新訳・機動戦士ガンダム0083~星屑の光、裁きの剣~   作:アライズ

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友人パートです


第5話「青く輝く炎で」

新訳・機動戦士ガンダム0083~星屑の光、裁きの剣~

第5話

青く輝く炎で

 

コウ:これはすごい…モビルアーマーだ。でもこんなものどこから?

ケリィ:ジャンク屋だからな。

コウ:ビグロ系統からここまで…。

ケリィ:それより軍人のお前がどうしてここに?いや道に迷っていたのだったな。港はこの家をでて直ぐの階段上がって右に曲がり二つ目の角を左だ。

コウ:ありがとうございます。…これで接続終わりました。

ケリィ:ほう、なかなか器用だな。メカニックになれそうだ。

コウ:モビルスーツが好きですから。

ケリィ:それはどうしてだ?

コウ:それは…。

ケリィ:いや気にしないでくれ。軍人としてお前はまだ若いな。

コウ:えと、名前は。

ケリィ:ケリィだ。

コウ:ケリィさんは軍人だったのですか?

ケリィ:まぁな。この有り様ではあるが、操縦出来るように改良してある。

コウ:また、来ますね。最終調整の段階が用意されてますから。

 

ガチャ。

ケリィ:…俺だ。約束通りガトーと合流させてくれるのだな?

ピー、ピー

シーマ(通信):その機体情報に関しては貰っているけど、ダメだね。

ケリィ、あんたは単にガトーに会いたいだけだろ?

ケリィ:っ!シーマ、お前…!

シーマ:あたしらは戦争をしてるんだ。友情や義理だぁ?そんなもので泥臭いこと出来ますって奴を信用しろって言うのかい?

ケリィ:くっ。

シーマ:1つチャンスをやろう。ここにガンダム開発計画のパイロットがいる。そいつを呼び出して倒したらデラーズ参入を考えてやるよ。

ただし出来ない場合は…この港を…。

ケリィ:待て、それだけはやめてくれ…!

シーマ:まぁせいぜい頑張ることだね…。

 

プツン。

 

そして日にちは経ち

ニナ:コウ、どこへ行っていたの?1号機の調整はすんだわ。

コウ:あぁ、なんでもないんだ…。少し休みたくてね。

ニナ:バニング大尉やチャンドラ少尉に悪いと思わないの?

コウ:それは…。僕だってこうしてマニュアルを読んでいるだろう?

ニナ:別に責めてはいないわ。ただ、ね。

コウ:今からテストなんだろ?行ってくるよ。

ニナ:そうね。GP01フルバーニアン、出撃…。

 

ウィーム、ウィーム。

ニナ:MAの出現ですって??

コウ:まさか、あの機体…ケリィさん!?出ます、あの機体を止めないと!

ニナ:テストがまだ終わっていないと言うのに…。分かったわコウ。ただしロングレンジライフルは出力の都合で使えません。サーベルとマシンガンかビームライフル、シールドで戦って。

コウ:バズーカ類は難しい…。ライフル装備を急いで。

 

月面にて赤い蟹のようなMAとガンダムが対峙する。

コウ:ケリィさん、どうして…?

ケリィ:遠くに艦隊がいるだろう?俺はジオンの兵士なんだ。

コウ:ラトーラさんがいると言うのに、どうして!

ケリィ:連邦の兵士が私情を挟むな!

コウ:く!どうしてもやるつもりなのか…。なら、

ケリィ:このヴァルヴァロを止めてみろ!

コウ:その機体のことは大体は分かっているんだ。確かに僕は未熟な兵士かもしれないけど…。

ケリィ:く、あの機体…。本当にウラキなのか?しかし、プラズマリーダー!

コウ:な、そんな武装が!?でもフルバーニアンなら!

 

フルバーニアンはヴァルヴァロにライフルを構えるがクローに捕まってしまう。

コウ:うわぁ!

ケリィ:俺のやるべきことはジオンにある邪魔しないで貰おうか。

コウ:ガトーのことですか。貴方とガトーは戦友で…。

ケリィ:そうだ。俺は奴らの想いに集わなければいけない。

コウ:あの人達の想いは…星の屑は良くない!僕は貴方を止めます!

ケリィ:この状態で何が出来る!?

 

 

コウ:コアブロック解除、でやぁぁぁ!!

ケリィ:何!?

フルバーニアンは下半身を切り離しサーベルでコクピットを突く。

ケリィ:しまった!急所が分かっていたのか…!

コウ:機体を使うのはパイロットの役目だけど…。死神や悪魔になるつもりはないんですよ。ケリィさん今一度考えてください!

ケリィ:とはいえ…俺はもうダメだろう。このヴァルヴァロには脱出装置なんてものは搭載されてないのさ…。

コウ:そんなっ!僕は…。

ケリィ:(そうだな。俺の人生の中でウラキ…お前にもう少し早く会っていれば…。)なんだ、俺は相手の言葉を聞いているのか…?

ジジジ…ドカーン!!

 

コウ:ケリィさーん!!?

ニナ:コウ、フルバーニアンは!?

コウ:分離してしまったけど機体自体の損傷は多くないよ。

ニナ:良かったわ…。そのくらいならまだ修復できる。

コウ:ガトー…お前達の企みだけは止めて見せる…。

 

その後…。

ガトー:ケリィは生存していたのか。

シーマ:あぁ、五体不満足だろうけどね。処遇は任せるが、あたしはああいう奴は苦手さ。あんたが扱いな、

ガトー:もとよりそのつもりだ。しかし、連邦の眼も捨てたものではないと言うことか。果たしてどうしたものか。

シーマ:あたしは月での用事は済んでいる。アルビオンとやらともう一度戦う事になるだろうね…。

ガトー:そうか。

 

続く。

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