戦艦ミズーリ異世界の海を進む   作:まっちゃんたろし

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もう6話目となりました‼︎自分は結構飽きやすい性格なのですが此処まで書けてこれたのは皆さんが読んで下さっているおかげです‼︎どうかこれからも「戦艦ミズーリ異世界の海を進む」をお願い致します‼︎では、6話目をお楽しみ下さい‼︎


戦勝祝い

「包囲する暇もなく戦いが終わってしまった...。」

 

メナードはドットール王国連合艦隊を包囲しようと準備していたがミズーリが準備する前に壊滅状態に追い込んだため、包囲する意味が無くなっていたのだった。

 

「ですがメナード少佐‼︎我々はドットール王国の連合艦隊を退けたのです‼︎しかも一隻の損害もありません‼︎」

 

「確かに無傷で戦いに勝てたのは良いが、流石にここまで圧倒的過ぎると敵に同情してしまうな...。」

 

「ですが勝ちは勝ちです‼︎早速本国に連絡しましょう‼︎」

 

「あぁ。分かった。」

 

通達兵は魔信で第三艦隊基地のルーメン司令官に戦勝報告をした。

 

......

 

「そうか..。分かった。それでは今すぐ戻って来い。」

 

受話器を置き、ルーメン司令官はニヤッとした。

 

「良し‼︎良し‼︎やはりミズーリを前線に出して正解だったな。しかも一隻の損害もないとは...。こんな事は今まで1度も無かったな...。あいつらが戻って来たら戦勝祝いをしないとな。」

 

立ち上がったルーメン司令官は司令室を出て行った。

 

......

 

「さてと、そろそろ本国に戻るか。ミズーリさん!戻りますよ‼︎」

 

「分かりました!」

 

ミズーリとヒュルム公国第三艦隊は軍港に戻って行った。

 

〜35分後〜

 

港に着くと民衆達が兵士達の方に手を振っていた。

 

「ありがとう‼︎この国を守ってくれて‼︎貴方達は我々のヒーローだ‼︎」

 

メナード達は民衆達に手を振り、戦列艦から下船した。下船すると其処にはルーメン司令官がいた。

 

「ヒュルム公国第三艦隊ただいま戻りました。」

 

メナードと兵士達は一斉に敬礼した。それに応じてルーメン司令官も敬礼で返した。

 

「良くぞ無事に戻って来てくれた‼︎諸君らの活躍は後世に語り継がれる事だろう。先程陛下に戦勝報告をした所、大層喜びになっておられた。とにかく、今日は民衆達と一緒に戦勝祝いをするぞ‼︎」

 

兵士達と民衆は戦勝祝いをする為に港に会場を作り、酒、食べ物等の準備を始めた。

 

〜20分後〜

 

会場はすっかり人で埋まっており、民衆や兵士達は踊ったり、飲んだり、歌っていた。

 

(皆んなこんなに喜んでいるって事はそれほどドットール王国の連中に随分怯えていたんだな。)

 

そっと静かに見守っていたミズーリであったが、其処にルーメン司令官、そしてメナードや兵士達がミズーリの前に集まった。

 

「全員敬礼‼︎」

 

ルーメン司令官の合図で兵士達はミズーリに対し敬礼をした。ミズーリはじっとルーメン司令官達の方を見ていた。

 

「この度の協力、誠に感謝する‼︎貴方が居なければこの公国は滅亡していた。貴方は公国に忍び寄る魔の手を追い払い我々の窮地を救ってくれた。よって私達から最大限の感謝を示す‼︎」

 

(ありがとうございます。ルーメン司令官。ですが私はやれと言われた事を全うしただけです。)

 

謙虚ながらにミズーリは言った。

 

「それでも我が公国を救ってくれたのは事実だ。貴方には感謝しても感謝し切れない恩がある。」

 

そしてルーメン司令官はミズーリに対して頭を下げた。

 

「し、司令官⁉︎」

 

「止めるなメナード。ミズーリには国を救って貰った恩がある。お前達も頭を下げるんだ。」

 

「分かりました。」

 

そうしてメナードを含めた兵士達もミズーリに頭を下げた。

 

「「我が国を救ってくれて本当に有難う‼︎」」

 

この風景に圧巻されたミズーリは流石に慌てた。

 

「だ、大丈夫ですよ‼︎お礼の気持ちなら十分に貰いましたからどうか頭を上げて下さい‼︎」

 

そしてルーメン司令官達は顔を上げミズーリをじっと見た。

 

「実は私の方も感謝しているんです。全く見た事のない艦に対しても住む場所を与えてくれたのが本当に嬉しかったんです。そしてこうやって人と喋るのも初めての事だったので私の方も感謝しても感謝し切れないんですよ。」

 

今まで記念艦として余生を過ごしていたミズーリ。だが、こっちの世界に来てからミズーリは色々な物事に触れる事が出来た。人との友情、そして仲間との信頼を実感する事が出来た。そんな初めてを経験させてくれたメナード達にミズーリは感謝した。

 

「なんと有難い言葉なんだ...‼︎」

 

兵士達はずっと溜めていた涙を少しずつ流した。民衆達もそれに感動して涙を流しながら拍手をしていた。

 

こうして戦勝祝いは幕を閉じた。

 

 




少し短めとなってしまいましたが、次回から本格的にヒュルム公国とドットール王国の戦争物語を書いて行きたいと思っています。完結は先になると思いますが、皆様の温かいご支援の方を宜しくお願いします‼︎
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