神竜と赤龍帝   作:神領千鶴

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皆さんこんにちは作者です。めっちゃ見られてて驚いた有難うございます(語彙力低下)
今回かなり飛ばしてます。あと書いてる途中この人達の未来想像してたらムフフな展開になっちゃった。




※タグ追加しました


第4話

新たなドラゴンが増えて数日、普通に学校へ向かい授業を受け、帰りのHRをしていた時だった。

 

[先生]

「それじゃあ明日は授業参観だから、ちゃんと保護者に伝えるんだぞ~。」

 

[生徒達]

『は~い。』

 

[飛鳥]

(授業参観ね~。久々だな。)

 

この日のHRの話は、明日の予定についてだった。

 

[飛鳥]

(あいつら連れてくるか。)

 

アイツらとは無論ドラゴンたちの事である。ミラ達はもう学校に来れるが、子供たちが中々親離れしないのでまだ学校に行けない状況が続いている。

 

[飛鳥]

「んーどうするか。」

 

[一誠]

「飛鳥~、一緒に帰ろうぜ~。」

 

[飛鳥]

「ん、別に構わんぞ。」

 

 

 

 

━━校庭━━

 

[生徒1]

「なぁ、あの人めっちゃ美人じゃね?」

 

[生徒2]

「誰の親かな……。」

 

[飛鳥]

「何だ?やけに騒がしいな。」

 

[生徒3]

「ねえ君、もしかして兵藤一誠君?」

 

[一誠]

「そうだけど?」

 

[生徒3]

「実は正門の所に兵藤君の"姉"って言ってる人がいるんだけど……。」

 

[飛鳥]

「姉?お前姉なんかいたのか?」

 

[一誠]

「血縁上はいないけど……もしかしたら……。」

 

一誠は誰か予想がつき、門の方へ向かうとそこにいたのは……

 

[ティア]

「ん?あら一誠、やっと来たのね。」

 

[一誠]

「やっぱりか……。」

 

少し前に使い魔にしたドラゴン、ティアマットだった。

 

[一誠]

「何でここにいるの?」

 

[ティア]

「いや何、学校というものに興味を持っていてな、つい来てしまったのだ。」

 

[一誠]

「頼むからあんまり姿現すなよ……。ただでさえこの学園悪魔多いんだから。」

 

[ティア]

「私がそこらの悪魔どもに負けるわけあるまい。それで、そこに女は彼女か?」

 

[一誠]

「違う違う、この見た目でも男だから。」

 

[飛鳥]

「瀬笈飛鳥だ、よろしく。」

 

[ティアマット]

「一誠が世話になってる、ティアマットだ。こちらこそよろしく。」

 

[一誠]

「因みに飛鳥もティアと同じドラゴンだぞ。」

 

[ティア]

「む、そうなのか。ドラゴンとしてもよろしく頼むぞ。」

 

[飛鳥]

「ああ。てか、さっきから周りの視線が痛い。」

 

ティアマットは何せ目立つ。黒髪に青メッシュ、そして青い着物、さらに巨乳。目立つ。

 

[一誠]

「確かにめっちゃ見られてるな。早く帰るか。」

 

三人は一緒に帰路についた。その間に明日の授業参観について話した。一誠の両親はもういないため、誰かを呼ぶといったことはないが、それを聞いたティアが『代わりに私が行こう』と言い始め、どれだけ否定しても来るので一誠の方から諦めていた。

 

 

 

 

 

 

━━授業参観日━━

 

授業が始まる前から、既に一誠の教室には保護者が沢山いた。

 

[先生]

「それじゃあ授業を始めます。」

 

先生に礼をして授業が始まる。今回は英語だった。

 

[???]

「失礼する。」

 

[???]

「し、失礼します……。」

 

後ろの扉から声が聞こえ、振り向くとそこには着物を着たティアと、シスターの服装をしたアーシアが居た。

 

[一誠]

(なんで紙粘土があるんだ?)

 

[先生]

「いいですかー、今渡した紙粘土で好きなものを作ってください。自分がいま脳に思い描いたありのままの表現を作ってください。そう言う英語もあるのです。」

 

[一誠]

(いやないだろ……。)

 

[先生]

「Let's try.」

 

[一誠]

(無駄に発音良いな……。)

 

内心先生に突っ込みながらも何を作るか考える一誠。そこで出てきたのはドライグ、ティア、アーシアだった。

 

[一誠]

(よし、作るか。)

 

凄い早さで紙粘土の形を変えていく。その動きは正直人間に出来るかと言われると否と答えるしかないため、周りの人たちが一斉に見つめていた。

 

[一誠]

「……よし、できた。」

 

出来上がったのは4人の姿。服装まで細かく作られており(ドライグは勘)みんなの顔は笑顔だった。

 

[ドライグ]

『イッセー……。』

 

[一誠]

(いつもドライグには助けられてたからな。)

 

[ドライグ]

『ありがとう……。』

 

[一誠]

(飛鳥は何作ってるかな……。)

 

一誠は完成したため、飛鳥の方を見ると……

 

[一誠]

(……家か?)

