スーパーカブ もう1人の物語   作:DDX

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ガチで只今、クロスカブを買うか検討しています。
因みに普通免許(車)ありますが110ccや125ccに乗りたいので中型免許を取るつもりです(^∇^ )


第4話 小熊と礼子

 

キーンコーンカーンコーン

 

「あれ?“アイツ”何処に行った?」

 

授業が終わった放課後、スーパーカブの持ち主である“小熊”の姿が何処にもなかった。

 

「あら、彼女いないの?」

 

すると一馬と同じくスーパーカブを見たいと言っていた女子である“礼子”がスーパーカブの持ち主である“小熊”がいないことに気付いた。

 

「あぁ、でも・・・」

 

そう言うと一馬は小熊の席にある袋を手に取る。

 

「“これ”があるからまだ学校に居ると思う。」

 

「なら届けに行きましょ。」

 

「あっ、おい!?」

 

礼子は一馬の腕を引っ張り教室を出た。

 

 

 

小熊side

 

 

 

はっきり言って私は目立つことは苦手だ。

 

そんな私に声をかけてきた二人がいた。

 

一人目は同じクラスの礼子だ。

 

礼子は何でも持っている。

 

成績は上位でスポーツ優秀、父親は市議会議員、母親は会社を経営していて彼女は市内の別荘で一人暮らしをしているらしい。

 

何でも持っている女の子・・・

 

「(私とは・・・違う・・・)」

 

もう一人も同じクラスの高瀬一馬だ。

 

彼のことはよく知らない。

 

親については聞いたことない。

 

ただ彼も一人暮らしだと聞いたことがある。

 

成績もスポーツも平凡だ。

 

と言うより、彼はヤル気がないような感じがする。

 

「(どこか私と“似ている”・・・)」

 

でも、関わってきたことは一度もない。

 

そんな私は関わるのが怖くなり、逃げた・・・

 

「(大丈夫、大丈夫・・・明日、うっかり忘れてたと言えば・・・ハッ!)」

 

その時、私は気付いた。

 

「(ヘルメットバック!まだ教室に・・・)」

 

私が慌て教室に向かおうと振り返ると・・・

 

「・・・」

 

「・・・」

 

後ろには高瀬と礼子がいた。

 

礼子は高瀬が持っていた私のヘルメットバックを手に取り・・・

 

「ハイ、これ・・・忘れ物よ。」

 

この瞬間、私は逃げるのは無理だと諦めるのであった。

 

 

 

小熊side end

 

 

 

「へぇーキャブ式カブの極上品じゃない!走行距離500㎞ちょっとでタイヤもまだ、まっさらね!それに高瀬のクロスカブもいいわー新車で走行距離も全然、少ないし、こっちもタイヤがまっさら・・・ホント、カブかっこいいわ~!!」

 

「「・・・」」

 

駐輪場に向かう途中、一馬もカブに乗っていることを言うと礼子と小熊も見たいと言ったので一馬は相棒であるクロスカブを見せると礼子は二台をマジマジと見ていた。

 

一馬と小熊はそんな礼子に若干、引いていた。

 

礼子はひととおり見終え満足したのか・・・

 

「私もバイク通学してるんだ。・・・見る?」

 

物凄く見てほしいと期待した瞳で訴えかけたので一馬も小熊も見ると頷くしかなかった。

 

 

そう言って礼子が持ってきたのはホンダMD90“郵政カブ”だ。

 

 

「へぇ・・・同じカブでも違うんだな。」

 

「でしょ!」

 

「(何か色々、違ってる・・・改造バイクってやつなのかな?)」

 

礼子のカブはマフラーやグリップなど所々がカスタムされていた。

 

すると礼子は満足したのかヘルメットを取り出し、被るとカブに跨がりエンジンをかける。

 

 

ドォオン!!

 

 

その瞬間、重低音なエンジン音が響き渡る。

 

「私ばっかり喋っちゃって悪かったわね。同じカブ乗りとしかも二人も知り会えて嬉しいわ。」

 

そう言って礼子は去って行った。

 

「何か・・・マイペースな奴だったな。」

 

「・・・うん。」

 

「あ、今日はありがとな。」

 

「別に、気にしない。」

 

そう言って小熊もカブに乗り帰ろうとする際だった。

 

「また“明日”な。」

 

「・・・また“明日”。」

 

一馬が別れる際に挨拶し、小熊も返して去って行った。

 

「「(また明日か・・・悪くないかな。)」」

 

友人がいない二人にとって初めて口にした言葉であった。

 

 

 

第4話、終わり

 

 

 

 





いかがでしょうか?小熊や礼子は名字が出てないのでやりづらい感が半端ないです・・・

ご意見、感想いただけましたら幸いですm(__)m
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