白き兎は魔王の力と共に正義の眷族と共に行く。 作:桐野 ユウ
輝夜はベルを背負いながらも先ほどの戦いを見て考えていた。なぜベルがアルフィアの魔法「福音(ゴスペル)」を使用できたのか・・・・・・今は眠っている彼を急いでホームへと走っていた。
だが彼女自身もミノタウルスとの戦いで傷ついていた。ポーションをお互いにかけて体を回復させた後に上の方へと歩いていた。その周りをオーマジオウが出したのかタカライドウォッチ、コダマスイカライドウォッチが起動をして周りを飛んでいた。
「本当にこいつらは便利だな。さてあと少しだ。」
輝夜は立ちあがりそのままダンジョンから出るとギルドにミノタウルスが9階層で現れたことを報告をしてからホームの方へと帰宅をする。
「おかえりなさい輝夜。ベル?」
「すまないベルは疲れているみたいだ。後でアリーゼ達を呼んでくれ。」
「わかりました。とりあえずベルを部屋に運びますよ。」
「いや私が責任を持って運ぶ。」
輝夜はそういってベルを部屋に運んで寝かせると巡回からアリーゼ達が帰宅をして話し合いをするために全員が椅子に座る。
輝夜は今日ダンジョンであったことを話した。強化されたミノタウルスに襲われて二人が絶体絶命になったときにベルがアルフィアの魔法を使ったことを言うと全員が目を見開いた。
「嘘・・・・・・」
「ベルがアルフィアの魔法を?」
「あぁ間違いない、あれは福音(ゴスペル)だった。私も最初は嘘だと思いたかったがあの魔法は間違いなくアルフィアが使っていたので間違いない。」
「だが不思議じゃねーか?なんで強化型のミノタウルスが9階層で現れたんだ?しかもミノタウルスって13階層付近のモンスターが・・・・・・」
「そうだね。誰かが私達に対して放ったのか・・・・・・まさか・・・・・・」
「アリーゼどうしたのですか?」
「・・・・・・ミノタウルスの目的が輝夜じゃなくてベルじゃないかなって思ってね。」
「何?」
「ベルを狙って!?」
全員がアリーゼが言った言葉に目を見開いた。自分たちの大事な弟分を狙っての行動だと知りいったいどこの派閥がそんなことをしたのか・・・・・・リューは立ちあがろうとしたが輝夜が止める。
「待てリオン、犯人がわかっていないのだぞ!!」
「く!」
リューが立とうとしたが輝夜が止めて座らせる。その間もどこの派閥が自分たちの大事な弟分を殺そうとしたところを考えながら話し合いを進めていく。
一方でオーマジオウは寝ている傷ついたベルの体を回復させていた。ジオウのアーマーを装着をしていたとはいえ・・・・・・7歳のベルの体には大きな負担だった。
そのため現在オーマジオウはベルの体を回復させつつもアルフィアの相手をしていた。
『・・・・・・ここのオラリオの知識を吸収させてもらったが・・・・・・まさかかつてアストレア・ファミリアと戦って死んだはずの貴様がベルの中にいたとはな・・・・・・』
「・・・・・・・・・」
『ベルのことが心配であの世にも行くことができずに気づいたらベルの中にいたと・・・・・・』
「そうだ。」
『・・・・・・ベルがどれだけ悲しんだのをお前は知らないはずがない。私がいなかったらベルの心は完全に壊れていた。今も時々お前の名前を呼ぶことがある。』
「・・・・・・ベル・・・・・・すまない。」
二人が話をしている頃ベルは目を覚まして自分の部屋にいることに気づいた。彼は扉を開けて主神の部屋の扉をノックをする。
「アストレアさま、ベルです。」
扉が開いてアストレアはベルを抱きしめた。
「ベル・・・ベル・・・・・・良かったわ。目を覚ましたのね。」
「ごめんなさいアストレアさま、僕・・・・・・」
「いいのよ輝夜から話は聞いているわ。さぁステータス更新をしましょう?」
アストレアのベットの上に寝転がり、彼の背中に乗りステータスを更新をする。
「!!」
彼女はベルに新しいのが追加されていたので目を見開いた。なにせベルに魔法が発生をしている。
「・・・・・・まさかね。」
アストレアはベルにステータスを見せることにした。
ベル・クラネル
所属派閥 アストレア・ファミリア
力:ERROR
耐久:ERROR
器用:ERROR
敏捷:ERROR
魔力:ERROR
魔法
・【サタナス・ヴェーリオン】
詠唱式【福音(ゴスペル)】
不可視の音による攻撃魔法
スペルキー【鳴響け(エコー)】
スキル
・ジクウドライバー
・家族一途
・魔王のカリスマ
(正直に言えばなぜベルにアルフィアの魔法が発動をしているのか。正直に言えば驚くことばかりよ。)
「やったー僕魔法を覚えたんだーーーでもまさかお義母さんと同じ魔法が使えるなんて嬉しいな。」
ベルは新たに覚えた魔法が自身のお義母さん「アルフィア」と同じ魔法だからだ。アストレアはアルフィアの魔法を使えるようにしたのはいいが、なんとか奮闘をして街の修復などをして彼を迎えている。
まぁその間を彼女達自身が奮闘をして色々と解決をしてきたがまさかベルがアルフィアと同じ魔法を覚えるとは思わなかったのでアストレアは苦笑いをしていた。
(そういえばベルはランクアップをしたんだっけ・・・・・・あ、神の会・・・・・・あるじゃない。頑張って変な二つ名がつかないようににしないと・・・・・・)
ため息をつきながらアストレアはベルを連れてリビングの方へと行くと。アリーゼ達は目を覚ましたベルを見て抱き付いた。
輝夜が一番に駆けだしてベルに大丈夫だった課などを聞いてベルは笑顔で大丈夫だよといったのでホッとしていた。
「ベル、今日は私と一緒にお風呂に入ってくれないか?」
「いいよ?」
一方でべルの中では
「何!?ベルと一緒に入るだと!?小娘が・・・・・・」
『落ち着け、お前がこの中で覚醒をする前からベルは彼女たちと一緒に入っているぞ?』
「何?」
オーマジオウの言葉を聞いてアルフィアは閉じていた目を開けてオッドアイの目を見開いていた。
彼はため息をつきながら過保護の母親に絶対に自分たちの物にする姉たち、さらに彼のことを狙っている金髪の幼女など・・・・・・ベルは女性を虜にする魅了でも持っているのかと思いながらオーマジオウはほかのライドウォッチたちを出しているとアルフィアは一つのライドウォッチを持つ。
「このライドウォッチだけは形が違うようだが?」
『ディケイドライドウォッチのことか、そのウォッチだけは特殊でな・・・・・・いずれベルに使わせる予定だ。』
「そうか、だが貴様はなぜあの時わざと吹き飛ばされた?貴様の本来の力では私の技を受けても吹き飛ばされないと思ったが?」
『・・・・・・私も力が落ちているのは承知。まだ体が完全に回復はしていないからな。』
オーマジオウは玉座に座りながら金色のライドウォッチとジオウライドウォッチのとは別のを出しながらふふと笑いながら座るのであった。
次回 ベルはオラリオの街をパトロールをしていた。リューとライラが一緒にアストレア・ファミリアとして初の仕事をする。
次回「パトロール」
「ベル頑張ります!」
速報 ベル、アルフィアの魔法を覚えた。