百戦錬磨のウマ娘   作:灰ノ愚者

3 / 10
皆さん【お気に入り】登録して頂きありがとう
ございました‼︎


これからもよろしく応援や感想などお願いします‼︎


『シンデレラグレイ4巻発売日決定記念』として
更新をさせてもらいました‼︎


今回は『あのウマ娘達』が登場します‼︎


楽しみにしてください‼︎


奇跡と■■

 

「入るぞ」

 

 

「分かりました」

 

 

 

ナリタブライアンとユキシロハヤテが栗東寮の

扉を開けて入ると「はーい」と寮の奥から明るい

声が聞こえてくる。

 

 

 

「おや、ナリタブライアンじゃないか、

今日は一体、どうしたんだい?」

 

 

 

声がする方に視線を向けると制服を着た別の

ウマ娘が出て来た。

 

 

 

「いきなりですまないな……『フジキセキ』。

実は今日来る予定の転入生を栗東寮に連れてきた」

 

 

 

 

ナリタブライアンがフジキセキにそう言うと

フジキセキは「ふーん……」とそう言って

ユキシロハヤテを眺めるように見回していると

 

 

 

「あ、あの……すみません。僕の顔に何か付いて

ますか?」

 

 

 

おっと、知らないうちに見惚れてしまっていた

ようだ。

 

 

 

フジキセキはユキシロハヤテの雪のような綺麗な

白色の葦毛のウマ娘に見惚れてしまい声を掛ける

のも忘れていた。

 

 

 

「改めて自己紹介するね。私の名前はフジキセキ。

この栗東寮の寮長をしているよ」

 

 

 

「ど、どうも……ゆ、ユキシロハヤテです‼︎

よ、よろしくお願いしましゅ……ッ‼︎」

 

 

 

うう……噛んじゃったよ……恥ずかしい……

 

 

 

ユキシロハヤテがフジキセキに緊張した挨拶すると

そんなユキシロハヤテの反応を見てとても面白かった

のか「クスッ」とフジキセキは笑う。

 

 

 

「礼儀正しいね。それに緊張しているのかな?」

 

 

 

フジキセキがそう聞くとユキシロハヤテはビクッと

反応させる。どうやらまだ少し緊張していた。

 

 

 

「ふふっ、緊張するなんて随分と可愛いらしい

ポニーちゃんだね〜」

 

 

 

フジキセキがそう言ってユキシロハヤテの頭を

撫でていると

 

 

 

「こ、子供扱いしないでください……」

 

 

 

ユキシロハヤテは撫でられたのが良くなかったのか

フジキセキの右腕を軽く掴んで両頬をぷくっーと

膨らませながらジト目をしていた。

 

 

 

「おっと、気分を悪くしたならごめんよ」

 

 

 

フジキセキがそう言うと撫でていた手を退かした。

 

 

 

「それで部屋だったよね? 案内するからおいで」

 

 

 

フジキセキがユキシロハヤテにそう言って部屋の

案内しようとすると

 

 

 

「これで私の役目は終わったみたいだな。

後はフジキセキに任せるぞ」

 

 

 

ナリタブライアンがフジキセキとユキシロハヤテに

そう言った後、その場を後にしようとしていた。

 

 

「ああ、後は任せてくれ」

 

 

フジキセキがそう言った後、ナリタブライアンは

そう言って栗東寮から去って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、ユキシロハヤテの部屋を紹介するね」

 

 

 

フジキセキはユキシロハヤテに笑顔でそう言って

奥へと行くのでユキシロハヤテもフジキセキに

付いて行く

 

 

 

「あのフジキセキ先輩」

 

 

 

「何かな? 可愛いポニーちゃん?」

 

 

 

「だから可愛いとかポニーちゃんっていうその呼び方

はやめてください‼︎」

 

 

 

「あはは‼︎ ごめんね。君が可愛いかったから

ついついポニーちゃんって呼んじゃったよ」

 

 

「全く……」

 

 

 

フジキセキとユキシロハヤテの反応が面白いのか

笑いながらも謝りながら話し合っていると

 

 

 

「おっと、君の部屋に着いたようだね……」

 

 

 

フジキセキがそう言うとガチャリとドアノブを

回して「さあ、此処だよ」と言って扉を開ける。

 

 

「ここですか……」

 

 

 

ユキシロハヤテが部屋に入ると右のベッドの上や

周りには『大量の人参』が置いてあり隣は新品の

ベッドには荷物が置いてあった。

 

 

 

「荷物も届いているみたいだね」

 

 

 

「そうですね。届いていて良かった」

 

 

 

ユキシロハヤテは安心した様子で荷物を確認して

いるとフジキセキが笑顔でユキシロハヤテに

微笑んでいた。

 

 

 

「ところで…可愛いポニーちゃん……いや、

ユキシロハヤテ。一つだけ質問しても良いかな?」

 

 

 

「また、ポニーちゃんって……まぁ、別にいい

ですけど、それで? 一体、そんなに真剣な顔を

させてなんですか? フジキセキ先輩?」

 

 

 

