ハードモード1年放置神浜を実況プレイ   作:hukinoto

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初投稿です。


24:過去

俺があすみにあったのは見滝原市だ。今は知らないが他の魔法少女はいなかったし、元のテリトリーの風見野も俺の取り分が少なくなってきた。まぁ供給が戻るまで手つかずの地からちょっといただこうとしてな…魔女結界で一人の少女に会ったんだ。キュウべえも近くにいる。食い扶ちを増やされても困る。そういうわけだから待ったをかけて魔女を狩ったんだ。今思えば失策だったとしか思えないがな。

 

「よし、もう安全だ……そういえばアンタ、何か叶えたい願いとかあるかい?何でもというわけじゃないが、叶えられる限りはやれるぜ。」

 

何の気まぐれだったかは自分でもわからない。けれどなんていうか…放っておけなかったんだよ。まぁ普通に生きてるんならだれでも叶えられるような願いなら手伝ってやろうと思ってな。

 

「ほんと?…じゃあ、お父さんに会わせてほしいの。」

 

「そうか。参考にするために名前と見た目を教えてくれないか?」

 

「うん!」

 

名前と容姿を聞いたんだが、どうも雲隠れがうまかったようでな…時間がかかってしまったんだ。あすみの様子も日を追うごとに暗く、ひどいものになっていた。そうしたある日、やっと父親を見つけたんだ。すぐに場所を教えた。けど…どうも結果は良いものではなかったらしい。しかも手には魔法少女の指輪と来た。身にまとう雰囲気も危険なものへとなっていた。

 

俺はすぐに警戒した。魔女狩りのいろはを教えてすぐ放逐。見滝原の別区に根城を移したんだが…キュウべえからすぐに知らせが来た。

 

「霧子。風見野に帰ったほうがいいんじゃないかな?」

 

頻繁に縄張りを変えるのは魔法少女間では推奨されない。実際俺も適当な理由つけて風見野に行ったんだが…そこで待ち受けていたのは凄惨な光景だった。あたり一面死体に血まみれ。その中心部にいたのは…

 

「ねぇどんな気持ちかな?偽善者さん?」

 

神名あすみ。奴はたった一人で風見野の魔法少女を全滅させたんだ。俺の顔見知りも多い。すぐにコイツは殺さなきゃと。契約のきっかけを作ってしまった俺の責任だと。そう思って戦った。

幻聴に幻覚。あらゆるものが俺を責めた。奴の魔法は精神攻撃。心の状態が生死に直結する俺たちにとってはまさに天敵と言える魔法だった。結局奴を殺しきることはできなかった。ほうほうのていで逃げ出した。ハナから勝てる勝負じゃなかったよ。前のあれもあすみ自身手加減してたんだろう。

 

…そして逃げて逃げて。それでたどり着いたのがここ神浜というわけさ。鶴乃に拾ってもらってなかったら死んでいたよ。ただ俺はあすみの記憶を消されてた。はっきり言って敗北だよ。倒せなかったばかりか。証拠隠滅までくらったんだからさ。

そして今、あすみが追い付いてきたというわけさ…俺の自業自得かもしれないが。それでこれ以上犠牲を出すわけにはいかない。…頼む。協力してくれ。これには神浜の未来もかかってるんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~side:あすみ~

「あれ~、どうしたのあすみちゃーん?」

 

まただ。またあの悪夢だ。忌々しい過去。もう二度と思い出したくもない不幸。傘を隠された。雨に降られながら帰る。

 

「傘をなくしたぁ?…何円かかったと思ってやがるクソアマァ!」

 

タバコを押し付けられた。痛い。痛い。殴られ、蹴られた。ご飯もなく、また明日が来る。

 

「バレたらまずいことになりかねんからなぁ…物置に入ってろ」

 

来る日も来る日も叔父に殴られ、学校ではいじめられる。…お母さんとお父さんが離婚して、お母さんが死んでから、この地獄に放り込まれた。そんなある日、あいつに…霧子に出会ったんだ。