 

飛鳥は家を作っていた。それもかなりリアルに。

 

[飛鳥]

「あとは人か……紙粘土たりねえ。」

 

飛鳥は家に紙粘土を殆ど使ってしまい、人を作る為の紙粘土が足りなかった。

 

[一誠]

「使うか?」

 

[飛鳥]

「お、マジで?助かる。」

 

飛鳥は一誠からあまりの紙粘土をもらい、今度は人を作っていく。これもまたリアルに作られている。知らない人もいるが、何人かは知っている人物だった。

 

[先生]

「す、すごいよ兵藤君。それに瀬笈君。君達にこんな才能があったなんて先生は嬉しいよ!」

 

[一誠]

「ど、どうも……。」

 

[飛鳥]

「ウっす。」

 

っと、なんか褒められながら授業が進んでいった。

 

 

授業が終わると、一誠と飛鳥、ティアとアーシアは全員で食堂の方へ向かっていた。

 

[一誠]

「どうだ二人とも、実際に学校に来てみて。」

 

[ティア]

「学校というのは中々面白いな。」

 

[アーシア]

「はい!私も楽しかったです!」

 

[一誠]

「ならよかった。俺ちょっと自販機でジュース買ってくるわ。」

 

[ティア]

「そうか。私は少し飛鳥と話がしたい。」

 

[飛鳥]

「俺か?まあいいが……。」

 

一誠はその場を後にして自販機へ向かう。残念なことに意外と遠い。

 

ガコンッ

 

プシュー

 

[一誠]

「ひゃ゛あ゛う゛ま゛い゛い゛い゛。」

 

[ドライグ]

『どこからそんな声が出るのよ。』

 

[一誠]

「……なあドライグ、今度の会議って何話すと思う?」

 

[ドライグ]

『さあ?案外和平とかじゃないかしら。』

 

[一誠]

「和平ね……ま、俺は平和に過ごせれば別にいいからな。」

 

そのままジュースを飲んでいき、飲み終えるとゴミ箱へ入れる。そして戻ろうとすると、前に感じた気配を察知する。

 

[一誠]

「この気配……まさか……。」

 

気配の出どころは門。そこへ向かうと、前にあった銀髪の少女がたっていた。

 

[ヴァ―リ]

「やあ、いい学校だね。」

 

[一誠]

「……ヴァ―リ。」

 

白龍皇であるヴァ―リがいた。

 

[一誠]

「何しに来た……。」

 

[ヴァ―リ]

「前来た時に、すこし興味を持ってね。」

 

[一誠]

「そうか……なら少し案内しようか?」

 

[ヴァ―リ]

「いや、今回は君に会いに来たからね。」

 

一歩ずつ近づいてくる。少しするとヴァ―リは一誠の頬を触る。

 

[ヴァ―リ]

「今、私はあなたに興味を持ってるの。」

 

[一誠]

(近い近い近い近い近い///)

 

そのままヴァ―リは顔を近づけていく。お互いの唇が触れる寸前で、二つの影がヴァ―リの首筋へ剣を突き付けていた。

 

[木場]

「イッセー君から離れてもらおうか、白龍皇。」

 

[ゼノヴィア]

「たった一人で来るとはな。」

 

2人の聖剣使い、木場とゼノヴィアがいた。

 

[ヴァ―リ]

「へぇ……中々の速さだね。でも私の目に入っている時点で何ともないけどね。それに……」

 

ヴァ―リは一誠から離れこう告げる。

 

[ヴァ―リ]

「弱い奴に興味はないの。」

 

見下すようにそう告げる。それを聞いたゼノヴィアはデュランダルで斬りかかろうとする。

 

[一誠]

「ゼノヴィア待て。」

 

[ゼノヴィア]

「邪魔をするな兵藤!!」

 

[一誠]

「今のお前が敵う相手じゃないぞ。」

 

[ヴァ―リ]

「フフ……流石私のライバルね。」

 

ヴァ―リは微笑み、踵を返す。

 

[一誠]

