神竜と赤龍帝   作:神領千鶴

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皆さんこんにちは作者です。もうね、リアルが忙しくて書く暇がない。あ、でも失踪はしないと思うから安心してくだしあ。


第5話

[一誠]

「冥界への招待?」

 

一誠は朝から困っていた。今日は学校は休みなので、特にやることもなくダラダラしていたら突然サーゼクスに言われたのだ。

 

[サーゼクス]

「実は他の魔王たちが一誠君の力を見たいと言い出してね。是非君に来てほしいんだ。」

 

[一誠]

「俺は……まあいいけど……。」

 

そう言って一誠はヴァ―リの方を見る。そう、ヴァ―リたちは元は旧魔王派の方にいたのでどうするか迷っていた。

 

[サーゼクス]

「安心してくれ。既に彼女たちについての説明は済ましてある。ただ向こうに行ってもし彼女たちを配下に入れようとする輩がいたら報告してくれ。」

 

[一誠]

「殺すのは?」

 

[サーゼクス]

「できれば控えてほしい。」

 

[一誠]

「どうするヴァ―リ?」

 

[ヴァ―リ]

「私はいいよ。」

 

[一誠]

「だ、そうだ。」

 

[サーゼクス]

「ありがとう一誠君。あと飛鳥君だったかな?その子も連れてくることも可能かな?」

 

[一誠]

「後で聞いておく。誰に伝えればいい?」

 

[サーゼクス]

「そうだね……グレイフィア。」

 

サーゼクスがそう言うと、魔方陣が出現しそこからメイド姿の人が現れた。

 

[グレイフィア]

「お呼びでしょうか。」

 

[サーゼクス]

「うん。君には通達係をしてほしい。」

 

[グレイフィア]

「分かりました。」

 

[サーゼクス]

「頼んだよ。一誠君、グレイフィアは呼んだら来ると思うから。それじゃあ。」

 

そしてサーゼクスとグレイフィアは去っていった。

 

[一誠]

「どうするヴァ―リ、今から俺は飛鳥の所に行くけど来るか。」

 

[ヴァ―リ]

「勿論行くよ。何せ私は一誠の彼女だしね♪」

 

[一誠]

(可愛い。)

 

[一誠]

「そ、それじゃあ行くか。」

 

そのまま二人は玄関を出て、飛鳥の家へ向かう。と言ってもあまり遠くはないのですぐ着く。

 

 

 

 

 

━━飛鳥宅━━

 

[一誠]

「ここだ。」

 

[ヴァ―リ]

「ここが……。」

 

ピンポーン

 

ガチャ

 

[飛鳥]

「どちら様ですか……ってお前らか。上がれ。」

 

[一誠]

「邪魔する。」

 

[ヴァ―リ]

「お、お邪魔します。」

 

飛鳥は二人を家に入れリビングへ案内する。

 

[飛鳥]

「で、何かあったのか?」

 

[一誠]

「実は魔王達に冥界に招待された。それでサーゼクスが是非飛鳥に参加して欲しいだと。」

 

[飛鳥]

「冥界ね〜どうすっかな〜……まあ行くだけ行ってみるか。実際どんな所か気になってるし。」

 

[一誠]

「そうか。グレイフィアさん。」

 

するとテーブルの横に魔法陣が出現し、グレイフィアが現れる。

 

[グレイフィア]

「お呼びでしょうか?」

 

[一誠]

「今飛鳥と話し合って行くことになりました。」

 

[グレイフィア]

「そうですか、では私は伝えてきます。」

 

そう言うと直ぐに消えていった。

 

[一誠]

「でな飛鳥、1つ頼みがあるんだ。」

x

 

[飛鳥]

「何だ?」

 

[一誠]

「ヴァーリを守って欲しいんだ。」

 

[ヴァーリ]

「どういう事かしら?」

 

[一誠]

「考えても見ろ。つい最近現魔王と旧魔王が敵対した。それでヴァーリは元々旧魔王に属してた。だけど今抜けている。」

 

[飛鳥]

「成程。つまりはヴァーリを旧魔王派に連れ戻すって事だな。確かにそれだと辻褄が合う。」

 

[一誠]

「頼めるか?」

 

