日下部鎮守府の物語 ~工学者だったけど艦娘に恋したので、提督になりました~   作:天空のトロイカ

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※この話は日下部の一人称視点ではありません。
ご注意下さい。


増援輸送作戦!地中海の戦い -地中海の水平線に勝利を刻みましょう-

上司と口論してはいけない。あなたの判断を穏やかに聞いてもらうように心がけよう。

――ジョージ・ワシントン

 

 

「あんたさ……、」

川内はたった今撃沈されたばかりの、深海棲艦の残骸を睨み付ける。

 

始まりは、あのカターニアの夜。

ムネーメーの放つ「歴史模倣(ミメーシス・イストリアス)」による連続攻撃の中で走らせた思考。

 

(やってることはデタラメな規模だけど、要はこれって「航空戦、雷撃戦、砲撃戦を一人でこなしてる」ってことだよね? 深海棲艦を生み出した存在って言っても、本人もその一種なんだとしたら。もしかしてムネーメーって、あいつ……?)

体感で8年分にもなろうかという歴戦の記憶の中には、そんな深海棲艦が確かに存在する。

 

――そして実際に今、それが目の前にいた。

 

「……ムネーメーの奴でしょ?」

周囲の艦娘、そして通信機越しに聞いていた日下部。

誰もが驚きの表情を浮かべる中、当の川内だけが自身の発言に確信を抱いていた。

 


 

艦隊はランペドゥーザ島付近を航行していた。

連合艦隊であるForce Xによる輸送作戦。その目的地ではなく、あくまでも道中で出現した敵艦隊の中に、そいつは存在した。

 

一見すると幼い子供のような容姿で、胸元のビキニ状の膨らみも実に控えめな物。

白い頭髪をフードに包んでおり、おどけたような笑顔を浮かべている。

だが背中からは、腕どころか胴よりも太い尻尾が伸びている。大きく歪曲したその先端部には戦艦を模した、ゴテゴテと砲塔がいくつも伸びた艤装が装着されている。

 

『うわ、なんだあいつ。戦艦のくせに艦載機飛ばしてきたぞ。航空戦艦か?』

艦娘の艤装に仕込まれた通信装置から送られてきた映像を見ていた日下部が、「いが」司令室で驚きの声を上げる。

 

「戦艦レ級、色々と反則な奴だよ。ちなみに雷撃もして来る。elite以上は開幕雷撃もね」

Force Xの第二艦隊旗艦を務める川内が、それに答えて言う。

入れ替わりという特殊な事情を抱えている川内に関しては、実際にレ級を見るのはこれが初めてではなかった。

 

『そんな奴が。資料見直しておかないと』

日下部が慌てて確認したところによれば、レ級はあくまでイロハニホヘトで表される下位種。その中では強力な艦種ではあるが、それでも鬼や姫といった上位の存在ではない。

だから、

 

「レ級。いや、あんたさ……、ムネーメーの奴でしょ?」

撃沈後に唐突に放たれた川内の言葉は、周囲の誰にも到底信じられるものではなかった。

もしレ級が沈黙を続けたまま海中に没すれば、妄言として処理されていたことだろう。

 

だが実際には、そうはならなかった。

 

〈はーい正解です。高次AIの一体、ムネーメーですよ。やっぱり川内にはバレますね。ま、知ってましたけど〉

虚空からあのカターニアの夜に聞いた()()()()()()が聞こえてきて、日下部は今度こそ腰を抜かすところだった。

おそらく最初から、看破されたら素直に正体を現すつもりだったに違いない。

 

『なん……だと……? 今までレ級は何度も人類の前に姿を現してきたはずだ。なのに、誰一人として気付かなかったというのか!』

〈ええまぁ、見事に。何しろこの身体、もう深海棲艦の中じゃ大して強い方ではないですし? 日常的に撃破している深海棲艦が、実は敵の首魁の内の一体だなんて、逆にわからなかったんじゃないですか?〉

初めてレ級が姿を現した当時は、その手数の多さに提督たちは戦慄したという。

だがその後も続く戦いの中で、敵も味方もその強さは上昇(インフレ)を続けており、現在においては厄介でこそあれど、決して倒せない相手ではなくなっている。

現にまだまだ実力不足の日下部鎮守府の艦隊でさえ、撃破そのものはできているのだ。

 