「もう帰るのか?」

 

[ヴァ―リ]

「ええ。また会いましょう?」

 

ヴァ―リはそう告げ、そのまま歩いて行った。

 

[木場]

「イッセー君、大丈夫かい?」

 

[一誠]

「ああ……(危うく襲う所だった……。)」

 

[ゼノヴィア]

「何故白龍皇がここに……。」

 

[一誠]

「俺に会いに来たらしいけど……なんでだろうな。」

 

一誠は二人に感謝をして、ティアとアーシアの所へ戻っていった。その時に、サーゼクスたちに会い、今度の会議の時間や場所について教えてもらった。

 

 

 

 

 

 

━━会議時間━━

 

ガチャ

 

[一誠]

「すまない、待たせたか?」

 

[アザゼル]

「来たか赤龍帝。お前さんの席はそこだ。」

 

アザゼルに案内され、一誠はその席へ座り、ティアとアーシアはその後ろに待機する形となった。

 

[サーゼクス]

「それでは、全員が揃った所で最重要禁則事項である『神の不在』について始めよう。」

 

本格的に三大勢力の会議がスタートした。

 

 

 

 

━━数分後━━

 

ある程度話が進み、和平を結ぶ結果になった。そして次の議題に移る。

 

[アザゼル]

「それで、お前さんはどこに付くんだ?」

 

[一誠]

「……どういう意味だ?」

 

[アザゼル]

「お前さんは赤龍帝だ。俺達がそう簡単に見逃すとでも?」

 

[一誠]

「……俺は何処にも付かないぞ。」

 

[アザゼル]

「何……?」

 

[一誠]

「俺はお前達が手を出さなければこっちも手を出すつもりはない。」

 

一誠は具体的に所属しない理由を話す。彼は幼い頃に両親を亡くした。その理由が一誠が神器を宿しており、それだけで両親が殺された。そして覚醒し、神滅具ドライグを使いその両親を殺した悪魔や堕天使を殺した。本当は他の悪魔や堕天使も殺そうとしたが、それでいいのかと疑問を抱き辞めた。

 

[サーゼクス]

「分かった。君の両親を殺したのは私たち悪魔だからね。その意見を飲んだ。」

 

[アザゼル]

「そうだな、俺達にも非はあるからな……いいぜ俺はそれで。」

 

[ミカエル]

「そうですね、私たちもあなたのいう事に従いましょう。」

 

各勢力のトップが一誠の意見を飲むことにした。ここでリアスがサーゼクスに小声で問う。

 

[リアス]

「ルシファー様、本当にいいのですか?」

 

[サーゼクス]

「構わないよ、これは私たち三大勢力の罪だからね。」

 

その言葉にトップだけでなく、それぞれの幹部たちも頷く。

 

[アザゼル]

「そういや、飛鳥っちゅう奴は来ないのか?」

 

[一誠]

「そもそも飛鳥はこの会談の事すら知らないと思うぞ。まああいつの事だから俺と同じ意見だと思うぞ。」

 

[アザゼル]

「そうか。だったらお前さんからこの会議の内容を伝えてくれ。」

 

[一誠]

「分かった。」

 

こうして会議が終わる……と思いきや、

 

 

 

 

 

時が止まった。

 

 

 

 

[一誠]

(ん?なんだ?)

 

一誠は違和感を感じ、周りを見渡す。すると一部の人以外動きが止まっている。

 

[一誠]

「何だこれは。」

 

[アザゼル]

「どうやら、グレモリー眷属の僧侶の神器が暴走しているみたいだな。」

 

[リアス]

「ギャスパー!?」

 

ギャスパー・ヴラディ。神器は停止世界の邪眼(フォービドゥ・バロール・ビュー)。グレモリー眷属のもう一人僧侶。彼女は普段は部屋に閉じこもっており、普通に考えて神器が暴走することはあり得ない。ここで一誠は何かを感じ取る。

 

[一誠]

「アザゼル、もしかしてこれは……。」

 

[アザゼル]

「お前さんの考えてる通りだ。これはただの暴走じゃない……これは人為的に暴走させられてる。それに……」

 

アザゼルは窓のカーテンを開ける。

 

[アザゼル]

「俺達三大勢力を此処で潰そうとするテロリスト共がお出ましだぜ。」

 

窓から見えたのは、魔方陣から現れる無数の魔法使い達だった。

 

[アザゼル]

「禍の団(カオス・ブリゲード)……三大陣営の和平・協調路線をよく思わず、破壊と混乱を起こそうとするテロリスト集団だ。」

 

[一誠]

