リクエストとか予定で出そうとしたキャラが出せませんでした。すみません。
転移先は、どうやら新幹線のホームだった。京都に来るときに見たので覚えていた。
[九重]
「ここは……。」
[飛鳥]
「またくらったっぽいな。」
九重はいたが、一誠達の姿が見当たらなかった。
prrrrrr prrrrrr
[飛鳥]
「もしもし。」
[一誠]
『飛鳥?一誠だ。』
[飛鳥]
「一誠か。お前今どこだ?」
[一誠]
『俺は京都御所だ。木場達や先生もいる。そっちは?』
[飛鳥]
「京都駅の新幹線ホームだ。となると、合流は二条城の方がいいな。」
[一誠]
『そうだな。他の奴にも言っておく。それじゃあ。』
[飛鳥]
「おう。」
そう言って飛鳥は電話を切る。
[飛鳥]
「九重、お前の母は必ず救うからな。絶対に離れるなよ?」
[九重]
「うむ!よきに計らえじゃ!」
すると急に雰囲気が変わり、天井から影のようなもの降りていき、一本の柱に集まる。
[???]
「待ってたぜ。」
柱の後ろから現れたのはサングラスをかけた男だった。
[飛鳥]
「誰だ?」
[???]
「まあアンタほどの男からしたら俺みたいな奴は覚える価値すらないだろうな。」
[飛鳥]
「あーハイハイそうだねー。んじゃあ……」
飛鳥は右手を出し、
[飛鳥]
「オヤスミナサイ。」
見えない魔力砲を放つ。それに気づかない男はソレをくらい気絶した。
[九重]
「飛鳥、今の魔法は?」
[飛鳥]
「見えたのか?」
[九重]
「少しだけじゃがな。あれは何なのじゃ?」
[飛鳥]
「ただの気絶魔法だ。まあ2、3日すれば目が覚めるから大丈夫だろ。それよりも早くいくぞ、少し遅れてるからな。」
[九重]
「うむ!」
飛鳥は転移魔法を使うと思いきや、あえて九重を担いで走っていった。
━━二条城━━
オオォォォォォォォンッ!!
[飛鳥]
「もう始まってたか。」
[九重]
「母上!!」
[一誠]
「遅かったな、飛鳥。」
[飛鳥]
「まあこっちもいろいろしてたんだよ。んで、こんな派手にやってるがどういうつもりだ?」
[曹操]
「都市の力と九尾の力を使い、この空間にグレードレットを呼び寄せる。本来なら複数の龍王を使ったほうが呼び寄せやすいんだが、龍王を数匹拉致するのは神仏でも難儀するレベルだ。都市と九尾の力で代用することにしたのさ。」
[飛鳥]
「ほ~ん。で、グレードレットってなんだ?」
[ヴァ―リ]
「この世で1位2位を争うほどの強さを持つ龍よ。最も、貴方が居る時点で1位はないのだけど。」
[飛鳥]
「へ~。そのグレードレットを呼び出して何するきだ?」
[曹操]
とりあえず、捕えることが出来てから考えようと思っているだけさ。いまだに生態が不明なことだらけだ。調査するだけでも大きな収穫を得ると思わないか?たとえば『龍喰者(ドラゴンイーター)』がどれくらいの影響をあの赤龍神帝に及ぼすのかどうか、とか。まぁ、どちらにしろ、ひとつの実験だ。兄弟なものを呼べるのかどうかのね。」
[飛鳥]
「はぁ……仕方ない。九重、一誠と一緒に居ろよ。」
[九重]
「わ、わかったのじゃ。」
[飛鳥]
「曹操って言ったっけ。とりあえずお前がやりたいことは分かった。だがまあ、少し調子に乗ったな。」
[飛鳥]
『出でよ。お前ら。』
腕を天に上げそう告げると、奥の方から雷が出現する。そしてそこからいくつかのシルエットが現れる。
[ドライグ]
『あの姿……』
[アルビオン]
『まさかッ?!』
『Gyaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!』
現れたのは数体のドラゴン。ドライグやアルビオンにとってはトラウマとも言えるほどの強さを持ったドラゴンたちだった。
[飛鳥]
「俺もいくか。」
突然飛鳥の背中から金と銀の羽を出す。
[飛鳥]
「見せてやるよ……誰に喧嘩を売ったのかってのをなッ!!」
刹那、飛鳥が空高くへ飛び光り出した。
『グルルルルルルルルル……。』
突如現れたのは透明なオーラを纏ったドラゴンだった。羽は金色、体は銀色だった。
[一誠]
「これが飛鳥の……」
[ヴァ―リ]
「龍としての本当の姿……。」
[飛鳥]
『サアドウスル?』
[曹操]
「まさか……これほどだったとは……。」
[飛鳥]
『オレダッテナガビカセタクハナイ。ハヤメニケリツケテヤル。』
飛鳥は体に力を入れ口を開ける。すると体が緑色に光りだし、口に魔力が集まり始める。
[飛鳥]
『Gyaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!』
ドゴォォォォォォォォォォォンッ!!
