午前9時 壮馬の部屋のアラームが鳴った。
リーンリーン…………
「今日もいい朝だ」
部屋の中には誰も居なかった。
「陽毬は……」
机の上には手紙が置いてあった。
【お兄様の親友へ。私は外にでかけてきます。また後で模擬戦で会いましょう。
田坂 陽毬】
「ふふ。良い人だわね」
「誰だ?」
「私よ、3人目のルームメイト有栖院 凪(ありすいん なぎ)
私の友達は皆アリスって呼んでるからアリスで良いわよ」
「嗚呼。3人目の……俺の名前は安居院壮馬」
「え?あの安居院仁さんの息子さん」
「え?父をご存知で?」
「うん。昔会ったことがある」
「そうなんだ」
「ねえ。壮馬。あなた陽毬のこと好きなんでしょ」
「いや、僕が好きなのは東堂さんですよ」
「そっか、感が外れたわ」
「これから陽毬と模擬戦だからもう行くね」
「私も行くわ、模擬戦見たいもの」
こうして、会場に向かった…………
会場についたアリスと壮馬。
「おはよ。壮馬」
「おはよ。伊織」
二人は再会を果たした。
「今日、陽毬と戦うんだって?」
「嗚呼」
「壮馬なら勝てる。俺は御坂やステラさん達と応援する」
「有難う」
そして、控室に向かった壮馬。
「あなた、安居院壮馬くんっしょ」
「え?どうしてあなたがここに……」
「誰のこと?」
「あなたですよ。西京寧音(サイキョウネネ)さん」
「げっ。知っていたのか」
「で、なんでここに来たんですか?」
「君に会いに来たのよ。安居院壮馬君」
西京寧音(サイキョウネネ)常に着崩した着物を纏う飄々とした黒髪の小柄な女性だが、『夜叉姫』の異名を持つ現役のKOK選手であり、現世界ランキング3位という超一流の騎士で魔人の1人。固有霊装は鉄扇型の「紅色鳳(べにいろあげは)」で、能力は重力を操る自然干渉系能力。
「どうして、世界ランキング3位のあなたがここに?」
「くーちゃん。あ、神宮寺のことね?くーちゃんが前理事長派の教師を大量にリストラしてまったから破軍学園が人手不足になっちまったんだよ。だから私が代理で来たってこと」
「そうなんですね」
「どうよ。君のこと気に入っちゃった。夜私の部屋で特別授業してあげよっか」
「こら。貴様うちの生徒に何してる」
「あ。くーちゃんだ。この紙あげる見といてね」
「はい。」
「壮馬、そろそろ時間だぞ」
「勝ってきますよ、理事長」
「嗚呼。勝ってこい」
・・・・・・・ 午前10時 ・・・・・・・
「壮馬君。勝ってきてね」と刀華。
「嗚呼。必ず」
そして、模擬戦が始まろうとしていた。
他の生徒・・・・・
「なんだ?」
「なんか劣等生と田坂妹が戦うらしいぞ」
そして前壮馬の現れた生徒は……
「ふっBランクって言うなら田坂妹に勝ってみろよ、この劣等生が」
そして………
デバイス ゲンソウケイタイ
「それでは、これより模擬戦を始める。双方固有霊装を<幻想形態>で展開しろ。」
幻想形態(ゲンソウケイタイ)とは固有霊装の一形態で、人間に対して物理的なダメージを与えず、体力を直接削り取る。主に模擬戦で用いられる。
ヨイシグレ
「さあ、始めるわよ。宵時雨!!」
ライコウ
「出番だ。雷公」
雷公とは……東堂刀華が使用する鳴神に似ており刀の固有霊装である。
「よし………これから模擬戦を開始する。左側1年1組田坂陽毬、右側同じく1年1組安居院壮馬。
それでは………
試合開始
『『Let's Go Ahead』』
『『ハアアアアア』』
二人は走り出した、
「こいつはどうかな?雷!!」
「なっなんなのよ。こいつ」
「雷と水、雷のほうが有利」
「だからって。こいつからは抜けられないわ『『水牢弾(すいろうだん)』』」
「糞。何も見えん」
「ほらね、言ったでしょ、ここで攻撃は出来ないわ」
「目を閉じちゃって……ハハ。負けを負けを認めたのね」
観客席では………
「壮馬のやつ押されてるな」と伊織
「そうね。下手したら負けるかも・・・・」
