般若†無双 ドキッ!情報戦で有利を取ろう!カヤクもあるよ   作:ハエ缶

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今に思えばるろ剣どこ?般若要素どこ...?

主人公の頬骨砕いて、瞼と唇焼いて鼻と耳削ぎ落とすしかないのか



第三話

言っては見たけど、兵を見るに本当に孫策軍っぽいな

という事は、元は江賊である鈴の甘寧に、孫権の親衛隊で隠密もこなす周泰この2人がこの機を逃すわけがない。

 

「華雄ちゃん、俺の推測が正しければ表は囮。本命は敵の隠密による将軍首だろうね、俺に考えがある」

 

もう一度華雄を連れて、先程の小部屋に戻り向き直る。表情は極めてまじめに告げれば、華雄も表情を正す。

 

「わかった。要点だけ話せ」

 

「さっすが華雄ちゃん!話がわかるねぇ。ならば、———————————、——————」

 

「面倒だが、それで良いのか?それは敵が此方のことを知らない事を前提としている様だが?」

 

「俺を舐めるなよ。何とでもなるさ」

 

 

___________________________________

 

 

「明命、ここから別行動だ。華雄の首を獲り次第、火をつけて撤退する」

 

明命と呼ばれるのは、姓を周、名を泰、字を幼平。黒髪で額に鉢金を巻く少女。背中の長刀 銘を【魂切】を背負い直して返事をする

 

「わかってます、思春さんもお気を付けて」

 

対して、周泰に声をかけ、返事を受けたのは、姓を甘、名を寧、字を興覇。幅広刀である【鈴音】を持ち、鈴音に付けている鈴を軽く鳴らして意識を切り替える。

周泰と別れ甘寧が廊下を進んでいるその時...

 

「お姉ちゃん誰?」

 

不意に声をかけられた。此方を見るのは、髪を肩下までの銀髪。活発そうな印象を与える12,3歳位の少女だった。

 

「...!?」

 

「お母さんの部下の人?」

 

(敵陣地で警戒を怠る事はなかったというのに、この子は私に気づいたというのか!?)

 

「....お姉ちゃん?」

 

「あ、あぁすまないな、考え事をしていた。お母さんと言うのは華雄将軍のことで間違いないか?」

 

「うん!お母さんはすっごいんだよ!今じゃこの関を守る将軍様なんだって!」

 

「あぁ、華雄将軍の武勇は遠くでも聞ける位に広まっているからな。

そうだ、ちょうど良かった私も華雄将軍を探していてな、よければ案内してくれないか?」

 

「うん!お母さんはこっちだよ!」

 

少女は笑顔で先導してくれているのを追いかける

 

「ありがとう、そう走らずに大丈夫だ。急ぐと転ぶぞ」

 

(馬鹿な子だ、お前の判断で母が死に、軍は滅ぶのだよ)

 

「近いから大丈夫!.....ここだよ!お母さん!お母さんに会いたいって人を連れてきたよ!」

 

そのまま少女は扉を開けて、中にいる華雄に声をかける。

 

「誰が来たんだか、瑠華?」

 

甘寧は、瑠華と呼ばれた少女を背に隠すようにして華雄に前に立つ。

 

「私だよ、華雄。久しいな...変な事はするなよ、少しでも怪しい動きをすればこの子の首を刎ねる」

 

鈴音を逆手に持ち、少女の首に充てがい華雄と向き合う。

 

「甘寧!貴様か!瑠華から離れろ!」

 

「騒ぐな華雄、それにしてもお前に子供がいたとはな。顔は似てないが、お前譲りの銀髪か?」

 

甘寧は瑠華を見て高笑いをあげ、華雄に向き直る。

 

「瑠華は関係ないだろう、目的は私の首の筈!瑠華を解放しろ!」

 

「そう冷たい事を言うなよ、ここまで案内してくれたのはこの子だ。武将の子であるならば危機感を持つべきだったな。

さあ、華雄大人しく縄に着け。貴様の死をもって虎の子は猛虎に至る!」

 

私は意気揚々に華雄に近づき、後一歩のところで意識を失った。最後に耳に残ったのは、瑠華と呼ばれた小さな少女の声だった。

 

「貴様らは虎というより飼い猫だろ」

 

________________________

 

「上手くいったかな、華雄ちゃん?」

 

意識を失った甘寧を縄で亀甲縛りにし、床に放置。

笑顔で華雄に振り向けば、そこには顔を顰め、考え事に耽る華雄がいた。

 

「成功はしたが、私が結婚しているという事はそんなに笑う事か?」

 

結婚していたというより、子がいた事に驚いていた様な感じだったんだけど言わぬが華かな...華雄ちゃんだけに

 

「.....俺は可笑しくないと、思うナァ」

 

「はぁ...例え心にも思ってなくても目を見てから言ってくれ」

 

「....あーい」

 

気不味い空気を切り裂く様に、1人の伝令兵が飛び込んでくる。

 

「報告!」

 

「...ん?なに?」

 

見たことない顔...それに女性兵か?

