新訳・機動戦士ガンダム0083~星屑の光、裁きの剣~ 作:アライズ
新訳・機動戦士ガンダム0083~星屑の光、裁きの剣~
第10話
ソロモンの悪夢
コウ:コロニーは落とさせない!
ガトー:バカめ。喰らえ!
ノイエ・ジールの放ったメガ粒子砲はデンドロビウムのIフィールドによって防がれる。
コウ:そんな物が!
ガトー:元より効くとは思っていない。こちらがやることは向こうもやるだろうからな。
コウ:なら何故撃った!?
ガトー:念のためさ。もしこれで落とせれば儲け物、落とせなくとも確認はできる。
チャンドラ:そんな巨体、狙ってくれと……
カリウス:私を忘れて貰っては困るな。
コウ:お前は何故コロニーを落とす?
ガトー:アースノイド至上主義者の台頭……これが連邦の腐敗といわず何という?
これは虐げられた者達の嘆きなのだ!
コウ:喰らえ!
ガトー:ミサイルとは考えたが。この機体の機動力、見た目で判断して貰っては困るな!
コウ:速いっ!?
ガトー:こちらもミサイルを!
コウ:甘い。フレア・ディスペンサー!
ガトー:なっ、ミサイル対策も完璧だというのか!だが!
ガトーはかくし球であった有線クローをIフィールド発生装置に突き立てる。
ガトー:その機体は複座式のはず……これでは分離しなければまともに動けまい!
コウ:でりゃーあ!
ガトー:まだ動けるというのか……まさか、複座式ではないのか!?
ガトーはクローによってオーキスのコクピットを握り潰したつもりだった。
しかしデンドロビウムは単座式であり、そもそもオーキスにコクピットは存在しなかった。
ガトーはデンドロビウムが複座式と思い込んでいた故に、偶然Iフィールド発生装置を破壊したのだった。
ガトー:これでも喰らえ!
コウ:くっ!
コウはミサイルポットを盾にすることにより、ステイメンの分離装置が破壊されるだけで済ませた。
ガトー:どうやら、私のやったことは無駄でもなかったようだな。
ガトーはデンドロビウムにビームが当たったのを見過ごさなかったが、そこでソーラシステムが発射されそうなことにもガトーは気付く。
ガトー:ここでコロニーを焼かれては終わりだ。やらせはせん、やらせはせんぞ!
コウ:待て、ガトー!
ガトー:南無三!
ガトーの特攻はコントロール艦であるコロンブス級を破壊しソーラシステムの発射を阻止するが、コロンブス級の攻撃を受けたノイエ・ジールもダメージを受けていた。
そしてガトーはコロニーの進路をジャブローへと向けさせるため、コロニーに乗り込んだ。
コウはそれを阻止するためそれを追い、そんな二人を見たニナもコロニーに乗り込む。
だが……
コウ:そ、そんな姿になってまで何で戦うんだ?
女性用の対Gスーツを着たガトーを見て、思わずコウは銃を捨ててしまった。
まだコロニーには空気があったのでガトーがヘルメットを脱いでいたのもあり、その姿はまるでボディースーツを着た少女だったのだ。
ガトー:未熟だな。相手が少女に見えると撃てないというのか?
最終回に続く