ホロライブラバーズ『数多の星を照らす者』獲得ルート 作:468(ヨルハ)
ようやく対人戦をやっていく実況プレイはーじまーるよー。
ということで前回はバトロワが始まったところで終わりましたね。
今回から本格的にバトロワの戦闘に入っていきますので張り切っていきましょー!
とりあえず戦闘中は集中してあんまりしゃべらなくなっちゃうと思うので先にバトロワの仕様や今回のユー君の動きをあらかじめ説明しておきたいと思います。
とりあえずはバトロワの仕様についてですね。
細々としたのはいろいろとありますが、とりあえず話しておきたいのは初期位置についてです。
今回のホロラバのバトロワはランダム転送型で、主人公が転送される位置というのは完全にランダムなのですが、確定として主人公の目に見える範囲にホロメンが転送されることがありません。まあ壁を1枚挟んですぐ向こう側にいるということは稀にあるのですが、だとしてもいきなり壁をブチ抜いて接敵してきたりしない限り初手から主人公VSホロメンVSダーク〇イみたいな事態にはならないでしょう。
他には時間経過で起きるサテライトスキャンとかでしょうか。
実はバトロワ中は常に残り人数が分かるわけではありません。ではどうやって残り人数を把握するのかというと、それが先ほど言ったサテライトスキャンです。
バトロワ開始から15分毎にアナウンスがなり、そのタイミングでホログラムの立体マップにスキャンされた残ったメンバーの位置が一時的に表示されます。
これは残り人数の把握とともにバトロワの膠着状態を防ぐための措置ですね。
他ゲーのバトロワなどでは時間経過によるマップ縮小などがあるのですが、ホロラバではその仕様がないのでその代わりのものなのでしょう。
最後に今回のユー君の動きをざっと説明しておきましょう。
全体としては基本的には屋外での戦闘をメインにしていきます。
理由としてはまあ純粋に屋内に籠るメリットというのがほとんど存在しないからです。なので初手屋内でスタートした場合はまず外に出ることを優先していくことになります。
そしてその後の動きですが、道中の生徒たちを倒しながらラミィちゃんとの合流を目指していって、合流出来たらあとはその場の流れで臨機応変にといったところですね。
注意としてはホロメン以外との戦闘ではできるだけカートリッジの使用を控えるようにすることくらいです。
カートリッジの総数が18発と多く感じるかもしれませんが、カートリッジ使用前提の魔法の多さとその利便性から普通に戦っていってはおそらく2~3戦で使い切ってしまいます。
特に主砲となる『ディバインバスター・エクステンション』はカートリッジを2発使用し、チャージ時間短縮を狙ってさらに追加で使用する可能性も考えると使うタイミングを選ばないといけません。
スキルの熟練度をあげていけば装填数を増やすこともできますが、今は考えても仕方がないことです。
では事前説明はこのあたりにして、第1学年バトルロワイヤル、開幕です!
魔法による転移が終わり、眩しさによって閉じられていた目をゆっくりと開く。
一見すると校舎の廊下だろうか、直線に続く道には何人かの生徒がおり、それぞれあたりを見回して現状の確認をしている最中。
かくいう僕はもう準備は完了である。
学園制服は既にストライクハートの起動とともにバリアジャケットに換装しており、さらに右手には『デバイスモード』改め新たな基本形態の杖のモードである『アクセルモード』のストライクハートを手にしている。
改めて周囲の状況を確認する。
周囲には僕を含めて3人の生徒、そして僕以外は剣や斧といった近接型の武器を構えており、その視線はもれなくすべて僕に向けられている。
(まあこの中で唯一近接武器を持ってないからな…横やりを入れられるより先に倒しておこうと考えるのが普通か)
当初の予定としては早々に屋外へ出てラミィと合流するつもりだったのだが、廊下という一直線の道に加えて位置が悠を中央に他の2人がそれを挟んでいるという完全に退路を絶たれている状況である。
少なくとも片方の敵を倒さなければここからの脱出はできないと察した悠は魔法を発動しようとし、その瞬間
「マスター!」
「…ッラウンドシールド!」
悠が起こした行動は、ほとんど反射的なものだった。
ストライクハートの呼びかけに反応して悠は射撃魔法『ディバインシューター』を発動しようとした魔法陣を即座に破棄し、代わりに発動したのは防御魔法である『ラウンドシールド』。
それも『ラウンドシールド』を向けた方向は目に見える相手がいる廊下ではなく、外とつながっている壁。見当違いな方向へ魔法を発動させた悠に対して他の2人の生徒が浮かべた表情は怪訝でも、嘲笑でもなく、驚愕だった。
ドゴォッ!!!
悠が発動させた『ラウンドシールド』が展開しきったのと、壁を突き破って1人の少女が悠めがけて突撃してきたのは、ほとんど同時の出来事であった。
ガキィィィン!!!