[飛鳥]

「ああいいぜ。俺としてもお前らがイチャイチャするのは結構好きだからな。それに少し聞きたいことがあるからな。」

 

[ヴァーリ]

「聞きたいこと?」

 

[飛鳥]

「『悪魔の駒』についてだ。調べてみたいただのパチモンだし、他人の意志関係なく種族を変えるってのは少し気になるからな。」

 

[一誠]

「そう言えばあの赤髪とか強制的にしてきそうだな。」

 

[飛鳥]

「ま、俺からしたらあんなのただの駒だからな。逆に俺が新しい駒作っちゃうよ。」

 

[一誠]

「そんな簡単に出来るもんなのか?」

 

[飛鳥]

「前に仕組みも見たし、極端に言えば種族を変えるだけだ。思いのほか簡単に出来るぞ。何なら今試作品ある。」

 

パチンッ!!

 

指を鳴らすと2人の前に駒が現れる。

 

[一誠]

「これがそうなのか?」

 

[飛鳥]

「名前は『龍神の駒』。と言っても試作だけどな。使ってみるか?」

 

[一誠]

「本当に大丈夫か?」

 

[飛鳥]

「安心しろ。命は保証してやる。」

 

[一誠]

「……分かった。」

 

一誠は駒を手に取り、自分の胸の前に持っていく。するとその駒は体の中に吸い込まれるように入っていく。

 

[ヴァーリ]

「どう?」

 

[一誠]

「今の所は大丈夫だ。」

 

[飛鳥]

「じゃあ次、その駒を取り出すイメージをしてくれ。」

 

[一誠]

「……信じるぞ。」

 

[飛鳥]

「任せろ。」

 

今度は目を閉じてイメージをする。今度は体からさっき入れた駒が現れた。

 

[飛鳥]

「実験成功っと。よしんじゃ戻してくれ。」

 

[一誠]

「分かった。」

 

[ヴァーリ]

「あの飛鳥さん、私も種族変えることって出来ますか?」

 

[飛鳥]

「出来るぞ。だけど、それをすると悪魔としての生活が出来なくなるぞ?」

 

[ヴァーリ]

「いいんです。私はイッセーと一緒にいたいので。」

 

[一誠]

「ヴァーリ……。」

 

[飛鳥]

「本人が良いならいいんじゃね?」

 

その言葉を聞くと、ヴァーリは駒を自分の体に入れる。

 

[飛鳥]

「ああそう、俺が作った駒だからって別に俺はグループとか作る訳じゃないからな?」

 

[一誠]

「そうなのか?」

 

[飛鳥]

「正直なこと言うと俺は平和に過ごせればいいからな。」

 

[一誠]

「まあもし作る事になったら入れさせてくれ。」

 

[飛鳥]

「あいよ〜。んじゃ、詳しい日程来たら教えてくれ。」

 

[一誠]

「おう。」

 

一誠とヴァーリは立ち上がり、玄関を出て家へ向かう。

 

[一誠]

「とりあえず、これで一安心だな。」

 

[ヴァーリ]

「ありがとうねイッセー。」

 

[一誠]

「当然の事をしただけだ。それにしても、龍神の駒か……。」

 

[ヴァーリ]

「私は元々人間と悪魔のハーフ、それを変えるなんてね……。」

 

[一誠]

「流石神と言うべきか……同じ学校に通ってる奴とは思えねえ。」

 

[ヴァーリ]

「そうね。」

 

 

 

 

 

 

 

━━次の日━━

 

[一誠]

「飛鳥、日程が決まったぞ。」

 

[飛鳥]

「お?早いな。何時だ?」

 

[一誠]

「今から。」

 

[飛鳥]

「……は?」

 

[一誠]

「まあそうなるだろうな。俺も伝えられたのついさっきだし。」

 

[飛鳥]

「はあ……まあいいか。んじゃ行くか。」

 

そう言って飛鳥と一誠は集合場所である駅へ向かう。どうやらその駅には悪魔専用のホームがあるらしい。

 

その駅に着くと、既に俺達以外に冥界に行く人が集まっていた。その中にはリアス·グレモリーとその眷属もいた。まあサーゼクスの妹だし行くのは当然か。ただ何でか知らないがリアス·グレモリーはこっちを視認すると少し睨んできていた(主に一誠に向けて)。