「はあ……また面倒事か……。仕方ない、行くとするか。」

 

[アザゼル]

「すまねえな赤龍帝。」

 

[一誠]

「これも運命なんだろうな。」

 

一誠はブーステッド・ギアを展開し、アザゼルは堕天使の羽を広げる。

 

[アザゼル]

「ヴァーリ、お前も外に出て奴らを蹴散らしてくれ。白龍皇であるお前が出れば、奴らは動揺するだろう。」

 

[ヴァ―リ]

「はいはい……禁手(バランス・ブレイク)。」

 

[アルビオン]

『Vanishing Dragon Balance Breaker!!!』

 

ヴァ―リは白い鎧、白龍皇の禁手である白龍皇の鎧(ディバイン・ディバイディング・スケイルメイル)を身に纏い外に飛び出していった。

 

[サーゼクス]

「さて、私たちも行こう。リアスはギャスパー君の救助を。」

 

[リアス]

「はい!!行くわよ二人とも!!」

 

リアスは木場とゼノヴィアを連れてギャスパーの救助へと向かった。

 

[一誠]

「ティア、アーシアを守ってくれ。」

 

[ティア]

「任せろ。」

 

[一誠]

「それじゃあ行くか。」

 

一誠は先に飛び出し、ティアはドラゴンの翼を出すとアーシアはしがみ付くようにして飛び出す。 

 

 

 

 

 

一誠達が飛び出すと、目の前に魔方陣が現れる。

 

[サーゼクス]

「あれは!!旧魔王の魔法陣……それもレヴィアタンの物!!」

 

[???]

「はじめまして、偽りの魔王……そして各勢力のトップの皆様。」

 

胸元を大胆に開け、ドレスを着た女性が見下す目でサーゼクス達を見る。

 

[サーゼクス]

「これはどういう事だ。旧魔王の血を引くもの、カテレア・レヴィアタン。」

 

[カテレア]

「サーゼクス、我々旧魔王派は禍の団へ参加を決めました。」

 

[サーゼクス]

「本気で言ってるのか、カテレア。」

 

[カテレア]

「そうですよ。」

 

[セラフォルー]

「カテレアちゃんどうして!!」

 

[カテレア]

「ぬけぬけとよくそんな台詞を吐けますねセラフォルー!!ですが今日此処であなたを殺して、再び魔王を名乗ります。そして全てを消し去り、新たな世界を創るために私は力を得ました。」

 

[アザゼル]

「力を手に入れたか、それはお前らのボスからか?」

 

[カテレア]

「ええ、そうですよ。」

 

[一誠]

「ボス?誰だ?」

 

[アザゼル]

「無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)オーフィスだ。」

 

[一誠]

「ウロボロス・ドラゴン……。」

 

オーフィス……神をも恐れたと言われている世界最強のドラゴンである。

 

[一誠]

(オーフィスと飛鳥だったらどっちの方が強いんだ?)

 

[ドライグ]

『間違いなく飛鳥の方が強いわ。』

 

[一誠]

(やっぱりか……敵じゃなくてよかったぜ……。)

 

[ドライグ]

『まったくだわ……。』

 

[アザゼル]

「赤龍帝、行けるか?」

 

[一誠]

「ああ、それと一誠でいい。」

 

[アザゼル]

「ならそう呼ばせてもらうぜ。それじゃあ……」

 

一誠はブーステッド・ギアを構え、アザゼルは金色の短剣のようなものを取り出す。

 

[カテレア]

「っ!?それは!?」

 

[アザゼル/一誠]

「「禁手化ッ!!」」

 

[ドライグ]

『Welsh Dragon Balance Breaker!!!』

 

アザゼルは金色の光に包まれ、一誠は赤い光に包まれる。光が晴れるとそこには赤い龍の鎧を纏った一誠と、金色の鎧を纏ったアザゼルがいた。

 

[アザゼル]

「『白い龍』と他のドラゴン系神器を研究して作り上げた俺の傑作"人工神器"だ。その名も『堕天龍の閃光槍』《ダウン・フォール・ドラゴン・スピア》』の擬似的な禁手『堕天龍の鎧』《ダウン・フォール・ドラゴン・アナザー・アーマー》だ。」

 

[一誠]

「すげえな。神器って作れる物なのか。」

 

[アザゼル]

「行くか、一誠。」

 

[一誠]

「ああ。」

 

[ドライグ]

『Boost!!』

 

アザゼルは光の槍を構え、一誠はドライグの力を使う。

 

シュンッ!!

