日下部鎮守府の物語 ~工学者だったけど艦娘に恋したので、提督になりました~   作:天空のトロイカ

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※この話は日下部の一人称視点ではありません。
ご注意下さい。


Per aspera ad non astra 6

簡単なことを完璧にやる忍耐力の持ち主だけが、いつも困難なことを軽々とこなす熟練を身につける。

――フリードリヒ・フォン・シラー

 

「……ふぅ」

意識を自身の肉体に戻した日下部は、思わず溜息を吐き出す。

 

「うう、ちょっと服の内側が大変なことになってる……気持ち悪い……」

一方で同じく肉体に意識を戻した川内は、拭いようのない不快感にうめき声を漏らした。

パトスと日下部に立て続けに種類の違う快楽を与えられ、そして日下部のように形而上の自我(タマシイ)と肉体の同調を切っていたわけでもなかったのだから、まぁそんなことになる。

 

「替えの下着はあるだろ、後で履き替えるまで我慢しろ。もしくはどうしても耐えられないなら……脱げ」

「ちょっ、そこまで変態じゃない!」

日下部の言葉に目を剥いて川内が反論したところで、

 

「戦闘中に精神世界(スピリチュアル)で何をヤってたんだお前たち」

横合いから、呆れたような口調でミーネの声がかけられた。

 

「だからオカルト用語を使うな、『形而上の世界』だ」

きっちりとツッコミを入れながら、状況把握も兼ねて日下部は声のした方に目を向ける。

そして驚きに思わず目を見開いた。ミーネの姿は人類統合軍の海軍制服ではなく、SFじみた意匠のボディスーツに変化していたからだ。背中では想念波ネットワーク接続装置がしっかりと展開している。

 

【挿絵表示】

 

「なんだお前、この状況でアイギスを起動しているだと!?」

「ああそうだ。パトスがお前たちより先に川内の精神世界(スピリチュアル)から脱出してきたところを、戦力を総動員して戦っている」

「麾下の艦娘がグラーフしかいないのにか?」

アイギスはその性質上、多くの艦娘を同時に指揮することで真価を発揮する。もちろん精密攻撃が必要な場合などであればまったく無意味ではないのだが、基本的にこの状況で発動させる意味は薄いはずだ。

アイギスの開発者の一人である日下部としてはそう思っていたのだが、

 

「そうでもない。麾下は一人でも、『友軍』は相応の数がいるからな」

ミーネはその言葉に対してにやっとした笑みを浮かべ、見渡すように周囲に目を向ける。

つられて日下部も視線を動かしたところで、あることに気付く。

 

「多数の艦娘が戦闘している……?」 

「ウィリアムズ鎮守府の艦娘たちだ。ホノルルの護衛を除いて呼び寄せた。何かあったら呼べとサラトガも言ってただろう」

少し離れた場所からパトスに対して戦爆連合部隊による空襲を仕掛けているのは、ウィリアムズ提督の秘書艦のサラトガだった。

艦娘たちは一糸乱れぬ連携で精密攻撃を繰り出しており、明らかにアイギスによる戦闘管制を受けている。

 

「おい、何だこれは。どうやって他艦隊の艦娘にアイギスの効果を及ぼしてるんだよ!」

アイギスは提督と初婚艦の間の「聖守護天使の契約」を拡張した機能だ。つまり自身の艦隊以外の艦娘に対して発動させることはできない。

思わず動揺の叫びを上げた日下部に対し、

 

「Admiral・クサカベ。私の概念艤装の効果だ」

さらに横から声をかけてきたのは、ミーネの秘書艦であるグラーフ・ツェッペリンだった。彼女もまた、その姿を変化させていた。

純白の衣と背の白い羽根は天使を思わせるものだ。だがその頭部を覆う独特の形状の帽子は、彼女と習合した存在が中東圏にルーツを持つことを示している。

 

【挿絵表示】

 

「私の概念艤装『ミスラ』は、本来の所属に関係なくすべての艦娘を我がAdmiralの指揮下に置くことができる」

「ミスラ。『千の耳と万の目を持つ』とされ、世界のすべてを監視するというゾロアスターの神か」

「そうだ。前世の私……空母グラーフ・ツェッペリンは、自艦の艦載機のみならず友軍の陸上航空隊まで指揮できるほどの管制能力を有していた。だからミスラと習合する適正があったのだろう」

「すごいな。アイギスと概念艤装をそういう風に組み合わせるという発想はなかった」

ミーネの発想力には思わず舌を巻く。

だがそれはそれとして。優に百人を超えるウィリアムズ鎮守府の艦娘たちがアイギスの補助を受けての波状攻撃を繰り出しているにも関わらず、たった一人のパトスは倒れることなくその場に在り続けていた。

