これは・・・・遠い遠い、とある宇宙の惑星のお話。その宇宙にある太陽系のある惑星に、とある一つの物体が落ちてきた。見た目はまるでマシュマロのようであり、そもそも生き物なのかもわからない。
無害ではあるが、もしかしたら、何かしらの問題を起こすと思ったその星の人達は、それを燃やして撤去する事にした。
しかし、火を着けた途端、その物体は見た目を禍々しい姿へと変貌し、炎を着けた者達に攻撃を仕掛けてきた。やられた側も反撃として、ミサイルやレーザーを撃つが、命中するとその物体は同じようにミサイルやビームを出すようになり、遂には顔と脚を生やした怪獣へと変貌した。
その怪獣を止める為に、同時期にその星を守護していた光の巨人が打って出るが、その巨人の攻撃すら吸収し、怪獣は成長。なんとその巨人の光線などを撃ち、巨人を撃退してしまったのだ。
頼るべき巨人も敗れ、更には攻撃するだけ強くなるその怪獣に対し、人類は絶望し、暴れる怪獣をただ見ていることしか出来なかった。
そんな時だった。
とある1人の少女が、暴れて疲れたのか、眠っている怪獣の下に現れた。
「怪獣さん・・・・そこに・・・いるの?」
その少女は眼が見えなかった。元々絵が大好きだった少女は病が原因で眼が見えなくなり、絵が描けなくなった。
しかし、今度は音楽の道に希望を見出し、彼女はピッコロという楽器がとても上手になり、コンクールにも参加する筈だったが、そのコンクールの会場は怪獣に破壊された。
彼女が気付いていたかはわからないが、今、怪獣が眠っている場所がそこだった。
彼女は、眠っている怪獣にこう聞いた。
「怪獣さんは・・・・音楽、嫌い?・・・・私はね・・・大好きなの」
そう言うと、彼女はピッコロを手に取り、自身がコンクールで吹く筈だった、ショパンの『別れの歌』を奏で始める。
曲が聞こえたのか、怪獣は目を覚ますと、咆哮をあげる。
「っぅ・・・・・!」
少女は怯えて、曲を中断してしまう。
すると、怪獣からピアノの音が奏でられ始めた。まるで少女に合わせるかのように。
「うわぁ・・・・・・」
少女はそれに嬉しそうに笑顔を浮かべると、曲の続きを奏でる。
そして、曲が進むにつれて、禍々しい姿をしていた怪獣はどんどん姿を変えていく。
巨大な剣はラッパなどを連想する形に、背中の棘はハーブや笛に、そしてその全てを恨んでいるかのような恐ろしい顔は美しい女性の大理石像のような姿へと変わっていった。
やがて、巨人が曲を邪魔しないように静かに現れ、少女と、その保護者を手に乗せ、空へ浮かぶ。そして怪獣はそれの後を追うかのように飛び立ち、やがて巨人達を越えて、はるか宇宙へと旅立っていった。
この出来事は、後にその星で、「第三惑星の奇跡」と呼ばれ、以後、語り継がれていった。
それから幾年もの月日が経ち、また別の宇宙のとある惑星へと、白い物体が向かっていた。
その向かう先の惑星の名は、太陽系第三番惑星『地球』。
これは、過去の時代の遺物を纏う歌巫女達と、ひょんなことから『完全生命体』の力を受け継いでしまった少年の物語。
どうも、邪神イリスです。
はい。というわけでまたもや性懲りもなく新作投稿です。
まぁ、今作はハンターだった件やアサシンと違って息抜き投稿ですので、本当に気が向いた時にしか投稿しない可能性が高いです。
なんでこの組み合わせにしたかと言うと、元々自分が両作品とも好きだというのもありますが、数ある歌関係のウルトラ作品の中でこれ以上にぴったりなのはないやろ!と、勝手に自分の中で火がついて、気が付いたら出来上がっていた所存です。
イフに関して、描写がおかしい所があるかもしれませんが、ぶっちゃけ、今作はその辺り、かなりの自己解釈が入っています。
よければ感想など、よろしくお願いします。
反響によっては、息抜きから本格になる・・・・かも?