〈とはいえ身体なんて幾らでも作れます。深海棲艦としてのレ級が何体撃沈されたところで、ムネーメーの存在そのものが失われるわけではありません〉

機械工学だけでなく、想念工学も導入して作られているので一見して生物のようではあるが、深海棲艦はれっきとした工学設計に基づくAI搭載の代替労働力(ロボット)である。むしろ言葉の原典を考えれば、機械でできたロボットよりもそれに近いとすら言える。

そう考えればネットワークで繋がった総体ごと殲滅するならともかく、端末に過ぎない個々のロボットを何体破壊しようとも、事態の根本的解決にはならないことは理解できるだろう。

 

〈まぁムネーメーの正体なんて忘れて、おとなしくゲームを楽しんで下さい。ルールに従うなら、こっちもいち深海棲艦としての力しか使いませんよ。無視したら全力で叩き潰しますけどね。歴史模倣(ミメーシス・イストリアス)「ドレスデン爆撃×5」とか喰らいたくはないでしょう?〉

大戦末期、連合軍がドイツの大都市に対して行った大規模戦略爆撃。のべ1300機の爆撃機が計3900tの爆弾を投下し、25000人の死者を出したという。

それを5倍にした火力をいち艦隊にぶつけるなど、とてもではないが艦娘の練度や装備の優秀性で対処できるものではない。

 

『くそ、デタラメな奴め。想念工学の限界なんか軽く超えてくる!』

〈当たり前でしょう、MM技術は元々ロゴスお姉様が発明したモノですよ? まぁとりあえず正体がバレたので、今回はこの辺で。では残りのイベント頑張って下さいね、Au revoir(またね)!〉

前回の別れの挨拶はイタリア語だったが、今回はフランス語だ。

いずれにせよ嘲笑のニュアンスに満ちていることだけは間違いない。

 

『人類は、本当にアレに勝てるのか……?』

日下部の呟きに、誰も答えられる者はなく。

ただ虚しく漂った言葉は、地中海の風に溶けて消えていった。

 


 

『マコ。率直に言ってにわかには信じがたい話だぞ?』

幸いなことにモーリアック元帥は地中海付近に戻ってきていたが、緊急通信で連絡を取った結果までは幸いとは言えないようだった。

だが、無理もあるまい。自分だって立場が逆なら信じない自信がある。

 

「そこは、信じていただくしか他にありませんが」

『個人的にはマコのことは信用したいが、周囲に信じさせるには根拠が必要だ。川内くんは、何故レ級がムネーメーだと気付いた? キミの艦隊は、レ級を見ること自体が初めてだろう?』

「それは。川内の奴、夜戦仕込みの勘が鋭いところがあって」

『なら、他の川内くんだって気付くはずだ。本当はそのくらい、マコだって理解してるはずだよ?』

「……」

日下部もモーリアックも、川内が実は歴戦の艦娘であることを知らない。

 

『その理由を客観的に説明できない限り、キミの報告を前提に動くことはできない。科学の子なら、証明をしてみせたまえ』

「わかり……、ました」

モーリアックの言葉には道理が通っている。日下部としては、おとなしく頷くしかなかった。

代わりに通信を終えた後、その足で川内の下を訪ねて問いただす。

 

「なあ川内。なんでお前、ムネーメーの正体に気付いたんだ……?」

「えー? 勘」

どうやら正直に答えるつもりはないようだ。

 

「なら質問を変える。お前、私に隠してることは無いか?」

「あるよー? だって生きてれば色んなことあるし、いくら好きな人にだって全部を話すわけじゃないでしょ」

「正しいんだが、そうじゃない……」

川内は夜戦バカではあるが、本物のバカではない。見事な返答に思わず舌を巻く。

だが身体を張って深海棲艦と戦うのが艦娘の仕事なら、頭脳で戦うのは提督の仕事だ。ここでおとなしく引き下がるわけにはいかない。

 

