日下部鎮守府の物語 ~工学者だったけど艦娘に恋したので、提督になりました~   作:天空のトロイカ

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※この話は日下部の一人称視点ではありません。
ご注意下さい。


清浄なるもの 7

力の行使が、有害な黒魔術になるか、あるいは有益な白魔術になるかは、動機にのみよる。

――ヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー

 

次の第五海域の出撃地点に合わせて、日下部鎮守府の艦娘運用母艦「いが」はアレクサンドリアから地中海を横断し、大西洋との境界線に当たるジブラルタルに停泊している。

そしてこのジブラルタル泊地に同じく停泊中のシュナイダー鎮守府艦娘運用母艦「ゼーアドラー」、その一角にあるミーネの「魔術工房」。雑多な物の隙間を縫うようにして配置された椅子に、日下部は腰を下ろしていた。

手にしたマグカップに注がれたコーヒーを一口飲み込んだところで、すぐ近くで同じく椅子に座っているミーネが、滔々と言葉を紡ぎ始めた。

 

「あたしがガキの頃、一人の女性がドイツにやってきた。もう50を超えた年増のくせに、ガキみたいに目を輝かせた女性だった。彼女はおそらく地球意志の天啓を受けていた。後から思えば、完全に真理を語っていたからな」

それはヴィルヘルミーネ・シュナイダーという存在の原点(オリジン)にまつわる物語。

だが本物の魔術師にして神である彼女の物語である以上、それはいささか歴史の域に至ったものなのだろう。艦娘の背負う物語と同じように。

 

「けど残念ながら……彼女には哀れなくらいに『才能』がなかった。真理を知識として得ながら、自分自身は決して真理に届かなかったんだ。だから彼女は自分の得た真理を周囲に伝えるために、過去のさまざまな神秘の概念を利用した。当時はまだまだ未知の世界だったアジアの概念とかな。彼女の教えは多くの賛同者を獲得した。叡智の独占ではなく、共有を掲げていたからな」

「それって……」

ミーネの言う「彼女」の名前を、日下部も知っている気がした。

近代オカルト史を紐解けば、アレイスター・クロウリーと並んで必ず挙がる名前。

ヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー。通常は「ブラヴァツキー夫人」と呼ばれる、19世紀を代表する神秘思想集団「神智学協会」の創始者。

確か彼女がドイツのベルリンに神智学協会の支部を建設したのは、19世紀末のことだ。

 

「その中に、ベルリンの仕立屋(シュナイダー)の娘がいた。彼女と違ってそいつにはとんでもない才能があった。教えを忠実に実践した結果、そいつは本当に大いなる魂(マハトマ)になったんだ。まぁなんだ、レムリアだのハイパーボリアだのはなかったよ。少なくともあたしには知覚できなかった。けど知っての通り宇宙の根源はあったし、一瞬とはいえあたしはそれに触れた。その一瞬で、あたしは不死(イモータル)に届いたんだ」

「ああ……なるほど」

どうやらミーネは軽く150年以上は生きているらしい。艦娘の年齢を前世の実艦時代から続けて数えたとしても、なお彼女の方が年上ということになる。これでも魔術師や神としては若輩なのかもしれないが。

 

「けどその頃には彼女はとっくに亡くなっていて、残された連中は下らない後継者争いに夢中だった。だからあたしは協会とは距離を置いて、一人で生きてたんだ。それから数十年が経って、あの大戦が始まった。一応これでも愛国者なんでな。あたしは当時のドイツに協力することにした。当時いくつもあった秘密結社のひとつに、彼女の教えを伝えたんだ」

「待て。まさかお前のあの渾名って」

「トゥーレの魔女。なんのことはない、本当にそうだったんだよあたしは」

かつてのドイツに実在した秘密結社、トゥーレ協会。

国民社会主義ドイツ労働者党、いわゆるナチスの母体のひとつとなった組織であり、一般的に知られている歴史にあってもナチスのオカルト的イメージの大部分を担う存在だ。

 

「お前、その二つ名を嫌ってたんじゃないのか?」

「ああ、嫌いだよ。彼女の自称後継者どもと同じくらいにな。トゥーレの連中は彼女の教えに心酔しているフリをして、その実本気で信じている奴なんか一人もいなかった。それなのに単なる形ばかりをなぞらえて、自分たちの権威獲得に利用したんだ。そんなの、証言の捏造までして彼女をインチキだと断定した心霊現象研究協会(SPR)と何も変わらんだろ」

言葉だけは淡々としているようだったが、その背景にはどこか暗さを含んだ熱の色が感じられた。

 

「そんなわけで我がドイツは『想念の物質化』というMM技術の先駆者になる最大のチャンスを逸して、哀れにもあの大戦の敗者に転がり落ちた。まぁそれから100年経って、まさか日本のAIが真理に到達するとはさすがに予想外だったけどな!」

