特命部の一夏くん   作:鉄壁拡散

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Mission2 天災兎

一夏とマドカがエネルギー管理局に来て数日の間、ヴァグラスがあの手この手でエネトロンを狙ってきた。

 

一夏が来る前にヒロム達と遭遇したヴァグラスの幹部・エンターが現れては、メタロイドを生み出したり亜空間からメガゾードを転送してきたためである。

 

一夏「しかし、奴らも必死だな。」

 

マドカ「うん。どうして"あいつ"はこの世界を支配したいんだろう?」

 

一夏「さあな。」

 

マドカの言う"あいつ″とはヴァグラスの親玉・メサイアのことである。今はとある理由で亜空間におり、現実世界に戻るために大量のエネトロンを必要としている。

 

一夏「ま、考えても仕方ない。俺達は俺達でできることをするだけだ。」

 

マドカ「うん。」

 

ピーロッロ! ピロロロ! ピーロッロ! ピロロロ!

 

一夏「ん? はい。」

 

黒木『一夏、直ぐに司令室に来てくれ。緊急連絡が入った。』

 

一夏「了解!」

 

マドカ「行こう、兄さん!」

 

一夏とマドカは直ぐに司令室に向かって走り出した。

 


 

一夏「それで、何があったんですか?」

 

黒木「ああ、メガゾード開発工場にヴァグラスが侵入したらしい。」

 

マドカ「メガゾード開発工場に?」

 

黒木「新バスターマシンの設計を極秘に進めていた。」

 

ヒロム「新バスターマシン...?」

 

ヨーコ「そんなの作ってたんだ。」

 

それを聞いて一夏は強く反応した。

 

一夏「そのバスターマシンって、まさか。」

 

黒木「そうだ。"あいつ″が開発したものだ。」

 

マドカ「それが奪われたら大変なことになる。」

 

黒木「ヴァグラスがどうやってかぎつけたが不明だが、今後の我々の戦力を大きく左右する、最重要機密だ。特命、開発工場並びに新バスターマシン設計図を守れ!」

 

全員「了解!」

 

ヒロムとリュウジ、ヨーコの3人は早速開発工場に向かい、マドカは司令室に待機して敵の分析、一夏はバスターマシン(CB-01,GT-02,RH-03)がいつでも出撃できるようにするように最終調整のため格納庫に向かった。

 

だが、開発工場で再会したリュウジの幼馴染の木村カズヤがヴァグラスと内通していたため設計図が敵に奪われてしまった。出現したメタロイドとメガゾードは削除とシャットダウンはできたが。

 

一夏「まさか"あの人"の設計図が奪われてしまうなんて。」

 

マドカ「とんでもないことになってしまったね。」

 

一夏「俺にも戦える力があれば。」

 

一夏の心は悔しさで溢れていた。

 

リュウジ「仕方ないよ、ワクチンプログラムを持っているのは俺達だけだし。」

 

ヒロム「それにお前のメンテナンスのお陰で俺達も万全に戦えてる。十分役に立ってる。」

 

ヨーコ「そうだよ、もっと自信持って!」

 

ニック『お前のメンテナンス結構快適だぜ。』

 

ゴリサキ『お陰で絶好調。』

 

ウサダ『そうそう。』

 

一夏「みんな。」

 

マドカ「兄さん、前向きにいこうよ。」

 

一夏「・・・そうだな。」

 

???「それでも限界はあるよ。」

 

一夏・マドカ・ヒロム・リュウジ・ヨーコ「「「「「え?」」」」」

 

ニック・ゴリサキ・ウサダ『『『ん?』』』

 

突然一夏達に話しかけたのは機械のうさ耳をつけ、胸元が大きく開いたエプロンドレスを着た女性だった。

 

束「いっくん、まどちゃんお久しブイ、ブイ♪」

 

一夏・マドカ「「た、束さん!?」」

 

ヒロム「え、束って・・・。」

 

ヨーコ「ISを開発した・・・。」

 

リュウジ「篠ノ之束博士!?」

 

ニック・ゴリサキ・ウサダ『『『えええーーーーーー!?』』』

 

束「ゴーバスターズとバディロイドのみんな、初めまして篠ノ之束だよ♪」

 

束の登場にその場にいる全員が驚く。

 

一夏「でもどうして束さんがここに?」

 

マドカ「確かに今まで行方不明だった筈なのに。」

 

黒木「私が説明しよう。」

 

ヒロム「司令官。」

 

黒木「篠ノ之博士は一夏達がここに来ることを知り、我々に協力することを約束したのだ。いつか一夏がヴァグラスの脅威に立ち向かうことを見越して。」

 

リュウジ「そうだっだんですか。」

 

ヨーコ「一夏君、知り合いだったの?」

 

一夏「千冬姉経由で知り合ったんだ。」

 

束「それよりいっくん。」

 

一夏「はい?」

 

束「いっくんもヒロくん達と一緒に戦いたい?」

 

ヒロム「ヒロくんって俺のことか?」

 

ニック『ヒロくん( *´艸`)』

 

全員(一夏とマドカ以外)『( *´艸`)』

 

マドカ「束さんは誰に対してもニックネームで呼ぶからね。」

 

一夏「できればそうしたいです。でも俺にはワクチンプログラムがない。」

 

束「それならだいじょーぶ!」

 

一夏「え?」

 

束「実は束さんが密かにいっくん専用のゴーバスターズスーツを作っていたのだ!」

 

一夏「え!?」

 

マドカ「うそ!?」

 

束「どうするいっくん?」

 

一夏「俺は・・・強くなりたい! もう13年前と同じ悲劇を繰り返さないためにも!」

 

束「うん! それでこそいっくんだ!」

 

ヒロム「また戦力が増えるな。」

 

マドカ「良かったね、兄さん。」

 

束「でももう少しかかるからもうちょっと待ってね。」

 

一夏「分かりました。」

 

一夏の表情に明るさが戻り、後日ヒロム達と同じ訓練を行った。

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