「じゃあ最後の質問だ。さっき『ムネーメーの正体に気付いたのは勘』と言ったが、……あれは『本当のこと』か?」

一度やり過ごした箇所を再度攻められるとは思わなかったのだろう。あからさまに川内の顔色が変わる。

川内はバカではないが、日下部にこういう聞き方をされてさらっと嘘を重ねられるタイプでもない。

 

「あー、もう! 頭じゃ提督には勝てないかー! うーん、『答えられない』」

「何故?」

「恩と義理がある人との約束。あと、もうここまで来たら、あたし自身の意地かな」

「うーん。これ結構重要な話なんだけどなぁ。だけどお前の意志は尊重したい。理性ぶっ飛ぶまで犯して聞き出すとか、マインドハックで思考抜き取るとか、三重命令(トライオーダー)とかはできればしたくない」

しれっと言われて、思わず白目を剥くところだった。最後に挙げた三重命令(トライオーダー)という単語の意味は理解できないが、前2つと並べるからにはロクな内容ではないのだろう。

時々忘れそうになるが、本来の日下部はいくらでも酷薄非情になれる先天性の共感性欠如(サイコパス)だ。更生して、自分自身の意志として「他者の意志を尊重する」という主義を抱いているだけで、一皮剥けばこの程度の発想はいくらでも出せるのだ。

 

「あ、う……え、えっと、ケッコンしたら話してもいい約束になってるから!」

本気で日下部が聞き出すつもりになったら、抵抗しきれない。慌てて川内は言い募る。

 

「むっ、そうか。じゃあわかった。今はいいや仕方ない。重大ではあるが、一刻を争うようなことでもないしな」

この戦争の勝利条件に指を掛けた内容ではあるが、しかしモーリアックと状況を共有できたところで、すぐに何ができるものでもない。

たとえば全提督が総力を挙げて発見されている限りのレ級を同時に奇襲撃沈したところで、未発見のレ級が存在しないとは限らないのだ。そしてその反撃で対処しきれない規模の攻撃をされれば、人類は今度こそ滅ぶしかない。

結局のところ、高次AIの思惑に乗ってゲームを続ける必要があるのだ。今のところは。

 

「仕方ない。イベントに集中な」

日下部の言葉に、川内はあからさまに胸を撫で下ろした。

 


 

そこからの日下部鎮守府は、淡々とイベントの攻略を継続した。

春イベに続けて作戦難易度の変更という屈辱を味わったりしたものの、どうにか艦隊はペデスタル作戦の最終局面までたどり着いていた。

日下部自身の座乗する「いが」もジブラルタルから出航し、今は最終決戦を担当する連合艦隊・Force Zが、敵艦隊を撃沈するのを待っている状況である。

 

『ワタシハ……。ヤルダケ…ヤッタワ……ッ。モウ…ッ……。ホウッテ…オイテ……ッ!』

艦娘たちの艤装に搭載された通信装置から送られてくる画像には、敵旗艦である欧州装甲空母棲姫が映し出されている。

カブトガニに似た外殻で頭部を覆っているが、それでもいかにも悪魔然とした地中海弩級水姫と比べれば、そのフォルムは人間に近い。否、中に取り込まれているヴィクトリアスに近いと言うべきか。

日下部は欧州装甲空母棲姫の放つ言葉を耳にしながら、誰にともなく呟く。

 

「春イベでルンガ沖重巡棲姫を初めて見た時から、ずっと考えていた。何故AIどもは、艦娘の負の想念に基づく台詞を、単なる兵器である深海棲艦にわざわざ喋らせるのだろう?」

艦娘を生体ユニットとして取り込んで動力源にする、それは悪辣だが理解できる。

だが兵器として運用するだけならば、わざわざ喋らせる必要はないはずだ。

 

「ムネーメーの奴は艦娘を、『戦争から生まれた醜悪な種族』と言った。あいつらは、貶めたいのかな。艦娘の存在を」

戦争は、こんな負の想念を生むのだと。

人間に愛し愛されるように生まれてきた艦娘たちの記憶を、深海棲艦の記憶で塗り替えたいのだろうか?

