ーーー恵庭椎sideーーー
私には気になっている人がいます。
“高瀬一馬”くん・・・
べ、別に彼のことが好きとかじゃないんです!?///
ただ、“あの日”見た彼のことが頭から離れないんです。
それから彼のことを目に追うようになっていました。
・・・つまらなそうな表情をするのが彼への印象でした。
まるで“生きている”ことすらつまらないというような・・・
そんな彼が何時からか変わり始めていたんです。
まるで欲しい玩具をガラス窓から覗く子供のような瞳・・・
私は気になり、彼を見る回数が増えていました。
そんなある日・・・
「オレにも見せてくれないか?」
家庭科の授業中、彼が他の女子と話していました。
・・・初めてみました・・・
彼が誰かに話しかけるところ・・・
「(あれは・・・礼子ちゃんと・・・確か、小熊さん?)」
二人となんの話をしてるか気になるけど他の友達が話しかけてきたので私はそちらに意識を向けた。
「なら届けに行きましょ。」
「あっ、おい!?」
その日の放課後に礼子ちゃんと高瀬くんが一緒に教室を出て行きました。
「(礼子ちゃんが腕を組んでる・・・もしかして二人は?)」
その時も私はただ見ていることしかできなかった。
ーーー次の日ーーー
私は礼子ちゃんに昨日のことを聞こうとお昼休みに礼子ちゃんを誘ったが・・・
「ごめん、先約がいるんだ。」
そう断られてしまい、私は他の子とお昼を食べた・・・
「(あれ?三人共いない・・・)」
気付けばいつの間にか教室には三人共いなかった。
「(外かな・・・)」
私は気になって三人を探すことした。
すると三人は駐輪場にいた。
三人はバイクに座りながら雑談したり、昼食を食べていた。
・・・でも、私にはそんなことどうでもよかった・・・
だって・・・
「(高瀬くん・・・笑ってる・・・)」
初めて見た彼の表情に目が離せなかった。
その笑顔は凄く純粋で・・・
とても綺麗な笑顔だ。
ズギッ・・・
「(ッ!?)」
なんでだろう・・・
初めて見れたのに・・・
それなのに・・・
「(・・・辛い。)」
私は溜まらずその場を後にした。
ーーー自宅ーーー
「ただいま、パパ。」
「あぁ、お帰り。」
家に帰るとお店にパパが焼けたパンをお店に並べていた。
私も手伝う為に準備をしていると・・・
「そういえば、椎は高瀬一馬くんを知っているか?」
「え、同じクラスだけど・・・」
突然、パパから高瀬くんの名前が出たことに驚愕した。
パパの話では高瀬くんはお店の常連さんらしく頼まれていたコーヒー豆が届いたのでお店に呼んで欲しいと言われた。
「(話せるきっかけができた!!)」
その日、私はドキドキが治まらなかった・・・
ーーー次の日ーーー
学校を終えて私は高瀬くんを連れ、お店に招待しました。
私はお店の手伝いをするため服を着替えに部屋へ向かう。
「(恥ずかしい・・・///)」
私は盛大にやらかした。
高瀬くんをお店に呼ぼうとして、家に来てと言ったせいでとんでもない勘違いをさせ、挙げ句の果てにはクラスの皆からも勘違いされてしまった。
「高瀬くん・・・迷惑かけちゃたな・・・」
準備を終えて、お店に戻るとパパと高瀬くんが何やら話している。
「一馬くん、“バイト”する気はないかな?」
「・・・ハイ?・・・」
え?
えええェェェッ!?///
第7話、終わり
いかがでしょうか?
遅くなって申し訳ないとですm(__)m
椎ちゃんの感じってこんなんだっけ?
ご意見、ご感想の程よろしくお願いいたしますm(__)m