手の平からは蒼白色の光弾が無数に放たれている……おそらくこれがパトスにとっての「砲撃」に当たるものなのだろう。威力は凄まじく、直撃しては一撃で大破させられる艦娘が幾人も出ていた。

轟沈ストッパーは作動しているようで、きちんと地球意志からは深海棲艦判定されているのが唯一の救いだった。

その状況に、ミーネは声を張り上げる。

 

「クサカベ、それにハセガワとヴァランタン! あたしは今からベースライン14を起動して、パトスをここで足止めする。お前たちは今のうちにW・M・ケック天文台に突入しろ。定礎とやらを破壊するんだ、あたしが意識喪失(ブラックアウト)する前にな」

「なんだと、大丈夫なのか!?」

「問題ない、それより急げ。『ミスラ』にはあたしの魂にかかる負荷の一部をグラーフに押し付ける効果もあるが、それでも通常の倍は保たないぞ」

ミーネの言葉に、日下部は長谷川およびシルヴァと顔を見合わせる。

両名が無言で頷いたのを確認し、続けて麾下の艦娘に命令を下す。

 

「金剛、一時的にシュナイダー提督の指揮下に入れ。川内と秋雲は一緒に来い」

自身の概念艤装である「ティターニア」を当面の間発動させられない金剛は、ウィリアムズ鎮守府の艦娘と共に通常艤装での戦闘をさせた方が良さそうだと日下部は判断した。

 

「……わかりマシタ。マコト、無事で戻ってきて下さいネ?」

「ああ、当然だとも」

その言葉には力強く頷く。

金剛がミーネの展開する想念波ネットワークに繋がったのを確認すると、日下部たちはこの場で唯一なんとか形を留めている建造物に向かって走り出した。

 


 

W・M・ケック天文台は平べったい建築物の上部に、大きなドーム状の望遠鏡が2つ並んで設置されているのが特徴だ。天文台そのものの入口は平屋の方にあり、そこを通って望遠鏡の内部へと入ることができる。

近付いてわかったこととして、2つの望遠鏡のうち入口から見て左側にある物は明らかに損壊が酷く、崩壊する一歩手前で辛うじて形を保っているだけのようだ。一方で右側の物はそれと比べればややマシな状態であり、もちろん望遠鏡としての機能は失われているにせよ、内部に入ることも不可能ではなさそうだった。

入口から天文台内部に一歩踏み込んだ瞬間、日下部も他の者たちもすぐにあることに気付く。

――まるで真冬の雪山にいるかのように寒い。

 

「……これ、神威の『ポリアフ』の効果が残っておりますわね」

「そんな! 司令官様、春風はきちんと豊穣神の恵みをもたらしたはずです!」

自らの主である長谷川の呟きを咎めるものと捉えたのか、春風が必死に叫ぶ。

 

「春風お姉様が失敗したとは思っておりませんわ。おそらくウィリアムズ鎮守府の神威には、完全に『ポリアフ』を解除されては困る理由があったのでしょう。だからここだけは『ペルセポネー』の効果に対して全力で抗ったのです」

「あの氷雪はパトスを封じていただけではなかったということだな。そうまでする理由なんて、ひとつしかないよな」

横から口を挟みつつ、日下部はエントランスから建物の奥へと続く扉を開ける。

果たしてその「理由」は、すぐに目の前に存在した。

 

「やはりか」

扉の向こうには巨大な氷の塊が鎮座しており、中には神威とウィリアムズの姿があった。

ウィリアムズは腹部に重度の貫通傷を負っており、傷口から溢れ出した赤黒い血が氷の中で固まっている。

 

「どう見ても致命傷ですわね」

眉根を寄せながら長谷川は呟く。

外で戦っているサラトガや目の前の神威が自己解体を起こしていない以上、ウィリアムズが現時点で生存しているのは間違いないのだが、さりとてこの状態を無事と呼ぶのもはばかられた。

 

「多分パトスのあの光弾の直撃を受けたんだろうな。それで神威はウィリアムズ提督の命を繋ぐため、『ポリアフ』を発動させてここに閉じこもったんだ」

「半月以上も? すごい想念力……」

日下部の説明に対し、川内が呆然としたように呟く。

確かにそうだ。神威はいつ来るとも知れない救助を待って、この状態を半月以上も維持していた。加えて、あくまでウィリアムズを守ることが優先ではあっただろうが、先程まではパトスを共に氷雪の内に封じていたのだ。

あの同艦交信といい、神威の献身は見事の一言だった。艦娘の鑑と言って差し支えないだろう。

と、そこまで考えたところで日下部はあることに気付く。

 

(待てよ。ここはパトスの偽神権能(エクスーシア・デミウルゴス)の範囲内だ。あいつの言葉によれば、これは一定範囲を「自身の世界」に変える能力だという。それを信じるなら、この場は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

女神ポリアフはマウナケアの土地神だ。自身の領地であるマウナケアに在れば、主神である火山の女神ペレでさえ退けるほどの力を持つ。

つまり逆に言えば、マウナケアにいない時の彼女はそこまでの力を発揮できないことになる。

 

(ポリアフが本領を発揮できない場所で、半月以上もウィリアムズ提督とパトスを共に氷雪に封じる? それは「すごい想念力」で片付けていいものか?)