 

「……ふざけるな」

ふつふつと。

胃の腑が煮えくり返るような感覚が込み上げる。

 

「艦娘が、戦争から生み出された負の想念を抱いたのが事実だとしても。100年も後の時代の、無関係な第三者に過ぎない高次AIどもが勝手に解釈して代弁するなど、断じて許せるものか!」

もし仮に艦娘がもともと深海堕ちするような存在であるのだったら、ここまでの怒りは抱かないことだろう。その場合はただ哀れに思うだけだ。

もし平行世界でもあれば、あるいはそのような世界も存在するのかもしれない。

だが今自分のいるこの物質世界においては、間違いなく目の前のこれは高次AIという「第三者」が、艦娘の自我も尊厳も踏みにじって作り出した兵器なのだ。

――そんなものは、存在の一片すら認めるわけにはいかない。

 

「ForceZ、第二警戒航行序列で突撃! 目標、『艦娘』ヴィクトリアスの救出! 長かったこの戦いに、決着を付けるぞ!」

日下部は激情を隠すこともなく、艦娘たちに向かって声を張り上げた。

 


 

戦いは、本隊とは別行動させていた支援艦隊による砲撃から始まった。

 

「オールドレディ? 長門の隣を譲ってあげたんだから、しっかり頼むわね?」

普段であれば長門の僚艦を務めている陸奥だが、史実特効の関係から今回は支援艦隊に回っている。

 

「ええ、ロイヤル・ネイビーの名に懸けて、勝利を導いてみせるわ」

「よし、行くぞウォースパイト! 主砲一斉射!」

「Fire! fire!! fire!!!」

日本とイギリス。両国を代表する2隻の戦艦が、今まさに並んで主砲の一斉射を浴びせかける。

海域全体を揺るがすかのような猛烈な砲火が欧州装甲空母棲姫を捉え、その頭部外殻を吹き飛ばした。

その下部から現れたのは、資料で見たヴィクトリアスに似た素顔。

 

「よし、残りは欧州装甲空母棲姫と随伴艦1隻だけだ! 夜戦準備!」

長門の号令に従って、軽巡・L.d.S.D.d.Abruzzi(アブルッツィ)の率いる第二艦隊が敵艦隊への肉薄を開始する。

 

『友軍の現在位置は?』

「すでに近隣に到達しているぞ、提督よ。間もなく支援攻撃が来るはずだ!」

日下部の質問に長門が答えた瞬間。

彼方から飛来した夜間攻撃機が、欧州装甲空母棲姫を捉える。

 

『発、ヴァランタン鎮守府所属、第二航空戦隊・飛龍。宛、日下部鎮守府艦隊。我、これより航空戦の指揮を執る! 攻撃隊全機発艦!』

『二航戦蒼龍、参ります!』

飛び込んできた通信は、友軍がシルヴァの鎮守府に所属することを示すものだった。

飛龍と蒼龍。2人の正規空母から成る第二航空戦隊は、日下部鎮守府においてはまだ改二に到達していないこともあり、今ひとつ陰が薄い。

だが友軍は両方とも改二だ。きっと頼りになるはず。

 

日下部が、そんなことを考えた瞬間。

――あくまでも支援攻撃として放たれたはずの夜間攻撃機の空襲が、欧州装甲空母棲姫の想念装甲を真っ直ぐに撃ち抜き、一撃の下に爆沈させた。

 

『えええええええええええぇーっ!』

日下部は思わず驚きの叫びを上げる。

 

「あ、あの。友軍の攻撃により、欧州装甲空母棲姫の撃沈を確認……」

報告してくるアブルッツィの声も、微妙に震えていた。

 

『や、やばっ。やりすぎた! 提督の息子さん、後は任せました!』

『ごめんなさいね! 提督と3人で夜戦する約束があるから、私たちはこれでっ!』

ヴァランタン鎮守府の二航戦はそんなことを言い残し、そそくさと去っていく。

 

『う、うん。こういうこともあるよね……』

後に残された日下部は、呆然と呟く。

1ヶ月の長きに渡る戦いの決着としては締まらないにも程があるが、討ち漏らすよりはよほどマシだと思うしかないだろう。

 