すさまじい威力の魔力砲が放たれ、曹操達目掛けて発射される。
やがて煙が晴れると、ボロボロになった曹操が現れる。
[曹操]
「かなりキツイね……いやもう無理だな。ゲオルグ、すまない……。」
[ゲオルグ]
「わ、わかっている……。」
[飛鳥]
『ウンガヨカッタナ……ツギハヨウシャシナイ。』
曹操達は神滅具『絶霧』で消えていった。
[飛鳥]
『アトハコイツダケダナ。』
飛鳥が目線をやった先には暴走した九重の母親、八坂が倒れていた。
[八坂]
「……。」
[飛鳥]
『サスガニコノママダトダメカ。』
すると飛鳥は人間体に戻る。
[飛鳥]
「お前ら供給ありがとうな。」
飛鳥は現れたドラゴンたちにそう告げる。ドラゴンたちはその言葉を聞くと頷きどこかへ飛び立っていった。
[飛鳥]
「この九尾どうすっかなぁ……すこし荒治療するか。」
[九重]
「待てなのじゃ!!」
[飛鳥]
「ん?」
[九重]
「母上は私に任せてほしいのじゃ!」
[飛鳥]
「……わかった。だが無理だとわかったらすぐにひっこめるからな。」
[九重]
「うむ。」
九重は一人で八坂の目の前に歩いていく。
[飛鳥]
「少し話せるようにするか。」
飛鳥は九重を中心にして特殊な空間を作る。そして九重は涙目になりながら八坂に寄りかかる。
[九重]
「母上……母上、聞こえますか……。」
[九重]
「どうか戻ってくだされ……もう我儘は言いません……。」
[九重]
「だから……どうか……いつもの母上に戻ってくだされ……。」
九重の願いが通じたのか、八坂は目を覚ます。
[八坂]
「九……重……っ。」
[九重]
「母上!九重は此処です!九重は良い子になります!また母上と一緒に、この都を、歩きたいのです!」
チリンッ
鈴の音が鳴ると、八坂は青い光に包まれる。やがてそれが収まると、そこに居たのは人の姿になった八坂だった。
[八坂]
「ここは……。」
[九重]
「母上!!」
[八坂]
「っ!!」
[九重]
「母上ぇぇぇぇぇぇぇ!!」
[八坂]
「お前は、いつまで経っても泣き虫じゃな……。」
泣きながら八坂に抱き着く九重。八坂もそう言っているが目には涙がたまっている。
[飛鳥]
「うん、実に良い絵面だ。」
[一誠]
「なあ飛鳥、さっきから思ってたんだが、リアス・グレモリーが居なくないか?」
[ヴァ―リ]
「確かに、転移されてから見てないわね。」
[飛鳥]
「何でだと思う?」
[一誠]
「さあ?」
[飛鳥]
「さて、そろそろ行くか。」
[一誠/ヴァ―リ]
「「何処に?」」
[飛鳥]
「赤髪の女がいる場所。」
[一誠/ヴァ―リ]
「「……は?」」
[飛鳥]
「っとその前に、あの狐に挨拶だけしとくか。」
飛鳥は八坂と九重の所へ歩いていく。
[飛鳥]
「よう姉ちゃん、具合はどうだ?」
[八坂]
「姉ちゃん?それは妾の事か?」
[飛鳥]
「おう。で、どうだ?」
[八坂]
「もう大丈夫じゃ。助かったのじゃ。」
[飛鳥]
「ならよかった。さて、俺はまた別の場所にでも行こうかな。」
[八坂]
「何処に行くのじゃ?」
[飛鳥]
「……まあアレだ。今回の暗躍者の所だ。」
[八坂]
「どういう事じゃ?あの渦の団じゃないのか?」
[飛鳥]
「あの集団に味方してるやつがいるぞ。一人だけな。」
[一誠]
「本当か?」
[飛鳥]
「ああ。ここに来るときに色々と調べて分かったからな。」
[朱乃]
「もしかして……。」
[飛鳥]
「朱乃が思ってる人物で会ってるぞ。残念ながら。」
[朱乃]
「そうですか……。」
[飛鳥]
「さ~て連中に会いに行くか。」
シュンッ‼
飛鳥はその人物がいる場所へ転移していった。
[???]