「こんばんドドドー!…ってあれ止められた!?」
「ッグ!(力強い!正面からじゃ長くは持たないかッ!)」
威勢のいい掛け声とともに突っ込んできたのはクリーム色の髪の羊の獣人。
そして壁をブチ破ってきて同時に攻撃を仕掛けてきたその方法に悠はさすがに戦慄した。
(まさかの頭突きか!?)
驚くことなかれまさかの頭突きである。
正確には頭突きではなく頭についた角による『角ドリル』なのだが、それを訂正できる人がこの場にいるわけもなく。
そしてわずかの間拮抗していた『角ドリル』と『ラウンドシールド』だが、ビキッとかすかな破砕音とともに2つの接触部分を中心に魔法陣にヒビが入った。
だが、それを見た悠の中になお焦りはない。
そもそも今回の『ラウンドシールド』はガードを間に合わせるために強度を多少無視して発動速度をより速めたものである。相手の威力からこの展開は予想できていた。
このまま防御を続ければいずれ割られるといち早く察した悠だが、それと同時に視界の端に映った光景もまたしっかりと捉えており、悠はわずかな逡巡すらなく行動を開始した。
「バリアバースト!」
「へ?ぎゃす!」
攻性防御魔法の『バリアバースト』で目の前の少女を屋外へ吹き飛ばし、すかさず魔法陣を展開。次の魔法を発動させる。
「プロテクション!」
防御範囲が広い『プロテクション』を自身を中心にドーム状に展開する。
その直後、先程の獣人との衝突に間に接近していた2人の生徒が己が武器を悠めがけて大振りに振り下ろされるが、それは先に展開された半透明の膜にせき止められる。
止められたことにイラついたのか、2人は眉間にしわを寄せてプロテクションを突き破らんとさらに己が武器を持つ腕に力を込める。
それに対して悠の表情はあくまで冷静、思考が2人の数段先を行く。
防御魔法『プロテクション』には防御範囲のほかにもう1つ『ラウンドシールド』にはない特徴がある。
それは、「触れたものに反応して対象を弾き飛ばす」というものである。
バチッと何かが弾ける音とともに発生した衝撃波が2人を後方に弾き飛ばす。
そしてこうなることを予見していた悠は既に新たな魔法を発動させようとしていた。
『プロテクション』を解除し新たに魔法陣を展開させると、アクセルモードのストライクハートを横に薙ぎ、叫ぶ。
「ストライクハート!ロードカートリッジ!」
「Load Cartridge.」
ガシャンッという重々しい音を立ててストライクハート内部で魔力カートリッジが炸裂し、開いた排出口から空薬莢が飛び出す。
瞬間、内に抑えきれない爆発的な魔力が外に溢れ出し、瑠璃色の風となる。
悠がストライクハートを構えると、その周囲に誘導弾の魔力球が発生する。
その数、実に20個。
カートリッジを使用しない『ディバインシューター』の最大数8個と比べると倍以上である。
「アクセルシューター…シュート!!」
掛け声とともに撃ちだされた魔力球はそれぞれ6つずつ、弾かれた影響で未だに着地から体勢が整っていない2人の生徒へ容赦なく殺到する。
迫りくる魔力球を視認した生徒はどうにか防ごうと手元の武器を振るが、魔力球は武器に当たる直前で軌道が変化。防ぐ手段を失った2人はなすすべなく直撃し吹き飛ばされる。
それぞれ突き当たりの壁まで飛ばされた生徒は気絶し、バトロワ開始時と同じ光に包まれると姿を消した。
「なるほど、戦闘続行不能と判断されたら自動的に転送される仕組みか」
「そのようですね、後続の戦闘に巻き込まずに済むのでありがたいですね」
「ん、そうだね。そして…」
そこで言葉を切ると、生徒を吹き飛ばした廊下の突き当たりを見て再び言葉を紡ぐ。
「見えてるよ。シュート!」
悠が向いている方向から見えないように隠された8つの魔力球が弾かれたように動き出し、今まさに魔法を放とうとした生徒へ襲い掛かった。
羊の獣人の少女と激突していた際に視界の端にとらえていたのは接近していた2人の生徒だけではない、さらにその奥に1人いたのを悠は見逃してはいなかった。それ故に近接型の2人へ放つ魔力球の数を絞り、残りの魔力球を相手の視界から外れるように隠していたのである。
そして2人を倒した後、魔法を発動しようと魔力を練りだしたのを周囲の魔力の動きから感知し、見事に隠れた相手を強襲してみせた。
反撃が来ることなど考えてもいなかったのだろう。
襲い掛かってきた魔法を避けようとするそぶりも見せないまま、その生徒は魔力球の直撃を食らい退場していった。
悠は周囲に魔力反応がないのを確認するとバトロワ開始時からようやく訪れた静寂に一息つき、ストライクハートに問いかける。
「どう、ストライクハート?カートリッジシステムを組み込んで初めての実践だったけど」
「はい、稼働率、カートリッジロードによる反動、ともに問題ありません!ガンガンいけますよー!」
「そうか、良かった。それじゃあこの調子でラミィとの合流を…!」
悠の魔力感知でこちらに高速接近するなにかを感じ取ると、大穴があけられた壁に手を向け、再び『ラウンドシールド』を発動させる。
その次の瞬間に悠めがけて突進してきたのは、先程『バリアバースト』で吹き飛ばしたはずの羊の獣人の少女だった。
ガキィィィン!!!