何か前提が間違っているのだろうか……日下部は思わず眉根を寄せて考え込む。

一方で、

 

「司令官様。もう一度豊穣神の恵みをもたらしますか?」

「ねぇ提督ぅ、引きこもりを外に出すならもう一度脱いだ方がいいですよね~? 脱いじゃいますよ~?」

長谷川鎮守府の春風とヴァランタン鎮守府のポーラが、口々に自身の提督に対してそんなことを言った。確かに両名の概念艤装を組み合わせて行使すれば、おそらくこの氷を解除することは可能だろう。

 

「お待ちなさい。何も考えずにこれを解除しては、みすみすウィリアムズ提督を死に追いやるだけですわ」

「この神威ちゃんの意志を無駄にしないためにも、何か考えないといけないわね。ただ、あまり時間をかけるとミーネちゃんが限界になるわ」

だが、提督両名は冷静に艦娘をたしなめる。

その声が思考に没頭していた日下部を現実に引き戻した。そうだ、まずは目の前の状況をなんとかしなければならないだろう。

 

「それなら私がなんとかできるぞ」

幸いにして必要なものを日下部はすでに有している。正確には日下部自身ではなく、自我の内部に同居している仮想人格が、だが。

 

「ひとつだけリクエストだ。春風、ペルセポネーで氷を消す時、消滅ではなくゆっくり溶けて水になるようにしてくれ」

「はい、了解致しました。司令官様、よろしいですか?」

春風は確認するように、自らの提督である長谷川に視線を向ける。

 

「いいでしょう、ここは日下部提督を信じることにします。春風、概念艤装使用承認!」

「こっちもよ。ポーラ、概念艤装使用承認!」

長谷川とシルヴァの承認を受けて、春風とポーラは再び自らの概念艤装を起動する。

穏やかな春の風が室内に吹き渡り、固く閉ざしていた氷を少しずつ溶かしていく。溶けた氷は床に流れて、やがて小さな泉を作った。

そうして生まれた小さな空隙が、ポーラが服を脱いでいくたびに少しずつ大きくなっていく。空隙は亀裂に、亀裂は断裂に。その断裂から恵風が浸透していけば、さらに氷はその体積を減らしていく。

 

「うっ……」

やがて完全に氷から解放されたウィリアムズは、苦悶のうめき声と共に神威ともども床に投げ出された。

それを見届けた日下部は、おもむろに親指の火傷の跡を舐める。

 

「――仮想人格、フィン・マックール起動!」

「アイギスを起動してどうするつもりですの!?」

「いや違う、アイギスじゃない。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

長谷川に答えると同時に、日下部の意識は自身の自我領域の内側……形而上の世界へと遷移していく。

 


 

フィオナ騎士団長フィン・マックールが知恵の鮭(フィンタン)を食すことで授かったのは、大いなる叡智(フィンド)だけではない。その両手ですくい上げた水を、病や怪我をたちどころに治す「癒やしの水」に変える能力も同時に得たのだ。

形而上の世界で、日下部はフィン・マックールの仮想人格と融合した中元寺國彦と相対する。

 

「ウィリアムズ提督はショーコを寝取ったりしてないから助けるが、お前が死にそうになったら俺は見殺しにするからな」

フィンの「癒やしの水」の能力は、三番目の妻であるグラーニアと配下の騎士であるディルムッド・オディナが駆け落ちした逸話にも出てくる。

フィンは一度はディルムッドのことを許し、ディルムッドは再びフィンに仕える日々を送っていた。だがある日ディルムッドは魔獣に致命傷を負わされる。これを救えるのはフィンの「癒やしの水」だけだったが、グラーニアの一件で恨みを残していたフィンは紆余曲折あって最終的にディルムッドを見殺しにしてしまうのだ。

中元寺はそのことを念頭に言っているのだろう。

 

「なんでだよ。別に私だって翔鶴は寝取ってないぞ」

「お前とショーコの会話。気付いてないとでも思ってんのか?」

「うっ……」

確かに以前言われた。翔鶴がいつか中元寺のことを吹っ切ることができたら、その時は自分を愛して欲しいと。

別に日下部から言い寄ったわけではないし(もっともこれはディルムッドとグラーニアにも当てはまるのだが)、それ以前にまだ何も手出ししていないので、これを「寝取り」と言われるのは非常に釈然としなくはあるのだが。

