我が名はマドカ。聖剣に選ばれし✝︎漆黒の黒騎士✝︎ 作:めど
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「もしかしてその子
新しい部員!?!?!?」
「違う違う、顔近いからな
今日はラッキーカラーが青なのか、よく青い髪の女に出くわす。
整備班と別れ、訪れた場所はスポーツセンター。第六アリーナ付近に併設されている。
IS以外のスポーツ活動が盛んに行われており、エステやらジムやらなんでもござれだ。教員すらスキマ時間で愛用している程。
で、時間の都合上レインたちが最後に向かったのが──
「はじめましてっ! グリフィン・レッドラム、レインと同じ3年生です! みんなからはグリ姉とかグリちゃん先輩とか呼ばれてるから、マドカちゃんも好きに呼んで良いよっ!」
──人工芝が敷き詰められた、サッカー部のグラウンドだ。
感情のままにマドカの両手をブンブンさせた、天真爛漫な褐色少女。サッカー部の大将を務める彼女はレインと同級生で、ブラジル代表候補生。ここまでくると代表候補生も大して珍しくないのでは? と訝しむのが自然の摂理だが、そんなことはない。
「お、おぉ……我が名は……ん? 待てよ。レッドラム……
「おい待てや」
目を離した隙にこれだ。
マドカがまた要らぬことを言うものだから、レインは首根っこを掴んだ。
「アームド・ヘルヘイムも禁止な。次喋ったら殺す」
「ッッッ!?!?!?!?!?」
「お前もうわざとやってんだろ」
初対面で人を暗殺者扱いするわ人殺し扱いするわで、どうかしている。もはや馴れ馴れしいではなく『舐め舐めしい』の域に達している。
水を差すが、グリフィン・レッドラムのスペルは“Griffin
「あーむど……?」
「なんスか?」
「わ、フォルテちゃんも久々〜! 元気してた?」
「グエっいきなり、ど、どもっス……」
首を傾げ、口元を最後のギリシャ文字に変えたグリフィンであったが……フォルテを見た途端に忘却。興味のスライドが異様に速く、そのまま全身凶器と言えるダイナマイトボディで抱き付いた。
絞められた方は生弾頭の感触が直に当たり、滅茶苦茶不快な表情を浮かべている。
彼女はノーブラ族。下着は常に下だけ。
「はぁ…………ん、どうしたフォルテ」
「他人の胸ってどうやったら縮むんスかね」
「え」
そしてフォルテのうわ言は、切ない。
「──これは」
「マドカちゃん、サッカーに興味ある? 良かったら部員募集してるからさ、入ってみない?」
「……ふっ、この
「あっ、おい」
転がったボールを足で拾い上げ、器用にリフティングしてみせたマドカ。何を思ったかそのまま走り始めた。
もうこの時点でレインは不穏な空気を察していたが、止めたところで今更。
「──へぇ、リフティング上手いじゃん。
そんな中で誰よりも早かったのは、グリフィンだ。重度のサッカーバカ故に、180点のスマイルで肉薄してきた。なんか不穏な言葉もおまけで。
土足でフィールドに侵入したマドカの前に瞬足で立ちはだかったその姿は、歓喜と狂気ふたつの性質を併せ持つ。
「やっぱり入部の素質あるよね、あるよね!? ISもいいけどそんなことよりサッカーやろうよ!」
「我が108の特技はリフティングに留まらずだ、とうッ!!」
「飛んだ!?」
しかし、この程度で気圧される漆黒の黒騎士ではない。
厨二病の思考テリトリーは地上、否、空中。非常識で超次元的な大跳躍で、グリフィンのブロックを"無視"した。
ゴールはガラ開き。
となれば──既にシュート体制に入ったマドカが、逆光に。右足を天掲げたあの逆さま、まさしくオーバーヘッドだ。
「そしてこれが、ダーク・ストライカーと呼ばれた我が必殺!!」
「おぉっ!」
「あぁ……」
「先輩?」
「頭痛が痛くなってきた」
「風邪っスか!? ロキソニンもあるっスけど!」
「ごめんそれじゃ治らねーんだ」
期待の大型新人に、グリフィンが10カラットの眼差しで手に汗握る一方。タイムマシンを作って過去の自分を抹殺したくなったレインは地獄の空を仰いでいた。
「食らえ! オレの必殺──バーニングヘルファイア改!!」
「あぁ……」
忌々しい過去と重なった悪しき刹那、着地を一切想定されていない位置エネルギーを以て。
標的のゴールネットに向かって放たれるは、幻覚か現実か。突風を纏っていた。
「喰らうがいい──
オーバーマドカサイクロンッ!!」
かくして、黄金ならぬ漆黒の右足から繰り出された破滅の魔弾。
目にも止まらぬスピードで加速し、今。全てを灰燼に帰す冷酷無比の威力を乗せて、普遍の門を突き破り──!!