 

[カテレア]

「なっ!?」

 

[一誠]

「はあ!!」

 

ドガァ!!

 

[カテレア]

「がっは!!」

 

[一誠]

「せやぁ!!」

 

ドガァ

 

カテレアに二回パンチを入れ、そのままアザゼルの方へ飛ばす。

 

[アザゼル]

「ほらよっ!!」

 

ザクッ!!

 

[カテレア]

「ああああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

アザゼルの槍でカテレアは左腕を切り落とされ悲鳴を上げる。そして直ぐに回復しようとするが……

 

[一誠]

「させると思うか?」

 

ドガァァァ!!

 

一誠が先回りし、カテレアを上に向けて殴り飛ばす。そして一誠はドライグの力を最大限溜め、アザゼルは光の槍をさらに大きくする。

 

[カテレア]

「私が!?真の魔王である私が!!人間と堕天使如きに!?」

 

[一誠]

「人間を……」

 

[アザゼル]

「堕天使を……」

 

[一誠/アザゼル]

「「舐めるなぁ!!」」

 

[ドライグ]

『Dragon Blaster!!』

 

[カテレア]

「いやああああああぁぁぁぁぁぁ!!」

 

カテレアは二人の攻撃で塵一つなく消された。

 

[アザゼル]

「ふう~終わったな。」

 

[一誠]

「そろそろ向こうも終わるな。」

 

向いた先にはサーゼクス達がおり、魔法使い達を次々と倒していた。

 

[一誠]

「俺たちも行くか。」

 

[アザゼル]

「そうだな。」

 

一誠とアザゼルは一緒に戻ろうとする。その瞬間……

 

ザクッ

 

[アザゼル]

「ぐぁっ!!」

 

[一誠]

「アザゼル!?」

 

突如アザゼルの右腕が切り落とされた。その切り落とした者は、

 

[ヴァ―リ]

「……。」

 

[一誠]

「ヴァ―リ……。」

 

白龍皇であるヴァ―リだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

腕を切り落とされたアザゼルは、魔法で止血し、ヴァ―リの方へ向く。

 

[アザゼル]

「ヴァ―リ、いつからだ……そっち側についたのは……。」

 

[ヴァ―リ]

「……コカビエルの件の時よ……。」

 

するとヴァ―リは一誠に手を差し伸べる。

 

[ヴァ―リ]

「兵藤一誠……私と来て。」

 

一誠は一度禁手を解除して地面に立つ。それを見たヴァ―リも禁手を解除して地面に立つ。

 

[一誠]

「ヴァ―リ、お前がそっちに入る理由は何だ?」

 

[ヴァ―リ]

「別に入るわけじゃない……私は強い奴と戦えればそれでいいだけ……。」

 

[アザゼル]

「ヴァーリ、俺はお前に『強くなれ』って言ったが『世界を滅ぼす要因だけは作るな』とも言ったはずだ。」

 

[ヴァ―リ]

「関係ない。私は戦えればそれでいいの。」

 

[アザゼル]

「そうかよ……。」

 

[ヴァ―リ]

「私の本名は、ヴァ―リ・ルシファー。」

 

[一誠]

「何……?」

 

[ヴァ―リ]

「死んだ先代魔王ルシファーの血を引く者なの。けど、私は父と人間の母との間で生まれた混血児━━━ディバイン・ディバイディングは半分人間だったから手に入れられたの。ルシファーの真の血縁者でもあり、白龍皇である私が誕生した。」

 

ヴァーリは背中から光の翼と共に悪魔の翼を表した。

 

[リアス]

「嘘よ……。」

 

[ヴァ―リ]

「事実よ。それで兵藤一誠、答えは?」

 

[一誠]

「……1つ言っておく。」

 

一誠はヴァ―リに近づきながら言う。

 

[一誠]

「強さの基準は人それぞれだ。」

 

[一誠]

「ヴァ―リの言ってる強さってのは、結果的に自分の首を絞めようとしてるだけだ。それに……」

 

一誠は一度止まり、構える。

 

[一誠]

「俺もお前も弱者だッ!!」

 

ヴァ―リも構える。

 

[ヴァ―リ]

「なら、赤と白の勝負でつけましょう。私が勝ったら一緒に来てもらうから。」

 

[一誠]

「あぁいいぜ。かかってこい!!」

 

[一誠/ヴァ―リ]

「「禁手化ッ!!」」

 

[ドライグ]

『Welsh Dragon Balance Breaker!!!』

 

[アルビオン]

『Vanishing Dragon Balance Breaker!!!』

 

永遠のライバル、二天龍の戦いが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

[一誠]

「はあ!!」

 

ドガァ!!

