スーパーカブ もう1人の物語   作:DDX

1 / 8

※スーパーカブを見て書いてしまいました。

カブについて知識は素人なのでご了承下さい。


第1話 魅入られた男

 

山梨県 北杜市ーーー

 

 

その町で俺の人生は変わった。

 

 

カチ・・・カチ・・・カチ・・

 

 

暗い部屋で1人の少年がパソコンを使っていた。

 

「・・・」

 

少年は黙ったまま、ただひたすらにキーボードを打ってはマウスを動かしクリックするだけ・・・

 

ピーピーピー

 

しばらくすると少年のスマホが鳴り響き少年はスマホを手に取り画面を見るとタメ息を吐いた。

 

「もう、朝になってたのか・・・支度しねぇと・・・」

 

そう言って少年は立ち上がり、背を伸ばして身支度をはじめるのであった。

 

 

 

「さて、行くか。」

 

身支度を終え、高校の制服に着替えた少年…“高瀬 一馬”(たかせ かずま)は部屋を出て、自転車に乗り自分の通う高校へ向かうのであった。

 

「・・・(きっつゥ)」

 

自分の通う高校までには多くの坂があるため電動自転車ではない普通のママチャリである自転車では坂登は厳しい・・・

 

「(やっぱり、電動買うか?それともマウンテンバイク?だけどそんな値段するので学校行きたくねぇし・・・下手したら盗まれるかも・・・)はぁー」

 

一馬がタメ息を吐きながら自転車を漕いでると後ろからエンジン音が聞こえるとあっという間に何かに追い越された。

 

「原付か・・・」

 

自分を追い越して行ったのは原付・・・俗に言う“カブ”と言われるモノだった。

 

「あれなら・・・」

 

それを見た一馬は何かを思い付いたよな表情で学校に向かうのであった。

 

 

 

ーーー放課後ーーー

 

 

 

一馬は学校が終わると家に帰らず、バイクショップへと来ていた。店頭には色々な大型や中型、原付が並んでいた。

 

「いらっしゃい、お客さん?」

 

出迎えてくれたのは1人の男性店員だった。

 

「原付を探しているんですが・・・」

 

一馬がそう言うと店員は待っててと言って店内から一台の原付を持って来た。

 

「これなんかどうだい?“ヤマハのジョグ”っていうスクーターなんだけど?」

 

店員が持って来たモノにピンとこないがなんでもいいかと思い買おうとしたその時だった。

 

「あっ・・・」

 

店の奥にある一台の原付に目がいった。

店員も一馬の視線を追うとそこにあるモノに気付く。

 

「あぁ、“クロスカブ”ね・・・あれも人気あるけど値段はこっちの方が安い…「アレにします。」えっ、いいの?」

 

店員がそう言うと一馬は頷いた。

 

「それじゃ、手続きするから中へ・・・あっ、そうだった。」

 

店員は振り返り、一馬に問う。

 

「キミ、免許は持ってる?」

 

「・・・あっ・・・」

 

一瞬にして、場が凍りついた。

 

「あ、あのー取っといてもらう訳には・・・」

 

どうやら一馬がカブに乗るのはまだ先になりそうであった。

 

 

 

 

 

第1話、終わり

 

 

 





いかがでしょうか?クロスカブにしたのは自分の趣味です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。