白き兎は魔王の力と共に正義の眷族と共に行く。 作:桐野 ユウ
ベルside
「えっと・・・・・・必要なものは、ポーションにエリクサー・・・・・・色々といるね・・・・・・」
僕は今回ロキ・ファミリアの皆さんと一緒に遠征に行くこととなり、現在必要なものを買いに行くためにナァーザさんがいるミアハ・ファミリアの方へと向かって歩いていた。
なにせ遠征のため様々な回復アイテムが必要になるためである。
「ベール!」
何かが僕に抱き付いてきた。っていやこの感じはって振り返ると猫耳の黒い髪をした人物ロキ・ファミリア所属のアナキティ・オータムさん通称アキさんだ。彼女は僕にすりすりをしながら自分のしっぽを巻き付かせてきたので驚いている。
「あ、アキさんどうしたんですか?」
「いやーベルが見えたのでついねーーー」
アキさんはそんなことを気にせずに僕を抱きしめてすりすりをしているけどあなたの胸が当たっているんですけど!?てか気にしないのこの人はあああああああああああ!!
(まぁ仕方があるまい、ベルにあんなことを言われたら彼女も落ちてしまうのはな・・・・・・)
オーマジオウさん?何か黙っているですけど・・・・・・気のせいかな?と思いつつアキさんもどうやらロキ・ファミリアで必要な回復薬などが必要なので買い物に行こうとしたところ僕を見つけて今に至るそうです。変だなーーーアキさん僕に合うとなんか襲い掛かってきそうな目をしているのは気のせいかな?
ベルside終了
二人で歩きながらアキはベルの方をじーっと見てきた。彼女は色々と悩むことが多かった。死んでいくものを見たりアイズ達よりも遅れてしまっている自分にこのまま冒険者をやめようかと思ったときにアキはため息をついて悩んでいるとびゅんと何かが通り過ぎていったので何事かと追いかけていく。
「どあ!」
「ようやく追いつきました。さぁいい加減返してください。冒険者として恥ずかしくないですか!!」
「うるせええええええええええええええ!!」
白い髪をした人物が冒険者に対して何かを返してといっていたがそんなの関係なしに襲い掛かってきたので彼は横にかわして放たれた腕をつかんで投げ飛ばした。
「ごふ!!」
「・・・・・・・・・先ほどから見ている人どちら様ですか?」
「えっとその・・・・・・私・・・・・・ロキ・ファミリアのアナキティ・オータムって言うの・・・・・・あなたは確かベル・クラネル君。」
「はいあっていますよ?」
「それでどうしてその冒険者を?」
「この人、さっき初めてオラリオに来ていた人からお財布を盗んだんですよ。」
ベルはチェックをすると外から買ったであろうものを見つけて出した。
「全くガネ―ジャ・ファミリアの人から逃げだしたのを僕が見つけて逃げまくるんですよ?本当にすぐに出頭をすればこんなことにはならなかったのに。」
「あははは・・・・・・ベル君は強いんだね私と違って・・・・・・」
「アナキティさん、何か悩んでいるのですか?僕でよければ聞きますよ?」
「ありがとう。私も最初は英雄になるのが夢だったんだ。・・・・・・でも現実は違いアイズやほかのメンバーよりも実力など遅れてきてね・・・・・・そして死んでいく人をみていくのが辛くなったんだ・・・・・・冒険者をやめてもいいと思うぐらいにね。」
「・・・・・・アナキティさん、僕は仮面ライダーとして戦い続けています。だけど僕にも辛いことがあったりします。」
「ベル君も?」
「死ぬ人を見てやめる人はいます。だけど僕はその人達の分まで生き続けることが大事じゃないかと思っています。それに・・・・・・たとえ才能の差があってもまだやることがあるじゃないでしょうか?」
「やることが?」
「そうです。ロキ・ファミリアの人達の後輩たちに教えていくことがアナキティさんが教えていくべきじゃないでしょうか?」
「ベル君・・・・・・」
「僕もオーマジオウさんがいなかったらアキさんのように悩んでいますね。でも僕はそれでも英雄になりたいんです!」
