アルカナ~切り札の騎士~   作:西本 悠

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 クライマックスの第四期、始まります。またよろしくお願いします。


第四期第一話「始まりのバカンス」

アルカナ~切り札の騎士~

第四期第一話「始まりのバカンス」

 

 

 

 

 ザザーン。

 この言葉から、諸君はまず何を思い浮かべるだろうか?

「私は、ヘドロ怪獣だと思います」

「アテナ。前から思っていたんだが、お前はネタが古過ぎると思うんだ」

 今時誰が帰って来た光の国の宇宙人に出てきたマイナー怪獣を連想するのか。

 まあ、そんなイレギュラーな連想ゲームはさておき、普通の人はこう思うのではなかろうか。

 海だ、と。

「……なんで精霊界に来て、最初に来るのが海なんだろうなー」

「夏、だからだと思いますよ? セツも泳ぎませんか?」

「暗黒大要塞鯱とか要塞クジラとかが遠くに見える上、挙句黒き人食い鮫とか泳いでる海では、泳ぎたくないなぁ」

 そもそも俺は泳げない。尚も泳ぎましょうよと誘ってくるアテナやさだめに断固拒否の構えを貫きながら、俺はこうなるまでの経緯を思い出していた。

 

 

 

 

 

 希冴姫が消え、さだめが復活してから、俺たちは精霊界に行く準備を整えていた。剣士、凛といった、本来は無関係とも言えるメンツも、希望の助言で連れて行くことにした。もちろん、凛辺りは仕事の関係ですぐに、とはいかないようだったが、希望がスポンサー権限を発動させて事務所に話をつけてしまった。

