バットマン世界の警察に転生したら潜入任務をやる事になりました。え、僕がまさかのジョーカー!? 作:マッキーガイア
デッドショットの事件の次の日、僕はまたジョーカーになる事になった。フロイド・ロートンが捕まらないまま、有耶無耶な状況でまたジョーカーになるのは億劫だが、
仕方ない、今回の任務は潜入中の捜査官の脱出の手伝いだ。
なんでも今回は海外マフィアがお相手らしく、上司が力の無い僕だけでは不安との事で空を飛び口からビーム出す系の犬型ロボットを作ってもらったよ!三匹な!!
何それどこのファンネル?
最近の犬型ロボットは進んでいるんですね(白目)
僕はとりあえず、キャラバンに乗りながら台本を読む。今回は命が関わるので上司から台本を用意してもらった。台本の中身を見たけどちょっと違うけど、ダークナイトでした。
え、スーツがちょっと違うなと思ったらそう言う事?ヒースレジャーのジョーカーやれって?何それ鬼畜やん。まぁ、僕には見本とするダークナイトがあるから少しは楽だけど…
「今日のも決まってますね。顔の彫りが深いからピエロでの狂気感が増しますよ。」
そうスタッフの人が化粧しながら言う。今回は化粧のスタッフ多めだ。口が裂けている描写があるから、特殊撮影みたいな状況らしい。
「良いですか、このページのペンのマジックの時はこのペンを使うんですよ?これ、額にピッタリ張り付く上、伸縮自由ですから、潜入中の捜査官は3人。後はお願いします。」
「無駄テクノロジーですね…」
「そりゃあ、そうですよ。人の命が掛かっていますから、」
いや、別の方法あったでしょ…
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
潜入任務中捜査官side
こんな日々も今日で終わりだ。
今朝の連絡に胸を躍らせながらいつもの集会に出る。潜入任務を始めて1ヶ月、もはや心は折れかけていた。行っても行っても殺人なら強盗やらで俺は末端の構成員というだけだからその本筋には拘らせてもらえなかったけど、その手伝いをさせられ疲れ切っている。しかし、今日、俺の脱出作戦が決行されるというではないか!なんでも専門の警察官が助けに来ると言う。
期待は出来る。
そう思いながら集会に出ると、少し周りがいつもより騒がしかった。
「どうしたんだ?」
不思議に思い、隣の同僚の構成員に話しかける。
「ああ、ボスが幹部の御三方を緊急招集だとよ。なんでも最近現れた、デッドショットとか言う暗殺者がウチのシマで自由に金稼ぎしてる様だから、その元締めをしなくちゃならねぇらしい、」
「デッドショット…?」
また変なのが現れたなと思いつつ、頭を掻く。
「ああ、なんでも銃を持てば百発百中とか言う化け物らしい。
もうちょっとで此処に幹部が集まるから早く準備しようぜ。」
「ああ、わかった…」
また嫌な感じがすると思いながら、テーブルを出す手伝いや、椅子の準備を始めた。
数時間後、幹部連中が集まる予定の中央ホールは飾り付けられていた。見たイメージはまるで金持ちの道楽で行われるパーティーだった。しばらくして扉の開く音がする。
「「「「「お疲れ様です。」」」」」
幹部が全員集まった様だ。時代錯誤なヤクザの様な挨拶を交わしながら、幹部は段々と椅子に腰掛けていく。
しばらく酒を酌み交わしていると、幹部の一人がボスに噛み付いた。
「ボス、あのデッドショットとか言う奴に先日ウチの構成員をやられましてね。あのガキどうにかしてもらいたい。」
「何言ってんだお前。デッドショットがやったってのは周辺のヤクザ連中じゃねぇか、なんでお前の構成員がやられてんだよ。」
「潜入させてたんだよ、最近怪しい動きばかりしてたからな」
そう言った瞬間、ボスがブチっという音を立てて
ダンっ!!
と机を蹴りとばし幹部に銃を向ける。何やらめちゃくちゃに怒り心頭らしい。
「テメェ…不可侵条約はどうした?」
「そんなの知りませんよ。こちとらシマ守るのに必死なんです。」
「じゃあ、バレた時にテメェが全て責任とってテメェの構成員ごと死んでくれるよな?」
「それ……は…」
「できねぇ事考えるんじゃねぇよ。」
バンッ!
と幹部の足元に撃ちつける。
すると幹部は縮こまってしまった様子で失禁していた。
「……ボス、とりあえずあの餓鬼始末しなきゃ話になんないでしょう、」
「じゃあ、お前殺れるのかよ?アァ?」
「殺し屋を雇うとか…」
「なんで殺し屋を始末するって話で殺し屋を雇う話になってんだよ!」
そんな風に平行線を辿る幹部会に周りは段々と疲れを見せ始めていた。一向に終わらない話し合い、結局結論は出そうに無いと思った時だった。
「HIHIHI HIHIHI… HAHAHA…」
そんな声がしたのは
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
最近テレビでなんども放映された声、聞き覚えのある笑い声に全員が扉に目を向けた。
ガチャリと開ける音がする。
「やぁやぁ、皆さんお揃いで、」
白い顔に緑の髪、そして紫のスーツ、そこにはテレビに映っていたより少々汚らげなジョーカーが居た。
「…ジョーカー…このクソ野郎が、わざわざ殺されにきたのか」
「おっと、銃を向ける方向を考えろよ、お前が殺したい奴はなんだよ、」
「こんの…クズが!」
「お互い様」
ジョーカーはそう笑いながら、そう言うとあたりを見渡す。
するとふと、ボスがジョーカーに向けて喋りかけた。
「俺がお前を殺さない理由があるのか?」
「じゃあ、マジックを見せてやるってのはどうだ?」
そう言うとジョーカーは一人の幹部の元に近づくと鉛筆を一本、タンっテーブルに突き立てた。
「この鉛筆を消そう。」
そう言うと、次の瞬間、目の前の幹部の頭を掴みテーブルに突き立てた鉛筆に向けて
ダンっ!!
っと、突き刺した。
「…ダダ〜ン!ほら消えた」
そう言いながらジョーカーは手をひらりと広げた。
「…狂ってる。」
そう、誰かが言った。
ごめんなさいねむいでちゅ…
誤字あればよろしくお願いします…