ホロライブラバーズ実況プレイ ~復讐と愛を選択する恋愛SLG~(MOD導入プレイ) 作:アズール
番外編長すぎるパート2。これで作者はノエフレ好きということが証明されたQ.E.D………ではない!なんか知らないけど、長くなっちゃいました。重くも甘くあるシナリオになったと思うので、良ければどうぞ。
現在は夜更け、明かりの無い家は真っ暗で、真夜中にも働かなくてはならないものは、闇夜に怯えながら、仕事をしている。中世ヨーロッパみたいな建物が多く、電線や機械類の類いも見ない。故に明かりは原始的な物か、機械ではなく、魔道具で光を灯す家が多い。この中で、一際輝いている家がある。
そこは、とある貴族の屋敷。豪華な飾りや、大きな魔道具の明かり、所謂豪邸という感じの家だろうか。そこに、とても華やかな服装で着飾った存在がいる。領主だろうか、手にはワインを持っており、優雅に窓から下を見下ろしている。
「んっふっふ、私の
彼はそう言うと、グラスのワインを一気飲みする。そして、グラスを机におき、再び見下ろす。…いや、見下しているが正しいだろう。
「わしはお前らのために、この金を使うなど…あり得んなぁ…!上にたっているものは、下から搾取する。弱肉強食とは、良く言ったものよ!」
彼はそう言うと、ベルを鳴らす。従者を呼ぶためである。彼は外に出ることはせず、一日中部屋の中で仕事をしている振りか、王にゴマをすりにいく位だ。故に、何かあればベルを鳴らして従者を呼んでいる。
「……なんじゃ…誰も来んではないか!まったく!」
しかし、すぐ来るはずの従者は、一向に来る気配がない。彼は、気が短く、怒りっぽい。なので直ぐに行かないと、こうやって直ぐに怒る。所謂面倒くさい上司の古典的な例だ。故に従者は飛んでくるはずなのに、今回は誰も来なかったのである。
「此処から動きたくないしのぉ…来るまで鳴らしてやる!」
彼はそう言うと、ベルを鳴らし続けた。そうすると、廊下から足音が聴こえてきた。
「ようやく来たのか!遅いぞッ!何をやっているッ!」
ドア越しに怒鳴り付けるが、一向にドアが開く気配がなく、疑問を持った。すると、再び足音が聞こえ、ドアを開ける。
──………
「…!?誰だ貴様ッ!」
ドアを開けたものは、黒い外套を身に纏い、手には、刀を持っている。
──あんたが、クラベリーク伯爵で間違いないか…?
「貴様ッ!無礼だぞッ!様を付けろ、様を……ひィィ!?」
彼がそう怒鳴たが、黒い外套を着た男が、一気に間を詰めて、首に刀の刃の方を向けて再度語り掛けてくる。
──あんた、状況理解できてないようだなぁ…今は俺が質問していて、あんたは俺の質問に答えるしかないんだ。ま、その反応だと、あんたはクラベリーク伯爵で間違いないな。噂通りだ…なら次の質問だ。あんたの汚職の証拠。何処にあるんだ?
「貴様…一体、何が目的だッ!」
貴族は、男に怯えながらも、質問する。学ばない奴とはこういうことを言うのだ。しかし、男は怒った様子もなく、逆にその質問に答えたのだ。
──目的…目的ねぇ…今言った通り、あんたの汚職の調査と、汚職を手伝った奴の洗いだし、あとは…ま、後は、追々分かるさ。
「そうか!なら金をやる!それで此処は勘弁しろッ!何もなかったことにしてやるから、さっさと立ち去ってくれ!」
彼は、金で男を釣ろうとした。所詮は、金で雇われたのだろうと、そう思ったからだ。しかし、そんな提案をしても、彼は退かずに、再び、貴族を睨み付けながら、脅す。
──今まではそれで逃げれただろうがなぁ…今度こそ、終わりだ!えっと、こういうの、年貢の納め時って言うんだっけ?まぁ良いや、あんたは別に、居ても居なくても、俺のやることは代わり無いからさ…
「(バカめッ!今すぐ、このボタンを押せば、衛兵が来る。その隙に逃げて、証拠を消せば…)」
等と、腹の中でも黒いことを考えていたら、彼が思い出したかのように、言葉を出す。
──おっと、伝え忘れてたが、あんたがどんなことをしても、衛兵は来ねぇぜ?道中にいた奴は気絶させたし、寝てる奴も一応起きれなくしたからな。来るのは、一般人…いや、奴隷くらいだぜ?しかも非戦闘用の、それに…こんなところ、奴隷に見られたら、どうなるんだろうなぁ…?