 

 

※移動中は割愛

 

 

 

━━冥界━━

 

[アザゼル]

「んじゃみんなはここで降りるが、お前さんだけはそのまま残ってくれ。」

 

[飛鳥]

「何でだ?」

 

[アザゼル]

「お前さんは神だからな。ちゃんとした手続きをしねえと行けねんだ。」

 

[飛鳥]

「ああ成程な。了解した。」

 

一誠とアザゼル以外は駅で降り、残りはその手続きへ行く。因みにタメ口なのは許可した。

 

 

 

━━アザゼルside━━

 

今日俺達は冥界へ向かうことになってた。理由としては魔王達がレーティングゲームを見たいらしい。それよりも気になっていることがあった。

 

[飛鳥]

「え〜と年齢……とりあえず一誠と同じでいいか。」

 

ソイツは今目の前で手続きをしている男、瀬笈飛鳥だ。まだちゃんと話したことないから分からんが、二天龍が言うにはこの世で勝てるやつはいないらしい。つまりグレートレッドとかオーフィスより強い事になる。最初俺は信じられなかった。だから今日直接話してみた。今の所何か恐ろしい事は起きてなくて安心だ。なんなら思ってたよりフレンドリーな奴で安心した。

 

[飛鳥]

「書き終わったのでどうぞ。」

 

[役員悪魔]

「ありがとうございます。こちらが証明書です。」

 

飛鳥はそれを受け取るとポケットに入れる。

 

[飛鳥]

「アザゼル終わったぞ~。」

 

[アザゼル]

「終わったか。それだったら一緒に来てくれ、専用の通路があるからな。」

 

今日そういえば飛鳥もレーティングゲームに参加するんだったな。言っちゃ悪いがお手並み拝見だな。

 

 

 

 

━━アザゼルside End━━

 

アザゼルに言われとある通路を少し歩いた。出口に出ると目の前にかなりデカい屋敷があった。

 

トントン

 

[アザゼル]

「サーゼクス、俺だ。」

 

[飛鳥]

(前の世界じゃオレオレ詐欺って疑われそうだな。)

 

ガチャ

 

[サーゼクス]

「やあアザゼル。初めまして瀬笈飛鳥様、私の名前はサーゼクス・ルシファー。魔王をやっている。」

 

[飛鳥]

「ああ別に様付けじゃなくていいぞ。普通にしてくれ。まあよろしく。」

 

[サーゼクス]

「そうかい?ならそうしよう。では案内しようか。」

 

飛鳥とアザゼルはサーゼクスに家を案内される。

 

 

━━屋敷内━━

 

まず一言、無駄にデカい。

 

もう一度言う、無駄にデカい。俺も前世こんだけ広い家住めたらよかったな~。あ、でも掃除面倒くさくなるから普通のでいいや。

 

[サーゼクス]

「既にもう皆食事を始めている。飛鳥君も席に着いたら存分に食べてくれ。」

 

[飛鳥]

「助かる、ここ最近飯食ってないからな。」

 

早速宴会?場に入ると、そこにはたくさんの人?と料理があった。

 

[一誠]

「お、ようやく来たか飛鳥。」

 

[飛鳥]

「よぉ。あ、みなさん初めまして。兵藤一誠の友達の瀬笈飛鳥です。」

 

[ジオ]

「サーゼクスから聞いているよ。私はリアスとサーゼクスの父親のジオティクス・グレモリーだ。」

 

[ヴェネラナ]

「その妻のヴェネラナ・グレモリーです。」

 

[飛鳥]

「今日はお誘いありがとうございます。」

 

その後は全員で会話しながらご飯を食べていった。その時に明日以降の予定について説明され、みんなと話し合った。

 

━━寝室━━

 

[飛鳥]

「なんか俺だけ1人部屋なのか……嬉しいような悲しいような……。」

 

そう、飛鳥だけ1人部屋である。だがこれは嫌がらせなどではなく、ただのVIP待遇なのである。立場で言えば飛鳥の方が上なのでそこを考慮した結果なのだろう。

 

[飛鳥]

