神バディファイター決定戦から1年後の春。今度、中学生となる通称『遊びの神』未門友牙らバディファイター達。
今日もキャッスルに向かいバディファイトでたくさんライバル達と遊んだ友牙。ライバルの1人、通称『スポーツの神』陸王マサトとのファイトが終わった直後のことだった。
「ありがとうマサト。いいファイトだったぜ!」
「こっちこそ!ナイスファイトだったな!しかし、また友牙たちは強くなったな」
日本一のバディファイターになった友牙だが、常に思っているのは自分だけで強くなっているわけじゃないし、ただ強くなりたいわけでもなかった。それをマサトや友牙のバディ、ガルガもわかっている。
「いや、マサトや絆竜団のみんなも強くなってるから俺も燃えるんだよ」
「そうだな。友牙の言う通り、我々は強力なライバルが居てこそ更に答えたいと思える。それがバディファイトだ」
ガルガの言葉を聞いて、更に燃え上がった友牙とマサト。もう一度ファイトしようとした時、友牙の携帯電話に着信が。
「ん?あ、母さんからだ…どうしたの?」
電話の相手は友牙の母、未門パルコだ。
『友牙、ちょっと手伝って欲しいことあるんだけどごめんね、直ぐに帰ってきてくれない?』
「うーん。わかった」
《ピッ》
電話を切ると友牙はマサトにしっかり断りを入れる。
「ごめん、マサト。急に帰らないといけなくなっちゃった」
「大丈夫だって、またファイトできる。しっかり家の事をするのも練習の内だからな」
「うん、ありがとう。じゃあな!」
と、言ってキャッスルを後にする友牙。
数分後、帰ってくると、引っ越し用のトラックが家の前に来てて驚く友牙。
「あ、おかえり〜兄ちゃん!」
友牙を出迎えたのは弟の晴。友牙は晴に何かあったのか聞くと、家の中から少年が出てきた。
「これなら、原因は俺だぜ?久しぶりだな!友牙!」
その少年は友牙にどことなく似てたのでガルガも驚く。
しかし、友牙はその少年に駆け寄り、笑顔で応える。
「凌牙?凌牙じゃないか!どうしたんだよ、急に来るなんて!」
「友牙、少し我にも説明してもらえるか?」
状況がまだいまいちわかってないガルガに友牙が説明しようとするとその凌牙と呼ばれた少年が代わりに説明する。
「俺は未門凌牙。友牙の従兄弟だ。前にふらっと来た牙王のおっちゃんからバディファイトを教えてもらってさ、母ちゃんからバディファイトやるんならこっちに行ったほうがいいって。パルコ叔母ちゃんに連絡はしたらしい」
凌牙の母は、友牙の父、未門牙王の妹で未門合気柔術と言う武術の師範をしている、未門花。その花から、パルコに凌牙を預かって欲しいと言う連絡だったのだ。
凌牙を荷物をトラックから下ろすとき、凌牙はパルコと友牙に申し訳なさそうに言った。
「悪かったな。連絡してたとはいえ、急に」
だが、パルコも友牙も気にはしてない。それどころか、嬉しそうだった。
「大丈夫よ。ちょうど、友牙の部屋の隣が余ってたし。凌牙くんがバディファイトをやるんなら、友牙の新しいライバルにもなるでしょ?」
「はは、そうだね。俺も嬉しいよ!」
それを聞いて、少し緊張の糸が解けた凌牙。
「そうか…ありがとう。さてと、そろそろ俺のバディがドラゴンワールドから帰ってくる頃だな」
そういえば、凌牙のバディをまだ見てないことに友牙も気づいた。
すると、庭にゲートが現れてそこからSD体の鎧を身に纏い、翼を生やした、赤いドラゴンが出てきた。
そして、凌牙はそのドラゴンの横に立つと、友牙達に向かい言う。
「紹介しよう俺のバディ。『竜帝騎士団団長 滅魔のヴェルドラゴン』だ」