「──あ。これ多分跳ね返って顔に当たるやつだ」
「見るがいいっ!
これ
ガッ」
「──以上が、マドカ=ウォヴェンスポート・ミューゼル及びMeusel Materialに関する現状報告になります」
『お疲れ様。今はまだ様子見、って感じね……後は私から織斑先生に伝えておくわ』
「承知いたしました」
『……危ない綱渡り、させちゃったわね』
「いえ、お嬢様のためならば」
午後21時、IS学園生徒会室。
灯りのない薄暗の中、投影の光に照らされた二つの影があった。
彼女達の背後には、総括の一声に含まれた『それら』に類する山積みの部外秘資料が。
マドカ=ウォヴェンスポート・ミューゼル、そしてこんな奴を堂々と世間に輩出してくれた、ミューゼル家そのもの。
それら全てのデータ、即ち入学前から
本人の経歴は勿論、戦闘記録、家族構成、血縁、組織図──ひいては、所属企業の全従業員リスト、アメリカ政府の関与、ミューゼル家の軍役記録と過去数十年の動向に渡り──つい先ほど送られた、『自分で蹴ったボールを反射で顔面にぶち込んだ間抜けな映像』を含め。
表裏問わずに炙り出たものは、洗いざらい調べ尽くされた状態である。
『うーん……改竄を疑うべき、かしらね』
「間違いないかと」
『なーんかどれもこれも出し抜かれた感じなのよねぇ。久々に火が点いちゃうかも』
結論を言うと、現状は『何も無い』。
水難事故で両親を亡くしてから、孤児院に預けられた過去以上のものは……何一つとして、千冬が納得するような確証がなかった。
『いっそのこと米軍の船乗っちゃう?』
「……あの、くれぐれも無茶は。我々もいますので」
『あん、心配性ね
投影の向こう側にいる彼女が、常に携帯している扇子を開く。達筆で『外柔内剛』。
自分でそれを言うかと横槍を入れたくなるが、『
『後は……
「はいは〜い! たっちゃんさんのために、頑張って取ってきました〜」
『え、えぇ……頑張ったのはよく分かったわ……虚ちゃん、お願いできる?』
「? 本音、ちょっと見せて──……はぁ。これ、あなたから読んでもらえる? 電気点けるから」
「かしこまり〜」
呆れた顔で照明のスイッチに手を伸ばす。不本意ながら、二つの顔が
そこにはのほほんさん──否。
ここでは生徒会書記 布仏 本音と改めるのが適当か。
昨日に続いて簪の虚無的勲章集めに付き合わされていた本音だったが、風呂を口実に抜け出して来た。故に今の格好は、黄色い帽子まで着けた寝間着そのもの。完全にオフ。雰囲気をシリアスにしてやったのに全くやる気がない。
そして本音の
3年1組 生徒会会計
彼女ら姉妹は、公私共に生徒会長を補佐する大事な『指先』。
その主従関係は学園だけでなく、生まれながらのもの。一族単位で先祖代々仕えてきた。
で、『たっちゃんさん』から虚へ。
でもって虚から結局本音のもとに返ってきたのは、一冊のメモ帳に書かれた"ある内容"だったのだが──
うわきったね! クソだ……。
常人が読むには根気を強いられる文字列だった。『たっちゃんさん』すら慄いたこの書記とは思えない脅威的な字の汚さ故に、暗号として若干重宝されていたりとか何とか。
多分100年後も現存していれば『ノホ=ホン・コード』と称され、あらゆる科学者が妄想を抱きながら人生と時間を無駄にしてまで解析するに違いない。
『本人しか解読できないのは、まぁ、良くも悪くもって感じなんだけど……』
「……後で
「んーと……あっ、これだぁ」
二人が固唾を呑もうとする中で。
こんな場所でもいつものように、恐ろしいほどにのほほんとした本音は、栗みたいな口を開く。
「ではでは、私から結論を言いますと……
まどっきーはやっぱり、
『ふぁんとむ・たすく』だと思いま〜す」
