般若†無双 ドキッ!情報戦で有利を取ろう!カヤクもあるよ 作:ハエ缶
作者原作を詳しく知らないので正史演義要素含みます。
此処は洛陽。
今現在目の前には、跪いている部下から報告を受けている。
「報告!敵連合軍が汜水関前に布陣が完了しているとのことです!」
「ん、先鋒は?」
「はっ!申し上げます。旗には『公』と『劉』の文字を確認。その麾下である、関羽に張飛並びに趙雲の旗も確認できます。」
知っていた対董卓連合軍の先陣は孫堅だった筈なのに、気付けば公孫瓚と劉備軍。更には既に伏龍と鳳雛の両軍師が参陣しているらしい
「...ん。確かこちらからは、華雄将軍に張遼将軍。副将に李粛、胡軫、趙岑を配置してる筈だよな」
それに対して、此方からは華雄だけでなく張遼まで守備に就いている。
胡軫が副将という事は演義基準かと思えば張遼の存在で違う。
「はっ!その通りでございます。」
あの張遼がいるならって思えるが、どう考えてもこの華雄は守城向きじゃ無いだろうに....
「ご苦労さん。下がって休んでな、どうせ直ぐまた仕事を申し付けられるよ」
....董卓軍は人材不足で後々裏切りが多発するからネ
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「かっくんいるー?」
部下と別れて、軍師様がいる部屋へ向かう。
「だから!ボクの名前は賈駆だって言ってるでしょ!?」
返事を返してくれるのは、賈駆で字は文和。
後にある人物より【打つ手に失策が無く、事態の変化に通暁していたと言ってよい。前漢の張良や陳平に次ぐ】と評価し、またある人は【悪の権化である董卓が獄門台に曝され、ようやく中原が平和になろうとしていたのに、災いの糸口を重ねて結び直し、人民に周末期と同じ苦難を強いたのは、全てカクの片言に拠るものではないか】と評価される。
良くも悪くもといった人物であれども、いま目の前に居るのは不運続きで策も裏目に出るという幸が薄い人物である。
「それで自分は何すれば良いの?軍師殿」
軍師殿のリアクションは受け流し、待機命令が出ていたが敵先鋒の話を聞いては居ても立っても居られないといった感じでここまで来たのだ。自分にも何か命令が下る筈だ
「...はぁ。あんたは裏切り者の粛清を、対象はあんたの集めたモノを駆使して判別なさい。」
「....了解」
授かる命令は裏方作業。裏切り者なんて粛清していったらキリがないのに、不承不承ながらの頷き返す。
「それと、この後の事はあんたに掛かってるんだから、必ずやり遂げなさい。最悪の場合は、霞や恋を使ってでもボクを切り捨てたとしても月だけは無事に守り抜きなさい」
返事を返したところで、前々から言われていたことに関しての念押しが来る。
「重ねて了解。そうならんようにやり遂げてみせるさ
じゃあ行ってくるよ、ご武運を軍師殿」
これ以上釘を刺されても刺さるとこが無いため、退室するため振り返る。
「えぇ、そっちもね」
賈駆の言葉に不安の色を感じながらも、振り向きはしなかった。
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「へい!誰かいる?」
賈駆の部屋を退室した頃には既に帷は落ちていた。
洛陽の城の隅に移動し虚空に向かい声をかける。
「はっ!」
返事と共に部下が姿を表す、対してリアクションはせずに要件だけを伝える。
「取り敢えず、集まれる人間だけ集めてきてよ。集まったら命令を出すからさ」
「はっ!」
再び返事を返し、虚空へと解けていく部下を見送る。
その後月が見える縁に移動し、部下たちが揃ったのを確認して声をかける。
「揃ったね。軍師殿直々に仕事さ、十常侍の首並びに首領の張譲と趙忠を捕らえる。首領の張譲と趙忠だけは自分がやる。残りの十常侍は、全員殺してきて。殺り方はいつも通りに、向こうさんの斥候がいたら見易くしてあげてね」
「はっ!」
「ん、それで何か報告はある?」
部下たちの返事を聞き、何か前線の情報が有ればと報告を促す。
「はっ!前線部より報告。
敵連合の先鋒にて、更に『孫』の文字を確認しました」
報告を聞き再び思考の海に浸かる。
「孫の文字...」
そういえば、ここでは既に孫堅に代わって孫策が台頭してきていたな。
しかし、華雄は孫堅に討ち取られたり、麾下一党を討ち取ったり。若しくは関羽に討ち取られたりもするけど何かと孫家因縁があるはず。
この世界では胡軫が副将になってたりするけど、孫家との因縁があるならば孫策もそれを知らない訳も無く、利用しない訳もない。
「確か華雄ちゃんと何らかの因縁があったな。報告確かに聞いたよ、この命令を終えたら自分は泗水関に向かう。
君達はこの事を含め、軍師殿に報告しといて。以後は軍師殿に従うように
以上、散開!」
その後は特に報告すべきことはなかった為、仕事に向かわせた。
先の報告は軍師殿にも聞かせるべきと、報告してきた部下に報告を命令する。
もう一度自分自身が賈駆に会うべきかと思いながら、2人を捕らえるべく移動を開始する。道中で、彼女を見つけることが出来れば良いのだが....
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「や!かっくん!」
命令されていた捕獲をこなして、2人を地下牢に繋ぎ軍師殿が居る部屋へと戻る。作戦の道中に彼女に会えたので、独断ではあれど命令を伝えておいた。
「やっと終わったの?十常侍の方はとっくに報告を受けたというのに遅かったわね。あんたの部下から聞いてた報告じゃあ、終わり次第直接泗水関の方に向かうって聞いてたけど?」
少し言葉に棘を感じながらも、此方の報告を済ませる事にする。部下の報告通り泗水関に向かう必要があるからだ。
「そっちはこれから向かうよ。此処には追加の報告をしに来ただけ、首領と趙忠は地下牢に詰めておいたよ。
それと、確実な証拠は挙げれなかったけど李傕と郭汜には注意しててね。独断ではあるけど、徐栄の軍をここの守りに着くように言っておいたけどもね」
「はぁ。あんたと話してると溜息を吐く回数が増えるわ...ボクの方でもその2人が怪しい気がしてるけど、そこまでする必要があるのかしら?
彼女は実力ある立派な勇将よ。そんな彼女を守りに付けるなんて、勝てる戦を捨てるような物じゃないの。
それより、あんたが先に切れば早いと思うけど?」
報告を受け、賈駆は溜息を吐きながらも疑問を提示する。
彼女というは徐栄の事であり、徐栄と言えばあの曹操をも撃退する程の勇将である。
「疑わしきは罰せず。確証が無いんだから捕らえることは出来ないよ、それに2人は無能じゃないから洛陽の守りには重要だよ。董卓軍の人材は万年枯渇中なんだし。
それに何かが起こるより先に自分がやり遂げればそれで良いし、間に合わなければ自分の兵と徐栄がいれば最悪の事態は防げると思うから」
賈駆の疑問に対する答えを伝えながら、自分の考えも伝える。
「あんたが言うならそれで良いわ。
趙忠らは時が来れば各々の役目を全うしてもらうから、気にしないで。
泗水関が落ちれば、虎牢関しか止めることが出来る場所はない。全てに於いて肝心なとこはあんたに掛かってるんだから、用件が済んだなら早く行きなさい」
「了解。それじゃ次は、董卓様を交えて...ね」
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この三国の世でありながら、メインとなる武将、軍師たちが女性になってしまっている世界で己の主を生かす為に彼女は行動する。
文句等は受け取りませんが
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