ほんとに何も思い浮かばなかった……
9/25 あとがきに追記
(そんなに穿って見ないで)ええんやで
【皐月賞】クビ差凌いでサイレントロードが戴冠 次はダービーで無敗の二冠へ
1:出走予定の名無しさん ID:Yn+12fKym
「皐月賞・GⅠ」(24日、東京)
例年と違う府中の地で無敗の皐月賞馬が誕生した。1番人気のサイレントロードが4角で抜け出してオルフェーヴルの猛追を抑え込んで逃げ切り、池尾弘厩舎のワンツーフィニッシュ。3着は2番人気のサダムパテックが追い込んだ。
「良馬場発表だったけど思っていたよりは柔らかかったから、前残りの展開になるかもしれないなって」。昨年騎手生命にも関わるほどの大怪我を負いながらも見事復活を見せつけた関騎手はそう語った。
道中は外目からハナを奪いにかかった大逃げエイシンオスマンを5~7馬身後ろから見る2番手から、向こう正面でただ1頭だけ加速してそれを捕まえにかかった。4コーナー手前で外に持ち出して、他のライバルがようやくエイシンオスマンとの差を詰めた時には既に先頭に立っていた。
「ちょっと太かったからそもそも瞬発力勝負が嫌だったし、加速のタイミングを早めにして直線で先頭に立っておきたかった」と語った通りの展開。鞍上の指示をほぼノータイムで実行したサイレントロードの賢さと名騎手の作戦がぴたりとはまったと言っていいだろう。
残り600mの時点で先頭に立つとしばしの一人旅。懸命にただ1頭迫ったオルフェーヴルに並びかけられてからも抜かせず、見事今年の「一番速い馬」と相成った。
「オーナーからは無理に勝てなくてもいいと言われていたんですけど、そういう人ほど勝たせたくなるのは人の情ですかね」と笑って語る。口取り式ではサイレントロードの馬主であり現役のプロ野球選手でもある駒場駿太と共に1本指を掲げるパフォーマンスを行い観客らを沸かせた。
次は競馬の祭典日本ダービー(5月29日・東京)で2冠を狙う。初のクラシックGⅠ制覇となった池尾師は「きちんと疲れを取って調整していく」と決意も新た。鞍上も「馬が強いので作戦さえ外れなければ能力で勝ってくれるとは思っていた。次もサイレントロードに失礼の無いように乗りたい」と、新たな競馬史の1ページを書き上げる準備は万全だ。
2:出走予定の名無しさん ID:ntsF+7ssR
いやーマジで強かった
3:出走予定の名無しさん ID:3y8j2+MGp
ダービーも取るやろなぁ
4:出走予定の名無しさん ID:qnX0l12i1
柔らかい馬場だと前残りしやすいの? よくわからん
5:出走予定の名無しさん ID:+gljdnHdu
馬場柔らかかったのか? 良馬場発表だったけど
6:出走予定の名無しさん ID:i0d7Nvp+u
>>4
校庭の硬い砂と海岸の砂浜、どっちの方が踏み込みで加速しやすいか考えればわかるやろ
7:出走予定の名無しさん ID:nYvwidHZq
>>4
馬場が硬い方が加速しやすくて柔らかいとその逆
差しが届きにくくなるから前残りしやすいって理屈ね
8:出走予定の名無しさん ID:RsMmdCfJr
いやー横綱相撲は見てて気持ちいいわ
9:出走取消の名無しさん ID:qnX0l12i1
>>6
>>7
わかりやすい、サンクス
後ろの仕掛けがもっと早かったら差してたのかな?
10:出走予定の名無しさん ID:lH3JPvwwf
>>5
稍重にかなり近い良判定だったってことやろ
こっからここまでの範囲が良でその上が稍重でって完璧に分けてるわけじゃないからな、HP見ればわかる
11:出走取消の名無しさん ID:j5x1TUrbg
その馬場が重くなると差し決まりにくくなるって話だと、後ろからやべぇ勢いで追い上げてきたオルフェーヴルやばいって話にならない?
