戦艦ミズーリ異世界の海を進む   作:まっちゃんたろし

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ヒュルム公国VSドットール王国
異世界の海への召喚


〜アメリカハワイ州〜

 

此処、アメリカのハワイには戦艦ミズーリが余生を過ごしている。多くの観光客を楽しませており、日本の高校の修学旅行生も毎年来ている。

 

(今日も平和だな〜。)

 

ミズーリはそんな風に思いながら観光客達を見ていた。

 

(俺は記念艦として30年くらい余生を過ごしているけど、やっぱ艦だから海を突き進んで行きたいよな〜。)

 

そんな事を思っていると段々日が暮れていき、観光客の数も少しずつ減っていった。

 

(今日も営業終了か。俺はそろそろ寝ようかな。)

 

ミズーリはそっと寝始めた。そして夜になると、ミズーリはフッと目が覚めた。

 

(あれ?起きちまったな)

 

辺りを見回すと、昼の風景と変わらない海や建物が其処にはあった。

 

(何で起きちまったんかな。まぁ良いか。)

 

また寝始めようとした瞬間、ミズーリの周りには謎の光が包み始めた。

 

(え⁉︎何だこれ⁉︎)

 

完全に光に包まれたミズーリはハワイの海から姿を消した。

 

.............

 

(う〜ん.....此処は何処だ?)

 

ミズーリは目を覚まし、辺りを見回した。だが其処はハワイではなかった。しかも夜ではなく、朝だった。

 

(え⁉︎俺さっきまでハワイにいたよな?いつの間にか何処かの国の海にワープしちまったのか?)

 

色々悩んだが結論は当然出なかったため取り敢えずこの広い海を進む事にした。

 

(考えても仕方ねぇよな。とにかく何処か島みたいな土地を探して行こう。)

 

エンジンを始動し、最大船速33kt(61.1km)の速さで大海原を進み始めた。

 

〜1時間後〜

 

(そういや今更だが、海をこうやって突き進んだのは久しぶりだな。)

 

本当に今更感があるが、ミズーリはまたこうやって海を進んでいる事に感動していた。記念艦として余生を過ごすのも悪くないと思っていてもやっぱり艦として、海を突き進みたいという想いは少なからずミズーリにはあったのだ。

 

(ん?何だあれ?)

 

ミズーリは直上の方を見ると謎の5つの飛行物体がミズーリに向かって飛んできていた。

 

(何か嫌な予感がするな...)

 

念の為、主砲やシースパロー等の武装をいつでも撃てるように準備した。

 

(てか、砲の装填とか今まで人間がやってたけどこの海に来てから自分だけで準備出来ることに驚いたよ。それよりも、上空に注意しないとな。)

 

.............

 

「何だあのデカい船は?」

 

ドットール王国竜騎士隊第二連隊に所属しているジャマーンが部下に話し掛けた。

 

「分かりません。本国の方では謎の物体が此方に近づいていると連絡があったのですが、まさか船とは...。しかも砲が甲板に付いているなんて。我が国の戦列艦とは違いますね。」

 

「確かにな。それより各員に魔信で通達しろ。大型船には極力近づかないようにワイバーンの火炎弾で撃沈しろと。」

 

「はっ」

 

.............

 

(何だ?あのオレンジ色の光は?)

 

「火炎弾発射ぁぁ!!!!!!!」

 

ワイバーンの口から火炎弾がミズーリに目掛けて発射された。

 

(不味い‼︎回避行動を取らないと‼︎)

 

ミズーリは舵を取り始め、火炎弾を回避した。

 

(あっぶねーーー‼︎)

 

「大型船‼︎回避行動を取りました‼︎火炎弾の命中はありません‼︎」

 

「ななな、何だとぉぉ⁉︎⁉︎巨大な船のくせにあそこまでのスピードが出るとは‼︎」

 

ジャマーンは大型船のスピードに圧巻されていたが直ぐに冷静さを取り戻し、指示を出した。

 

「次は必ず仕留める‼︎全騎、急降下で火炎弾発射だ‼︎」

 

「了解‼︎」

 

竜騎士達は急降下を開始した。

 

(クソ‼︎急降下か。だったら対空誘導弾で迎撃だ‼︎)

 

ミズーリはシースパローの発射口を開き5発発射した。

 

「大型船、謎の光の矢を発射しました‼︎」

 

「どうせ当たらんが、念の為に回避行動を取れ‼︎」

 

全ての竜騎士達はバラバラに散らかった。だが、ジャマーンはある事に驚いた。

 

「ひ、光の矢が向きを変えて追ってくるだとぉぉ⁉︎⁉︎⁉︎」

 

目標の位置を正確に合わせたミズーリはミサイルが重複しないように、レーダーで正確に捉えていた。

 

「くっ‼︎しかも速い‼︎」

 

『クソ‼︎何だよこれ⁉︎逃げても追いかけて来やがる‼︎助けてくれぇぇーー!!!!!!!』

 

『死にたくねぇ‼︎死にたくねぇーーよーーー!!!!!!!』

 

魔信から部下達の悲鳴がジャマーンに伝わって来た。そして魔信は悲鳴と共にプツッと切れてしまった。

 

「私の部下達が次々と死んでいく...。」

 

そしてトマホークはジャマーンが乗っているワイバーンに命中し、肉片となって海へと落ちた。

 

(何とか迎撃出来たけど、アイツらが乗ってたのは竜か?だとすると、前の世界には竜が居ないから、俺は別の世界に来ちまったって事か⁉︎)

 

意外な事で自分が異世界にいる事に気付いたミズーリはこれからどうするか考えた。

 

(どうして別の世界の海に来てしまったかは分からないが、兎に角進むしかねぇよな。)

 

この先の海には何がミズーリを待ち構えているのか。そしてミズーリはこの異世界の海で何を学ぶのか。ミズーリの異世界の海の冒険はまだ始まったばかりである。

 

 

 

 

 




初めての1話目の投稿となります。戦闘シーンの描写がイマイチな感じもしますがスキルアップ目指して頑張るので宜しくお願いします‼︎
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