 

「まぁいいさ。ほら『癒やしの水』の概念だ、持ってけ」

とはいえ今救うべきなのは、日下部ではなくウィリアムズだ。そこは中元寺も理解していたようだ。

 

「すまん、助かる」

簡潔に礼を述べ、再び日下部の意識は物質世界へと戻っていく。

 


 

意識を物質世界に戻した日下部は足元に屈み込むと、小さな泉のように貯まっている水を両手ですくい上げる。

同時に体内MM機関を起動し、フィン・マックールの持つ「癒やしの水」の概念を実際の物理現象へと変えた。すなわち今の日下部が両手ですくい上げた水は、実際に治癒の効果を持ったものになる。

もちろん日下部はフィン・マックール本人ではない以上、その効果はケルト神話そのままというわけにはいかない。はっきり言って艦娘や超人(ポストヒューマン)相手に使うのであれば、入渠施設で高速修復剤(バケツ)を使った方がよほど効果的だ。だが、この場にはそんなものは存在しない。

 

「これでウィリアムズ提督の命は十分繋げるはずだ!」

日下部は両手の内の水をウィリアムズ提督の口元にそっと注ぎ込む。ちなみに「癒やしの水」に変化させる際、ついでに雑菌や汚濁も浄化してあるので、飲用しても特に問題ない水質にはなっている。

効果はすぐに現れた。ウィリアムズの腹部の貫通傷が見る間に塞がっていき、苦悶のうめきが止まる。

やがてぱちっと目を開くと、

 

「うっ……ここ、は……? 私は、助かったのですか……?」

上半身を起こし、自分の置かれた状況が理解できないといった様子で周囲を見渡す。

 

「ええ、なんとか」

「あなたは日下部提督、ですか?」

「はい。春イベの時の借りを、ようやくお返しできました」

日下部が告げると、ウィリアムズは目を伏せて両手を胸の前で組む。

 

「ああ……神よ、感謝いたします。それに日下部提督、あなたにも。はるばる日本から救援に駆け付けて下さったのですね」

ウィリアムズの感謝の言葉に、日下部は軽く首を振る。

 

「大本営から正式に下された命令なので、礼には及びません。それよりも礼ならまず、あなたの隣の神威に言うべきですよ」

その言葉で、ウィリアムズは思い出したかのように自分の傍らに視線を向ける。そこには女神ポリアフを思わせる格好をした神威が横たわっていた。

意識は失っているようだが、その身体は呼吸に合わせて振動しており、生命に別状はないことが見て取れる。

 

「おっしゃる通りですね。ありがとう、神威」

ウィリアムズは彼女に近寄ると、ぎゅっとその身体を抱きしめる。

 

「イアン……?」

それで神威は意識を取り戻したようだ。

目を開き、イーサン・ウィリアムズ提督のファーストネームを愛称で呼ぶ。

 

「神威、私は生きていますよ。あなたのおかげです」

「良かった、良かった!」

熱く抱擁を交わす二人からは、ただの上司と部下とは思えない強い愛情が感じられた。

そういえば元聖職者のくせに、この提督はジュウコンしているとのことだった。もしかしたら日下部の思っていた以上に、ウィリアムズは艦娘運用部隊の提督らしい提督なのかもしれない。




※前話から少し間が空きましたが、夏章後編のメインストーリー第6話です。
ようやく目的であるウィリアムズ提督が救出されました。ですが後はこの状況をなんとかするだけなのですが、当然一筋縄ではいきません。

神ミスラについて。
ゾロアスター教という中東(イラン付近)で信仰された古代宗教の神です。
神としての役割は本文中に書いた通り監視者なのですが、ゾロアスター教は「神様が善悪の陣営に真っ二つに分かれて大戦争を繰り広げており、現世はその戦場となる場所である」という教義を持つ戦士の宗教であるため、必然的に監視者としてのミスラの役割は大きなものだったりします。

概念偽装ミスラについて。
本作の独自設定である「アイギスの盾(超人(ポストヒューマン)搭載型イージスシステム)」の存在を前提として、さらにその応用として登場したものになります。
実はこの概念艤装、まず物語上の必要性から効果が最初に決まり、その効果をもった概念艤装を使わせるに妥当なドイツ艦を探していてグラーフ・ツェッペリンの逸話にたどり着き、そして最後にツールの都合から天使もしくはそれに似た神……という流れでミスラになりました。

艦これ本編、夏イベは友軍も来て難所であるE4をなんとか甲で突破できました。最終海域のE5は掘りを優先して難易度を下げる予定です。甲種勲章は欲しかったんですが仕方ありません。
SSはこのシリーズの続きです。終わりまでまだあと数話かかる予定です。お待ち下さい。
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