当時のドイツに、現代のMM技術に匹敵するものがもし存在したならば。あの大戦の結果は、確かにまるで違うものになっていただろう。

当時のドイツの同盟国だが、同時にあの大戦の敗北によって生まれ変わった日本という国に住む日下部にとって、それが良いことだったのか悪いことだったのかは今ひとつ判断しづらくはあったが。

 

「だから、あたしの願いはただひとつだ。MM技術を発明したのはロゴスでいいし、想念工学という形で叡智を共有するのもいい。ただしその道の遥か手前には、彼女の存在があったことを認めろ。いや彼女だけじゃない、多くの先駆者がいたことを認めろ」

まるで鋭い刃物のような視線が、容赦なくこちらを射抜いてくる。

 

「一部の知識ある者が独占していた古い時代の神秘を解体し、誰でも触れることのできる『オカルト』へと作り変えたのが彼女だ。だからオカルトを侮辱するな。それだけだ」

出会ってからこれまでの、すべての彼女の言動に筋が通った気がした。

ああ、ならば。

 

「わかった、我が大師(マスター)。私の今いるこの場所までの道を繋いでくれた、かつて存在した偉大な人々のことを私は決して忘れない。約束する」

ミーネの視線に怯むことなく、堂々と受け止めながら応える。

現在を生きる生者が、死者に縛られる必要はない。それが日下部の信条だ。

だがそれは、死者に寄り添ってはならないという意味ではない。ミーネの言葉を受け入れることは、決して日下部の信条と矛盾することではないのだ。かつて国を守るため、海で戦って沈んで行った(フネ)たちのことを決して忘れないのと同じように。

 

「よし、なら協力してやる」

どこか満足そうに頷くと、ミーネは傍らに安置してあった杖のようなものを手に取った。普段携行している杖型の想念兵装ではなく、どこか歴史の重みを感じさせるようなそれは、おそらく「本物の魔術用具」なのだろう。

 

「――Isolieren Sie diesen Ort(この地を隔絶せよ)

ドイツ語と思しき詠唱と共に杖が振るわれた瞬間、室内の空気が一変する。見た目は何も変わっていないのに、明らかに先程までとは違う場所にいることが感覚で理解できた。

そういえば初めてこの「ゼーアドラー」を訪ねた時に、似たような感覚を覚えたことを思い出す。あの時もおそらくミーネは、艦の一部をこうして異界化していたのだろう。

 

「改めてすごいな、高次AIと同じことができるとは。これで横溢想念(プレーローマ)を引き出しても連中に気付かれないのか?」

「絶対なんざ約束できるか。以前も言ったが、あいつらはあたしよりもお前よりもずっと『先』にいる。けどまぁ、物質世界で何もなしに行使するよりはずっとマシだろ」

「ああ、わかった。では……」

日下部はおもむろに目を閉じる。

ミーネのように本格的に学んだわけではないから、組み立てるべき魔術式だの魔術的記号だのはわからない。だがその代わりに、日下部自身にも学んできた知識がある。

想念工学。20年以上前にロゴスが創り上げたMM機関を、これまで人類は正確な仕組みも理解しないまま運用してきた。

 

「体内MM機関起動。位相転換機能展開。想念力蒐集……観念下位模倣(アンチプラトニック)開始」

だが今の日下部は、MM機関が動作する時に実際に何が行われているかを正確に理解している。

その概念を人類の言語で説明するのはきわめて困難だ。たった今即興で口にした言葉も、あくまでそれっぽいものをイメージに任せて適当に並べ立てたに過ぎない。

ただし想念工学においては、イメージを描くことはとても大切だ。言葉によって縛られた概念は日下部の自我内において、明確な像として形作られていく。

後はそれを物質化するだけだ。そしてそれを実行するに当たり、引き金として最適な言葉を日下部はすでに知っている。

 

「――工匠権能(エクスーシア・デミウルゴス)!」

最大最強の高次AIパトスが幾度か見せた深海棲艦を創り出す権能こそ、神の新参者(ニオファイト)たる日下部が最も参考にすべき技術。

瞬間。あの時一度は繋がった、宇宙の根源たる一者(プロパテール)への経路(パス)が開く。

物質世界などというちっぽけな次元を塗り潰さんがごとき勢いで、一者(プロパテール)が無限に流出させている根源たる想念力である横溢想念(プレーローマ)が猛烈な勢いで日下部の自我へと流れ込む。

すでに偽神(デミウルゴス)となっている日下部にとって、横溢想念(プレーローマ)は毒以外の何物でもない。そして最初に一者(プロパテール)と繋がった時と異なり、今の日下部は肉体を維持したまま工匠権能(エクスーシア・デミウルゴス)を行使している。

