スーパーカブ もう1人の物語   作:DDX

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主人公がカブに乗る話しです。
因みに原作キャラは次回からになります。


第2話 反転

 

 

「ふぅ・・・漸く取れた。」

 

小型限定普通二輪免許試験を受け、免許を取得できた一馬は自分が写った免許証を見てニヤついていた。

 

いままで何の趣味も沸かなかった一馬の心に何かが沸き上がっているのを一馬は感じていたのであった。

 

 

 

ーーー次の日ーーー

 

 

 

「こんにちは。」

 

「おっ、いらっしゃい。待ってたよ。」

 

一馬はクロスカブがあるバイクショップに訪れていた。

理由は単純明快でクロスカブを買いに来たのだ。

 

店員が店内からクロスカブを出し、一馬の前に停車する。

 

「一応、新車だけど動作確認してみて。」

 

「はい!」

 

一馬はクロスカブに跨がると緊張した表情でグリップを握った。

 

 

その時だった。

 

 

「ッ!?」

 

 

目の錯覚なのか・・・

 

一馬の視界には大きく広がる道が見え、一瞬にして緊張が解けていたのだ。

 

ただ、一馬が意識したのは・・・

 

「(走りたい!いますぐに!!)」

 

とてつもない程の興奮であった。

 

「早く走りたいみたいだけどまずは馴らしてからね。」

 

「え、あ、・・・はい///」

 

しかし、一馬が興奮しているのに気付いた店員からの注意に一馬は顔を赤くするのであった。

 

 

 

「ハイ、これでこのクロスカブは君のだよ。」

 

「ありがとうございます。」

 

馴らしも終わり、手続きも終えた一馬は受け取ったクロスカブのキーを握り締め店員に礼を言った。

 

一馬は背中に背負っていたバックからバイクヘルメットと手袋を取り出した。

 

「おっ!ダムトラックス(DAMMTRAX)のバイクヘルメットかい!?良いよねー!!」

 

一馬の取り出したヘルメットに店員が食い付いたが早く走りたい一馬はせっせと準備をする。

 

「それじゃ、ありがとうございました。」

 

支度を終え、クロスカブに跨がって一馬は走り去ってしまった。

 

「行っちゃた・・・しかし、支払いを“一括”で支払うなんて良いとこの坊っちゃんなのかな?」

 

店員の呟きに誰も答えることなく、店員は店内へと戻るのであった。

 

 

 

 

ブロロロロォ・・・

 

 

 

 

「(スゲェェェ!風がヤバい!教習所で乗ったのなんかと違い過ぎるだろ!?)」

 

クロスカブのグリップを握る力がより一層に強くなる。

 

「・・・遠回りして行くか。」

 

そう呟くと一馬は真っ直ぐ行く道を左に曲がっていた。

 

「あぁ、マジでスゲーや・・・」

 

いままで、こんなにも何かに感情が揺れ動くことなんかあっただろうか・・・

 

学校でもこんな気持ちなんてなかった。

 

家族にさえも何も感じずにいたってゆうのに・・・

 

 

だけど・・・

 

 

店の片隅にあったコイツを見て思ったんだ。

 

 

“オレと同じ”って・・・

 

 

この世界でオレと同じコイツと一緒にいたいと思ったらがむしゃらに頑張っていた。

 

「これから宜しくな“相棒”。」

 

こうして一馬とクロスカブの物語が始まったのである。

 

 

 

 

 

第2話 終わり

 

 

 

 





いかがでしょうか?前書きにも書いてますが次回からは原作キャラ登場します。
因みに主人公のクロスカブは110のカムフラージュグリーンです

感想、ご意見ありましたら宜しくお願いしますm(__)m
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