「英雄・・・・・・」
ベルは立ちあがり拳を握りしめる姿を見てアキは目を見開いていた。それからベルは彼女の両手を握りしめてこういった。
「もしも絶望になることがあるかもしれません。約束をします・・・・・・僕があなたの希望になりましょう。」
「・・・・・・・・・ありがとう。」
アナキティは顔を赤くしながらその言葉を受けたのでベルの顔を見ることができなくなる。それからもアキはベルを見つけては話を聞いてもらったり模擬戦をしてもらったりしてレベル4にまで到達をした。
そして現在に戻りミアハ・ファミリアに到着をした二人はそれぞれ必要なポーションなどを買っていきベルはポーションやエリクサーをサポート用のバックに入れていきアキも同じように買ったものをしまっていき二人は別れてホームの方へと帰還をする。
「じゃあねベル!遠征の時にね!!」
「はい!!」
お互いに手を振った後ベルはアストレア・ファミリアのホームへと歩いていく、オーマジオウが中からサイコキネシスを使いベルの重さを軽減をしているため彼は重いものを一生懸命運んでいるが軽いなーと思いつつホームへと到着をしてゆっくりと降ろした。
「ただいま戻りました。」
「おかえりなさいベル、大変でしたでしょ?」
「えぇ、必要なポーションなどをミアハ・ファミリアで買っておきました。」
「これくらいあれば今回の遠征は大丈夫ね?それにしてもロキ・ファミリアと合同遠征をするなんてね。」
「普段はないですからね。フィンさんがアリーゼお姉ちゃんにお願いをするところを見ていましたからね。まぁライラお姉ちゃんとティオネさんが火花を散らしながらにらみ合っているのが印象でしたけど・・・・・・」
「あはははは・・・・・・」
ベルの言葉を聞いてノインは苦笑いをしながらもらったポーションなどを数を確認をして準備を進めていく。
ベル自身も太刀の整備などをしておりこの数年間改良を続けて今の太刀になっている。オーマジオウはその様子を見ながらベルに声をかける。
『さてベル、明後日からいよいよ遠征だな?』
「はいオーマジオウさん、しかも大人数の遠征など久々ですからね。」
『あぁそのとおりだ。念のためにアストレア・ファミリアには私が結界を張っておくことにしたからな。』
「結界をですか?」
『そうだアストレア殿が狙われる可能性があるからな。一応カッシーンを置いていくつもりだ。』
「あーあの機械さん達ですね?」
『そうだ。ベルの命令にも忠実に聞くだろ?』
「そういえばそうですね。」
『心配することはないと言っておくさ。』
そういってオーマジオウは何体かのカッシーンを召還をしてベルは相変わらずすごいなーと思いつつカッシーンは膝をついた。
『『ベルさまご命令を』』
「オーマジオウさんから聞いていると思っているけど。明後日に僕たちは遠征に向かいます。その間アストレア様を守ってください!」
『『我が主君の命令のために!』』
「あ、ついでにアストレアさまの相手もお願いしますね?」
『お相手ですか?』
『えっとどのように?』
「いや普通に話をしたりしてください。」
『それでよろしいのですか?』
『まぁいいじゃないかな?』
カッシーンによって性格が異なるのかなと思いつつベルはカッシーンに指示を与えた後にライドウォッチなどのチェックをしてご飯を食べるために部屋に移動をするとカッシーンがすでに手伝っており運んでいる姿を見てオーマジオウは苦笑いをしながらもまぁいいかと思い黙ってみている。アルフィアはその様子を見ながら何事も起きなければいいがと思いつつ無言でオーマジオウが用意をした食事を食べていた。
次回 明後日となりアストレア・ファミリア、ロキ・ファミリアの合同遠征が行われることになった。ベル自身もその中におり彼はアリーゼ達と共に第一部隊としていくこととなり第二部隊のアナキティとレフィーヤはショボンと落ち込んでしまう。
次回「遠征出発!!」