 凛自身も快く引き受けてくれたのは良かった。

「アイドルのお仕事は好きだけど、それは平和になってからでもできるから」

 といって。

 剣士も、アカデミアを休むことになるにも拘らず、普通に賛同してくれた。

「アカデミアには、僕の方から話を通しておこう。この際だ。使える権力は総動員するさ。こういう時のために、偉くなったんだからね」

 と、希望が色々な雑事を一手に引き受けてくれたのが大きかったが。

「よし……それじゃあ、みんな。覚悟はいいか?」

「当然だ。あのクレイジー、蘇生してからもう一度墓地送りにしてくれる」

「……程々にしておけ。俺も、希冴姫には言うことがある」

 真っ先に答えたのはエース。

「ユーキさんも、精霊界にいるはずです。諸々全部、終わらせてしまいましょう」

「……ああ。そうだな。それがいい」

 アテナが、小さくガッツポーズしながら答える。

「さだめは、聞くまでもないよね?」

「……だな」

 コイツは、何があろうと付いてくるだろう。いや、へばりついてくるだろう。

「……決着はつける。貴方も、私も、その相手がいるはずだから」

「……そうだな。俺は……」

「二輪とか?」

「そうそうあの二輪とはいつか決着をって違う! っていうかあれか、またお前は向こうでアイツを呼び出すつもりか!?」

「ムードメーカー」

「やめてくれ!」

 まったく……ルインは。

 俺は溜息を吐いて、周囲を見渡す。皆、覚悟は決まっているようだった。

「よし……じゃあ、ゲートを開くぞ」

 ゴクリ、と誰かが域を呑む音が聞こえた。俺たちの目の前が光輝き、そして……。

「……パソコン?」

「さあ、みんなで叫ぼう! デジ○ルゲート、オープン!」

「お前結構気楽だよなぁ!?」

 剣士が突っかかって来るが、俺は肩をすくめて受け流す。

「俺の知ってる一番ポピュラーなゲートなんだよ」

「気が抜けるだろうが!」

 エースにも不評。なんだ、02の何が悪い。

「いや、別に02がどうとか言う問題じゃないと思うんですけど」

「アテナ……お前ならわかってくれると思っていたんだが……残念だ」

 大ブーイングだった。さだめだけ妙に楽しそうに「デジ○ルゲート、オープン!」と叫んでいるが。そういやアイツもあの時代が好きだったか。

「でもさ~ほら、俺たちが揃って『デジ○ルゲート、オープン! 選ばれし子供達(イレギュラー)、出動!』とかやったら、ぴったりじゃね?」

「セツ……一応シリアスな場面なんですし、自重した方が……」

「じゃあ、俺が先に行って向こうから使い魔召喚の儀式っぽく……」

「コントラクト・サーヴァントまで再現してくれるなら、私はそれでもいいです」

「さだめも」

「私も」

「……すまん。自重する」

「ってなんでそこで引くんですか!」

 ま、ふざけるのはここまでにしておくか。

「……希望。見送り、サンキュな」

「ああ。計画は最早、僕の手を離れた。もちろん、これからどうするかの提案はあるけれど……君たちは、それを望まないだろう?」

「ああ。いつまでも攻略本に頼りっきりじゃ、情けないしな」

「ふっ、言うじゃないか。ラストダンジョン目前で」

「だからこそ、だろ? ラストにする。だからこそ、最後は俺たちがやらなきゃいけない」

「……今、精霊界はそれほど安全じゃない。加藤友紀がいるからか、終焉の影響がモロに世界全体に及んでいる。くれぐれも、気をつけて」

「ああ……」

 希望の差し出してきた右手に、俺の右手を合わせる。

「雑事は引き受けた。君たちは、ただ、心の導きのままに進むが良い。世界はきっと、君に優しい」

「……ああ!」

 もう一度強く握手して、希望は背を向けた。

「……セツ」

「ああ。行くか! 精霊界に!」

『応!』

「デジ○ルゲート、オープン! 選ばれし子供達(イレギュラー)、出動!」

「ってそれはやるのかよ!?」

 剣士のツッコミをBGMに、俺たちは光の中に呑まれて行った。

 

 

 

 

 

 ……うん、ここまではいいんだ。ここまでは。若干ふざけたところもあるが、概ねシリアスに纏まっていた。問題はここからか。

 俺たちが精霊界について、さあまずはどうしようか。となったのだが……。

「ここは……海?」

 俺たちの前に広がるオーシャンブルー。キラキラと輝く白い砂浜。まごうことなき海だった。

「暑……」

 ギラギラと照りつける太陽に、思わず感想が漏れる。

「お、おおおおぉぉぉ……」

「……さだめ?」

「う……」

「う?」

「海……だっ!」

「さ、さだめ?」

「海だぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

「うおっ!?」

 止める間もなくさだめが服を脱ぎ捨てながら海に突進していってしまう。というか、その真っ黒な水着はいつの間に着たんだ。

「多分、あれ水着じゃなくて影だと思います……」

「実質裸じゃねえか!」

 あの馬鹿!『ネ○ま!』の脱げ女のパターンを忘れたのか!