「ミラ達何してるかな〜……そろそろ親離れしたかな。」

 

[飛鳥]

(ミラ達に会いたい……。)

 

もはや禁断症状レベルまでになっている。

 

にゃー

 

[飛鳥]

「ん?」

 

扉の方から猫の声が聞こえ、振り向くとそこに居たのは黄色の瞳を持った黒猫だった。

 

[飛鳥]

「猫か。おいで~。」

 

ポンポンと太腿を叩く。猫は理解したのか歩いてきたその上に乗った。

 

[飛鳥]

「……。」

 

飛鳥はその猫を見つめ、少しすると撫で始める。すると黒猫は気持ちよさそうな目をする。

 

[飛鳥]

(可愛いな……あ、眠くなってきた。)

 

バタッ

 

[飛鳥]

「Zzz……。」

 

[黒猫]

「……。」

 

黒猫はその姿をじっと見つめて、直ぐに眠りについた。

 

 

 

━━次の日━━

 

[飛鳥]

「Zzz……。」

 

ムニュ

 

[???]

「にゃあ……///」

 

[飛鳥]

「んん……?」

 

ムニュムニュ

 

[???]

「だ、ダメにゃぁ〜……///」

 

[飛鳥]

「……は?」

 

[???]

「おはようにゃ///」

 

[飛鳥]

「お、おはよう……で、誰ですか?」

 

[黒歌]

「搭城黒歌にゃ。よろしくにゃ飛鳥。」

 

[飛鳥]

「よろしく。ん?てことはあの時の黒猫って……」

 

[黒歌]

「私にゃ。」

 

[飛鳥]

「Oh……That's good.」

 

[黒歌]

「それで、私の胸を揉んだ感想は?」

 

[飛鳥]

「非常に柔らかかったです。」

 

[黒歌]

「そ、そうかにゃ……って違うニャ!!もっと焦るような感じが欲しかったニャ!!」

 

[飛鳥]

「事実を言って何が悪い。男の好きな物って言ったら女のおっぱいだろ。俺の予想だと、揉んだ感じバスト98位だろ。」

 

[黒歌]

「デリカシーなさすぎニャ。」

 

[飛鳥]

「そんな着物はだけさせて布団入ってくる奴に言われるなんてな。てかお前さっき『私の胸を揉んだ感想は?』って言ったやん。」

 

[黒歌]

「そ、そうだけど……でも見たのかニャ!?」

 

[飛鳥]

「……まあ少し。」

 

[黒歌]

「せ、責任取ってもらうニャ!///」

 

[飛鳥]

「……仕方ないか。」

 

[黒歌]

「そ、そうニャ!仕方ないニャ!」

 

[飛鳥]

「はいはい、なら早く着物直せ。さっきからブルンブルン揺れて少し見えてる。てか下着履けよ。俺の股間が爆発しちゃうから。」

 

[黒歌]

「い、言われなくてもするニャ!!///」

 

そう焦りながらも着物を直す黒歌。それを見ていた飛鳥は少し疑問に思う事があった。

 

[飛鳥]

(今の感じ……多分仙術ってやつで着物を直したのか?だったら黒歌は猫又でも特殊な部類の猫趙か。だが何故だ、こいつから悪魔の気配もする。もしかしてあのゴミ(悪魔の駒)でそうなったのか?)

 

飛鳥は黒歌について少し考察していた。そう考えてるうちに黒歌のやることが終わった。

 

[黒歌]

「もう大丈夫にゃ。」

 

[飛鳥]

「あいよ~。で、なんで黒歌はここに来たんだ?」

 

[黒歌]

「どういう事にゃ?」

 

[飛鳥]

「いくら何でも不自然すぎる。一緒に寝たいなら飯食い終わってから言ってくれればよかったのに言わなかった。あとはそうだな……」

 

[飛鳥]

「お前が猫又でも特殊な猫趙であり、悪魔の駒で悪魔に種族を変えられてるからかな。」

 

[黒歌]

「……やっぱりヴァ―リの言ってた通りにゃ。」

 

[黒歌]

「飛鳥の言ってる通りにゃ。私は転生悪魔にゃ。」

 

[黒歌]

「それで飛鳥にお願いがあるのにゃ。」

 