「!」
『……続けて?』
「私たちの活動、まどっきーはもうお見通しって感じでした〜」
不可解な疑問だったのだ。
何故、マドカが『一切口外していない自分たちの所属』を、知り尽くしていたのか。
「──貴様、
「おぉ〜……」
先日の茶番、マドカは確かにそう言った。
こう見えて己が使命は、晴れて日本代表候補生となった四組──『更識 簪』の護衛。
並びに、彼女へ危害を加える可能性があると判断した暫定脅威存在の監視、そして記録蒐集。
そう。
マドカ=ウォヴェンスポート・ミューゼルは、新編された生徒会の第一級監視対象。
そのために、マドカの入学予定が発覚した12月の時点で、予め
実力行使で座から退かせたが、当時の学園最強となればやはり一筋縄ではいかない。
しかも
「……お嬢様、これは」
「たっちゃんさんの言い付け、多分当たってる気がします〜」
『……本音ちゃん結構勘が鋭いからなぁ……でもそうなると、いきなり尻尾を出してきたわねぇ』
『妙に意味深な振る舞いで思慮深いと思わせて、実は何も考えていない馬鹿かも知れない』という前情報を持って、本音は彼女との接触を図った。
今思えば、撤回すべき余計な先入観だったかも知れない。こんな初対面で、
それに。
「暗部の情報は掴んでいたが──
それが
裏社会の当主に仕える『お屋敷の人間』。
その肩書きは、一部の人間しか知らない筈。しかも、
どういった経由でこちらの情報を手に入れたのか。やはり、マドカを引き取ったミューゼル家そのものが絡んでいるのか。
「うんうん、めもめも……っと」
あの後、マドカの茶番に付き合うために用意していた、カンペの束に追記した。……走り書きだった故にぐっちゃぐちゃなのだが。
訳のわからん呪文も公式戦や立会の記録等で仕入れた情報の通りだったが、全て『油断させて懐に潜り込む故の振る舞い』と考えれば。割と辻褄は合う。
軍仕込みの教育か、相当長い訓練を経て無能のフリをした道化を演じているのだろうか。
そう考えると、なんだか少しだけ。立ち回りが自分と似ている気もした。
『しんぱしー』、とやらか。
(いやぁ〜まどっきーも中々やりますなぁ〜……なんちゃって)
誘導するようにあえて当主の名前を出して、カマを掛けたのは正解だった。手始めの探りとしては、上々の収穫かも。
千冬にしばかれる寸前のマドカを、誰も真意を読めない笑顔で眺めながら。
至極くだらない妄想バトルは、その実。互いに新たな敵対関係を予見していたのだ。
「……正直、早急に帰って来て頂きたいのが本望です」
『その辺は"なる早"でちゃあんと掛け合ってる……って、言いたいところなんだけど。ごめんなさい、もうちょっとだけ大事なお仕事が残ってるの』
もはや、あらゆる容疑を掛けられた奴に関する議論など時間の無駄だ。
アメリカに直接デカい面はできないものの、それでも対応を急かす各方面からの苦情。完全なるイレギュラー。しかも相手は、どういう思考をしているのか『
これは痺れを切らした米国の、学園に対する単なる嫌がらせか。
刻一刻と、処遇の猶予が迫ってきていた。
しかし、滅多に姿を現さないことからサボり魔と誤解されがちな彼女にも、立場上の仕事がある。
その証左に現在、彼女はIS学園ではなくロシア連邦に滞在していた。
その理由は自身の血縁。
アラスカ条約調印より始まった取引。
原産国ルクーゼンブルクの認可を無視した、違法な
ロシアに潜伏している
人類史上最年少でSランク適正が発覚した、
『Project Mの残滓』として生まれたデザインチャイルドの養成。
……もっとも、そのM計画とやらが何なのかは
とまぁ、その他諸々
「……まぁ言うまでもなく、妹様の身に何かあれば……」