「というか、何故あんなにはしゃいでいるんですか?」

「多分、海に来たのが初めてだからじゃないか? アイツ、前から海やプールに行きたがっていたしな」

 俺の答えに、アテナたちは意外そうな顔をした。

「え? セツたちって、海に来たことなかったんですか?」

「当たり前だろ。俺は泳げないし、何よりさだめの前で一瞬でも半裸になったら食われる」

 一応、他にも理由はあるんだが……できればこれは言いたくない。あ、でもルインは知っているんだったか。

「セツ……?」

「なんでもない。とにかく、さっさとあの馬鹿連れてこい」

 何故かこんな浅瀬まで出てきていた『黒き人食い鮫』とガチバトルを繰り広げているさだめ(何故かめっちゃ笑顔)を指差す。あ、鮫狩られた。

「お兄ちゃん! フカヒレだよフカヒレ!」

「落ち着けさだめ。フカヒレは乾燥させないとダメだ」

「あ、そう。じゃあいらない」

 ぽいっ、と力尽きた鮫を放りだすさだめ。

「イヤ待て、もしかしてカマボコやチクワならいけるかもしれん。専用の道具がないから原始的な方法になるが……」

「ホント!?」

 慌てて逃げ出そうとした鮫をぐわしっ! と掴み直すさだめ。びちびち跳ねてる様子が実にシュールだ。

「いえ、そもそも精霊を素手で狩らないでください! あと、食料にしようとするのもやめてください!」

「ちぇ、いいじゃん味見くらい」

 アテナに突っ込まれてしまったので、仕方なく鮫をリリース(放す)するさだめ。

「けど、精霊界での食糧は必要」

「もう一回狩ってこいさだめ」

「ラジャ!」

「ダメですって! 大体精霊は死んじゃったら消えちゃいますから、食べられません!」

「じゃあどうするんだ?」

「基本的には、野菜とかです。あと、羊」

「スケープ・ゴートか!? スケープ・ゴートだな!?」

「失礼な。迷える子羊のお肉なんかは、美味です」

「あ、アテナ……流石にそれは食べるのに罪悪感が……」

 迷える子羊を、精肉売り場に送っちゃダメだろう。人道的に。

「冗談です」

「アテナの冗談は笑えない!」

 白けるか、冗談じゃすまないかのどちらかの意味で。

「で、実際のところは?」

「お店がありますので、そこで」

 アテナが指差す先には、海の家。

「……精霊界にも、海の家ってあるんだ」

 凛が呆れたような感心したような声を漏らす。

「まあ、他にどうしようもないし、とりあえず入るか……」

「ここはどんな精霊が経営してるんでしょうね」

「……凄い嫌な予感がするぞ。俺は」

 サイクロイド的予感をひしひしと感じながらも、全員揃って、ぞろぞろと海の家の暖簾をくぐる。

「おう、いらっしゃい! いいネタ入ってるぜ!」

 同時に聞こえる威勢のいい掛け声。というか、すんごい聞き覚えがある。

「おお! 兄さんたちじゃねえかい! 久しぶりだな!」

「……帰るぞ。皆」

 案の定、俺の予感は的中していたので、冷静に皆の背中を押す。

「待て待て待て! そりゃねえぜ兄さん! まさかこの俺っちを忘れたわけじゃないだろう? この、サイクロイド様を!」

「……俺が知っているのは二輪だ。一輪に知り合いはいない」

 二輪の方も知り合いたくはなかったが。

「おいおい兄さん。今時の二輪はトランスフォームして一輪にも三輪にもなれるって相場は決まってるんだぜ?」

「そんなことはどうでもいい。俺たちは帰る」

「まあまあ、折角来たんだから、マズイラーメンでも食ってきな! かき氷もあるぜ!」

「わーい! かき氷~」

「マズイって言っちゃっていいんでしょうか……」

「海の家のラーメンは大抵マズイ」

「それもそうですね」

 風評被害だと思うが。

「おいコラお前ら、何躊躇いなく席についてやがる!」

「いいじゃんお兄ちゃん。お言葉に甘えようよ」

「嫌だ!」

「つれないこと言うない兄さん。俺っちと兄さんの仲だろう?」

「どんな仲だ!」

 天敵が!

「大体、なんでお前がこんなところで海の家経営してやがる!」

「……意外なモンスターが経営している場合もありますよ?」

「意外すぎるわ!」

 誰が海の家を自転車が経営していると思うのか。

「これがホントの自転車操業」

「やかましい!」

「なぁに、俺っちはただのバイトよバイト」

「精霊もアルバイトするのか」

「……近頃の奴ぁ、何処に行くにもエクスプレスだのジェットだのってよぉ……」

「……要するに、金がなくて暇なんだな」

 精霊界も不景気は変わらないらしい。

「だが、ハマの潮風に吹かれて一人黄昏るのも、また乙なもんよ……」

「そんなことしてるからお前錆びるんだよ! 潮風舐めんな!」

「セツ。落ち着いてください。それより、丁度いいですから、ここで今後の方針を固めてしまいましょう」

「あ、ああ。悪い、取り乱した」

 アテナに言われて、確かに今のこの場所は仮の拠点として会議するには都合が良いことに気が付いた。

「よし。じゃあまずは基本方針から決めてしまおう」

 全員の顔を見回して話始める。

「まず、俺たちの目的を再確認しておこう。俺たちの第一目標は、希冴姫の蘇生。次いで、ユーキちゃん……終焉の打倒だ」

 これには、全員異存はなかったのか何も言わずに頷く。

「基本的に全員纏まって動こう。各個撃破されるのは痛い。実力的に不足とは考えちゃいないが……デュエルはともかく、下手すれば実力行使もあり得ないとは言えない」

 実力行使の言葉に、誰かがゴクリと息を呑む音が聞こえた。

「実力行使って……」

「……あんまり考えたくはないが、物理的に攻撃してくることも考えられる。だから、基本的にエースやルイン、さだめからは離れないように」

「うわ、さだめ別枠?」

「黒き人食い鮫とガチバトルして狩る奴は単独行動でも問題ないだろ」

 攻撃力は大したことないとは言え、精霊を一蹴出来るなら一応大丈夫だろう。

「行動指針だが、まずはこのまま希冴姫たちの城に行こう。ジャックにキング、それにネイキッドが居る筈だ」

 実質、俺たちの拠点と出来るのはそこかシャルナの屋敷くらいだろう。そして、あんなゴミ屋敷を拠点にはしたくない。

「アテナ、希冴姫を蘇生させるのに、どれくらい時間かかる?」

「そうですね……希冴姫さんは、肉体が完全に消失してしまっていますから……私の蘇生は、|肉体(ハード)の再構築がメインで魂(ソフト)の定着は専門外ですから……多分、冥界側の協力が要ります。まずは、冥界に向かうべきでしょう」