「っ!?何故あなたが!?」
[飛鳥]
「何でだろうね~?僕わかんな~い。」
[???]
「何故此処が分かったのかしら?」
[飛鳥]
「誰かさんがご丁寧に跡を残しておいたおかげだ。ありがとさん。」
[???]
「それは嫌味で言ってるのかしら?」
[飛鳥]
「どうでしょうね。ま、正直証拠残してる残してないはどうでもいい。問題は……」
[飛鳥]
「旅行中にこんなことしてくるのについてなんだよな。」
そう言うと、周りの雰囲気が変わる。
[飛鳥]
「何で襲撃したのかな?」(o^―^o)ニコ
[???]
「っ!?」
???は本能的に察知した。この男は完全にキレているという事を。
[飛鳥]
「ナ・ン・デ・カ・ナ?」
[???]
「それは……」
[飛鳥]
「大方俺とか湊良達をこっち側にしようとしたんだろ?」
[???]
「何故それを?!」
[飛鳥]
「うちには優秀な人がいてるんでな。そいつらから聞いただけだ。」
厳密にいえば、今聞いたところだが。
[???]
「それで、私をどうするつもりかしら?」
[飛鳥]
「いや、別に俺はしない。」
[???]
「何もしない?どういうつもりかしら。」
[飛鳥]
「そのままの意味だぜ。俺は何もしない。」
そう言うと、飛鳥の隣に魔方陣が出現する。そして現れたのは……
[???]
「……あまり信じたくはなかったのだがな……。」
[???]
「お兄様?!」
[???]
「リアス……君には失望したよ。前々から君の行動について気になっていた。今回の事で決心したよ。」
[飛鳥]
「サーゼクス。」
[サーゼクス]
「ありがとう飛鳥君。リアス、君には上級悪魔から下級悪魔に降格、並びにグレモリー家の次期当主の資格剥奪と眷属解散を言い渡す。」
[リアス]
「そ、そんな!?」
[サーゼクス]
「これでいいかい?」
[飛鳥]
「俺は別に構わんぞ。サーゼクスの好きにすればいい。」
[サーゼクス]
「そうか。では私はリアスを連れて行くよ。それじゃあ。」
そう言ってサーゼクスはリアスと共に転移していった。
[飛鳥]
「……なんかあんまり仕事した気がしねぇな。ま、いっか。」
そう言いながら飛鳥も足を進め、その場から立ち去っていった。
━━次の日━━
修学旅行最終日、昨日の八坂の件について知っている者たちだけで集合していた。だがその中にリアスはいなかった。
[八坂]
「アザゼル殿、赤龍帝殿、白龍皇殿、此度の事本当に助かった。礼を言う。これから、魔王レヴィアタン殿、闘戦勝仏殿と会談を行うつもりじゃ。二度と、あのような輩によってこの京都が恐怖に包まれぬよう、協力体制を敷きたいと思う。」
[アザゼル]
「あぁ頼むぜ。御大将。」
そう言いながらアザゼルと八坂は手を合わせる。
[九重]
「赤龍帝!」
[一誠]
「一誠でいいぞ。」
[九重]
「……イッセー、また京都に来てくれるか?」
[一誠]
「ああ、また来るよ。」
[九重]
「必ずじゃぞ!九重はいつだってお前を待っておる!」
[一誠]
「ああ!」
そして乗車時刻になったので、新幹線へ乗っていった。そして九重は一誠達の見送りをしていった。
[飛鳥]
「あれ、新幹線は?」
[九重]
「飛鳥?!」
[八坂]
「お主、新幹線はもう出発してしまったぞ?」
[飛鳥]
「Oh……。」
[九重]
「どうするのじゃ?」
[飛鳥]
「ん~暫く京都で遊ぶか。」
[九重
「本当か?‼なら妾が案内するぞ!!」
シュンッ
[湊良]
「遊ぶのは修学旅行が終わってからです。」ガシッ
シュンッ
[九重]
「行ってしまった……。」
[八坂]
「大丈夫じゃ。あ奴は必ず来る。」
[九重]
「うむ!]