すると黒歌は目の前で土下座をして言う。

 

[黒歌]

「私も転生悪魔から戻してほしいにゃ。」

 

[飛鳥]

「ああ成程。言っておくけど、ヴァ―リは悪魔じゃなくて龍人だからな?」

 

[黒歌]

「龍人?」

 

[飛鳥]

「そう。俺が最近作った悪魔の駒の上位互換だ。と言ってもまだ試作品だがな。一応実験して取り出すことも可能にしてある。」

 

[黒歌]

「ほ、本当かにゃ!?」

 

[飛鳥]

「ああ。一誠とヴァ―リに試してもらって確認済みだ。」

 

[黒歌]

「それならお願いするにゃ!!」

 

[飛鳥]

「お、おう分かった。」

 

飛鳥は空間に裂け目を入れ、そこから龍神の駒を取り出す。そしてそれを黒歌に渡すと直ぐに体の中に入れる。

 

[黒歌]

「これで……悪魔から逃れられる……。」

 

[飛鳥]

「気になってたんだが、なんで転生したかったんだ?」

 

[黒歌]

「……私は元の主を殺してはぐれ悪魔になったのにゃ。」

 

[飛鳥]

「ほほう。」

 

[黒歌]

「でもあいつらは白音を利用しようとしてたにゃ!!まだ小さかった白音は仙術なんて使ったら間違いなく暴走するにゃ。」

 

[飛鳥]

「成程な。それで主を殺したと。」

 

[黒歌]

「それで白音を助けれたけど、あの時から仙術に対して恐怖を抱くようになったにゃ。」

 

[飛鳥]

「なんで?」

 

[黒歌]

「私が主を殺した時、仙術が暴走したように見せたからにゃ。」

 

[飛鳥]

「成程。で、お前はどうしたい?」

 

[黒歌]

「どうしたい?」

 

[飛鳥]

「このまま真実を伝えず中途半端に終わらせるか、その白音?とか言うやつに真実を話して、本当の仙術の使い方を教えるか。好きな方を選べ。」

 

[黒歌]

「……それは当然話したいにゃ!!でも……。」

 

[飛鳥]

「はぁ……それは俺が準備してやる。その代わり少し手伝え。」

 

[黒歌]

「何をするのにゃ……。」

 

[飛鳥]

「お前の記憶を共有するぞ。」

 

[黒歌]

「記憶を……共有?」

 

[飛鳥]

「まあ任せておけ。」

 

飛鳥は2本の指に微量の魔力を集中させ、黒歌の額に当てる。5秒程経つと指を離す。

 

[飛鳥]

「これで大丈夫だ。後は白音って奴をどうやって呼ぶかだな。」

 

[黒歌]

「今は搭城小猫って名前にゃ。一緒に冥界に来てるにゃ。」

 

[飛鳥]

「ああ、あの子か。今日は確か……修行とかレーティングゲームとかだっけ。だったら早めに呼んでおくか。」

 

[黒歌]

「……本当に信じていいのかにゃ?」

 

[飛鳥]

「任せろ。何なら今から行くから着いてこい。」

 

[黒歌]

「……分かったにゃ。」

 

黒歌は疑いながらも信じることにした。そして飛鳥は小猫の所へ向かい、黒歌は遠くからそれを見ることにした。

 

 

 

━━搭城子猫の部屋━━

 

コンコン

 

[小猫]

「はい、どちら様ですか。」

 

[飛鳥]

「あー瀬笈飛鳥だ。少し話があるんだがいいか?」

 

[小猫]

「わかりました。」

 

ガチャ

 

[小猫]

(この匂い……。)

 

[飛鳥]

「(多分気づいたな。)中に入る訳じゃないからこのままでいいか?」

 

[小猫]

「はい……。」

 

[飛鳥]

「んじゃ単刀直入に聞く。仙術は怖いか?」

 

[小猫]

「……怖いです。姉様でさえ暴走したので。」

 

[飛鳥]

「そうか。んでその姉の事はどう思ってる。」

 

[小猫]

「……正直に言うと、あの時は暴走してなかったと思ってるんです。」

 

[飛鳥]

「その根拠は。」

 

[小猫]

