エネルギー管理局でISを起動させた一夏はマドカと共にIS学園の教室にいた。
当然珍しいことでクラスメイトの女子生徒達に視線が集まり当の一夏もゴーバスターズとして訓練したこともあって少し耐えていた。マドカも心配そうに見ていた。自身も僅かに視線を集めていることに気づいていないが。
真耶「皆さん、入学おめでとうございます!このクラスの副担任の山田真耶です。よろしくお願いします。」
シーーン
自己紹介をする真耶だが誰一人反応する者がいなかった。
一夏「よ、よろしくお願いします、山田先生。」
マドカ「よろしくお願いします。」
誰一人反応しなかったので一夏とマドカが挨拶をした。
真耶「うう、ありがとうございます、織斑君達。」
一夏(なんか嬉し泣きしてるし。)
マドカ(まあ、先生っぽく見えないところもあるけどね。)
2人が内心そう思っていると右側から自己紹介が始まった。
真耶「では、次に織斑君お願いします。」
一夏「あ、はい。」
一夏に順番が回り、呼ばれた一夏は教壇に立つ。
一夏「えっと・・・・織斑一夏です。趣味は機械いじりで、家事が得意です。何故かISを動かしてしまったので迷惑をかけると思いますが、よろしくお願いします。」
「家事・・・いいかも!」
「お母さん、産んでくれてありがとう!」
色々ヤバいのもいたが次にマドカ立ち上がる。
マドカ「織斑マドカです。先程の織斑一夏の妹ですが、兄共々よろしくお願いします!」
マドカが自己紹介を終えると、拍手が起こる。途中で悪寒が走ることもあったが気にせず着席する。ここでもう1人の織斑がやって来た。
千冬「すまない、予定より長引いて遅れてしまった。」
真耶「いえ、大丈夫です。私の自己紹介は無視されましたが。」
一夏(司令官から聞いていたが本当に教師になってたんだな。)
マドカ(姉さん、凄い。)
真耶に変わり、千冬が教壇に立つ。
千冬「諸君、私がここで担任を務める織斑千冬だ。お前達のクラスメイトである織斑一夏と織斑マドカの姉にあたるが身内贔屓せずお前達を一年間鍛えることが仕事だ。」
次の瞬間、鼓膜が破れる程の歓声が響き渡る。
「本物!本物の千冬様よ!!」
「このクラスで良かった!」
「織斑君達、やっぱり千冬様と家族だったんだ!」
千冬「静かにせんか!」
『はい!』
千冬「全く学園長はこういう輩を全部私に回しているのか?」
一夏(まあ、有名人だからな。)
マドカ(仕方ないといえば、仕方ないか。)
バコーン!バコーン!
一夏「いて!?」
マドカ「何で!?」
千冬「失礼なことを考えてそうだったからだ。」
千冬に出席簿で殴られて頭を痛める一夏とマドカであった。
千冬「では早速だが、次の時間から授業を始める。各自準備しておく様に。」
千冬が指示を出したと同時にチャイムが鳴り休み時間となった。その後一夏とマドカが質問攻めにあったのは言うまでもない。
???「少しいいか?」
質問攻めから少し休憩した後、一夏がマドカと参考書を見ながら復習しているとポニーテールの女子が話しかけてきた。
一夏「箒。」
箒「久しぶりだな一夏。マドカも。」
マドカ「うん。」
篠ノ之箒、ISの生みの親の篠ノ之束の妹で一夏とマドカの幼馴染だ。
箒「屋上で話さないか?」
一夏「そうだな。」
一夏達は屋上に移動し、向かい合っていた。
箒「一夏、千冬さんから聞いたが特命部に入ったそうだな。」
一夏「ああ。13年前に失ったものを取り戻すためにな。」
箒「そうか。私に協力できることなら何でも言ってくれ。」
一夏「ああ。」
マドカ「そう言えば束さんが言ってたけど、日本の代表候補生になったんだって?」
箒「ああ。いつか姉さんの夢の力になりたくてな。」
一夏「就任おめでとう箒。」
箒「ありがとう一夏。」
箒の代表候補生就任を祝っていると丁度チャイムが鳴った。
一夏「もうこんな時間か。」
マドカ「続きはまた後でだね。」
箒「早く戻らないと千冬さんの出席簿の餌食だぞ。」
3人は急いで教室に戻るのだった。