 

「遅れちゃう、かなぁ。」

 

周囲に見えるのはサイケデリックな色の壁。そして紙がくしゃくしゃに重なったような犬くらいの大きさの生き物と巨大な折り紙の鶴のような化け物。

 

「神名あすみ!僕と契約して、魔法少女になってよ!」

 

「え?」

 

そして白いナマモノ。どうもそいつが言うにはこのままだとあの怪物…魔女とやらに殺されてしまうらしい。そして契約することで願いがかなえられ、あの魔女を倒せる力も授けられるそうだ。けどこの時の私は死ぬことで頭がいっぱい。何をかなえたいのかもわからず立ち尽くすばかり。

 

「あすみ!早く願いを!」

 

「まぁ少し落ち着きな。その化け物は俺が倒す。」

 

黒い魔法少女が大剣で魔女の使い魔を倒し、逃したものは拳銃で処理。そして剣で数回魔女を切りつけた。魔女も抵抗はしたけどすべて見切られ躱され、最終的に剣からほとばしった黒い奔流に焼かれて消えていった。霧子がしげしげと私を見る。そして口を開いた。

 

「よし、もう安全だ……そういえばアンタ、何か叶えたい願いとかあるかい?何でもというわけじゃないが、叶えられる限りはやれるぜ。」

 

まったく。どの口が言うのか。汚い大人と同じような腹の内してさ。けどあの時の私は、父に会いたい、と…少しの希望を見せられた心で、そういったんだ。願いは聞き届けられたんだけど、馬鹿だな私。浮足立ってまた周りの糞どもを苛つかせて。

 

「これでも食べててよ。普通の食事なんてもったいない。」

 

「あ~ごめ~んっ椅子に画びょう落としちゃった。」

 

いじめは変わらず続いた。残飯を食べさせられるのは当たり前。椅子に画びょう。トイレで水をかけられた

 

「なにするのっ?やめてよおじさん!」

 

叔父に覆いかぶされて――今思い出しても吐き気がする。けれどその時の私は健気も健気。父が探されてるという希望に縋り付いてただただ耐えた。

 

「ごめん、遅くなった…見つけたぞ、お前の父さん。この場所に行ってくれ。そしたらいるはずだから」

 

私はこの言葉通り父を訪ねた。父さえ見つければ、また母さんからのような愛がもらえると信じて…けれども帰ってきたのは…

 

「えっと…嬢ちゃん、人違いかな?」

 

「パパ、早く行こうよ!そうじゃないとHGケンプが売り切れちゃう!」

 

「あなた、■■くんがねだってますよ。」

 

「わかったわかった。じゃあね」

 

父は私のことを、母さんのことも忘れ去っていた。私がこんなにも苦痛を味わってきたというのに。尊厳を奪われたのに、…許せない、許せな許せない許せない許せない許せない許せない――!

 

「キミの願いは、なんだい――?」

 

決まってる。私はすべてを許さない。母さんと私を忘れ去った父も。私をいじめたクラスメートも。叔父も、そして私を決してみようともしないすべてが憎い――!

 

「――あすみの知る周囲の人間の不幸――!さぁ、叶えろよ、キュウべぇ!!」

 

契約の証、ソウルジェムが顕れる。その瞬間、私の頭に様々なビジョンが流れ込んできた。

 

「いやぁあああああああああああっ!!」

 

車の急ブレーキ音、そして突っ込んできた車に父だったモノは粉々にされた。

 

「あぁ…これしかないんだよくそがぁぁぁぁあ!何回も、無茶振りしやがってえええ!」

 

発狂した先生に、クラスメイトは殺された。運よく生き残ったヤツも恐怖にとらわれるコトだろう

 

「ギャアアアアア!熱い、熱いいいい!」

 

叔父はタバコの吸い殻からの火に巻かれ、重度のやけどを負った。生きながらにして苦痛にさいなまれる。もう動くことすらできない。みんな、みんな元通りの幸福は訪れない、私と同じ不幸になった――!

