~現代艦隊の転生記~外伝 海の怨鬼は何を壊す   作:零城

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感想
USNC さん
信濃 さん
ありがとうございました!!


潜入任務とスラバヤ沖海戦 終

物語が始まる前にすみません

作者が調べているとエクセターは鉄血のアドミラル・グラーフ・シュペーを倒しているらしいですが

ご都合(作者権限)で重傷だったが奇跡的に命は無事で姉のドイッチュラントに救助されて即治療されて無事ってことにしてます

 


 

3月1日 04:00

ジャワ島付近でネームレスがヒューストンを回収していたころエクセターはというと

 

ジュピター「ここにも重桜・・・」

 

エクセター「・・・まだあちらは気付いてないようね・・・このまま離れるわよ」

 

現在エクセターたちはスラバヤ沖海戦で敗北し撤退のためスンダ海峡を抜けようとしていた

しかし、前方に重桜の艦隊を発見し反転して離れていった

重桜は、第一護衛隊「第四水雷戦隊:那珂、夕立、(村雨)、(五月雨)、(春雨)」がクラガン泊地外方、第二水雷戦隊「神通、第16駆逐隊:雪風、(時津風)、(初風)、(天津風)」は泊地北東側、第四潜水戦隊旗艦・軽巡鬼怒は泊地北西側、第五戦隊部隊「那智、(羽黒)、(山風)、江風」はクラガン北方海面、主隊「足柄、妙高」、6駆小隊(雷、電)、(曙)(第7駆逐隊)は哨戒行動中だった

エクセターはスラバラ湾で応急処置を受けて航行はできるようになりヒューストンたちより遅れて出発した

月が少しずつ水平線に沈んでいく中、ジュピターとエクセターは重桜に発見されないよう進んでいった

 

ジュピター「・・・重桜・・・思いのほか手ごわい・・・」

 

エクセター「そうね・・・前まで極東だからって気にしてなかったけど列強並みの強さじゃない」

 

本国でも重桜は低品質の大砲しか作れないと侮っていたが

マレー沖海戦にて仲間のレパレスとプリンスオブウェールズが重桜の航空機によって沈められ大艦巨砲主義に幕をおろされた

 

エクセター(本国のスピットファイアでも重桜の新型戦闘機(零戦)に負けたって聞いたし・・・これもセイレーンの技術提供なのかしら?)

 

セイレーンのかでは定かではないが大した技術力を持っているのだと実感するエクセター

二人のロイヤルKAN-SENは暗い闇の中、目的地のインド洋に向かって行った

・・・しかし

 

3月1日 11:40

 

ここまで煙幕や島影などを使って目をかいくぐってきたが運もここで尽きてしまったらしい

 

ジュピター「ッ!?エクセター!前方左31,000mに敵艦!!」

 

エクセター「・・・運もここまでね」

 

前方から重桜の桜をモチーフした旗を掲げた量産型駆逐艦が迫ってきた

そして通信で

 

「そこの病院船、止まりなさい!!」

 

エクセター「え?病院船?」

 

前方から敵駆逐艦が迫ってきて停止するよう呼びかかけてくるがどうやら病院船と誤認しているようだ

 

ジュピター「・・・エクセター・・・どうする?」

 

エクセター「・・・命令を無視して逃げるのもいいけどそれだと通報されて増援が来る・・・逆に大人しく従ってもバレる・・・なら!」

 

エクセターは艤装の主砲を敵駆逐艦に向ける

そして敵が18,000mほどに近づいた瞬間

 

エクセター「主砲撃て!!」

 

ジュピター「fire!」

 

 

ドカァァァァァァァァァァ!!

