ハイスクールD×D  HEAVENSDEVILS   作:大石 颯真

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第4章 停止教室のヴァンパイア
第32話


 

 

コカビエルの件で一週間がが経ちイッセーは悪魔の仕事で契約の為に依頼者が住む自宅マンションの扉の前にいた。インターホンを鳴らすと扉が開いて開けた人物は黒と金色の髪を合わせ顎髭を生やした男性だった

 

「よくきたな、まあ入れよ」

 

「はい」

 

イッセーは男性の家の中に入った。部屋辺りを見てみると高級そうな家具が並んだ部屋の光景だった。男性はテレビの前にあるソファに腰を下ろした

 

「今日は最近買った格闘ゲームで遊ぼうぜ結構ハマるんだ」

 

「わかりました。」

 

イッセーは男性からゲームのコントローラーを受け取りソファに腰を下ろして格闘ゲームを男性と遊んだ。男性は格闘ゲームで三本勝負に設定してゲームを開始した。

 

「これで一本」

 

一回戦目はイッセーが最後にイッセーが操作する格闘家の必殺技を発動して男性が操作する武道家に必殺技を喰らわせダウンさせた。一回戦はイッセーの勝利に終わった。

 

「やるなぁでも勝負はまだこれからだ」

 

二回戦目は男性が操作する武道家での連続攻撃がイッセーが操作する格闘家に喰らわせダウンさせて二回戦は男性の勝利に終わった。これでお互いに一勝一敗となった。

 

「この三回戦でどっちが勝つか楽しみだな」

 

「ええ、負けるつもりはありません」

 

イッセーと男性は最後の三回戦を始めた。序盤はイッセーは連続攻撃で男性が操作する武道家をライフゼロ寸前に追い詰めるが中盤に男性が必殺技を発動させてイッセーが操作する格闘家に必殺技を喰らわせライフゼロ寸前に追い詰められてお互いにライフがゼロに近い所まで来ていたそして終盤にイッセーが武道家に格闘家で攻撃が決まりイッセーの勝利に終わった

 

「あらら、最後は負けちまったな流石は赤龍帝だな」

 

「堕天使の総督にそう頂けて嬉しいですよ」

 

「気づいていたんだな?俺のこと・・・」

 

「ええ、最初に見た時から貴方が堕天使の総督アザゼルだと気配で分かっていました。」

 

「フッ・・・なるほど・・・」

 

男性は笑みを浮かびながら背中に黒い翼を広げた。そうこの男性の正体は堕天使の長であると同時に《神の子を見張る》の総督アザゼルだった。

 

「しかしお前は随分と落ち着いているな?敵勢力のトップが目の前にいるんだぞ普通に動揺したりするもんだが?」

 

「堕天使のトップであっても俺にとっては大事な依頼者だ。もし俺を殺そうとするならば最初からそうしてる。それに俺は貴方に対して敵対心は湧いては来なかったんです。」

 

「そうか・・・」

 

イッセーが自分に敵対心を持っていないことを聞いたアザゼルはイッセーに面白みがあると笑みを浮かべた

 

「赤龍帝、お前に言っておくことがある」

 

「なんですか?」

 

「後日控えている会談はお前も出席するはずだ。なら俺の提言をしっかりと聞いてほしい。これからの会談により三種族の関係とこれから三種族の脅威がくる」

 

「三種族の関係とその脅威・・・?」

 

「ああ詳しいことは会談で説明する、今日は帰れ、俺のことはお前の主に報告しても構わない」

 

「いいんですか?」

 

「ああ、いずれお前とは近いうちに会談で再会することになるだったら尚更だ」

 

「わかりました。」

 

「今日はお前とゲームできてよかったぜ」

 

「俺も楽しかったですよ。」

 

その後イッセーはアザゼルから報酬を受け取り、依頼を果たしたことでオカルト研究部に帰った。するとアザゼルは笑みを再び浮かび

 

「今代の赤龍帝は中々面白い奴だな」

 

アザゼルは面談でイッセーと再会できることを楽しみにしていた。

 

 

 

 

 

 

 


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