他のキャラの夢は原作でわかっているので省略しますね。あ、駄目かな?どうしよ...
006
「「「「「「「誕生日、おめでとう!!!!!」」」」」」」
その日、生徒会室に行った僕は、生徒会メンバーやクラスメートのお出迎えに素直に驚いた。
理由は二つ。
一つは、純粋に『あ、そういえば今日って僕の誕生日だった』という驚き(ちなみに4月1日である。)。
そしてもう一つは——————
「ッ!?……おいおい、球磨川、もしかして泣いてんのか?カッ、お前らしくねーぜ」
と、
(トモダチ...?)
(ボクノ...?)
(ゼンキチ?)
『いやぁ、ごめんごめん……ははは、 ほら、僕って誕生日なんて祝われたことないしさ』
「改めて聞くと凄い可哀想ですよね……」
「君はどんどん不幸者から幸せ者になっていくよね!さいっこーに面白いぜ!アヒャヒャ☆」
(シアワセモノ……?)
(マイナス?)
『おっと半袖ちゃん。』『そんなわけがないだろ?』『僕はいつまでも』『世界一の不幸者だ』
「貴様、それは私達のサプライズがお気に召さなかった、という文句かな?」
と、宿敵、黒神めだかはちょっと怒ってる風に———だが笑いながら聞く。
(シュクテキ……?)
(オキニメス……?)
(メダカ?)
(ワライナガラ……?)
生徒会室が笑いで包まれる。
あぁ。
ここには、僕のことを理解してくれる人が沢山いる。 (リカイ……?)
ほんっとうに嬉しいなぁ。
(ウレシイ?)
さっきはつい、いつもの癖で自身のことを『不幸者』と言ってしまったが、もしかしたらそうでは無いのかもしれない。
僕は——————
(ボクハ……?)
(マイナス……?)
もう既に正真正銘の
あの頃の自分が聞いたら、きっとびっくりした風の顔をして煽って来るんだろうな。
それか、マジギレか。
ま、そんなタラレバはどうでもいいや。
大事なのは、今この瞬間。
(プラス……?)
(ボクガ……?)
(ドウシテ?)
「さてと、じゃあ食べましょうか!」と、喜界島さん。
「そうですね!俺ももう腹が減って仕方がありませんよ」と阿久根ちゃん。
江迎ちゃんや志布志ちゃんや、他にも様々な人が来ていた。
僕は、彼らに涙を見られるのが恥ずかしくて、涙を「無かったこと」にしようとした。
が、寸前で思いとどまる。
この思いは———想いは。
「無かったこと」にするにはあまりに惜しすぎる。
(マイナス?)
(オモイトドマル……?)
(オモイ……?)
僕は涙目で、こう答えた。
「……うん!」
(ボクハ……?)
(ボクハ……)
幸せだ。
♦︎♦︎♦︎
♦︎♦︎
♦︎
「……幸せな夢を見ているね」
魘夢は、列車の先頭の屋根の上で、まるで慣性の法則を無視しているかのように、ピシッと背筋を伸ばし、棒立ちしていた。
「幸せな夢を見ながら死ねるなんて、なんて素晴らしいんだろう」
が、魘夢の仕事はただ突っ立っていることでは無い。
「あぁ、あとちょっとだ」
あとちょっとで、彼は列車と同化する。いまはその待ち時間だ。
「あと少しで僕は人間を大量に食べて、そうしたらもっとも〜っと無惨様に血を分けていただける」
魘夢はとても幸せそうな笑みを浮かべ、後方を見た。
「さて、皆様。本日はご乗車頂き、誠にありがとう」
「僕の術の中で、幸せにお眠りください」
起きることのない———永遠の眠りを。
はい、と言うわけで西尾維新や綾辻行人の夢の書き方を真似てみました。いかがだったでしょうか。
幸せな球磨川を書くのって異常なほど、というか過負荷なほど難しいですね。
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