 

 

「な!?退避!退避!」

 

砲撃された駆逐艦は慌てだし水平線の向こう側に消えていった

 

エクセター「撃ち方やめ!!」

 

敵が水平線の向こう側に消えていったのを確認して砲撃をやめた

 

エクセター「・・・行ったね・・・よし、多分要請されるから早くインド洋に逃げるよ!!」

 

こうしてエクセター率いるジュピターたちは最大船速で向かって行った

しかし・・・

 

足柄「見つけました!!」

 

エクセター「ッ!?」

 

運悪く近くを航行していた別動隊(足柄、雷)が急行してきて砲雷撃戦が始まってしまった

エクセターも早めに気付けたので23000mから砲撃を開始した

 

エクセター(敵は重巡洋艦一人、駆逐一人・・・こちらは重巡洋艦一人、ジュピターの駆逐艦一人、怪我して治療を受けておいる少将が乗っている量産型駆逐艦一隻・・・数的勝機はあるけどあちらは練度が高い・・・)

 

長年の経験を活かし瞬時に判断する

戦ってもいいがその場合こちらの誰かが死ぬ可能性もあるが逆にあちらのKAN-SENを減らして重桜の戦力低下もできる

だがこちらはけが人を乗せている量産型駆逐艦がいて戦闘に巻き込まれたら指揮する人がいなくなる

 

エクセター「・・・ジュピター、今から12:00ちょうどに合わせて東に逃走します。その時、煙幕を展開を頼めるかしら?」

 

ジュピター「了解」

 

現在進行形だが絶賛敵KAN-SENと砲撃中だが敵は弾着観測するため偵察機を出したが性能は悪いらしく初弾は1,000mで次弾は2,000m離れたところで弾着したので逃げるのも容易そうだ

 

ジュピター「えい」

 

砲撃戦中にエクセターが東に進路を変えた瞬間、ジュピターは足柄との間に割って入り煙幕を展開した

 

足柄「煙幕か!?」

 

足柄は視界が煙だらけになってしまいエクセターたちを見失ってしまった

 

雷「待て!」

 

随伴の雷は逃がさないと煙幕の中に突撃しエクセターと思われるシルエットに対して12,000mから砲撃したが命中はしなかった

 

エクセター「ちょっと!?普通、見えなくなったら砲撃しないのに重桜ってそんな常識ないの!?」

 

頬スレスレを雷の砲弾が通り過ぎて行って冷や汗をかくエクセター

 

ジュピター「エクセター!あれ!」

 

前を先に航行するジュピターが何かに気付きエクセターに報告する

 

エクセター「・・・しめた!ジュピター!あれに飛び込むわよ!!」

 

そこにあったのは

周りは晴れているのにそこだけ黒い雲が集まっていた

 

エクセター「あの()()()()に突撃するよ!!」

 

エクセターたちは足柄たちを振り切るため雨に打たれながらスコールに突入していった

運命の女神は味方にしなかったが天の神は味方してくれたようだ

そのスコールは特段に強力で

 

足柄「ウッ!?砲撃中止!!!」

 

普通の艦船でも雨の中砲撃できるがそれができないほどスコールは強かった

しかし・・・

 

エクセター「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・痛!?」

 

強力なスコールの中を通っていっているがエクセターは本来のスピードが出せなかった

それもそのはず

エクセターはセイロン島にてあくまで応急処置しかされておらず打ち付けてくる雨が被弾した箇所にかかり出し傷口が再び開いていく感触を感じた

痛みが増していくがここで弱音を吐き暇はない

体中から悲鳴を上げているがそれでも敵を振り切るために前に進む・・・が

 

ジュピター「エクセター!追ってきてる!!」

 

後方から多数のライトの光が見えてきた

あちらは被弾していないので最大船速で追ってきたのだ

 

エクセター「ッ!!・・・ジュピター!!あなただけでも先に!!」

 

ジュピター「嫌だ!仲間を見捨てるなんてできないもん!!」

 

そう言いエクセターの肩を持ち航行の手助けをするジュピター

 

「そうだぞエクセター・・・ロイヤル紳士として仲間を捨てるなどできんからな!!」

 

通信機から重傷だが元気に言う少将

だがそんな明るい中でも運命の女神は微笑まなかった

 

ジュピター「・・・そんな」

 

この時は味方でいてほしかったスコールは晴れ

晴れた日差しに当たってその場所にいたのは

 

那智「・・・やっぱりここに出るわよね」

 

江風「先回りして正解だったな」

 

そこには得意げに笑う那智と刀を抜く江風がいた

 

エクセター「・・・なんで」

 

