~side:あすみ~
いろはの記憶を見た瞬間、普通の魔法少女に用いる手法は通じないと分かった。いろはには魔法少女なら全員持つはずの願いの記憶が存在しない。じゃあいろはは何にも願わずこの魔法少女の世界にあって、ただただ他人の幸福を願い続けているというのかな。
ならこれまでの人生を、あらゆる不幸をいろはにたたきつける。私をいじめた奴は追い詰めていって魔女にした。叔父は事故に合わせた後悪夢を見させ続けて魔女のえさにした。正義の味方ぶってちょっかいをかけてきた魔法少女は魔女に食わせた!私はあらゆる悪逆をして、多くの人を不幸にした。私に殺意を向けてよ、あんたのその偽善をはがしてやる!、
(だったら…なんであすみちゃんはそんなに悲しそうなの?)
なんで…じゃあこれはどう!?また記憶を引っ張り出す。いじめられて、誰も助けてくれなくて、穢されて、果てには大切な人にもなかったことにされた。こんなことされて、まだ壊れないの?まだ誰かの幸せを祈ってられるの!?
(うん。確かに辛いし、苦しい。…でも、あすみちゃんを見捨てるのは、もっと嫌!!そんなにひどいことされて、誰もそばにいないなんて、…だったら、私がそばに居続ける!)
あ…全身が暖かさに包まれる。これは、魔法?いや、いろはに抱きしめられてるんだ。結構接近許しちゃったんだな。馬鹿みたい。
「一緒に帰ろう?まだやり直せる」
なんで、そんなこと言うの?私はこんなにひどいことをしたんだよ?なのになんで嫌悪も、失望もなしに…
あぁ、そっか。いろはは、全部受け入れてくれてるんだ。お母さんみたいに。幸せにするために。いっぱいいっぱい殺してきた私に、そんな幸福が許されるわけないのに。…いろはに抱きしめられたとき、いろはのご飯を食べたときに感じた感覚を感じたんだ…幸せだったんだね。私はそれを何度も奪って…!ごめんなさい。ごめんなさい。
この世界全部が私を見なかった悪だと思ってた。けどそれは間違いで、本当のワルモノは、私。
私は最初から、いらないものだったんだ…いままで人を苦しめてきてごめんなさい、絶望させてきてごめんなさい、生まれてきてごめんなさい…!
>あすみにとどめを刺しますか?
霧子は今まで生きてきた中で犠牲にしてきた人たちを一人ひとり覚えていた。そしてそれはそれ、これはこれと言いながらも結局断ち切ることなどできはしなかった。背負ってきたものはその精神を蝕み、その心を殺していった。それでも魔女化しなかったのは生まれつきの精神力が高かったが故だろう。
いろはの献身を見ても、あすみの犠牲者が心を翳めた。そして断ち切ることなどできず、罪の上塗りを選んだのだった。
「…断ち切れないんだよ。今更、勝手に断ち切るなんてできないんだよ!」
黒い矢が夜闇を駆け、いろはごとあすみを貫いた。
・朝倉霧子
結局断ち切るなんてできなかった。精神力が強かったが故余計に苦しむことになった。
今回は短めだったので失踪します。
本編第一部終了後、何が見たいですか?(実現するかもしれないししないかもしれない)
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ハードモード1週目
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第二部徹底抗戦ルート
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第二部
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祈りと弔いのハロウィン城