[八坂]
(待っておるぞ神龍殿……いや飛鳥殿。)
━━時間は過ぎてとある部屋━━
[アザゼル]
「そういや飛鳥、お前新幹線乗るときどこに居たんだ?」
[飛鳥]
「ラーメン食ってた。」
[アザゼル]
「幾らお前さんが規格外だからって、学校行事で勝手な行動はすんなよな……。」
[飛鳥]
「わりぃな。そんかわり、はい。」
そう言って飛鳥は食べたラーメン屋で売ってたインスタントラーメンを渡した。
[一誠]
「教師をラーメンで買収しようとしてるところ初めて見たな。」
[木場]
「普通は無いと思うけどね……。」
[アザゼル]
「ああそうそう、サーゼクスの奴が言ってたな。『グレモリー眷属は今日で解散にする。あとは好きに生きてくれ。』だとよ。」
[朱乃]
「やっぱりそうですか……。」
[ヴァ―リ]
「私達からしたら関係のないことだけどね。」
[飛鳥]
「なあアザゼル、飯食ってきていい?」
[アザゼル]
「お前さっきも食ったばっかじゃねえか。」
[飛鳥]
「なんだか満腹にならんのよ。なんで?」
[アザゼル]
「俺に聞くなよ……あれじゃねえの?龍神化した副作用とかじゃねえのか?」
[飛鳥]
「納得。よし食ってくる。」
[一誠]
「ダメだな。あれは。」
[子猫]
「あれが世界最強……。」
[アザゼル]
「ほんと不思議なことだぜ。世界最強って言ったら、どこか諦めてたり感情がなかったりしてるのが普通だと思ってたんだがな……そういうわけではなさそうだな。」
[ヴァ―リ]
「アレが特殊過ぎるだけじゃないの?」
[全員]
「確かに。」
[飛鳥]
「誰が特殊だって?」ズルズル
[全員]
「?!」
[ヴァ―リ]
「びっくりしたわね……。」
[アザゼル]
「お前……麺食いながら来たのか……。」
[飛鳥]
「すっげぇうめんだよ。お前らも一回食ったほうがいい。下で食えるから。」
[一誠]
「下で?そんな店会ったか?」
[飛鳥]
「後で行ってみりゃ分かる。」
[アザゼル]
「そりゃ楽しみだな。それよりもお前さんら、これからもこの世界の事頼むぜ。」
[飛鳥]
「急に真面目になったな。」
[アザゼル]
「これからも今日みたいなことが起きるかもしれないからな。ここに世界中でトップに位置する連中が集まってるんだ。」
[一誠]
「俺としては平和に過ごせればそれでいいからな。」
[ヴァ―リ]
「私も同じね。」
[飛鳥]
「美味い飯を食って寝る。つまり一誠と同じ!これを邪魔する奴らはただじゃおかねぇ。」
[アザゼル]
「頼んだぜ!んじゃお前ら解散!」
こうして、京都での出来事+修学旅行は幕を閉じていった。
みなさんこんにちは作者です。今回が最終回です。少し無理やり感ありますが許してください。
リクエストの作品、そして内容があった場合活動報告の方にお願いします。(できれば)
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