「うええ!またぁ!?」
「それはこっちのセリフなんだけど…よく無事だったね?」
「全然無事じゃないよ!アレのおかげで髪ボサボサになっちゃったんだから!う…りゃあ!!!」
少女が力任せに弾き飛ばすと、さしもの悠も受けきれなかったのか勢いに押され足を浮かされると廊下の奥まで後退させられる。
お互い距離が離れると少女は身を屈めて足に力を込める。
あれが突撃の予備動作かと推測するも、居場所的に回避はもう不可能。先に攻撃しようにも、今から魔法を発動させようとしても射撃魔法では止められず、砲撃魔法では時間的に相手が突撃してくる方が早いだろう。
ならば、と悠は手を前に出し腰を落とし防御の姿勢をとる。
「さっきの防御じゃもう防げないよ!わためぇの全力、くらえぇぇぇ!!!」
「………!」
少女は足に込めた力を余すことなく爆発させ、こちらに突っ込んでくる。
地面をえぐるほどの脚力だからこそ実現できたそのスピードもさることながら、問題は威力にこそあると悠は直感的に察した。
彼女が通り過ぎた場所はビリビリと震え、窓には通った際の衝撃波でいくつかヒビが入っている。
『ラウンドシールド』は発動しても即座に割られる。
これもまた直感であるが、同時に悠にとっては確信でもあった。
故に、悠にとっての選択肢はこれしか考えられなかった。
「エクセリオンシールド!!!」
悠が叫ぶと同時にストライクハートがタイムラグなしでカートリッジロードを行う。
悠はストライクハートに使う魔法は伝えていないし、ストライクハートもまた悠からは何も聞いていない。
普通であればマスターである悠の指示ありきでストライクハートによるカートリッジロードが行われるため、カートリッジロード使用前提の魔法というのは発動速度にどうしても難が出てしまう。
しかしそれは逆に言えば悠が指示を出すという過程を飛ばすことができれば、魔法の発動速度は大きく短縮することができるということである。
完璧な意思疎通によって為された本来カートリッジロードの処理が入るため発動が遅い防御魔法『エクセリオンシールド』の発動は、2人の衝突までにキッチリ間に合わせてみせた。
ガアァァァン!!!
「ッ!かったい!!」
「…最高だよ、ストライクハート!」
「はい!マスター!」
この状態ならどんな魔法が来ても耐えられる、突き抜けられるという確信を持っていた少女は目の前の光景をどうしても受け入れられずにいた。
少女の前に展開されているのは先程の魔法とは違う、幾重にも重ねられた円形の障壁。この身をもって体感している、「抜けられない」と本能が感じてしまっている。
今まで全力の『角ドリル』で倒せなかった相手はいなかったという実績が、余計に少女の心を困惑させる。
そして、その隙を見逃す悠ではなかった。
前に出している左手に新しく魔力が集積し、光を帯びていく。
ストライクハート…即ちデバイスからではなく、悠の掌から直接撃ち出すことができる唯一の砲撃魔法。
接近された際の逆転の一撃として近接用に組まれた高速砲。
チャージが溜まる直前でようやく異変に気付いた少女が急いで離れようとするが、あと一歩手遅れだった。
「クロス…スマッシャー!!!」
エクセリオンシールドの上から直接撃ち込まれた砲撃は少女をのみこみ吹き飛ばす。
廊下の端から端まで飛ばされた少女は壁に激突して倒れる。
悠とストライクハートが少女の傍によると、少女は力なく笑った。
「いやー、もう体動かないね~。全力でやって止められたのは初めてだよ」
「硬いのが取り柄だからね」
「そっか。…ねえ、名前は?」
「ん?ああ、僕は星宮悠。こっちが相棒のストライクハート」
「ですー!」
「悠くんにストライクハートか~。わためぇは角巻わためだよ。同じ1年だし、バトロワ終わったら仲良くしようね」
「うん。よろしくわためさん」
わためさんはその言葉を聞くと二へッと笑って退場していった。
…さあ、バトロワはまだ始まったばかりだ。
そう気合を入れなおすと、僕は開けられた穴から飛び出し空へ舞い上がった。
はいということで無事にわため戦クリアです!
正直初手で屋内だったときは運悪いなーと思っていたのですが、わためぇが壁突き破って突撃してきたときに「あっこれフラグ立てた私が悪いんだな」って自覚しちゃいましたね。
幸い他のホロメンの乱入がなかったので危なげなく突破できました。
さらに今回新しく近接型には「防御魔法→クロススマッシャー」というコンボも見つけられたので結果的にプラスかもしれませんね!
ということで今回はここまでにしたいと思います!
ご視聴ありがとうございました。