの球磨川くんだぜ?」
『え?』『初耳……』
球磨川がショックを受ける瞬間ってあるんだな、と珍しいものを見たことによる感動を覚えた。流石のコイツでも、どうやらゴキブリは気色悪いと感じるらしい。——————あるいは、同族嫌悪?
「で、俺たちはいつになったら戻れるんですか?」
『そうだよ』『僕だっていち早く仲間のピンチに駆けつけたいってのにさ』
「ほざけ」
「いや別に戻ろうと思えばいつでも戻れるよ?ただ、ちょっとさ」安心院さんは手をパンと鳴らした。「君たちにひとつ、伝えておかなくちゃいけないことがあってね」
はて。なんだろうか。身に覚えがないのだけれど、まさかこの人はまた何か、俺たちの知り得ない領域で悪質な悪戯をしでかしやがったのだろうか。だとしたら無意味だと分かっていても、いい加減キレるべきなのだろうけれど。ったくもう。今度は一体何をやったんだ——————
「君たちの仲間の冠石野胡桃ちゃんだけど——————そろそろ死ぬよ」
え。
何、急に。
善逸の声が最近デンジくんで再生されてしまうせいでキャラがちょっとおかしくなっちゃう。誰か助けて。
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