江風「なに・・・プライドが高いロイヤルなら仲間と合わせるために低速で航行するはずだから先回りしていただけだ」

 

那智「それより周りを気にした方がいいじゃないかしら?」

 

エクセター「ッ!?」

 

周りを見ると前方には那智と江風、後方には追いかけてきた足柄と雷、さらにそれを覆うようにいるのは重桜の量産型

 

エクセター「()()()()!?」

 

周りを隙間なく囲まれ逃走経路が完全になくなってしまった

 

3月1日 12:24

 

那智「っていうことでここで沈みなさいな!!」

 

エクセター「砲撃戦用意!!」

 

エクセターと那智は2,500m間で砲撃戦を開始した

重巡洋艦と軽巡洋艦との砲撃戦でエクセターは那智より装甲も火力もあるが

 

 

ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

エクセター「ええい!」

 

周りを囲んだ量産型からの集中砲撃により被弾が那智より多かった

ジュピターは駆逐艦なので全力で避けるが・・・

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

少将のなっている量産型が被弾し右舷が沈み始めた

 

エクセター「少将!?」

 

乗り組員は海に飛び込むが少将は負傷しているのでエクセターが飛び込み担ぎながら出てきた

 

エクセター「少将!?大丈夫ですか!?」

 

「がはっ!?・・・これは長くないかもな」

 

巻かれた包帯から赤い染みが滲みだし肌色も悪くなり始めた

 

ジュピター「エクセター!」

 

しかしこの時その場に止まってしまった

エクセターの背後から迫ってき

 

エクセター「ごふっ!?」

 

20cm砲弾1発がエクセターの缶室(KAN-SENでいう心臓)に命中してしまった

すると心臓部に命中し動力源がなくなったので

 

エクセター「ぎ、艤装が・・・」

 

徐々に出力が低下しその場で停止してしまった

しかも当たったのが榴弾だったので

 

ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

エクセター「うっ!?」

 

艤装から火が出て火災が起きてしまった

 

ジュピター「エクセター!」

 

エクセター「・・・ジュピター、少将を抱えて逃げれますか?」

 

ジュピター「で、できるけど・・・」

 

エクセター「今から敵の包囲網をこちらに集中させるのでその間に離脱を」

 

ジュピター「そんな!?だめだよ!?」

 

自分はもう前には進めずこのままだと全滅すると予測したエクセターはジュピターに逃げるよう促すが本人は拒否する

 

エクセター「いいから!!行ってください!!」

 

砲弾の雨の中

最後だけでも活躍しようと装甲で傘にしながら言うエクセター

 

江風「させん!!」

 

しかし

敵が囮になって仲間を逃がすのを察知した江風は肉薄して刀を振りかぶる

その刀がエクセターの体を切り刻もうとしたが

 

ジュピター「だめ!!」

 

ジュピターが間に割って入り江風に砲撃するが

 

江風「ふん!!」

 

ジュピターの放った45口径12cm連装砲の砲弾が江風の胸に目掛けて飛んでいくが

江風の刀が砲弾をとらえまるでバターを切るかのようにきれいな断面を付け防がれた

 

ジュピター「・・・え?」

 

江風「ふむ・・・さすがに高雄みたいにはいかんか・・・」

 

切った刀を見てまだ修行が足りないという江風

 

エクセター「はは・・・どういう技術よ・・・」

 

江風「悪いがアズールレーンの奴らは今さっきのを見せてもセイレーンの技術だというだろ?・・・だけどな、私たち重桜は百戦錬磨してこれを身に着けたんだ」

 

睨むようにエクセターたちを見る江風

 

那智「それで・・・どうする?こいつら?」

 

江風「無難に捕虜でいいだろう」

 

エクセターたちをどうするか話している江風たち

 

エクセター(・・・どうしよう・・・今から救難信号を出しても来てくれるかわからないし・・・ところで陸上基地のみんなは避難できたかな?)