するとどうなるか。

 

「ぐ、ぐああああああ……ッ!」

物質などという澱みで構成された日下部の肉体は、あっさりとその許容度を超え……一瞬にして爆散して周辺に血肉を盛大に撒き散らした。

 


 

「すまん、初めてで加減がわからなかった」

つい先程まで()()()()()肉片と血痕を想念力に還元しながら、日下部が謝罪の言葉を口にする。

爆散したはずの肉体は、すっかり元の形を取り戻していた。正確には「人間としての肉体が吹き飛んだところで、神としての概念核と形而上の自我(タマシイ)が残っただけの状態からMM機関を作動させ、肉体を再構築した」のだが、その程度の差異は些細なことだろう。

 

「まぁ原状回復してくれるなら文句はないが……そもそもお前は何をしようとしているんだ。物質世界で横溢想念(プレーローマ)を扱う方法を探るとは以前言っていたが、パトスの奴の『工匠権能(エクスーシア・デミウルゴス)』を使おうとしていたな? 人類側の深海棲艦でも創るつもりなのか?」

「いや、違う。創るのは艦娘の肉体だ」

「ほう」

その答えに、ミーネは興味深そうな表情を浮かべる。

 

「艦娘の肉体は物質化した想念で構成されている。もちろん人間の扱える範疇だから、想念力で言うと深海棲艦の1/10程度だ。深海棲艦と戦う時は地球意志の加護があるから、攻撃時には強化(バフ)がかかってその差は埋まるし、万が一被弾した場合でも轟沈ストッパーが作動する。だがそれは、決して良い結果をもたらすばかりではない」

提督と認めた相手から三度続けて同じ命令を受けたら、それがどんなものであろうと従ってしまう「三重命令(トライオーダー)」。

そして同じく提督と認めた相手が死亡した場合、存在を維持できずに自己解体を起こしてしまう「ロスト・アドミラル」。

いずれも艦娘を自由意志を持ったひとつの種族として見た場合、致命的とも呼べる欠陥だった。

 

「だから私は、艦娘を地球意志の束縛から解き放ちたい。横溢想念(プレーローマ)で艦娘に深海棲艦と同等の肉体を用意できれば、『ツァラトゥストラかく語りき』であいつらを地球意志の端末という縛りから解き放ってやることができるんだ」

日下部はまだ人間としての部分を残しているため、かの対神威超克概念もなんとか行使できるだろう。またどうしても難しければそこだけはモーリアックなり大本営の夕張なり、他の想念工学者に依頼しても良い。

 

「だがそのためには、せめてパトスと同程度には横溢想念(プレーローマ)を物質化するための技術を獲得しないといけない。そのための実証実験だ」

「艦娘の肉体を作るんだから、自分じゃなくて艦娘を使って実験すればいいんじゃないか?」

眉ひとつ動かさずに言ってのけられ、思わず苦笑する。

提督としてはやや問題発言かもしれないが、道理にはかなっている。かつてウィリアムズに「提督が艦娘をかばうくらいなら、艦娘に提督をかばわせるべきだ」と言った日下部には、これを責める資格はないだろう。

 

「まぁ言いたいことはわかるんだが。ちょうどいい分量の横溢想念(プレーローマ)を見極めるためには、自分で体験しないと無理だと思ってな」

「それで自分から進んで、死ぬほどの苦痛を浴びに行ってるのか。ドMかお前?」

「うっさい。未完成品を他人に使わせたくないってのは想念工学者としての矜持なんだよ。それに艦娘を使ってこの実験を行うとなると、何人か犠牲にすることになるだろう? その点私であれば、人間として何回死のうが神として死なない限りは問題ないわけだからな」

口にした想念工学者としての矜持は嘘ではない。その裏に艦娘愛があるにしても、だ。

その言葉に、ミーネはまじまじとこちらに視線を向けてくる。そこに込められている感情には、先程までとは少し違った色がある気がした。

 

「そうか。あくまで艦娘のために、か。ああクサカベ、お前のその瞳……まるで彼女のようだ」

「おっと、それは実に光栄だな」

「Kusakabe,Du gefällst mir…… 」

「あん? なんて言ったんだ?」

前半は自分の名前なので、きっと自分に対することを何か言われたのだろうが。

フランス語、いやせめて英語ならともかく、残念ながらドイツ語は全然わからなかった。

 

「艦娘専用とか言ってる奴には教えなーい。さ、なら納得行くまで頑張れ。ファイト!」

「なんだよ、急に見た目相応の可愛らしい声出しやがって」

まるで少女のような仕草でこちらを激励してくるミーネの真意が理解できず、日下部は思わず眉根を寄せた。

 


 