 

[ヴァ―リ]

「ぐっ……せや!!」

 

ドゴォ!!

 

お互い一歩も引かずに真正面から殴り合っていた。

 

[一誠]

「ドラゴンショット!!」

 

[ヴァ―リ]

「はあ!!」

 

一誠のドラゴンショットと、ヴァ―リの魔力弾がぶつかり弾ける。眩い光が発生し、その隙をついてヴァ―リを蹴りつける。

 

[一誠]

「オラァ!!」

 

[ヴァ―リ]

「まだよ!!」

 

[アルビオン]

『Divide!!!』

 

アルビオンの力を使い、一誠の力を半減させカウンターを合わせる。

 

[一誠]

「ぐっ……。」

 

[ドライグ]

『Boost!!!』

 

[一誠]

「あれがディバイン・ディバイディングの力か。」

 

[ヴァ―リ]

「流石ね、人間の身でありながら魔王の血が流れている私と此処まで戦えるなんて。」

 

[一誠]

「そりゃどうも。」

 

一誠は胸の前に両手で何かを溜める仕草をする。

 

[一誠]

「ドライグ、魔力を全て腕に通してくれ。」

 

[ドライグ]

『わかったわ。』

 

するとその空間に赤い球体が出現する。その球体は形は変わらないものの、魔力濃度はどんどん上がっていく。ある程度溜めるとそれをヴァ―リ目掛けて放つ。

 

[一誠]

「ドラゴンキャノン!!」

 

ドガァァァァァンッ!!

 

[ヴァ―リ]

「ああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

[一誠]

「ついでに俺の力を譲渡してやるよ!!」

 

[ドライグ]

『Transfer!!!』

 

追い打ちをかけるようにヴァ―リに譲渡する。いくら半減の力があっても、それを超える勢いで倍化されたら必ず追いつかなくなる。案の定光の翼がハチャメチャな光を発する。ある程度譲渡すると、一誠はヴァ―リを地面目掛けて蹴りつける。そしてヴァ―リの鎧は破壊され、一誠も地面に着くと禁手を解除する。

 

[一誠]

「どうだ……?」

 

[ドライグ]

『かなりダメージは与えたはずだわ……。』

 

やがて煙が晴れ、そこにはヴァ―リがボロボロの状態で立っていた。

 

[ヴァ―リ]

「どうして……。」

 

[一誠]

「ん?」

 

[ヴァ―リ]

「どうしてそんなに強いの……。」

 

その声は震えており、涙を流していた。

 

[一誠]

「どうして泣いてるんだ?」

 

[ヴァ―リ]

「私は……認めてもらいたかった……。」

 

[一誠]

「……。」

 

[ヴァ―リ]

「私は普通に過ごしていたのに……みんな私を"化け物"だと……誰も私自身を見てくれなかった!!」

 

[ヴァ―リ]

「だから強くなる事を決意した!!白龍皇じゃなく私自身を見てもらうために!!」

 

[ヴァ―リ]

「なのに……どうして貴方とこんなに違うの……。」

 

ヴァ―リは膝を着きながら一誠の服を掴んで聞いてくる。

 

[一誠]

「……ヴァ―リの求める強さってのは、結局は使い方次第で変わる。」

 

[一誠]

「ヴァ―リ、今のまま進むとどうなるか教えてやろうか?」

 

[一誠]

「……"孤独"だ。」

 

[ヴァ―リ]

「っ……。」

 

[一誠]

「ヴァ―リは、何のために戦う?」

 

[ヴァ―リ]

「私は……強さを求める為に。」

 

[一誠]

「俺は……守るためだ。」

 

[ヴァ―リ]

「守る為……?」

 

[一誠]

「ああ。自分が大切だと思う人を守るためだ。別にヴァ―リの求める物が間違ってるわけじゃないが、道を外す可能性は極端に高い。それに、」

 

[一誠]

「俺自身だって弱いからな……。」

 

一誠は左腕ヴァ―リに見せ力を入れると、赤い炎に包まれる。その炎が晴れると、一誠の腕は異質の姿となっていた。その姿はまるで龍の腕のようだった。

 

[ヴァ―リ]

「その腕は……。」

 

[一誠]

「……代償って言えばいいのかな、俺がヴァ―リと同じで、強さだけを求めてた時にドライグに捧げたものだ。」

 

[ヴァ―リ]

「今の私は……この時の一誠ってこと?」

 

[一誠]