「そ。そんなこと無い、、そうま君が負けるなんて……」
「あなたは………」
「!?」
「生徒会長の東堂刀華さん」
「あ。ごめんね、そうま君のことを言われると耳に入るの。あなたは?」
「壮馬の親友田坂伊織」
「そっか。一緒に見ても良い?」
「はい……」
そして、壮馬が攻撃しようとした。だが…………
【【【ぐさっっ!!】】】
「くっ!」
先に陽毬の攻撃があたった。
観覧してる他の生徒は………‥
「情けねえな。試合の最中に目を閉じるなんて」
「Bランクって嘘やん」
周りから色々言われる壮馬。
「おい!!さっさと負けを認めろよ」
「今すぐ出てけーー」
そう言う悪口が刀華の耳に入った……
そして怒りがマックスになった。
「刀華怒りを抑えて」と貴徳原 カナタ(とうとくばら かなた)。
「抑えられるわけ無いでしょ………」
そして………あまりにも、壮馬が言われる………だから・・・・
「なんで、俺の親友って言うだけでこんだけ壮馬が言われないといけないんだ……」
『『『黙れええええええええええ』』』と刀華と伊織。
シーンと静かになった会場。
「え?生徒会長が何故こんな劣等生なんかのことを……」と観戦してる生徒
「生徒会長……」とステラ。
「なんで、伊織君と一緒にいるでけでそうま君が劣等生扱いをされないといけないの!!伊織君はたしかにFランクで落第生かもしれない。でもこの前の模擬戦であのLevel5の御坂さんに勝っていると言う証拠が残っている。Aランクだから天才、Fランクだから落第生って勝手にランクだけで決めつけてるんじゃ無いわよ。あなた達は伊織君やそうま君の過去を知らないで。勝手に言ってんじゃないわよ。ちなみに言うと彼は安居院壮馬はBランクそして・・・・・」
『『『劣等生なんかじゃなーい。ちゃんとした騎士だ。
勿論伊織君もだから馬鹿にするのはやめろおおおお』』』
「そうま聞いて。私は昔から一緒に居るから分かっている。あなたはまだ本気じゃない。例え模擬戦だったとしても本気でやりなさいよーーーー。本気で試合は戦い時には笑って過ごすそういうあなた、そうま君が私は・・・」
『『『大好きなんだからあああああ。ずっとカッコいいあなたで居てよ。
このバカああああああ』』』
そして伊織が口を開いた。
「そうだぞ。壮馬。お前の本気をみせてやれ。俺もお前の本気を知っているからな」
そして、壮馬は……………
「有難う。二人共、俺必ず勝つよ」
「今の攻撃が効いていない。何故………」
「行くぞ、陽毬。俺の最強の技受け止めてみろ」
「望むところだーーー」
「凍土平原(とうどへいげん)」
一瞬にして、凍りついた会場。
「そして、超純水(ちょうじゅんすい)」
「超純水(ちょうじゅんすい)この技は電気を通さないようにするの。残念。負けだね」
「まだだ……俺は勝つ」
『『『雷切(らいきり)』』』
すぱーーーん。。。
どさっ。。。
「そこまで。勝者。1年1組安居院壮馬。」
観客席では………
「あの技、刀華ちゃんの」と貴徳原 カナタ
「うん。そうま君遂に私そして莉子さんの技【雷切(らいきり)】を使えるようになったんだ」
そして、「ふっ」と微笑んだ。
「そうま君。2個目の最強の技だせるようになってよかったね」
安居院壮馬最強の技1つ目(ネタバレになるため???)2つ目(雷切【らいきり】)
「流石。安居院仁さんの息子さんだ」と黒乃。
そして、控室に戻った壮馬。そこには。刀華の姿があった。
「もう。心配させないでよ」
「ごめん」
「無事勝ってよかった」
「ところでなんだけど、さっき言ってたこと……」
「あ。恥ずかしい」
「今ここで答えさせてくれ」
「え?」
「あ、やっぱり今度改めて言うよ」
「もう。ドキドキさせないでよ………このバカ」
「なんだって?」
「なんも」
こうして無事、深海の魔女(ローレライ)vs雷神(ライジン)
の対決は雷神こと安居院壮馬の勝利で終わった。
第6話 血の繋がった兄妹