バットマン世界の警察に転生したら潜入任務をやる事になりました。え、僕がまさかのジョーカー!? 作:マッキーガイア
なんか気合い入れ過ぎて3000文字超えてもうた、戦闘シーンは無理。
夜中、とある帽子屋の屋上、
カラン、、、
空いていた排気口に超音波装置を投げ込み、私はその排気口を覗いた。この帽子屋はマッドハッターのアジトである可能性が高い。東京周辺から出る異様な電波を察知して見つけ出し、奴の洗脳用デバイスからでる電波から割り出してやっと見つけ出したのだ。
前回、私は奴を甘く観て、デバイスの奇電波にまんまとハマってしまった。薄れる意識の中で脳が狂う一歩手前に奴の部下と戦うのは骨が折れるどころの話ではない。
まるでスーパーマンを10体同時に相対する様な感覚に陥ったのだ。
しかし、もう奴のデバイスの詳細をとっくにバットコンピューターに覚えさせ、マスクに脳波遮断装置を組み込んだ今の状況下ならばきっと以前よりは楽に奴を捕まえられるだろう。
プルル、プルル、
超音波装置を投げ込んで、しばらくしてから通話が入る。アルフレッドだ。
『ブルース様、その排気管は貴方様一人ならば入れる大きさの様です。』
「そうか、」
『その中は3つの分岐に分かれてます、マッドハッターの居場所は真ん中の管の先です。くれぐれも気をつけてください』
「ああ、分かっている。」
そう呟き通話を切ると、近くの柱にフックを取り付けて、ゆっくりと中に侵入していく。
中は耐久性に乏しく、人が動くには少々骨が折れる。マントがネジに引っかからない様注意しながら進まなければならない。
足元に落ちている超音波装置を取り、マスクのサーチモードをオンにする。しばらくして私の視線の先だけは昼の様に明るくなった。
「アルフレッド、最近ここ周辺で誘拐された被害者リストを送ってくれ、奴の洗脳にあっていたのだったら十中八九戦いになるだろうからな、」
『了解しました。…………送信します』
早いなと内心で呟く。バットコンピューターも日々アップグレードしているのか最近は情報収集の方法も楽にできるものだ。
この点に置いてはいつもは敵であるはずの情報化社会に感謝しなくてはならない。
「………ん、この娘。警察関係者らしいが、見慣れないな。」
私はリストにある一人の女性を指差してそう呟く。リスト内でもかなり目立つ部類なのかアルフレッドも一瞬で見つけたらしい。
『彼女は美鈴木葉と言う名で警察庁長官の補佐役の様ですね。多分見慣れないのはそのせいかと、』
「…そうなのか?」
『少なくとも警察のデータベースにはそのように書いてあります』
アルフレッドはそう言うとコーヒーを啜った。
「……警察か…」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Mad Hatter
きっと今夜、バットマンは来る。
何となく察して、それに合わせて何十人か、街の馬鹿どもを集めてきた。奴に対抗するにはそれくらいで十分だろう。
アリスはまだ目を覚さない。
愛しのアリス、懐かしのアリス、ハートの女王はまだ彼女を恨んでいる。助けなきゃ、守らなきゃ、
彼女もきっと喜んでくれる。
でも部下どもはバカばっかりだ。頭を自分から動かそうとしない。馬鹿ばっかりでどうしようもない無能ばかり、
ああ、腹立たしい。また神経インターフェースを改良する方法を研究しなくては、以前よりはマシな出来だとは思うが、まだまだ完璧に至っていない。
ああ、ああ、まだ眠るのかい?アリス…安心して、必ず守るから。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
マッドハッターの部屋の入り口付近広場の排気口に着くと私は空いた隙間から部下の人数を調べるために覗く。
全員不気味なうさぎの仮面を被ている。視界が悪いため詳しくは分からないが。人数は少なくて20人、多くて30人と大所帯。随分と集めたものだ。中には警察官であろう姿をしているものも何人かいる。武器は様々だが…少なくとも、警察以外銃は持っていない様だ。
兎に角にも、この人数でステルスは出来まい。
