特命部の一夏くん   作:鉄壁拡散

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Mission8 激闘の後で

一夏のタイガーバスター初陣となったセシリアとの模擬戦。激闘の末、一夏の勝利となった。

 

マドカ「兄さん、お疲れ様。」

 

千冬「初陣にしてはよくやったぞ。」

 

一夏「ありがとう。だけど俺はヒロム達と違って遅くに特命部に入ったから少しでも遅れを取り戻すためにもっと強くなっておかないと。」

 

千冬「そうか。だがあまり無理はするな、いざという時倒れてしまったら元も子もないからな。」

 

一夏「分かってる。」

 

マドカ「私も頑張らないと。」

 

一夏とマドカはゴーバスターズとして更に精進することを決心した。

 

刀奈「一夏くーん!」

 

一夏「おわっ!?」

 

刀奈「かっこよかったわよ、さっきの模擬戦。」

 

簪「ちょっとお姉ちゃんずるい!」

 

一夏「ちょ、簪まで!?」

 

ピットで見ていた刀奈と簪が駆けつけて一夏に抱きしめた。

 

千冬「相変わらず仲がいいな。」

 

マドカ「そうだね。」

 

千冬「さて、今日は訓練もいいがゆっくり休め。初陣で疲れただろう?」

 

一夏「分かりました。」

 

千冬に促され、一夏はマドカ達とピットを後にした。

 

 

 


 

 

夕方になり放課後、一夏はヒロムと連絡を取っていた。

 

ヒロム『そうか、上手くバスタースーツを着こなして戦闘にも少し慣れたか。』

 

一夏「ああ。基地で訓練に付き合ってくれたヒロム達のお陰さ。いつか戦線に並べるように頑張るさ。」

 

ヒロム『そうか。あまり無理はするなよ。』

 

一夏「お前もな。それよりヒロム。」

 

ヒロム『?』

 

一夏「今度行われるリカさんのイラスト展、本当に行かないのか?」

 

ヒロム『・・・ああ。以前にも言った通りだ。』

 

一夏「俺が言うのもなんだけど、偶には顔を見せてやったらどうなんだ?」

 

ヒロム『まだ姉さんは認めてないんだ。だからまだ会うわけにはいかない。』

 

一夏「・・・分かった。それと千冬姉から伝言がある。」

 

ヒロム『千冬さんから?』

 

一夏「”負けず嫌いも程々にしないとダメだぞ”だってさ。」

 

ヒロム『はは、流石千冬さんだ。この歳になっても敵わないな。』

 

一夏「それな。じゃあまた連絡する。」

 

ヒロム『ああ。』

 

 


 

 

ヒロムと通話を終えた一夏はマドカ達と合流し、夕食のため食堂に向かっていた。

 

マドカ「兄さん、さっき誰と話してたの?」

 

一夏「ヒロムだ。」

 

簪「ヒロム君元気だった?」

 

一夏「ああ、相変わらずだ。」

 

楯無「彼、ああ見えて頑固だからね。」

 

一夏「リカさんのことも話したけど会いに行くつもりはないって言ってました。」

 

楯無「そう。」

 

マドカ「リカさん、今でもヒロム君が特命部で戦うことに納得してないからね。」

 

簪「まあ13年前にあんなことがあったから無理はないけど・・・。」

 

一夏「唯一生き残ったヒロムまでいなくなるって思うと過保護になっちゃうんだよな。」

 

楯無「いつか分かってくれるといいわね。」

 

一夏「俺もそう信じます。」

 

簪「そういえばマドカのバスタースーツももうすぐだっけ?」

 

マドカ「うん、束さんが完成次第届けてくれるって。」

 

楯無「一夏君が虎、ヒロム君がチーター、リュウジさんがゴリラ、ヨーコちゃんがウサギならマドカちゃんは何かしらね?」

 

マドカのバスタースーツに胸躍らせながら一夏達は今日も無事に過ごすことができた。

 

 

 

それから数日後、マドカ専用のモーフィンブレスが届けられアリーナでお披露目することになった。

 

一夏「準備はいいか?」

 

マドカ「うん。」

 

マドカは一度大きい深呼吸をするとモーフィンブレスを起動させた。

 

『It's morphin time!』

 

マドカ「Let's morphin!」

 

マドカはスーツカラーが黒でヒョウを模した姿に変身した。

 

パンサーバスター「パンサーバスター!」

 

簪「黒い・・・ヒョウ?」

 

楯無「何で?」

 

千冬「束の話によるとマドカは訓練の時ヒョウのような戦い方をしたそうだ。そして色合い的に黒が似合っていたらしい。」

 

楯無・簪「「成程。」」

 

パンサーバスター「これで私も戦えるようになった。兄さん、後で訓練お願い。」

 

一夏「ああ。実戦までに力を付けるぞ!」

 

 

 

 

 

???「やっと着いたわね。」

 

その頃、IS学園の正面玄関前にツインテールの小柄な少女が立っていた。

 

???「大分経ったけど一夏達元気かしらね。この凰鈴音を見たら絶対驚くでしょ!」

 

その少女、鈴音は一夏達を知っているようだ。

 

鈴音「さて行きますか!」

 

そう意気込み学園へと入っていった。

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