戦艦ミズーリ異世界の海を進む   作:まっちゃんたろし

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10日以上空いてしまって申し訳ありません。思ったよりもリアルが忙しくて描く暇が無かったのですがこれからは少しずつ投稿ペースを上げていきたいと思います!


フュー帝国到着

あの巨大生物を倒して暫くミズーリはひたすら海を進んでいた。

 

(あのイカみたいな巨大生物倒してから結構時間経ったけどあれから何の変化も無いな...。)

 

海の波は至って穏やか。今は夜であり、何も見えなかったが何とかレーダー頼りで島が無いか探していた。

 

(駄目だ。全然見つかんねぇ...。)

 

この世界の海は島が殆ど無いのか?と、疑問を持ちながらもとにかくミズーリは先に進んだ。

 

〜35分後〜

 

ピコーーン...ピコーーン...

 

(お、レーダーに感ありか。島か?)

 

レーダーが反応している方向に舵を取るミズーリ。暫く進むと島が見えた。

 

(やっと島だ〜〜‼︎ずっと機関を最高出力にしてたから大変だったぜ。でもこれで休める。)

 

島に接近して左舷の錨を降ろしたミズーリはそのまま眠った。

 

〜朝〜

 

(フワァ...よく寝たなぁ...。)

 

錨を上げ、スチームエンジンを点火したミズーリは機関を最高出力にしてまた海を33ktの速さで進んだ。

 

(どうしよう...まだ元の世界に戻る方法が分からないからどうすればいいんだ...?)

 

どう考えても答えが出ないため取り敢えず海を進んで行く事を決めた。

 

(人がいる島とか無いのか?人がいたら色々と聞きたい所なんが...。)

 

そんな風に思っていると前方300mに巨大な大陸が見えてきた。

 

(島じゃない...大陸か...?この世界には島の国と大陸の国があるのか...?)

 

段々大陸に近づくと街が見えてきた。

 

(ヒュルム公国の建物と比べたら文明は進んでそうに見えるな。)

 

街並みは近代のヨーロッパみたいな街並みをしている。ヒュルム公国の建物よりも高い建物がズラリと並んでいた。

 

(この世界の文明の差ってこんなに極端なものなのか?)

 

様々な疑問を抱えながらもミズーリは街に近付いて接触しようと試みた。

 

......

 

「おーいみんなー‼︎向こうから巨大な船が近付いてるぞーー‼︎」

 

1人の漁師の男がそう叫んだ。

 

「おい、あれってもしかしてドットール王国の連合艦隊をたった1隻で沈めた艦か?」

 

1人の男がもう片方の男に話しかけたら。

 

「あぁ、撮影された艦の魔写と見比べても全く一緒だ。まさか向こうからこっちに来るとは思わなかったぜ。」

 

「これで巨大船を探す手間が省けたな。」

 

何か引っ掛かる事を話している男2人であったが、もちろんミズーリはこっちに向かって来ている途中なので男2人の会話は聞こえはしない。

 

......

 

(どうしよう...このまま近付くと臨検される可能性あるからなぁ...。あんまりそういうのは面倒くさいから受けたくねぇんだよ...。)

 

面倒くさいのを回避する為ミズーリは自分から声を発した。

 

「すみません。私、元の世界に戻る方法を探している艦なのですが、どなたか知っている人はいませんか?」

 

とても丁寧な口調で喋ったミズーリだが街の住人達は怯えた。

 

「ふ、船が喋ったぞーー!!!!」

 

「怪物だーーー!!!!!!!」

 

「逃げろーーー!!!殺されるーーーーーー!!!!!」

 

街の住人達は逃げ惑いながらその場を離れて行った。

 

「ちょ、ちょっと⁉︎」

 

急に逃げ出した住人達に困惑していたミズーリだが其処に2人の男が此方に向かって来た。

 

「貴方がミズーリさんですね?」

 

1人の男が尋ねる。

 

「な、何で俺の名前を知っているんだ...?」

 

「それはもう知っていますよ。なんせ貴方はドットール王国の戦列艦艦隊をたった1隻で壊滅させたと言う伝説的な存在なのですから、世界中の国々に知られていますよ。」

 

「マジかよ...。」

 

「えぇ、ですから世界中の国々達が貴方を味方に引き入れようと躍起になっているんです。」

 

(これは...更に面倒くさい事になったなぁ...。)

 

自分の存在が世界中に知られている以上、ミズーリは自由に動きづらくなってしまった。ミズーリの戦闘力は確かに喉から手が出る程欲しい物だ。ミズーリ自身もそれをしっかり理解している。

 

「申し遅れました。私、このフュー帝国の外交官をしております。ハンバル・グラースと申します。そして私の隣にいるのが、」

 

「同じく外交官ジュラン・ヴィルスと申します。」

 

「もしかして貴方達の国は私と軍事同盟を結ぶ為に私を探していたのですか?」

 

「その通りです。我々の帝国の上層部も貴方をどうしても味方に引き入れたいと言う思惑があります。」

 

ミズーリは若干の警戒感を抱きながら話し始めた。

 

「貴方達の言いたい事は分かりました。ただ軍事同盟は内容と条件次第で結ぶかを決めさせて貰います。それで良いですね?」

 

「分かりました。それでは貴方の意向を上に魔信で伝えるので少し待っていて下さい。」

 

するとハンバルはポケットに入っている魔道具を取り出した。見た目はただの立方体にしか見えないが、立方体の側面から映像が写し出された。

 

「こちら、フュー帝国外務省所属、ハンバル・グラースです。」

 

『おぉ、ハンバル君か。今回は一体何の様だ?』

 

魔道具からは初老の男の声が聞こえた。

 

「実は先程、噂の巨大船がこのフュー帝国の西側の港にやって来たのです。」

 

『何と‼︎あの噂の巨大船が我が帝国にやって来るとは‼︎』

 

「それで今巨大船と軍事同盟を結ぶ交渉をしている最中なのですが、本人曰く、軍事同盟は内容と条件次第で結ぶと申しております。如何致しますか。」

 

『分かった。その条件を呑むと伝えてくれ。』

 

「了解致しました。交渉結果はまた後でお伝えします。」

 

『うむ。』

 

そしてハンバルは魔信の通信を切った。

 

「上に相談してみた所、貴方の条件を呑むと言ったのでこれで気兼ねなく交渉出来ますね。」

 

話が分かる上の人間で良かったと、ミズーリは一先ず安堵した。

 

「それでは軍事同盟の締結交渉を始めましょう。」

 

こうしてミズーリとフュー帝国の軍事同盟の締結交渉が始まった。

 




本当に遅れて申し訳ありません。これからは少しずつ投稿ペースを上げる様に頑張ります。
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