奴らの力量から見て、実力行使は現実的であろう、今着ているバットスーツの連結部分には液状ボディーアーマーが採用されている。繊維やセラミック系統よりも柔軟性高く本来の動きが再現可能だ。それに本来はバットモービルからの離脱用に開発したベルト式電磁イジェクト機能による瞬間的スピードアップにより一瞬で何人もの敵を叩き潰す事が可能。そのおかげで普通だったら絶望的であろう戦いにも対応できる。
このスーツは以前に起こった亜化夢精神病院ハイジャック事件での反省点を浮き彫りにした物だ。あの時着ていたスーツははっきり言って不良品だった。防御力を上げるためにスーツの稼働域を捨ててしまったのだ。首は動かせないし、足を上げるのも一苦労、殴るのだって腕にあるデバイスの故障を気にして慎重にしなくてはならない。
しかし、今回は私が経営主である企業の技術を用いて作成したスマート磁性流体という衝撃で硬化する素体を使用したおかげで耐久性が以前と引けを取らない、しかも柔軟性もあるスーツの作成が可能になった。
正直、スーツに我が社の製品を使用しているのでいつバレるのか冷や汗ものだが、基本内部アーマーに使用されているので大丈夫だろう。
すると、私は排気口のネジ部分に爆破ジェル*1を塗り、少し離れる。
パァン、
破裂音が響き渡ると同時に私は通気口を出た。
「時k!?」
「t!?」
「!」
「」
4人一気にフィアーマルチテイクダウンを下す。簡単に言えば、爆破して数秒の敵が呆気にとられた内に気づかれない様に飛びかかり、4人とも一気に倒すという戦法だ。
一瞬目を移し、奴らの人数を確認する。倒した奴含めて27人、あと23人か、
「遅刻だ、チコク……が、がが、」
奴らのうち1人が意味のわからない事を発しているが関係ない。
確認が済むと、近くにいた1人が殴りかかってきたのでそれを躱し、胸に爆破ジェルをかけて組み手から奴の首を掴み大勢いる方向へ投げ飛ばす。爆破によるダメージは期待できないが、目眩しくらいにはなるだろう。
ボンっと爆発し、全員が混乱したのを確認すると、フックショットを1人に打ち込み、体を引っ張り地面に叩きつける。残り22人
瞬間、隣にいる暴君が野球バットを持って襲ってきたので、バットを掴み取り上げてから、奴の脚にバットを挟み込み、シーソーの要領で骨を折る、21人
まだ目眩しは有効な様だ。爆発の影響で目が一時的に見えなくなった奴らをバットラング*2で一気に再起不能にする、15人
瞬間、うさぎ面をした警察官が銃を取り出す。私は瞬間的にそれを感知しディスラプター*3を警察銃に打ち込み、強制的にジャム(弾詰まり)を起こし、使用不可になった銃をフックショットで落とす。警察はあまり怪我させたくないが、仕方なく、寝技に持ち込み4人同時に首を絞め上げる、11人。
…ふと、3人程、動きのいい奴がいる事に気づいた。多分リーグオブアサシンの忍者だ。壁を蹴りながら移動し一瞬で私の真上に飛ぶと、3人同時に上から刀を振り下ろした。
愚策だ。
私は1人の忍者の足を掴むと片手で奴を振りまわす。すると残り2人は巻き込まれ、壁に吹き飛ばされる。残り8人…
そう着々と人数を減らしていくと、私に警戒したのか敵は私の動きを伺う姿勢を見せた。どうやら洗脳されている身でありながら、戦いに関する頭はまだある様だ。
「遅刻だ、チコク、ダ、、」
「ヨウコソ、チコクダ…」
「バットマン、マッテイタ、」
口々にそう呟く。
「オマエハ、ワナニハマッタ、」
「トケイ、トケイ、」
時計…
そう言えば何か違和感のある光を灯っている時計が左側にある。先程まで気にも留めていなかったが、今思うと変だ。明らかに意識がそっちへ向かない様になっていた様な…そんな感じがする。
「………っ!!??」
違和感、
頭に何かが回っている。
時計が回っている…?
世界が回って……
私も回っ……て……
マッドハッター部下のクソガキ野兎さん「ぺ〜コペコペコwwww、罠にハマるなんてダッサイペコなぁww」
今日の一言。
今回、書いてて楽しかったけど、多分読んでる側からしたら楽しくないんだろうな。