「そんなとこだ。俺はこの時、強さの先を考えた。強いだけだったら誰だってなれる。だったらそれを利用すればいいって思って、今に至るってわけだ。」

 

[ヴァーリ]

「強さを利用……。」

 

[一誠]

「それに、お前はもう孤独じゃないぞ?」

 

[ヴァーリ]

「え?」

 

指でチョイチョイっとやり、ヴァーリを振り向かせる。そこに居たのは、2人の青年と1人の美少女、そして美女だった。

 

[ヴァーリ]

「どうして……?」

 

[美候]

「俺っちはお前さんについて行くぜぇ?美少女だしな!!」

 

[アーサー]

「そうですよヴァーリ。」

 

[ルフェイ]

「ヴァーリ様!私は怖くないですよ!!ヴァーリ様は綺麗でカッコイイですから!!」

 

[黒歌]

「そうにゃヴァーリ!!」

 

それぞれ順番に言う。それを聞いた一誠はヴァーリに言う。

 

[一誠]

「いい仲間を持ってるじゃん。それで、ヴァーリは何の為に戦う?」

 

[ヴァーリ]

「私は……」

 

ヴァーリは立ち上がり、決意を口にする。

 

[ヴァーリ]

「私は、仲間の為に戦う!!」

 

[一誠]

「仲間の為か……いいじゃねえか。それだったら、本当の意味での強さを手に入れられるかもな。」

 

[ヴァーリ]

「ありがとう……兵藤一誠……。」

 

[一誠]

「一誠かイッセーでいいぜ。」

 

[ヴァーリ]

「そう……ありがとうイッセー!!」

 

ヴァーリは嬉し涙を流し、一誠がヴァーリの頭を撫でる。

 

[一誠]

「所でヴァーリ、禍の団からは抜けるのか?」

 

[ヴァーリ]

「ええ。もう興味無いし、今はやりたい事があるからね。」

 

[一誠]

「そうか。」

 

トコ……トコ……トコ……トコ……。

 

[一誠]

「ん?」

 

足音が聞こえる。その出処は門の方だった。

 

[飛鳥]

「ふう〜わざわざ遠出する事になるなんてな〜。」

 

[一誠]

「飛鳥?何でこんな所に。」

 

そこに居たのは買い物袋を提げ、門の前を通り過ぎようとした飛鳥だった。

 

[ヴァーリ]

「飛鳥?誰それ。」

 

[一誠]

「あの一見女性にしか見えない男だ。飛鳥ー!!」

 

[飛鳥]

「ん?あ、一誠じゃん。それに知らねえ奴もいるな。」

 

飛鳥は一誠に声を掛けられ、そのままみんなの方へ歩いていく。

 

[飛鳥]

「何してんだお前ら。」

 

[一誠]

「まあ色々とな。平和に過ごす為に会議したり、納得させるためにドンパチしたりとかだな。」

 

[飛鳥]

「へー。三大勢力のトップが揃ってるなんて、絶対なんか攻撃くらっただろ。」

 

[一誠]

「ご名答。」

 

[飛鳥]

「で、そこの銀髪美女は一誠の彼女か?」

 

[ヴァーリ]

「か、彼女!?」

 

[一誠]

「"まだ"彼女じゃないぞ。」

 

[飛鳥]

「まだ、ね〜。赤と白の共存とは、平和になったものだな。」

 

[一誠]

「それだけ平和を望んでるって事さ。」

 

[飛鳥]

「フッ……そうか。んじゃ、帰らせてもらうぜ〜。」

 

飛鳥はそういった再び帰路についた。

 

[ヴァーリ]

「イッセー、今の人は?」

 

[一誠]

「瀬笈飛鳥。俺が目指すべき目標だ。」

 

一誠は飛鳥がいた場所を見ながらそう答える。

 

 

 

 

 

 

━━一誠宅━━

 

あの後、それぞれ自宅へ帰った。ヴァーリ達は渦の団を抜けたこともあるが、ヴァーリが一誠の家に住みたいという事で一誠の家で過ごしている。学校は修復の為休校である。

 

[一誠]

「ん……んん?」

 

朝、一誠は目覚め、身体を起こそうとすると、妙に重く感じる。布団を恐る恐る捲ると、

 

[ヴァーリ]

「すぅ……すぅ……。」

 

全裸姿のヴァーリが、一誠の上で寝ていた。それには訳がある。それは飛鳥と別れ、それぞれが帰宅する時に起きた。ヴァーリから告白されたのだ。突然の事で頭が混乱していたが、一誠もヴァーリの事は嫌いではなく、寧ろ一目惚れをしていた為、OKの返事をした。その時、『不束者ですが、よろしくお願いします。』っと言ってきた時は本当に焦った。

