投稿作品【第七弾】の『ウマ娘プリティーダービー』
を書いてみました。『応援』していただいたら、本当
に有り難いです‼︎
四月からアニメ『ウマ娘シンデレラグレイ』 の
放送を記念してこの作品を投稿します。
【注意】
『評価次第』となりますが、もしも『評価』があまり
良くなかった場合、『
かもしれないですし、良かったらこのまま『連載』
という形で『この作品』を続けるかもしれませんので
どうかこれからも暖かい目でよろしくお願いします‼︎
運命と好奇心
いつからだろうか、■■を出して■■することに
一切何も感じなくなったのは……
走り終えたそのウマ娘は寒空を見上げてながら
白い息を吐く。
「”■■”、『■■■■■■■■』も案外と大した事
なかったですね……」
「……ッ‼︎」
「もう、僕の欲しかったものは二度と手に入らない
のかもしれない……」
一人のウマ娘がもう一人の目の前にいるウマ娘に
漆黒のような冷たい視線と残念そうにそして全てに
絶望した表情を向けて浮かべながらそう呟いていた。
「ん…〜もう食べられないよ……〜」
ある朝日が差す小部屋で「むにゃむにゃ……」と
涎を垂らしてなんとも情け無い声でそんな寝言を
呟いていた。
「『スペちゃん……スペちゃん、起きて』」
ある少女がベッドで寝てよだれをダラダラと大量
に垂らしている少女を揺らしていると
「むにゃむにゃ…ん…? ふぇ?」
目を覚ましたのか口元にはよだれを垂らして
情け無い声を上げた少女は首をコテンと傾げる。
「朝のトレーニングに遅れちゃうわよ?」
起こしに来た少女が少し困った表情をしながら
そう言うと
「えっ…? す、すみません‼︎ 『スズカさん‼︎』」
「スペちゃん‼︎ よだれ‼︎ よだれ‼︎」
「えっ? あっ‼︎ 本当だ‼︎」
スペシャルウィークはそう言って慌てた表情で
口元のよだれ拭き取って身だしなみをきちんと
整えてトレーニング用のジャージに着替え始めた。
東京都府中市。日本ウマ娘トレーニングセンター
──通称トレセン学園。
その正門前に一台のタクシーが停車すると、
後部座席から学園指定の制服を纏ったウマ娘が
ドアをくぐって降りてくる。
「──ありがとうございました」
最寄りの駅からここまで送ってくれた運転手に
一言礼を述べタクシーが走り去るのを見届けると、
少女は学園へと向き直った。
「此処がトレセン学園か……」
学園の校舎を見上げて呟き、尻尾を靡かせながら
彼女は前へと足を進めた。
季節は春。桜咲き、出会いと始まりを告げる季節
であった。
コンコン──
「失礼します」
「ああ、エアグルーヴか……」
そう言って入って来たエアグルーヴと呼ばれた
ウマ娘の彼女が椅子に座っている彼女に声を
掛けると椅子に座っていた彼女はエアグルーヴに
声を掛けた。
「ちょっと、話を聞いてよ。エアグルーヴ」
「お、おい‼︎ マルゼンスキー⁉︎」
「だってルドルフったらさっきからずっと資料と
睨めっこばかりしてるのよ?」
マルゼンスキーがそう言うとルドルフと呼ばれた
彼女は「あはは…」と苦笑いをしていた。
会長程のウマ娘がそれほどに悩むなんて……一体、
何があったというんだろうか?
「会長一体、何に悩んでるんですか?」
エアグルーヴがルドルフに聞くとルドルフは
観念したかのような表情を浮かべて
「実は……今日、『転入生』が来る予定なんだ」
「転入生ですか……」
「ああ……」
エアグルーヴがその言うとルドルフの表情が
変わっていくのが分かる。
「今、ナリタブライアンにその転入生を迎えに
行ってもらっている」
「会長が言っている転入生のウマ娘はそれ程の
ウマ娘なのですか?」
今までにない程の会長の真剣な表情は初めて見た。
それ程までのことなのか?
「ああ、実はな──」
「さて、学園の入り口で待ち合わせの筈だと
思うんだけど……」
一人のウマ娘がどうするべきかと悩んでいると
いきなり脚を触れ回している謎の手の感触……
いや、声の主からして男性なのは間違いない。
ただ、思わぬ事態に固まってしまって対応が
遅れる。いわゆる痴漢というものなのだろうか。
そうと分かればだんだんと早く対処しなきゃと
いう気持ちに切り替わる。
「へ、 変態…ッ‼︎」
「ぐえっ‼︎」
一人のウマ娘が後ろに蹴りを入れるとまるで
蛙の潰れたような男性の声が聞こえた。
その後、カランと棒付きの飴が落ちてドサッと
男性が倒れる音がした。
「や、ヤバい‼︎ や、やり過ぎちゃった…ッ‼︎」
彼女は後悔したが後悔しても後の祭り。
「ど、どうしよう……で、でも……」
また、セクハラをされそうで出来れば目の前で
無様に倒れている男性に極力近づきたくない………
トレセン学園にこんなトレーナーがいるとは
思えないしむしろ変態がトレセン学園にこっそり
と紛れ込んだとしか思えない……
今すぐにでも通報した方が良いのかと考えていると
「素晴らしいッ‼︎」
「ヒッ‼︎」
男性はむくりと勢いよく起き上がってそう言うと
彼女は声にならない悲鳴を上げていた。
「この芯の固さ、しなやかさ……今までのウマ娘達
を見てきたが……」
そう言うと鼻血をダラダラ流しながらブツブツと
一人言を呟いていた。
「あ、あの…大量の鼻血出てますけど…だ、大丈夫
で「得意コースは⁉︎ 芝? それともダート?」」
「え、えーと……」
彼女が困っているとそれを察したのか鼻血を
ジュルジュルと啜りティッシュで拭く。
「あー…いきなり申し訳ないね。俺はここの
トレーナーだよ。ほれ。スピカのトレーナーを
している。今メンバーは朝練のウォーキングに
出ているんだ」
「は、はぁ……」
(この人トレーナーなの? 嘘でしょ…?