「姉様は……仙術に関してはトップレベルでした。なので暴走する訳ないと思いました。」

 

[飛鳥]

「成程……合格だな。」

 

[小猫]

「……どういう事ですか?」

 

[飛鳥]

「そんな君にはプレゼントをあげよう。」

 

飛鳥は黒歌にやった事を、今度は小猫にやる。

 

 

 

━━搭城小猫side━━

 

……私は黒歌姉様の事を誤解していた。私は、黒歌姉様が仙術が制御出来ずに暴走して主を殺したと聞いていた。正直、これを聞いた時信じられなかった。黒歌姉様は私が1番目標にしていた人だった。だからそんな人が制御出来ないなんて有り得ないと思った。だけど主を殺したのは事実だった。その日から黒歌姉様は、はぐれ悪魔になってしまった。

 

 

それからしばらく経って、私は名乗っていた搭城白音から搭城小猫と名乗るようになった。仙術もある程度使えるようになったが完全ではない。私は怖かった。黒歌姉様でさえ制御出来なかったのに、私に扱えるのか。だから良くて数パーセントしか使わなかった。私に、仙術をちゃんと使える日は来るのだろうか……。

 

そして今、私は瀬笈飛鳥という人物に全てを見せてもらった。黒歌姉様は暴走なんてしていなかった。そういう風に見せていただけだった。ちゃんと制御出来ていた。少しでも疑ってた私が馬鹿だった。会ったら謝らないと。許して貰わなくてもいい、ただ一言だけでいい、ありがとうを伝えたい。

 

[飛鳥]

「んじゃ、あとは2人で話してくれ。」

 

[小猫]

「2人……?」

 

そう言うと、瀬笈先輩の後ろからある人物が現れた。

 

[黒歌]

「白音……。」

 

[小猫]

「黒歌姉様……。」

 

私が好きな血の繋がった姉、黒歌姉様だった。

 

 

━━搭城小猫side end━━

 

[飛鳥]

「ちゃんと話し合えよ。」小声

 

[黒歌]

「……ありがとうにゃ。」小声

 

飛鳥はそう言いその場を離れる。

 

[飛鳥]

「最後の仕上げと行くか。」

 

飛鳥の最後の仕上げ、それは黒歌のはぐれ悪魔認定の解除。基本的にはぐれ悪魔認定の解除は出来ないのだが、今回の件に関しては9割方元主が悪いので解除ができるかもしれない。そうと決まれば早速向かおうとする。だがその必要はなかった。

 

[サーゼクス]

「やあ瀬笈君。」

 

魔王であるサーゼクスがやってきたからだ。

 

[飛鳥]

「うす。そうだサーゼクス、1つ頼みがあるんだがいいか。」

 

[サーゼクス]

「何だい?」

 

[飛鳥]

「搭城黒歌って奴知ってるか?」

 

[サーゼクス]

「確か彼女はSS級はぐれ悪魔だった筈だが、何かあったのかい?」

 

[飛鳥]

「さっき会って来たんだが、どうやら白だったぞ。」

 

[サーゼクス]

「……やはりそうだったか。」

 

[飛鳥]

「なんだ、気づいてたのか。」

 

[サーゼクス]

「私個人でも調べていてね、彼女の元主は色々と問題が多かったから不思議だったんだ。だが証拠が少なすぎたせいではぐれ悪魔と認定されてしまったんだ。それも上位のね。だが今回のではっきりしたよ。ありがとう瀬笈君。」

 

[飛鳥]

「気になったからやっただけだ。気にする事はない。」

 

[サーゼクス]

「私は今からはぐれ悪魔認定の解除をしてくる。無理やりにでも通してもらう。」

 

サーゼクスはそう言い残して転移して行った。

 

[飛鳥]

「業界のトップってのは大変だね〜。」

 

飛鳥はそう言い残し、この場を去っていった。




皆さんこんにちは作者です。今回はいつもよりかなり短いです。と、言うことで黒歌と白音が仲良くなりました。流石は姉妹。あとこの小説、多分もう少しで終わると思います。理由としてはこの小説はリアスアンチで生きるか死ぬかの世界なので途中で終わると思います。(殺すわけではない。)近い内に次書く小説のアンケート取ります
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