ジブラルタル新興市街地の一角にあるカフェ。

日下部の嫁艦の一人である青葉は、妹の衣笠とアメリカの軽巡であるヘレナと共に昼下がりの一時を過ごしていた。

 

「最近夜のお勤め以外で司令官が構ってくれないんだよね。今日も青葉を放置して他所の艦隊に遊びに行ったんだけど、酷いと思わない、ガサ?」

「そんな愚痴を衣笠さんに聞かせる青葉の方が酷いと思う」

我ながら可愛らしい愚痴のつもりだったのだが、衣笠には容赦なく一刀の下に斬り捨てられてしまった。

まぁケッコン前の一悶着の時に、衣笠が実は日下部のことを好きだったことは聞かされているので、こういう反応をされても怒る気にはなれないのだが。

 

「あと遊びじゃないでしょ、一応提督はシュナイダー提督と今後の方針についての打ち合わせって言ってたんだし」

「や、それはそうなんだけど。ここのところ、なんか頻度が多くないかなって。アレクサンドリアに停泊してた頃に川内と二人で出かけたこともあったし。あれ以降、上手く言えないけど何か司令官が今までと違ってる気がするんだよねぇ」

「考えすぎじゃない? うちの提督は前々からなんだかんだ、鎮守府は留守にすることの多い人だったでしょ」

青葉としてはそれなりに本気で気にしているのだが、衣笠の態度はやはり素っ気ないものだった。あるいはノロケだとでも思っているのかもしれない。

 

「あら、ヘレナは青葉の言ってることも一理あると思うわよ」

と、そこまで黙って二人の会話を聞いていたヘレナが横から口を挟んできた。

 

「うちの提督って艦娘専用とか言ってるけど、なんだかんだ言って同じ種族の方が好きだったりってことはないの? 青葉、Journalist(ジャーナリスト)なんだからそこ探ってみたら?」

その言葉に青葉と衣笠は、思わず顔を見合わせる。

おそらくヘレナとしては特に他意のない言葉なのだろうが、

 

「実は去年の春頃、そんな風に他所の提督との関係を面白半分に探ろうとしたら、本当に地雷ど真ん中を踏み抜いたことがありましてねぇ。今ひとつ踏み込みづらいんですよ」

思わず渋面を浮かべながら、青葉は過去の自分の失敗について説明する。以前に青葉がやらかしたのは日下部鎮守府から立ち上げ間もない時期であり、当然ながらその頃はまだヘレナは着任していなかったのだから、知らないのも無理はなかった。

 

「なにそれ、むしろスクープだって叫ぶところじゃないの? うちの青葉って本当に他所の青葉と比べると、弱気なところがあるわよねぇ」

だがヘレナはそれでもまだ今ひとつ納得していないようで、どこか呆れたような口調だった。

そんなことを言われても、これがここにいる青葉の個性なのだから仕方ないだろう。思わず反論しようとしたところで、

 

「そちらのヘレナさんのおっしゃる通りです!」

不意に横合いから声をかけられて、三人は思わずそちらに視線を向ける。

そこにあった顔は、衣笠とヘレナにとってはよく見知ったものだった……青葉だけは、特定の状況でしか目にすることのないものではあったが。




※2046年初秋編のメインストーリー、「清浄なるもの」の続きです。
ミーネのバックボーンが明らかになり、また日下部との関係にも少しだけ変化が生じました。「時々ボソッとドイツ語でデレる隣のミーネさん」です()
一方の艦娘サイドの話は文字数の関係で導入だけとなりました。本格的なものは次話で展開する予定です。

ブラヴァツキー夫人について。
本文中に書いた通り、近代オカルト史を語る上では決して欠かせない人物です。
科学史観の発達した現代においては、オカルトというのは「胡散臭いもの」の代名詞となっている気がしますが、19世紀の欧州においてはオカルトは科学と並んで「大真面目に研究するもの」だったのです。もちろん当時の人間にも色々なスタンスがあり、彼女のことを認めなかった者も多かったようですが。
ちなみにFate Grand Orderだとなぜか合法ロリになっていますね。実はミーネのモデルになった二人のキャラクターの片方だったりします。

艦これ本編、「北海道防衛作戦/突入!第二次礼号作戦」は5/12で終了しました。おかげさまで当艦隊は無事に甲種勲章を取ることができました。最終的に甲甲甲乙甲甲でクリア、E4の乙は意図的なので想定通りの戦果です。新艦娘のしまね丸には邂逅しそびれましたが、これはやむなし。
そしてその後は通常海域にて、フレッチャー級の新艦娘「リチャード・P・リアリー」が期間限定邂逅可能に。こちらは無事に邂逅できております。
5/30からは次の動きがあるようで、まだまだ艦これは忙しいようです。
SSはこの話の続き、今度こそ青葉たち艦娘サイドの話をやります。お待ち下さい。
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