何かの間違いじゃないの?)
嘘だろと内心思いながらも警戒して男性の話を
聞いていたが男性の手つきがいやらしさが感じた。
「チームは決めているかな? 決めていないのなら
もし良かったら是非とも──」
「「「「なにやってんだ‼︎」」」」
男性が何かを言おうとしていたみたいだが
四人のウマ娘達が男性に思いっきり蹴りを
入れる。
「ぐひゃ‼︎」
すると先程の男性はまた情け無い声を出していた。
「この娘も困っているじゃない‼︎」
「時と場合を考えなよ‼︎」
「そうだよ‼︎ トレーナー‼︎」
「トレーナーさん、節度を持って下さい‼︎」
男性トレーナーのウマ娘達らしき人達がランニング
終えて汗まみれなのかジャージ姿で現れて目の前の
男性トレーナーを正座させて説教をしていた。
「あ、あの…大丈夫ですか?」
「あ、はい、大丈夫です…」
ブルネットのボブカットに白い前髪と同色の
三つ編みハーフアップが特徴。右耳に青いリボン
を付けているジャージ姿の彼女がそう言って手を
差し出してきたのでその手を取って起き上がる。
「私の名前はスペシャルウィークって言います。
貴方の名前は?」
「僕ですか? 僕は───」
「おい、お前たち一体、何をしてる‼︎」
彼女はスペシャルウィークに名前を名乗ろうと
していると背後から声が聞こえてきたので振り返る
と別のウマ娘が現れた。
「ナリタブライアン先輩‼︎」
服装は学生服に白コートとそれに和のテイストを
盛り込んだイメージになっている。雰囲気と
相まって色は白だがどことなく長ランを着た番長
のようにも思える服装だった。
「スピカのメンバーか……すまないがそこにいる
転入生に用事がある。大丈夫だろうか?」
ナリタブライアンがスピカメンバー達に聞くと
「構わないわ、こちらこそごめんなさいね。
邪魔しちゃって……」
サイレンスズカがそう言うとナリタブライアンが
「いいや、構わない」と言って視線を転校生の彼女
に向ける。
「カイチョーのところにいくの? だったら
ボクもカイチョーのところに行きたい‼︎ 行きたい‼︎」
小柄で快活なボクっ娘なウマ娘、トウカイテイオー
がナリタブライアンにそう言うが
「残念だが、会長は転入生に学園のことについて
教えなければいけないからまた日を改めてほしい。
それにテイオー、貴様はトレーニング中だろう?」
「う、うーん…そうだけど……」
ナリタブライアンがテイオーにそう言うとテイオー
の頬を膨らませながら不満そうにしながらも
「分かったよ…」と渋々と納得した表情を
していた。
「という訳で会長のところに向かうぞ」
「はい」
ナリタブライアンが転入生にそう言うと転入生は
一言、返事をしてナリタブライアンは「じゃあな」
とスピカメンバー達に言ってその場所を後にした。
「会長…今、なんと、言いましたか?」
エアグルーヴは内容が理解できぬと言った表情を
浮かべながら再度、ルドルフに確認した後、
「さっき言った通りだ……」
ルドルフはエアグルーヴにそう言うと
「エアグルーヴ…信じられないかもしれないけど
これは覆らない事実なのよ……」
マルゼンスキーも真剣な表情をしてエアグルーヴに
そう言うとエアグルーヴは深刻な表情になって
「もし、それが本当だとしたら……これは相当な
一大事なことですよ‼︎」
ルドルフにそう言うとルドルフは「ふふっ…」と
微かに微笑んだ。
「ああ、だから彼女を中央のトレセン学園に
スカウトしたんだよ」
「そうだったんですか……」
「それに…近いうちに彼女には『あの内容』も
伝えようとも思っているんだ」
ルドルフがエアグルーヴにそう言った瞬間、
コンコン──
と扉を叩く音が生徒会室に響いて
「入りたまえ」
シンボリルドルフがそう言った瞬間、生徒会室の扉
がゆっくりと開いた。
「失礼します」
ナリタブライアンの隣いた転入生のウマ娘が
そう言ってルドルフとエアグルーヴがいる
生徒会室に入って行った。
最後まで読んで頂きありがとうございました‼︎
これからも『応援』や『感想』などありましたら
よろしくお願いします‼︎
一つ一つの積み重ねが作品作りの原動力になります
のでどうかよろしくお願いします‼︎