「……やれやれ。また向こうに行くことになるとはな……」

 エースが辟易した表情を見せる。俺もあそこに行ったことがあるからわかるが、冥界はあまり好き好んで行きたいと思う場所ではない。

「シャルナにも手伝って貰って、冥王竜のお力を借りられれば、希冴姫さんたちの神殿で、転生の儀が行えるでしょう」

 ヴァンダルギオンの協力は得られるだろう。なんらかの妨害が入るかもしれないが、それ以外は問題ないな。

「よし、それじゃあ……」

「凛」

 会議を終わろうとしたところで、海の家の入口から、凛を呼ぶ凛とした声……いや、シャレじゃなくて。

「エリア! どうしたのこんなところまで……」

「貴女たちが来ることは、真中希望から聞いていたのよ。今の話も、真中希望から事前に聞いていたわ」

「アイツ……俺たちの会議内容先読みしてやがったのか……」

「それで、ここに?」

「ええ。早速だけど凛。貴女が強くなる道は、正にここにある。貴女たちがここに来たのも、何か運命的なものを感じるわね」

「ここに……?」

「海底神殿よ。海の底に沈んだ、忘れられた神殿。そこで、貴女の力が待っている。それが、エンディミオンの『水晶の占い師』によって導かれた貴女の運命」

「私の……」

「そこの二輪」

「あん? 俺っちかい?」

「貴方、バグロスと知り合いなんでしょう? 交渉を依頼するわ」

「おいおい嬢ちゃん。どうせならマブダチと呼んでくれよ。ま、構わねえさ。足が欲しいんだろ?」

「そうよ」

 トントン拍子に話が進む。凛すらも戸惑っている内に話が纏まっていく。

「ちょ、ちょっと待ってエリア!」

「なに? まだ余裕はあるけれど、それほど悠長にしている時間はないのよ」

「その……とっても言い難いんだけど……」

「だから、何よ。言いたいことがあるならはっきり言いなさい。面倒くさいわね」

「うぅ……」

 ……あんま話したことなかったけど、エリアきっついな。

「えと……サイクロイドさん」

「おう、なんだい嬢ちゃん」

「ラーメン、頼んでいいですか?」

『はぁ?』

 思わず、全員で唱和した。

「だ、だって折角海の家に来たんだし……やっぱり、ラーメン食べたいし!」

「おう! 任せな嬢ちゃん! とびっきりの奴作ってやんよぉ!」

「わぁ! どんなのが出てくるのかな。楽しみ~!」

「……あのね凛。さっきも言ったように……」

「まだ余裕はあるんでしょ? 少なくとも、私がラーメン食べる時間くらいはあるよね?」

「……はぁ」

「あ、じゃあさだめかき氷ね! シロップはイチゴ!」

「じゃあ、私は宇治金時にします」

「アテナ、渋いね」

「おいしいですよ?」

「……私は焼きそば。紅ショウガ大盛りで」

「あいよ!」

 さっきまでの真剣な雰囲気が吹っ飛び、俄かに騒がしくなる店内。

「……なんつーか、女子はたくましいな。こんな時でもよ」

「いざと言う時、ああやって振る舞える胆力は必要だよ」

 あんまり重たくなり過ぎず、普段通り振る舞えるのは流石だ。

「……我は、あそこまで楽観できんがな」

「私もよ。まったく。これから精霊界が戦場になるかもしれないっていうのに、凛ったら……」

「ま、同じ女子でも個人差はあるよな。無理に自分を変えようとするこたない。あいつらもお前らも、自分らしくしてりゃいい」

 俺も相好を崩して、届けられた料理を頬張る女子たちを見る。

「マズッ! 何このラーメンマズイよ!」

「ッたり前よ! ウチのラーメンは、速い、マズイ、笑顔がモットーだぜ!」

「……安くはないのか」

「そりゃあ、兄さんたちの運次第だな」

「ここでも料金ルーレット制かよ!」

「んじゃ、ルーレットスタート!」

「外れろ、外れろ、外れろ!」

「おおっと確率変動キターーー!」

「ぎゃああああああああっ!?」

「平気。私のオゴリ」

「ルイン様ぁぁぁぁぁぁ!」

「いざとなればさだめが踏み倒すから安心してお兄ちゃん!」