貴族は、その言葉を聞くと、顔を青ざめ、体から汗という汗が吹き出てきている。理解してしまったのだ。自分はもう助からないのだと。
──ようやく、理解したらしいなぁ…ま、今さらだけどな。質問に答えて貰おうか。…汚職の証拠、何処にある?
「だ、誰が言うもんかッ!わしはなんも知らんッ!言い掛かりはよせッ!」
──まぁ、そう言うと思った。だから、質問を変えよう。その、汚職の書類は、どの引き出しの何番めにとか、そう言うことを聞きたいんじやぁない。どの家にあるんだ?この家か?…それとも、あの貴族様には似合わない小屋か?
男がそれを言ったら、まるで、隠していたものがバレた時のような顔をして、更に青くなった。もう少しで白くなるのではないかと言うくらい、顔から生気が無くなっている。
──はっ、そう言うのもバレバレなんだよ。なるほど此処には無ぇ、って事か、なら、あんたにもう用はないな。
そう言って、男は刀を首から離し、そのまま背を向ける。
「何だと……?逃がしてくれるのか…!?」
貴族は、床へへたりこみ、男に疑問をぶつける。それに答えるように首だけ貴族の方へ向き、疑問に答える。
──まぁな、別に、殺せって言われた訳じゃねぇから、汚職の証拠探し出せって言われただけだからな。
そう言って男は扉の方へ歩き出す。貴族は、それを見て、安堵し、そして、同時に屈辱を味わった。何故、一般の人間にここまでの事を許してしまったのか。それに気づき、もう一度、男の姿を睨む。無防備に背中を晒している姿をみて、貴族は思ってしまった。
「(今ならば、わしのこの剣で、下賎な者を成敗できるということか!ならば…)……死ねぇぇぇぇぇい!?」
そう言って、そのふくよかな体からは考えもしない早さで、男を襲う。しかし、男は、ふと、立ち止まり、こう呟いた。
──ああ、一つ忘れてたましたわ…そういや、大事なお願いをされてたんだった……
男は先程まで、完全に無防備な背中を見せていたのに、此方に元から気づいていたかのように振り向き、手に持つ獲物で、貴族を切り捨てた。胴体袈裟斬り。綺麗にそれが決まり、貴族は血を流した。
「がはぁ!?……ば、…バカな………何故……?殺さない、はずじゃ……?」
そう言って、貴族は倒れ伏す。なにもしなければ、そのままの垂れ死ぬだろう。その貴族に対して、男は説明するように語った。
──おいおい、敵襲うのに殺気丸出しで、声まであげられたら、そりゃ分かるでしょ?ついでに、思い出したって言っただろ?あれな?…クラベリーク伯爵を殺して復讐してくれって奴。依頼とか関係なしに、頼まれてたからすっかり忘れてたわ。
だから、ちょうど殺せたから、これで良いだろうさ。残念だったな。余計なことしなけりゃ、生きてたかも知れねぇのにな。
男はそう言って、血を払い、その場を後にする。貴族はそのまま息絶え、絶命したのを確認してから。
外に出て、敷地を後にし、外套を脱ぐ、素顔が明かされる。
──ふぅ……これで良いだろうさ。死体は…まぁ朝には見つかるだろ?それに、後はあの"白銀騎士団"がどうにかするだろうしな。俺は、さっさと部屋に戻りますか…っと。
彼の名は魔切。権力による弾圧に負け、自身の無力さから、法で裁けない悪を裁く…断罪者。それこそが、今の彼であり、彼のそれは、完全に慈善ではなく、独善的な行動だと理解して、行動している。救い用の無い偽善者なのである。
冒頭だけだとこんなもんです。続きは番外編へ。
今のところのヒロインこうほ
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雪花ラミィ
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白銀ノエル
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不知火フレア
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?????
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サーヴァント