『もちろんその時はブッ殺すに決まってるじゃない。簪ちゃんに手を出すなら、おねーさん神様仏様全人類世界の全てが相手でも容赦しないわ。全部投げるから』
「……そうですか」
もちろん、簪の身に何かあれば話は別。国境とか領空とかそんなものはどうだっていい。
故に『処刑不可避』の文字が全く冗談じゃない。当然の如く、純日本人なのか疑わしい真っ赤な瞳が結論を物語っていた。
今はまだ、けれど。
仮にマドカが簪に危害を加えたとなれば、その時点でIS学園は百割死刑裁判所と化すだろう。しかも『地獄の業火に焼かれてもらう』と言わんばかりに千冬も飛んでくるし。人類種の天敵ルート並にどんどん敵が増えていくね。
「けど、仲直りは早めにしておいた方が良いですよ。亀裂が増える前に」
『うっ……』
「話さないとわからないことだって、山ほどありますし」
『うううっっ……!!』
それはそれとして、虚が意識外の角度から個人的な助言を投げかけた。
ズブリと言われた彼女にとってそれは。どんな針や刃物で刺されるよりも痛い、並々ならぬ悶絶を伴うちくちく言葉だ。
『で、でも簪ちゃん、まさかあんなにおねーさんと映画に行くの嫌だなんて、思わなかったから……!!』
「それ多分映画が原因だと思うんですけど……」
『だってちゃんと簪ちゃんが好きなヒーローモノの映画だったのよ!? もう絶対私嫌われてるってことじゃない!!!』
声以外も迫真の様相で、酷く取り乱した。レインを退ける程の強キャラオーラが全て嘘のように。
彼女は簪が絡む不幸に関しては自分が100%悪いと、一方的に卑下しがちだ。例え自分が一切関係なくとも、断固として真実を認めようとしない。虚もメンヘラモードになったこいつを宥めるのはマジで面倒なので、これに関しては半日も掛けて原因を調べ上げた。
そして答えは単純だった。当初の推測通り、元凶は映画そのもの。
渡そうとして叩き落されたチケットに書かれた文字は
仮面ライダーオーズ10th
復活のコアメダル*2
……既に通過した地獄煉獄を二度も進んで味わえるほど、簪は極度のマゾではなかった。
屋敷でそのタイトルを見た途端、Cyberpunk 2077のようなグリッチ色彩を帯びたまま金切り音の絶叫マシーンと化してマジ狂い。
専用機を貰って会見予定があったにも関わらず、あまりの解釈違いと精神的ショックで入学前までずっと引き篭もっていたという。ただでさえ去年のバルカン&バルキリーで体調を崩していたのに。かわいそう。
『…………ぐすん』
「……話戻しましょうか」
『……えぇ、そうね……』
咽び泣くのは後。
今は物理的にも、遠く離れた関係だが……まぁ、軋轢はその内解決するはずだ。……二学期にもなれば。
『……
「目ぼしいところで言えば、最近多発しているISの強奪未遂事件でしょうか」
『主犯格が"ルフィ"って名乗ってるアレ?』*3
「違います生徒の安全に関わる問題なので真面目にやってください」
『じょ、冗談よ冗談……けれどもし、"そんな時"が来てしまったのなら……
再び緊迫が巡り、一同は透色の言葉を待つ。
主はくすりと、その雪国を背に。澄み渡る笑みを浮かべた。
閉じては開くと、瞬く間。
扇子の文字列は、敵対と認定した存在への無慈悲を表す、『執行』へと切り替わる。
彼女の名は、更識家十七代目当主──
「この学園の
『そのように振る舞う』。それだけの話よ」
ロシア代表 序列12位
IS学園 生徒会長
────────────────
……そして言うまでもなく。
のほほんさんは、盛大な誤解をしている。
IS
すなわち
マドカ
私とセシリィは、
勝負まで7日。となればやはり、あの方の力を借りるしかなかろう。なぁ、師匠!
