と言うかあくまで母の日ネタであって、
作中も母の日当日ではなかったり。
母明日はの日である。
「母の日」とは何時も頑張ってくれている母又は
妻をねぎらい贈り物をしたり一日家事を代わりにやったりと、
そんな感じの一日である。
一般的に一番多いのは赤いカーネーションを贈るのが習わしである。
(ここで何故赤いカーネーションなのかを語り出すと
無駄に長くなる可能性がある上に、文字稼ぎ扱いされかねないので割愛する)
そんな母の日を翌日に控えた朝、カインツ・アーウィンケルは悩んでいた。
「うーん、毎年毎年カーネーションばかりだと
イブマリーに何を言われるかわかったもんじゃないからなぁ」
毎年の悩みである。
そもそも、カインツとイブマリーは母の日にはそれほど縁は無かった。
二人だった頃は別段そんな事は気にしていなかった。
家の事も二人で分担して行っていたからどちらかをねぎらう必要性はなかったし。
第一“母”の日という単語が問題だった。
新婚の妻が母と言われれば余り面白く思わないのは推して図るべきである。
なんだかんだでイチャついていたからどうでも良かったというのもあるのだが。
それでも、ネイトを引き取り養子として迎えてからは
そういう訳にもいかなくなった。
いや、それでもネイトがまだ幼かった頃は良かった。
だがしかし、ある程度成長した時に何と無く見ていたテレビで
ネイトはそれまで知らなかった「母の日」というイベント?の事を知ってしまった。
そうなれば、母親好きのネイトが母の日をやりたいと言い出すのは
分かり切ったことであった。
ネイトが10歳だったかの頃からアーウィンケル家において
始まった母の日のイベントも4回目である。
「んー、確かネイトはクルーエルさんの紹介で
もう準備してあるっていってたしなぁ〜」
息子と一緒に纏めてというは無理だった。
最初こそは取り敢えずカーネーションで良かったものの、
4回目ともなればカーネーションと何かという風に考える必要がある。
一度ネイトに頼んで“夜色”のカーネーションと考えた事もあったが、
それだと渡すのが自分なだけで結局はネイトからになってしまうと
即刻却下した。
(第一夜色のカーネーションってなんだと言う話しではあるのだが)
「食事? でもなぁ、人が多いところでってなると
イブマリーは嫌がりそうだし、そもそも前日に予約なんて取れるのかな?」
いや、おそらくそこそこ上級の店では母の日の前日に
予約なんて取れないだろう。
さてどうしたものかとコーヒーをすすろうとして
それが既にカラになって要ることに気付く。
時計を見ればそろそろ家を出なけれはいけない時間だ。
仕方ないと、カインツ立ち上がり最終手段を取ることにした
「ねぇイブマリー明日の母の日なんだけどさーーー」
なんか、カインツの内情をつらつらと書いてただけな気もしますが、
これもまた、アーウィンケルさんちの一コマということで。
因みにネイトが贈ったのはアーマ(でっかい状態)の置物です。