バットマン世界の警察に転生したら潜入任務をやる事になりました。え、僕がまさかのジョーカー!? 作:マッキーガイア
訳がわからないと言うのが本音か、目の前には白い化粧で覆われていた男が一人、よく見ると口から頬にかけて大きな傷が付いている
俺の口の中には一本のペーパーナイフが入っていた、ペーパーナイフの刃面が歯茎の方向を向いている。だが少しでも奴の気に食わない事があればまず俺の口は奴の様になるだろう。
正直、言って怖い。
手袋を被った手が頬を掴んだ。
「なぁ、この顔の傷がどうして出来たか知りたいか?」
周りのマフィア達は俺の方を一瞬見るが、あまりの痛々しさに目を逸らす。
「俺の親父は酒飲みで、残忍だった。ある夜、親父はいつも以上に荒れてた。母親は、キッチンからナイフを持ってきて自分の身を守ろうとしたんだ。」
それを言うと俺の口に入れられた刃は、唇の方向に向く。
「それがいけなかった、ああ、ダメだった。俺の目の前で、親父は母親からナイフを奪い、笑いながら刺したんだ。それから俺の方に向いて、言ったんだ。”なんだそのしかめ面は”って。ナイフを持って近づいてきて、そしてまた”なんだそのしかめ面は”って言うんだ。親父は、俺の口の中にナイフを入れて、
”笑顔にしてやろう”って言って…」
すると俺の顔を見て奴は呟く。
「…なんだそのしかめ面は?」
side 潜入任務中捜査官3(最後まで取り残された上、一番怖い目を見る可哀想な人)
☆☆☆
3を回収する為にいきなりまた幹部会に突っ込んで行って、3をいきなり捕まえたのは、正直ヤケクソ感はあったけど、まぁ、意外となんとかなるモンなんやなって思う。
こんなのイカれてるで定評がある僕(ジョーカー)くらいしか出来ない作戦やで?
優秀な捜査官サマの癖に失禁して気絶しちゃうのもどうかと思うけど、成功したから良しとしよう。
だけど、キャラバンには歩いて行って欲しかったなぁ〜、引き摺るのが大変です。キャラバンに乗ったら「そいつも捜査官だったのか…」って2さんが言っていた。まさかの捜査官同士、知らなかったってな事、え、みんなぼっちで捜査しているつもりだったの?何それ怖っ、
因みに、犬くん達がいつの間にかいなくなってました。
ロボットなのに優柔不断は良く無いと思います。切実に、
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dead shot side
今まで俺に成し遂げられなかった仕事は無い。どんな奴だって殺せたし、どんなに強い奴だって殺ってこれた。
そう自分に言い聞かせ静かにスコープを覗きこむ、
今回のターゲットの顔は覚えやすくて良かった。
ジョーカー…今まで色んなやつをやって来たが、あそこまで奇抜で狙撃しやすい対象は見たことがない。
頭のおかしい奴、真っ昼間からこんな街中で顔を晒せる殺人鬼なんてなんら怖い事はない。
俺も大勢の人間を殺して来た身だ。あまり奴の事を悪くは言えない。
俺はしばらくして、トリガーに指を掛ける。位置は決まった。しばらく奴はあそこから動くまい。
俺は迷わず奴の額にトリガーを引いた。
BANG!!
と言う音と共に反動が腕に掛かる。慣れた感覚だ。
あと0.2秒もあれば奴はただの肉の塊になるだろう、せめて最後くらいは見てやろう、そう思いながら、再びスコープを除くと
瞬間、何かの違和感に気づく。ターゲットは死んでいない。それもおかしいと思うのに、隣に居た犬の距離が急に近くなった感覚がするのだ。
まるで、こっちに飛んできている様な…
「……は?」
瞬間だった、犬の口が開き青い光が輝き出す。
「…嘘だろ…」
ピカーーーー………ドガァァァァン!!!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
bat side
バットケイプと繋がっている監視カメラに謎の光が見えたと聞いたのは昼頃だった。カメラの音声から入ってくるのは爆発の様な音、
馬鹿なと思いながら、バットウィング*1の装甲板を弄った後、それに乗り込んだ。
基本的に昼頃は外へ出ないが、仕方ない。今回はステルスで向かうしか無い様だ。装甲が段々と透明になっていく。装甲表面に空の映像を流しているのだ。
しばらくして現場に着くと、カメラがあった位置のビルの屋上にはいつの間にか大きな爆発跡が付いていた。
周辺には焼け焦げた跡と瓦礫ばかりになっている。
「…どうしたと言うんだ…」
瓦礫の一つを見ると、ガラスが融けた様にドロドロになっている。何か熱で融かされた様だった。
しばらく周辺をソナーで探索すると、ふと、人の影が見えた。ビルの下に誰かが落ちたらしい。
「…生きているのか…あれで?」
ソナーから映る男の心拍計が動いている事がわかる。急いで屋上から飛び降りてマントで風を受け着地すると、やはり動いている事がわかる。
ガラガラと瓦礫を退かすと、そこには白い仮面の男がいた。
「デッドショット…!何故お前が…」
気を失っている様で、いくら話しかけても意識を取り戻さない。
「…仕方ない。バットケイプ*2の隔離庫に連れて行く。アルフレッド…準備を頼む。」
そうアルフレッドに連絡を入れると、グラップリングフック*3を取り出し、空に向けて放つ、
しばらくすると飛行中のバットウィングに張り着いた様だ、
とりあえず私達はバットケイプに向かうのだった。