 

どうにかこの場を切り開こうとするエクセター

しかしその二陣営の上空に

 

 

バタバタバタバタバタ・・・

 

 

()()()()()()()()()()()

 

「え!?どうするの!?プリーチャー!?」

「指令!鳥になればいいんですよ!!」

「そ、そう・・それじゃ行ってきます!!」

「HAHAHAHA!!冗談ですよ!指令!まさか行くなんて・・・え?ちょっと!?指令!?しれぇー!?」

 

そのヘリから

 

ズシャァァァァァァァァァァァァァァァ!!

 

()()()()()()()()()()()

 

江風「な、なんだ!?」

 

那智「爆撃!?」

 

??「い、いててて・・・ヒーロー着地ってすごく痛い・・・」

 

エクセター「・・・あなたは」

 

そこにいたのは黒い髪に2mほどの身長に化け物のようなかぎ爪

 

ネームレス「えっと・・・間に合ったかな?」

 

例のKAN-SENだった

 


 

・・・な、なんだこいつは

 

突如、目の前で水柱が立ちそこにいたのは()()()()()()()()()()だった

・・・別に重桜では三笠様のような角が生えているKAN-SENがいるので驚きはしないが

 

那智「な、なによ・・・こいつ・・・」

 

隣にいる那智もあまりの突然に驚く

 

エクセター「・・・基地の皆さんは?」

 

ネームレス「え?ああ・・・うちの部隊が護衛でエンタープライズたちに回収してもらったよ」

 

エクセター「・・・そうですか・・・借りができましたね?Mr,ネームレス?」

 

ネームレス「別にいいけど・・・それより今は君たちの安全が先」

 

ジャワ島にいたロイヤルの基地の兵士は今朝、ネームレスも手伝ってガルム隊やストライダー隊の護衛の下、無事エンタープライズたちに回収してもらって急いでエクセターたちを探していたのだ

 

江風(ネームレス?あいつが?)

 

当初は部隊か何かだろうと思っていたがまさかKAN-SENとは・・・

しかし・・・なぜなんだ

 

江風(・・・なぜ・・・()()()()()()()()()()()()()?)

 

顔はどこか見たことあるような気がするのは置いといて顔は何ともあほらしい顔をしているが冷や汗が止まらない

隙だらけだが今切りかかろうとすると()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

握っている刀にも汗が流れていくのを感じる

そして

 

 

 

「こいつとは戦うな、今すぐ逃げろ」

 

 

 

っと体が訴えてくる

 

江風「ッ!!・・・そうか貴様がネームレスか」

 

ネームレス「・・・・・・・・・・・・(ズキッ)」

 

那智「なによ?自己紹介もできないの?」

 

ネームレス「いえ・・・()()()()()()()()()()()()・・・」

 

なぜか江風たちを見ると()()()()()()()()

しかし・・・なぜだろうか・・・なんでこんなにも・・・君たちが懐かしく・・・

 

ネームレス「()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

痛む左目を抑えながらつぶやく

 

ネームレス「・・・艤装展開」

 

昼なのに太陽より輝く左目を重桜を見つめた

 

キャァァァァァァァァァァァァァァ!!

アアアアアアアアアアアアアアア!!

 

足柄「なんだあれ・・・・」

 

背後に相棒の艦装がでてくるのを察知する

 

艤装君(・・・・・・・・・・・・・・・)

 

ネームレス「そう・・・あくまで殲滅じゃなくてエクセターたちの撤退を優先・・・そう・・・・頼めるかい?」

 

艤装君(コクリ)

 

ネームレス「・・・いくよ・・・陸・空両用自衛隊兼アメリカ軍移動式港湾設備搭載型航空棲鬼改め航空基地KAN-SENネームレス出ます!!」

 

隊長君「指令!対艦行けます!!」

 

ガルム1「こちらガルム隊!いつでも行けますよ!!」

 

ストライダー1「・・・こちらストライダー隊・・・ASM-1スタンバイ」

 

ネームレス「了解・・・重巡洋艦と軽巡洋艦に対艦発射・・・駆逐艦にはガルムの機銃で牽制」

 

「「「「了解!!」」」」

 

ネームレス「それじゃ、俺は接近戦するからよろしく」

 

「「「「はい!?」」」」

 

プシュッ

 

背中に艤装君とつなげられた黒いチューブが外れる音が聞こえ部下の静止を聞かずに突撃をしていった

 

ガルム1「あ~あ・・・指令マジで突撃していったよ」

 

ストライダー1「せめて我々を発進させてから言ってほしかったですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

江風「な!?装備もつけないで!?」

 

突如、ネームレスという謎のKAN-SENが現れ戦闘になると構えたが艤装?をその場において突撃してきた

見た目の割には速い速度で接近し巨大な爪を振りかぶってくる

 

ガキィィィィィィン!!!

