特命部の一夏くん   作:鉄壁拡散

7 / 9
Mission7 虎と雫

遂に始まった一夏とセシリアの模擬戦。

 

一夏はタイガーバスターに変身してアリーナへと飛び出した。それを見た観客席の生徒達は驚愕した。

 

 

 

観客席

 

箒「あれが一夏のゴーバスターズとしての姿か。一夏らしいな。」

 

 

 

ピット

 

簪「一夏、かっこいい。」

 

刀奈「一夏君、昔から虎が好きだったもんね。」

 

マドカ「はい。」

 

千冬「見せてもらうぞ、お前がどれだけ成長したのかを。」

 

 

 

アリーナ

 

 

セシリア「相手が誰であろうと負けるつもりはありませんわ!」

 

タイガーバスター「望むところだ!」

 

最初に動いたのはセシリア。専用機『ブルー・ティアーズ』の武器の一つ、『スターライト』を構えてタイガーバスターを狙撃する。それに対してタイガーバスターも特命部で訓練をしていたこともあり一つ一つ回避する。

 

セシリア(簡単には当たりませんか、ならば!)

 

このままでは埒が明かないと感じたセシリアは6基のビットを出現させ、ビットからレーザーが発射された。

 

セシリア「さあ一夏さん、このブルーティアーズの奏でる華麗なるワルツで踊っていただきますわ!」

 

タイガーバスター「生憎、ダンスは苦手な方なんでな!」

 

 

<Transport!>

 

 

タイガーバスターは軽口を叩きながらもトランスポッドのマーク部分を押してソウガンブレードとイチガンバスターを転送させて構える。

 

タイガーバスター「行くぞ!」

 

セシリア「負けませんわ!」

 

セシリアは再びビット攻撃をするも、タイガーバスターも負けてはおらず先程の要領で回避してイチガンバスターでビットを狙い撃つ。一つ破壊できたがすかさずセシリアが狙撃したため対応が遅れてしまいダメージを受ける。

 

タイガーバスター「ビットだけじゃなくてセシリアにも警戒しなければならないのか、厄介だな!」

 

セシリア「逃しませんわ!」

 

同時にセシリアは接近戦用のショートブレード・インターセプターでタイガーバスターに接近する。タイガーバスターもイチガンバスターで防御する。

 

タイガーバスター「近接は苦手だって聞いてたけどな。」

 

セシリア「これでも弱点は少し克服した方ですわ!」

 

タイガーバスター「成程な!」

 

2人は一旦距離を取り、相手の出方を伺う。するとタイガーバスターは違和感を感じて後ろを振り向くとビットが一つも見当たらなかった。

 

セシリア「隙ありですわ!」

 

タイガーバスター「おっと!?」

 

セシリアの後方からビットのレーザーが飛び出してセシリアを避ける様に発射されたが、タイガーバスターも間一髪で回避に成功した。

 

タイガーバスター「ちょっと油断したか。」

 

 

 

 

ピット

 

マドカ「今のは・・・偏向射撃(フレキシブル)?」

 

刀奈「ええ、それもかなりの高精度のね。」

 

簪「難しい技術なのに凄い。」

 

千冬「オルコットはそれだけ鍛錬を重ねてきたことだろう。油断しているとやられるぞ、一夏。」

 

 

 

 

 

観客席

 

箒「頑張れ一夏、お前の力はそんなものではないだろ。」

 

観客席にいる箒も応援していた。

 

 

 

 

 

アリーナ

 

四方八方にレーザーが飛び出し、曲がりながらもタイガーバスターに襲い掛かり隙が生じれば狙撃か斬撃が来る。

 

セシリア「流石ですわね、エネルギー管理局に務めているだけのことはありますわ!」

 

タイガーバスター「俺もヴァグラスの戦うためにもっと強くならないといけないからな!さて、そろそろ決着つけるか!?」

 

セシリア「ええ、勝ちは譲りませんわ!」

 

再びセシリアは四方八方からビットで偏向射撃を行う。同時にタイガーバスターもレッドバスター同等のスピードで駆使する。

 

セシリア「流石に見切りましたか!」

 

タイガーバスター「まあな!」

 

ビットの動きを見切ったタイガーバスターはイチガンバスターを連射して3つのビットを破壊し行動範囲を拡げる。一気にセシリアに近づくもインターセプターで防がれた。

 

セシリア「そう来ると思っていました!」

 

セシリアは側面からミサイルビットを打ち込んでタイガーバスターを捉える。

 

セシリア「わたくしの勝ちですわ。」

 

タイガーバスター「・・・それはどうかな?」

 

セシリア「え!?」

 

煙が晴れるとそこにはイチガンバスターとソウガンブレードを合体させてイチガンバスタースペシャルバスターモードにして構えるタイガーバスターがいた。

 

 

<It's time for special buster!>

 

 

セシリア「!!しまっ・・・」

 

タイガーバスター「いっけー!」

 

電子音声が流れると強力なビーム砲が発射されセシリアに命中する。直撃したセシリアはアリーナの壁際まで吹き飛ばされたが激突する一歩手前で踏みとどまった。そして試合終了のブザーが鳴り響いた。

 

 

 

『勝者!タイガーバスター、織斑一夏!』

 

 

試合終了と共に観客席から拍手が響く。

 

 

タイガーバスター「ミッション、完了。」

 

タイガーバスターはセシリアの元に駆け寄る。

 

タイガーバスター「大丈夫か?」

 

セシリア「はい、今日はありがとうございました。」

 

タイガーバスター「いや。」

 

ヘルメットを外して素顔を一夏に戻す。

 

一夏「俺もお前のお陰で性能を確かめることができた。礼を言うよ。」

 

お互いに称え合いながら一夏が差し出した手をセシリアが取り立ち上がる。こうして突如決まった模擬戦は初陣したタイガーバスターの勝利で幕を下ろした。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。