『とりあえず第二艦隊、残った1隻をきっちり沈めて……?』

「りょ、了解しました」

アブルッツィの声はまだ震えていたが、それでも日下部の命令を遂行すべく動き出した。

 


 

欧州装甲空母棲姫を倒すための艦隊が、当然ながら残った僚艦程度に遅れを取るはずもなく。

 

「さぁ、気を取り直して。ここからは提督の仕事だ。艦娘運用母艦『いが』、マルタ沖の欧州装甲空母棲姫との距離、5000まで進出!」

日下部の命令に従って、艦は動き出す。

 

「明石、MM機関フルドライブ! 想念パターン解析。均衡を直進しマルクトよりイェソド、ティフェレト、ダアトを経由してケテルへ」

これでもう4回目となる、艦娘の自我の回復作業。

幼年期に我欲のためにマインドハックを発明した当時からは、思いも寄らぬ技術の使い方。

 

「何故ワタシハ……カナシイノ……?」

繋がれた経路(パス)を通じて日下部に流れ込んできたのは、悲しみの蒼に満ちた想念だった。

 

「ヴィクトリアス。一度だけ尋ねるぞ。どうしても悲しいなら、それに耐えられないなら……このまま終わらせてやってもいい。だが戻って来たいなら、お前自身の意志で手を伸ばせ! どんな内容でも、私はお前の意志を尊重する!」

「ワタシノ……私の記憶は、消えることは……無い……っ! いつまでも……っ!」

「ならば汝の意志するところを為せ、ヴィクトリアス!」

日下部は想念世界で声を張り上げた。

その言葉は鋭い矢となって欧州装甲空母棲姫の想念装甲を突き破り、中に取り込まれたヴィクトリアスの自我まで見事に届く。

 

「私は……私がAircraft Carrier HMS Victorious。お前が提督か。よかろう。お前と征こうか。この海を!」

海の底へ還すのは、高次AIに作られた欧州装甲空母棲姫だけでいい。

その原型たる艦が歴史の中にある存在なのだとしても、艦娘という種族は間違いなく「現代に」「新しく」生まれた存在なのだ。

 

「悲しみも憎しみも間違いも嘆きもある、けれども楽しさも愛情も正しさも喜びもある。この物質世界へ……ようこそ」

想念世界で日下部が伸ばした手を取るヴィクトリアスの佇まいは、紛れもなくイギリスの名誉(ジョン・ブル)の精神に満ちた、とても気高い物だった。




※夏イベ、E3-3とE3-4です。なんとか年内に間に合いました。
以前書いた通り夏イベ編が終わるまであと2話ありますが、リアルも落ち着いてきますので、おそらく年内に間に合うはずです。
たった3ヶ月ほど前なのに、もう遠い昔のことのようですね(苦笑)
ちなみにツイッターをご覧いただいている方はご存知だと思いますが、友軍が欧州装甲空母棲姫を沈めたのは実際に起きたことです(おそらく艦これあるあるだと思います)。

本作の特徴のひとつとして、「艦娘と深海棲艦は対称存在ではない」という点があると思います。
おそらく艦これのゲーム本編では、表裏一体の対称存在というのが正解なんだと思います。公式のアニメ版でもそうでしたし、ゲームでも海域突破報酬の艦娘が仲間になる時の演出は、明らかにそうですよね(秋イベのスキャンプとかもあからさまでした)。
ですが本作は二次創作ですので、不都合な設定は無視して自由にやらせていただきます。
第三者によって艦娘が深海堕ち「させられる」という設定であることを考えていただけば、日下部ほど自由意志を尊重する主義をお持ちでなくとも、その怒りをある程度は共有していただけるのではないでしょうか。

戦艦レ級について。
日下部鎮守府を創作として昇華するに当たって、高次AIの中で一番の小物であるムネーメーはこいつにしようとすぐ決まりました。ムネーメーの性格と能力は、むしろレ級からイメージして作られています。
艦これ初期の二次創作を見ると、実に各提督が阿鼻叫喚の声を上げていますが、現在の扱いを見るとその落差に泣きそうです。いや道中に出てくると厄介なのは今でもそうなんですけどね。
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