 

[一誠]

(いかん……流石にこれ以上は……。)

 

何がって?勿論理性さ✩考えてみ?美女が裸で上に乗って寝てるんだよ?キツくね?だがここで襲うのは違う。一誠はヴァーリを起こすという選択肢を選んだ。

 

[一誠]

「ヴァーリ、起きろ。朝だぞ。」

 

[ヴァーリ]

「んんん?」

 

[一誠]

(可愛い。)

 

ヴァーリは身体を起こす。だがそれが問題だった。

 

[一誠]

「あ……。」( ̄ ‘i  ̄*)

 

気づいた時にはもう遅い。目の前には銀髪美女、そして裸。大きいとも小さいとも言えない絶妙なバランスの胸、そしてモデルにも劣らないくびれ、透き通るような白い肌。全てが顕になり、一誠はそれを直視してしまった為鼻血をだす。

 

[ヴァーリ]

「おはようイッセー……。」

 

[一誠]

「お、おはよう……あの、その……///」

 

[ヴァーリ]

「んん?どうしたのイッセー。」

 

[一誠]

「服……///」

 

ヴァーリは一誠にそう言われ自分の服装を見る。上どころか下も履いていないので困る。そうこうしてるうちに、ヴァーリの顔が赤くなっていく。

 

[ヴァーリ]

「えと……その……///」

 

[ヴァーリ]

「……触って見る?///」

 

違う、そうじゃない。

 

[一誠]

「……。」ゴクリ

 

[ヴァーリ]

(フフ♥可愛い♥♥もう少し……///)

 

[一誠]

(な、何で迫ってくるんだ!?///やめろぉ!!///)

 

ガチャ

 

[アーシア]

「イッセーさんヴァーリさん、朝食出来まし……た……。」

 

[一誠/ヴァーリ]

「「あ……。」」

 

[アーシア]

「……。」ウルウル

 

[一誠]

「ま、待てアーシア違うんだ!!」

 

[ヴァーリ]

「あらぁ?何が違うのかしら?昨日は私をメチャクチャにしたのに?」

 

[一誠]

「これ以上話をややこしくするな!!あとお前は服を着ろ!!///」

 

[アーシア]

「……です。」

 

[一誠]

「え?」

 

[アーシア]

「ずるいです!!」

 

違う、そうじゃない。

 

[アーシア]

「私もイッセーさんにメチャクチャにされたいです!!」

 

[一誠]

「うんそれ大声で言う事じゃないからね?あと俺メチャクチャにしてないから!!」

 

[アーシア]

「え、そうなんですか?」

 

[一誠]

「そうだよ!!」

 

[アーシア]

「何だ、良かったです。朝食出来てますから、早く降りてきてくださいね。」

 

そう言ってトコトコと降りて行った。

 

[一誠]

「はあ……疲れた。行くぞヴァーリ。」

 

[ヴァーリ]

「ねえ一誠……。」

 

[一誠]

「何だ?」

 

[ヴァーリ]

「目覚めのキスは?」

 

[一誠]

「……は?」

 

[ヴァーリ]

「ん。」

 

ヴァーリは目を閉じて待機している。

 

[一誠]

(これくらいなら良いか。)

 

チュッ

 

[一誠]

「したぞ。それじゃあ下行くか。」

 

[ヴァーリ]

「そうね。」

 

ヴァーリに服を着させ、下へ降りる。下に降りると、美候、アーサー、ルフェイ、黒歌、ティア、アーシアが椅子に座っていた。一誠達は挨拶を済ますと、同じく椅子に座り、全員で朝食を摂り始める

 

全員禍の団が抜け、今は一誠の家で仮の家族として住んでいる。

 

[一誠]

「学校休みだし、バイトも休みだし、どうするか……。」

 

[美候]

「俺っちはゲームやらしてもらうぜ。」

 

[アーサー]

「私は買い物行こうと思ってます。」

 

[ルフェイ]

「お兄様、私も行きます!!」

 

[黒歌]

「私は少し散歩にでも行こうかにゃ〜。」

 

[一誠]

「んー俺どうっすっかなー……ま、なるようになるだろ。」

 

一誠の家族は、今日も平和に過ごしますとさ。

 

 




皆さんこんにちは作者です。今回かなり飛ばしました。じゃないと書く気が無くなる。あとR18の方ですが、次書くのはオリ主の生活含めて書こうかなと思ってます。

ガブリエルのR18

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