12:出走予定の名無しさん ID:t26DYwQ43
直線での競り合いの強さは親父を思い出すな
13:出走予定の名無しさん ID:BO3J7nG0b
サダムパテックは距離不安、その他は力負け
ダービーは2頭以外買わなくてええやろ(慢心)
14:出走予定の名無しさん ID:R30JNd/bI
>>11
やばいから俺はダービーオルフェ軸だぞ
15:出走予定の名無しさん ID:zbvj3P8Ny
しかし関は思ってるより怪我の影響無い感じなのかな、しっかり休養を取れてるおかげなのかもしれんけど
16:出走予定の名無しさん ID:cqGAAoJ+H
>>12
お前の親父競走馬なのか
17:出走予定の名無しさん ID:abjjG52j3
関最近メディア露出増えたよな
18:出走予定の名無しさん ID:aaKKb2pLk
騎手会長やしな
騎乗できなくても仕事はいくらでもある
19:出走予定の名無しさん ID:SJKAzwDff
ダービー待ち遠しいなぁ
20:出走予定の名無しさん ID:t26DYwQ43
>>16
そうじゃねぇよ!
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「うーん」
「テキ?」
飼い葉をもしゃもしゃと食べるサイレントロードを遠目に見ながら、池尾は首を捻っていた。
「いや……皐月賞ですごい走りを見せてたろう?」
「そうですねぇ。最後の叩き合い……いや関さんは鞭打ってないですけど。早仕掛けのロングスパートだったし、あれで粘り切るのはすごいですよね」
「その割にあんまり堪えてないよな、って」
「あぁ」
約1000mのロングスパート。前半スローペースだということを加味しても先行集団先頭の位置から後半1000m58.8というタイムは柔らかかった馬場であることも考えればかなり速いと言える。
得てしてそういう爆走は馬に、ストレスであったりもしくは脚への負担であったりという形で表れることがある。しかし今回の皐月賞が終わって検査を行ったサイレントロードには怪我の兆候や体調不良は見られていない。
アグネスタキオンという馬がいる。光速とも言われるその脚は間違いなくクラシックで大活躍すると言われた馬だ。
しかしサイレントロードと同じく無敗の4連勝で皐月賞を勝った後屈腱炎が発覚、引退し種牡馬となった。その仔はスピードに優れた馬も多かったが、同時に怪我に泣かされる仔もまた多かった。血統面で脚の脆さといった体質も受け継がれる事が多いというのはもはや現在の馬産地にとっては常識と言ってもいい。
散々駒場に対して血統面で身体面で不安視していることを伝えてきた。しかし思い返せば、(そもそも活躍馬が少ないというのはあれど)トウカイテイオー産駒の中で度重なる怪我に泣かされたという情報は少ない。 GⅠ勝利馬のトウカイポイントとヤマニンシュクルは現役中大怪我を負い引退したが両方とも腱断裂であり、トウカイテイオーが幾度も泣かされた骨折では無い。
そもそもトウカイテイオーの骨折の原因は、身体が柔らかいことから前脚を振り上げて叩き付けるような走法が脚への衝撃が大きかった事が原因とされている。サイレントロードは確かに身体が柔らかいのだが、「一目見ただけで歩様がおかしいとわかる」と言われたトウカイテイオーと比べれば歩様に特徴は無く、また走法も似ていない。
ならば過度に怪我を心配しすぎる必要は無いのではないかと、池尾はそう考え始めていた。
「そういえばそうですね。千両賞のあとのモスカートローザ、げっそりしていてビックリしましたもん」
「あっちはほぼ5ヶ月連続で走ってたから単純比較は出来んがな。まあなんにせよ健康に過ごせているならいいが、何かしら変化があったらすぐに報告に来てくれ」
「はい!」
とはいえもちろん調子に乗って運動メニューを増やして怪我をしましたでは元も子もない。改めて慎重な調整が必要になると、池尾は気を引き締め直した。
「はい、よろしくお願いします」
「牡馬クラシックは今まで縁が無いですし、取りたいですね」
「強敵なのはわかってますけど、それでも勝てる相手かなと」
「皐月賞では負けましたけど内容はかなり良かったですし、最近は調教でも集中してるんで、やれると思ってます」
「先生はいつか勝ってくれればいいと言ってくださってて、ありがたいことにここまで全部乗せてもらってるんで、そのいつかをダービーという大舞台で勝って恩返ししたいなと。まああっちの方も先生の馬なんで、ちょっとアレなんですけど」
「この世代で一番強い馬だと思ってますので。ダービーは僕とオルフェーヴルが勝ちます」
システムメッセージ:「皐月賞」に勝利したため、次走は「日本ダービー」になります。
システムメッセージ:怪我しにくさ「■」→「■」に上昇