 

江風「く!?重い!?」

 

なんとか受け止めたもののそのかぎ爪は固く切れなかった

それに戦艦でもないのに途轍もなく重く感じた

 

江風「ネームレス!!貴様一体何者だ!?」

 

ネームレス「え?航空基地KAN-SENですが?」

 

江風「航空基地!?」

 

鍔釣り合いの中、とんでもないことを知る江風

 

ストライダー1「ASM-1発射!!」

 

バシュゥゥゥゥゥゥ

 

ストライダー隊の乗るF-2のハードポイントから対艦ミサイルが放たれ量産型を次々に沈めていった

 

那智「対空戦闘用意!!」

 

那智も撃ち落とそうと機銃や高角砲を放つがマッハで動いている彼らには全く当たらなかった

 

江風「くそ!どけ!!」

 

ネームレス「どかない!!」

 

江風も沈められていく味方艦の援護をしようと行きたいがネームレスの巨大な爪に憚れる

切りかかろうにも刀身を見切り横から殴って剣線をずらしていくのだ

 

江風(・・・なぜだ・・・奴の艤装だけでも驚きものだが・・・どうも()()()()()()()()()()

 

何度かネームレスと切りかかって気になり聞いてみる

 

江風「おい貴様・・・なぜ()()()()()()()()()()?」

 

ネームレス「・・・・・・・・・さあね?」

 

さっきからネームレスは防戦しかせず攻撃をしないのだ

 

江風「は!まさか私が女子(おなご)だからって手を抜いているのか?」

 

ネームレス「いや・・・それはないけど・・・」

 

江風「なら・・・本気で殺しに来い!!」

 

刀を上段にあげ接近する江風にそれをまた防ごうとするネームレスだが

 

ネームレス「!?」

 

ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

振り下ろさず足で手を蹴られそこに魚雷を撃ち込まれた

 

江風「ふん・・・戦場で同じ手など引っかかるほど馬鹿ではない」

 

放たれた六本の魚雷が全弾命中し巨大な水柱が立ちあがったが

 

ネームレス「・・・びっくりしたぁ」

 

江風「・・・無傷だと」

 

そこにいたのは傷一つも負っていないネームレスだった

 

江風「しかし・・・ここまでくるともはや意味が分からん・・・アズールレーンにお前のようなセイレーン並みの技術を持っている奴がいるとは考えにくい・・・どこの陣営だ」

 

ネームレス「・・・さぁ?俺、記憶喪失らしいから覚えてない」

 

江風「・・・ふざけるな!!」

 

あまりの気の抜けた回答に激高し切りかかるが

 

プリーチャー「指令、終わったぞ!!」

 

ネームレス「OK!!・・・総員撤退!!」

 

江風「な!?」

 

ネームレスの背後にいたのは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

江風「時間稼ぎか!!」

 

ネームレス「正解です・・・それではさようなら」

 

エクセターの回収に成功したネームレスはヘリに乗り空のかなたに逃げていった

 

那智「あ!待って!!」

 

那智も気付いたのかヘリを落とそうとするが

 

 

 

ネームレスの航空機の機銃攻撃によって邪魔をされてしまった

 

那智「・・・ごめん・・・逃がした」

 

江風「いいですよ・・・ネームレス・・・次あったらその首もらい受けるぞ」




どうも最近、艦これでようやく島風を手に入れて喜びまくった零城です

すみませんね・・・東京オリンピック開会式見ていたので遅れました
え?ネームレスの戦闘シーン少なくないかって?
今回は撤退でエクセターたちの命が優先だったのでこうなりました

次回ですが他作を進めたいので後になります

イ級などの人外を・・・?

  • 擬人化で
  • そのままで

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