フジキセキがユキシロハヤテにそう言うと

ユキシロハヤテは傾げながらもフジキセキに

視線を向ける。

 

 

 

「君があの皇帝、シンボリルドルフ会長に勝った

っていう噂があるみたいたけど……それは本当

なのかい?」

 

 

 

フジキセキ先輩の表情は笑顔だったが瞳は笑って

おらず真剣にこちらを見つめていた。

 

 

 

これは下手な誤魔化しは通用しないだろう……

 

 

 

 

だから僕は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えぇ、僕がシンボリルドルフに勝ったウマ娘

だっていう噂は本当ですよ」

 

 

 

 

フジキセキ先輩に『真実を告げた』。

 

 

 

「そうかい……」

 

 

 

僕の言葉を聞いて納得したのかフジキセキ先輩は

そう言ってかつてない程の嬉しそうな笑みを浮かべ

ながら僕を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああぁぁ‼︎  駄目だ‼︎ 駄目だ‼︎ 駄目だ‼︎

今のスピカはレースに向けて集中しなきゃダメな

時期だっていうのに集中か出来やしないッ‼︎」

 

 

 

考えごとをしていたのかの中でカコカコと棒付き飴

を鳴らしていたが途中で歯でガリガリと音を立てて

噛み砕いていく。

 

 

 

「ど、どうしたんですか? トレーナーさん……?」

 

 

 

「お、おう……スズカか……どうした?」

 

 

 

スピカのトレーナーはスズカに声を掛けられて

ビクッと反応しながらも背後にいるスズカに視線を

向けた。

 

 

 

「最近のトレーナーさんの様子がおかしかった

ので……」

 

 

 

スズカが心配そうな表情を浮かべながらトレーナー

を見ていた。

 

 

 

「スズカ……『あの転入生』をどう思う?」

 

 

 

スピカのトレーナーがスズカに聞くと

 

 

 

「例の転入生ですか……? 特になかったと思う

んですけど……トレーナーさん。どうしていきなり

そんな話を?」

 

 

 

「実はな……あの転入生の末脚を実際に触って

みたんだがな……」

 

 

 

スピカのトレーナーはかつてないほどの真剣な

表情をして

 

 

 

「はっきり言って『完璧』だった……脚の筋肉や

弾力など全てが素晴らしかった……」

 

 

 

あの脚は間違いなく中央でも通用する一級品だ。

その一級品の末脚を触ってしまってからという

ものどうしても気になってしまい仕事や他の事に

集中することすら出来ない……

 

 

 

それに、もしかしたら──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今、私とレース場で一緒に走ってくれないかな?」

 

 

 

「僕がフジキセキ先輩とレースですか?」

 

 

 

「そうだよ。中央競馬史上初めて無敗での

クラシック三冠制覇を含むGⅠ7勝を挙げた優駿に

して、その馬名や圧倒的強さあの絶対皇帝とまで

呼ばれたあのシンボリルドルフ会長に初めて黒星を

付けたウマ娘である君に是非とも挑戦をしてみたく

なってしまってね」

 

 

 

どうやら僕がシンボリルドルフ会長に勝ったせいか

挑戦してくるウマ娘さん達が多過ぎて本当に頭が

パンクしそうになって困ってしまう……っていうか

本当に困る……

 

 

 

「フジキセキ先輩、僕と走ってもフジキセキ先輩

の望んだ結果にならないと思いますし意味ないと

思いますよ。それにシンボリルドルフ会長に勝った

のは『偶然』が重なった偶然ですよ、偶然」

 

 

 

ユキシロハヤテは瞳は光が写っていない状態の笑顔

でフジキセキに偶然と強調してそう言うが

 

 

 

「偶然だったとしても君があの絶対皇帝と呼ばれて

七冠ウマ娘のシンボリルドルフから白星を勝ち取った

という『事実』は変わらないし揺るぎない『結果』

だよ。それに──」

 

 

 

フジキセキがそう言ってユキシロハヤテの肩を

ぽんッと軽く叩きユキシロハヤテに視線を向ける。

 

 

 

「君を見ているととても偶然で勝ったとは

思わないんだよね……」

 

 

フジキセキは笑顔でユキシロハヤテの顔を覗きながら

そう言うと「ふーん、そうですか……」とそう言って

ユキシロハヤテはフジキセキから視線を逸らしながら

急いでその場を離れるように部屋を出て行くと

 

 

 

 

 

「やあ、君がユキシロハヤテだよね?」

 

 

 

栗東寮の入り口には『一人のウマ娘』が立って

待ち構えていた。

 

 

 

その姿は顔は笑顔だったが瞳はまるで親の敵でも見る

ようなそんな敵意の視線をユキシロハヤテに向ける

帝王(ていおう)』の姿がそこにはあり目の前の獲物を決して

逃すまいとユキシロハヤテの前に仁王立ちして立ち

塞がっていた。

 





最後まで読んでいただきありがとうございました‼︎


『評価』が良ければ更に続けられるかもしれません‼︎


『他の作品』もありますのでそちらもよろしく
お願いします‼︎
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。