レイン
いや、なにこれ? 何?
マドカ
次回予告だ、中々洒落てるだろう?
レイン
なんか、お前がこの前書いてたあの変な小説みたいだな……。
マドカ
だがウケは良いぞ。先日、ハメルピアの日刊ランキングを確認したら99位に入っていたのだ。
これも、
レイン
は、はァ!!??
次回 Infinite Stratos Fun Fiction
ビフォー・アフター・セブンス
.
.
◆ 舞台設定②
"スコール・ミューゼルが記録上死亡しなかった"世界線
筆者がどうしてもスコールを味方側に入れたかったので、死者として記録される運命をねじ曲げました。多分原作は軍役時代に致命傷食らってから亡国機業に拾われたと思うんですけど(雑魚考察)
今作のスコールは肉体改造の違法若作りを施されておらず、肩腰の痛みと白髪と老いを憂うキャリアウーマンになってもらいました
◆ ミューゼル家
原作では忌み名らしい。かわいそうなので表社会に出てもらうように改変した
炎の家系の正体は行く先尽くを焦土に変える戦争屋とかパイロキネシスを使える超能力者とか諸説あるが、本作はそれらを参考に違ったキモ解釈を出したい
◆ レイン・ミューゼル
マドカの義姉。イメージcvはモードレッド
今作ではダリル・ケイシーやら炎の家系は9割妄想の産物と化しているため、恥ずかしい記憶を持った一般生徒となった。要は原作の彼女のあらゆる要素が反転している。レインオルタ
原作
ダリル・ケイシー
コードネーム:レイン・ミューゼル
亡国機業所属の悪いやつ
炎の家系ことミューゼルに課された呪いの運命を受け入れ、学園と敵対
本作
レイン・ミューゼル
黒歴史の二つ名:焦焔将ダリル・ケイシー
亡国機業をかっこいい集団と思い込んでいた恥ずかしいやつ
表舞台で活躍するミューゼル家のご令嬢として、一時学園最強にまで上り詰める
呪いも無ければ覚悟も決まっていないので原作より弱体化
◆ フォルテ・サファイア
レインの彼女。宇崎ちゃんの下位互換とか言うな。イメージcvはマシュ
アーキタイプ・ブレイカーにて専用機のフルカラー版全身図と武装がようやく明らかになった人。因みにレインは戦闘グラフィックもIS立ち絵も実装されなかったせいでストーリーでも終始半裸の哀れな変質者と化していた
◆ グリフィン・レッドラム
誰?
とっくの昔にサービス終了したアーキタイプ・ブレイカー初出。ゴリラモンドみたいな専用機まで持ってるのに12巻のルクーゼンブルクのヒロインに負けじと劣らず突如生えてきためっっっちゃくちゃ影が薄い人。でも大丈夫(倫太郎)、もっと影が薄い地球外生命体がいますので……
◆ かんちゃん
廃人
今現在、復活のコアメダルを記憶から消すためにモンハンの勲章集めばっかりしてる。しかも打鉄弐式のコンソール画面でウマ娘とSky Leapを開いてメイクラと古戦場を地獄周回してる
◆ たっちゃんさん
映画が原因でかんちゃんに拒絶された可哀想なお姉ちゃん
この世界線では既に打鉄弐式が完成しており原作7巻のような勘違いの軋轢が無いのに、この様。運命は変えられない。かなしいね
因みにメディアミックスの気まぐれで"たっちゃんさん"の他にも"たてなっちゃん"と呼ばれることもあるが、筆者は"たっちゃんさん"呼びがすき
◆ のほほんさん
マドカの宿敵。マジでマドカを監視してました……
馴れ馴れしく近付いたのも全部任務のため。仲良くなりたい気持ち自体に偽りはないが、マドカがマジの悪人で始末するとなったとしたらそれはそれで仕方がないよねと、割り切っている(マドカが皆さんご存知のマドカだった場合、実は生徒会で一番危険な綱渡りをしている)
今後の動向も全て筒抜けだし、後述されるマドカの部屋にもカメラと盗聴器を仕掛けてます
◆ 虚さん
のほほんさんのメモはとりあえず没収した