 

「………は、ははっ…アッハハハハ!」

 

哄笑を上げる。けどこれだけではすませない。私の知る人はすべて不幸になった。全員最後には私の手で命を奪ってやるつもりだし、私を見なかったみんなすべてに不幸を味あわせる!

 

「おい、あすみ、それ…!?」

 

ソイツと対峙したとき、また私の能力に気づいた。私はココロを攻撃することができる。その証拠にソイツの今までの魂胆が見えたそれに名前もわかった。魔法少女はグリーフシードなしには生きてはいけない。一つの地域にはなるべく魔法少女数が少ないほうがいい。そのために余計な契約を防ごうとした。結局はこいつもただあすみを見なかった。

 

まぁここで壊すのはもったいない。けどコイツは本っ当に気持ち悪かった。多数を犠牲にして生きようとする姿勢と、それに対して罪悪感を抱いてる。そしてお隣さんのことを気にかけてる。まったく、ちぐはぐな奴だ。けど風見野市。そこに行けばより多くの魔法少女を不幸にできる。それを見せて、壊してあげる――!霧子に他の区を任されたふりをして、風見野市に飛んだ。

 

 

 

「ねぇどんな気持ちかな?偽善者さん?」

 

血のカーペット。臓物のシャンデリラ。結構いい趣味してる魔女を利用してこの舞台を用意した。面白かったなぁ…奴らの悲鳴、絶望にゆがんだ顔。そして霧子の面よ!呆然としてる。そしてあの罪悪感!けどそれも長くは続かない。

 

突如キリコの姿が掻き消えた。すぐに魔法を起動。私の後ろ――!鉄球でメイスを防ぐ。しかしそのメイスが糸に分解。霧子も低い姿勢をとり、その手からランスが飛び出る。ソウルジェムはよけ、魔女結界に閉じ込めるも、すぐにその魔女を殺して出てきやがった。さらに魔法を強める。

思い出を読み取り、親しい魔法少女、犠牲にしてきた人間共の幻を見せてやる。ソウルジェムが濁るも、霧子は糸で三角錐を作ったと思うとすぐ左目に押し込んだ。霧子の精神が消えうせる…今見てもさすがだと思うよ。心を傷つけられるんなら無心になればいい。まさかそれを自分の脳をいったん破壊することで実践するとは。そして考え、動く分を優先的に復旧。動揺した私に切りかかる。

 

…戦いは夜通し続いた。霧子はボロボロ。けど私は無傷。現に持ってるグリーフシード(リソース)の数が違う。私は傷を負っても魔力の残りを考えずに回復できるけど、霧子は回復部位に優先度もつけなくちゃなんない。それに私の精神攻撃。ソウルジェムを浄化してるがおそらくこれで最後だろう。

 

「――っFURIOSO!!」

 

黒い爆炎。すぐに私も精神攻撃を強める。しかし威力は本物。何度も集中を途切れさせるには十分だったし、それに…

 

「とり逃した、か。」

 

結局霧子には逃げられた。けど一つのトラップを施しておいた。それは罪悪感を抑制すること。これで霧子はこの先手段を選ばず、これまで以上に犠牲を積み上げるだろう。そして私がそいつを見つけたとき、それを解いてやる。すると今までの行為に苦しめられ、壊れるという算段だ。結局これも失敗だったけどあいつの心はもろくなってる。なら神浜の魔法少女全部ぶっ壊して、最後に霧子も殺してやろう…!




・朝倉霧子
過去が追い付いてきた。

・神名あすみ
魔法少女ストーリー。
女神にさえ救われぬ子。そういえばみたまネキみたいな願いの子はアルまどはどう対応してるんやろ。







境界戦機のプラモ作るので失踪します

本編第一部終了後、何が見たいですか?(実現するかもしれないししないかもしれない)

  • ハードモード1週目
  • 第二部徹底抗戦ルート
  • 第二部
  • 祈りと弔いのハロウィン城
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