「安心できるか!」

「かき氷はおいしいですね」

「むしろかき氷を不味く作る方が非現実的だと思うぞアテナ」

「あたぼうよ! 俺っちのかき氷は一味違うぜ!? 何せ俺っちから取り外した後輪がハンドルになっているんだからなぁ!」

「手作りのリサイクル用品かお前は!」

 わいわい、ガヤガヤと平和な時間が過ぎていく。

「マズイ! もう一杯!」

「さも青汁のようにラーメンおかわり頼んでんじゃねえよ……」

「すげーな。わんこそばみたいだ……」

 呆れる俺と剣士。一体どんな食べ方をしているのか、見る見るうちにラーメンがなくなって行く。

「言うなら、わんこラーメンか?」

「不味いモンお代わりしまくるなよ……」

「やっべぇよ兄さん! 確率変動が終わらねえ!」

「……ルイン、大丈夫か?」

「平気。はした金。それにしても不味い焼きそば。貴方が作って」

「いや、別にいいけど」

「おおっと兄さん。悪いがいくら兄さんでも、俺っちの聖域は侵させねぇぜ!?」

「たかがバイトがさも自分の店みたいに威張るな!」

「あぐぅっ!? あ、頭が……」

「ああこらそんなに急いで食べるから……」

 精霊界についてから、最初の一日は、こんな感じで過ぎていくのだった。そして……。

 

 

 

 

 

「……じゃあ、行ってきます」

「気をつけろよ。何があるかわかんねぇんだからよ」

「それなら、剣士さんがついて来てくれれば……」

「残念だけど、バグロスは二人乗り。私と凛で定員よ」

「わかってるよー」

「俺たちここで待ってるから、頑張って来い」

「……はい。ありがとうございます」

 凛がバグロスに乗りこむ。

『では、もう一度改めて、行ってきます!』

 そう言い残して、凛とエリアを乗せたバグロスは海の底へと潜っていくのだった。

 

 

 

 

 




さ「な~っにっかな~な~っにっかな?」
ル「今回は、これ」
『水陸両用バグロスMk-3』
さ「さだめ、復活!」
ル「解説」
さ「……久々に復活したんだから少しくらいいいじゃんか。まあいいや。バグロスの特徴はなんといっても「海」でダイレクトアタッカーになれることだね。「海」だと攻撃力が下がっちゃうから、出来ればアトランティスで使いたいところだね」
ル「攻撃力1700のダイレクトアタッカーになれる」
さ「元々の攻撃力は1500だから、同じく「海」下で二回攻撃できる「マーメイドナイト」と一緒に「サルベージ」できるのが強みだね。アトランティス下ならレベルも3になって、「レベル制限B地区」やグラビティバインドの影響を受けないのも強いよ。これを利用したのがアトランティス軸の50:50だね」
ル「ちなみに、作者がかつてリアルでメインに使っていたのもこのデッキ」
さ「や、ただ構築済みデッキ買ってほぼそのまま使ってただけじゃん……あのストラクチャーの完成度が高かったから勝ててたけど」
ル「普段は50:50でチクチク攻めて、整ったらリセット効果で引導を渡すことのできるいいデッキだった」


 上記の件があったからこそ、作者の好きな属性は水属性です。ダイダロス好きだったなぁ……当時海竜神の怒りと城之内デッキとマリクデッキを購入し、海竜神はそのまま使って城之内とマリクは組み合わせてロックバーン(切り札はダイスポット)を使っていました。丁度ウチの学校で遊戯王が流行っていた時代で、よく友達を集めて家でデュエル大会を開いていたのを思い出します。尚、上記のストラクチャーを購入するまで悠はヨワヨワで、友達からもらったカードだけでデッキを組んでいたためほぼ勝てませんでした。具体的には、主力が「王室前のガーディアン」に「7カード」を装備させて殴る、だったので。一応「リミッター解除」は持ってましたが。カードはもらった。
 それでは、悠でした!
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