 

「はっ!...?申し訳ございません、華雄様。程遠志殿は何処に?」

 

「へぇ...俺だよ。程遠志は俺のこと」

 

これは....

 

「...は?...はっ!申し訳ございません!程遠志殿は顔に傷がある、大柄な男性だと聞いておりまして...」

 

アウトだ、んでもって退場処分だ。

 

「んーん、大丈夫。

でも、報告の前にちょっと寝てて貰っていい?...王方!」

 

呼び掛けと同時に、廊下側から王方が飛び出し兵士を押さえ付ける。それと合わせて、首を絞め意識を奪う。

 

「ふぇ?!」

 

華雄ちゃんってば結構可愛い声も出せるんだね。結婚も難しく無さそうだけど、相手が大変そう...

 

「申し訳ございません、般若様。

中々の手練れだったようでして、結界を抜かれたようでして...担当の者は私の方から処分を下しておきます」

 

王方のいう結界というのは、俺の部隊でよく行う陣形を指し、基準を設定して四隅を部下が警戒する。外から来る者は通さず、出ようとする者は気付かせない。近付くものには警戒を怠らず監視する様にするものであり、監視と包囲を目的としている。

今回は他者を近付けず、周辺警戒が目的だった。

 

「問題ないよ、それは俺が指示して緩くしてたからね。

拘束し終えたら、そこの甘寧ちゃんと一緒に牢に縛って入れといて。これ以上に手出しないでね。

そんなことより、ご苦労様」

 

「はっ、有難きお言葉です」

 

程遠志が王方に、担当者に対するお咎めは無しにと伝え労う。傅ずく王方を尻目に華雄が待ったを掛けた。

 

「待て待て!まずは説明をするべきだろう!

なぜその伝令は捕縛する必要があるんだ!?」

 

あらら、華雄ちゃん。猪僻は収まっても思慮が浅かったかな?

 

「王方、俺が説明しておくから意識を取り戻す前に、武器を奪って縛り付けておいて」

 

「はっ!了解しました」

 

先に王方の方に指示を出し、退出させ華雄と向き合い苦笑いを向けた。

 

「華雄ちゃん、素直は美徳だけど疑わなきゃダメだよ。さっきの伝令が言ってた、傷顔で大柄の男はどう見ても俺じゃ無い。

傷顔大柄男は前に黄巾狩してた時に、孫策軍に出会った時の格好。俺はこの砦に来る前から、ずっと小柄の少女の格好だったのに間違えようが無いでしょ?」

 

程遠志は、戦が始まれば変装、終われば変装と言ったように変装を戦を境に繰り返し、そこに性別、体格、声色は問題にならず変装をこなしていた。

そのため、董卓軍内でも兵は程遠志を名乗る者は複数名いると勘違いし、将でも同様だった。

程遠志が変装の名人であり、1人だと知っているのは董卓と賈駆、張遼、華雄、呂布(匂いで気付いた)、陳宮(呂布から聞いた)のみだった。

 

「た、たしかに、今は傷顔でも大柄でもましてや男ですらないな...。だが、その時を境にお前を見ていなかった可能性もあるだろう?」

 

そんな機会は無いデショ...仮に見たことない兵士がいたとしても、男の程遠志が黄巾狩で孫軍と出会ったのはかなり前。それから何回変装し直したと思っているのさ

 

「少なくとも、俺の部下に俺を見抜けない馬鹿はいないよ。

それに、華雄ちゃんが率いて出陣した配下の将兵の顔と名前は位は覚えているから、間違いようが無いよ。言うならば、さっきのが理由でこれが根拠かな」

 

ここまで言って、華雄は漸く理解した様に顔をあげた。

 

「なら、さっきの伝令は...?」

 

「十中八九、孫軍の隠密頭にして孫権の親衛隊...周泰で間違い無いだろうね」

 

それに、女性兵士は念入りに調べてたから、他に女性兵士がいると知っていたら覚えていないはずがないもんね...

そんなことは華雄ちゃんには言えないケド

 

「さあ、華雄将軍。夜も更けてきた、敵軍の夜襲は囮とは言え此方の兵が無為に減らされるのは避けたい。

華雄将軍は手勢を率いて、散らして来てくれるかな?その隙に予定より早いが、俺は曹孟徳に接触する!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





ご感想ありがとうございます!
やる気(尻)に火がつき全力で描きあげました

評価して貰えたら幸いです!

因みにご相談ですけど、文章的には短いですかねぇ...?

次回漸く曹操さんを出せます!...多分。
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